しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場を制覇し,南天・皆既日食・オーロラの3大願望を達成した不良老人の日記

カテゴリ:アメリカ合衆国旅行LIVE > LIVE・2015夏

前回のマウントレイニー国立公園に続いて,きょうは,オリンピック国立公園(Olympic National Park),セントへレンズ火山国定公園(Mount St. Helens National Volcanic Monument),そして,クレーターレイク国立公園(Crater Lake National Park)です。
「国立公園」と「国定公園」の訳は,「地球の歩き方」に従っただけで,日本のそれとは違います。実際は「ナショナルモニュメント」とは,自然の景観や科学的,歴史的価値が国立公園に準ずる地域のことです。
  ・・
1番目から3番目の写真がオリンピック国立公園で,上からレイククレセント,ネアー・ベイ(Neah Bay)から見たカナダ,ルビービーチです。この国立公園は,他の国立公園とは趣が違っていて,半島全体が国立公園と指定されていて,その周回道路を走るもので,そのところどころに見どころがあるのです。
シアトルからとても近く,どんなところか全く予想もつかなかったのですが,一言で言えば,千葉でした。ド田舎でした。ただし,千葉には銚子に犬吠埼がありますが,ここには,フラッタリー岬(Cape Flattery)という地名はありますが,行く方法がありません。このネアー・ベイという町がその限界でした。ツアーはありませんので,クルマを借りて行くしか方法はありません。
4番目の写真はセントへレンズ火山国定公園です。1980年に大噴火をして標高が2,550メートルになってしまったこの火山をジョンソンリッジ展望台から眺めると,それはものすごい迫力で,一日見ていても見飽きるものではなくて,まさに圧巻でした。しかし,写真ではそれは伝わりません。ぜひ,一度行って見られることをお勧めします。シアトルからツアーもあります。
そして,5番目の写真がクレーターレイク国立公園です。今から7,700年前に推定標高3,700メートルのマウントマザマが大噴火して,上部の3分の1が吹き飛び,噴火口に水がたまって直径9.6キロメートルのカルデラ湖になったものです。噴火の規模はセントへレンズの大噴火の42倍であったということです。この湖も圧巻で,展望台から眺めていて,飽きることがありません。しかし,ここもそのすばらしさは写真では伝わりませんので,一度行って見られることをお勧めしますが,ツアーもなく,とんでもなく辺鄙なところにあります。今から思えは,本当に行ってよかったと思うところです。なお,湖を作ったこの場所は,今も活火山であって,もし,今災害が起きると,大惨事が引き起こされることは必至だということです。

◇◇◇
これで, 「2015夏アメリカ旅行LIVE PART2」は終了です。
今年は,5月から8月にかけて3度アメリカ旅行をしました。旅行の様子は「2015春アメリカ旅行記」「2015夏アメリカ旅行記」として,後日詳しくお伝えする予定です。

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今回と次回は,国立公園の写真です。
旅行LIVEブログで載せた写真はサイズが小さいので,その迫力が伝わるか心配だったのですが,大きくしたからといって,その凄さが伝わるものでもなさそうです。それほど,アメリカの国立公園の雄大さは,行ってみてはじめて実感できるものです。
アメリカの国立公園は,日本のものとは根本的な考え方が全く違っています。国立公園の目的は,原生自然景観の維持と保全,国民が平等に利用できる施設の建設と運営,利用者の自然と歴史への理解を目的とするもので,公園は連邦政府の直轄地,公園内ではレンジャーが警察行為も行っています。レンジャーは銃の所持もできれば,逮捕権もあるのです。公園のゲートで入場料が必要で,公園内には,看板も民間の土産物屋もなく,トレイルを離れて歩くこと,動物や花を採ること,餌を与えること,ごみを捨てる行為は厳禁です。
そのために,訪れた人たちは,ゴミひとつない景観を満喫することができるわけです。
今日の写真は,マウントレイニー国立公園(Mount Rainier National Park)です。
面積は943平方キロメートルで,これは,大阪府の半分の広さです。カスケード山脈の最高峰,標高4,392メートルの独立峰レイニーは,先住民に「神の宿るところ」(Tahoma)とよばれ,また,日系移民の人たちからは「タコマ富士」とよばれて親しまれてきました。
シアトルからインターステイツ5を南に走っていくと,すばらしい姿を目の前に見ることができます。また,日本ではコンビニで売っているチルドカップコーヒーでも有名です。
リフレクションレイクからは,逆さ富士ならぬ,逆さレイニーを見ることができ,また,ナラダ滝は,標高差50メートルで,雪解け水が透き通ったさわやかな音を立てて,流れ落ちます。

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今日は,偶然,岩隅投手が先発した試合を見ることになった,セイフコフィールドのシアトル・マリナース対テキサス・レンジャースの試合の写真です。私は,これで,今年4試合目のメジャーリーグ観戦となりました。
今年は,カンザスシティでロイヤルスの対戦相手がヤンキースだったので,ひょっとして田中投手が見られるかな,と期待してだめで,サンフランシスコには青木選手を見ようと思って行ったのに,その数日前のデットボールで故障者リスト入りで見ることが出来なくて,それですっかりいやになり,家でもメジャーリーグのテレビ中継を見る気も失せていただけに,今回,偶然,岩隅投手の先発試合に巡り合って,これで本当にすっとしました。
しかし,その次の登板でノーヒットノーランをやってのけたのには,さらに,びっくりしました。そのゲームを見ようと思えば見えただけに悔しいというか,でも,そのくらいにしておかないと,後が怖いというか,そうして自分を慰めることにしました。

私は,以前,ニューヨークで,偶然,松井選手の引退試合を見た,という強運だけで,これからもずっと満足することにしましょう。これまで,セイフコフィールドには行ったことがあって,その時はイチロー選手と城島選手を見たから,今回このボールパークを見たからといって,全30チームのホームググランドを見るという私の夢のカウントは増えないのですが,そのこととは別に,改めてこのボールパークに行ってみて,すばらしさがよくわかりました。
これまで行ったボールパークで,シカゴのリグレーフィールドとボストンのフェンウェイパークは別格として,感じのよいボールパークは,このシアトルのセイフコフィールドとデンバーのクワーズフィールドです。
行かれるのならこの2つをお勧めします。
ともに弱小球団だからなのか,ファンサービスがとてもよいです。試合開始前に自由にスタンドを最前列まで降りていって,グランドの間近まで行けるし,運が良ければ選手にサインがもらえることもできるし,球場もきれいだし,最高です。
ただし,ここシアトルは,また,ファンが熱狂的でないことがずば抜けています。大概,どこへ行ってもそのチームのユニフォームを着たファンで一杯になるのに,そんな観客はほとんどいないし,ゲーム中もとても静かだし,それだけは,私には,かなり意外でした。
こういう姿を,イチロー選手なら「この街の人は野球をわかっていない」と表現するのでしょう。

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蒸し暑い日本に帰ってきました。
すでに書いたように,今回の旅は2本立てでした。行った先は,アメリカ合衆国の北西部,ワシントン州,オレゴン州,アイダホ州,そして,モンタナ州でした。
行った都会は,シアトル,ポートランド,ボイジー,ヘレナ,ビュート,ボーズマンなど,大自然は,マウントレレイニー国立公園,オリンピック国立公園,セントへレンズ火山国定公園,クレーターレイク国立公園などでした。
さらに,アイダホでキャンプをし,空軍の基地へ行き,シアトルでシアトル湾クルーズ,ボーイング社の工場見学,そして,メジャーりーグのシアトル・マリナーズのゲームを1試合を見ました。先発投手は岩隈投手でした。ポートランドでは,友人の家庭で夕食をご馳走になりました。

自然の雄大さは写真では伝わらず,メジャーリーグの迫力は文章では伝わらず,大都会の車の洪水の実感も実際に走らなければ伝わらないのが本当に残念ですが,いつも書いているように,アメリカは行くたびにとどまることなくどんどんと進化していて,日本との差が開いていくようで残念です。
今アメリカ旅行に現金は要らず,必要なのは,着替え以外には iPhone とクレジットカードとパスポート,運転免許証(国際運転免許証)だけなのです。
クルマを借りるのにもカウンターを通さず,借りた車の中では iPhone を使って Bluetooth で音楽を聴きながら,何時間も信号もない広い道路を70マイル,112キロメートルでドライブすると,本当に幸せを感じました。
今回から数回,写してきた写真のいくつかをさらに高精度で載せます。 
きょうは都会編。上から,モンタナ州のビュート遠景,州都ヘレナの州議会議事堂,シアトル湾から見たシアトルダウンタウン,そして,ポートランドのダウンタウンです。

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今日は帰国の日です。
いつもは早朝の国内線で乗り継ぎをするので,最終日は朝から慌ただしいのですが,今回は,ポートランドなので,出発は午後の1時過ぎ。ずいぶんと時間があります。
そこで,朝,レンタカーを予定より早く返却して,フライトのチェックインも済ませて,カバンも預けて,身軽になってから,ダウンタウンに出かけることにしました。

ポートランドは,空港から TriMet MAX という電車があって,40分でダウンタウンと結んでいるので便利です。この電車,空港からはあまり人が乗らないそうなので,動物が乗り込んでいたとか聞きましたが,実際はそうではなくて,快適な市電でした。
ダウンタウンまで行って,南から北に向かって散策しました。ポートランドのダウンタウンは規模も感じも名古屋の栄のようなところで,歩いて全て行くことができます。違いといえば,大きな川が流れていて,ヨットハーバーがあることとチャイナタウンがあることでしょうか。
屋台があったり,日本料理店があったりと,アメリカの都市ではないようなところです。すでに書きましたがマリファナが合法なので,マリファナの匂いがします。治安がよいのにホームレスが多く,また,日本の学生が短期でホームステイをしている家庭が多いので,日本人の女子学生が数人のグループで日本語を話しながら歩いているのを見かけます。彼女たちは結構なお金を使って親の期待を背負って来ているのですが,残念ながらやっていることは,横浜を観光旅行しているのと変わりません。
今日はそんなふうにして午前中を過ごして,今回の旅も,いよいよフライトを待つだけとなりました。
これを書いているのは,ポートランドの国際空港なのですが,この空港のフリー wifi はこのブログを作成するサイトが有害サイトとして遮断されてしまうのです。変なセキュリティです。私は,デルタスカイクラブのラウンジで書いているのでネットワークが違うからいいのですが。
このブログが更新されるのは,こちらの時間で明日の朝9時なので,その頃はすでに帰国,ということになります。

2週間に及ぶ休日は,本当に素晴らしいものになりました。いろんなものを見て,いろんな経験をしました。アメリカに憧れ,旅を続けて35年,やっとやりたかったことのほとんどができた,そしてできるようになったと思います。それとともに,アメリカの素晴らしさ,というより凄さが分かってきました。
残念ながら,私は日本には京都と奈良以外にはもう興味はないし,何も期待していないし,日本の方がいいなあと思うのはこちらではなかなか食べられないカレーライスと味噌煮込みが食べたいときだけなのですが,このことについては,帰国後にまたゆっくりと書きたいと思います。
私の旅は,これからも,まだまだ続きます。

明日の午後に帰国するので,1日観光できるのは,今日が最後でした。
当初は,ポートランド近郊を観光するか,コロンビア川を遡って観光しようと思っていたのですが,昨日の友人の勧めもあって,予定を変更して,今日は,オレゴン州にある唯一の国立公園クレーターレイクへ行くことにしました。
クレーターレイク国立公園はポートランドからさらにインターステイツ5を南に3時間,オレゴン州南部まで行って,そこから東へさらに2時間山の方へ行ったところにあります。
穏やかに広がる草原と木立の中を延々と走って行くだけなのですが,その向こうに広がっていたのは,なんと世界で7番目に深い湖クレーターレイクなのでした。
クレーターレイクは形は同じカルデラ湖である北海道の摩周湖そっくりなのですが,深さと面積は3倍あるのです。
湖は独特のエメラルド色をしていて、とにかく素晴らしいの一言,しかし,ここもまた,写真や文章ではその劇的な素晴らしさが伝わらないのが残念な限りです。
唯一湖まで降りられるところがあって,往復に1時間,かなりきつい坂道を降りたのですがその甲斐がありました。
湖は冷たく心地よい風が吹いていました。アメリカには国立公園法というのがあって,多くのことが制限されています。そのために,カンバンのひとつもありませんし,自動販売機はもちろんのこと,民間のおみやげ屋さんもありません。ゴミひとつなく,雄大な自然がそのまま楽しめます。
帰り道,遠くの山で山火事が見られました。この時期,アメリカは山火事だらけです。
往復に10時間,距離にして800キロとメートルいうのはかなりの強行軍でしたが,ここにもそれを超えた感動がありました。ああ,これほどの世界を知らずにいる人が本当に残念に思われます。
夕食はホテルに帰る途中のオレゴン州の州都セイラムのデニーズで,ささやかにサーロインステーキを食べました。
オレゴン州はガソリンを入れるのにセルフサービスでなかったり他の州と違うので戸惑いました。マリファナも合法だそうです。
ところで,今日,シアトルマリナーズの岩隈投手がノーヒットノーランを達成しました。現地のマリナーズの番組もこの話題一色です。

風呂桶とともに持っていると重宝するのが小さいハサミなのです。
この国のホテルにある様々な小物,例えば手拭き,シャンプー,コーヒー豆などですが,これらはアルミの袋に入っていることが多く,小さい切れ込みが入っているのですが,うまく破れないことがままあって,こうした時は絶望的になります。
今日の写真のように,コーヒー豆の左上の切り込みが端っこにあっておかしな方向に破れ,開封できなくなりました。ビニールなら歯でなんとかなりますが,それも無理なのです。
さて,ついにオレゴン州に戻ってきました。今日と明日,そして,最終日のお昼まで滞在して,ポートランドの国際空港から帰国します。
実は,この旅でオレゴン州ポートランドに来たのは,昨年の夏に,今年と同じようにポートランド経由でアイダホに行った時に,ポートランドに住む友人からポートランドに来るなら遊びに来てというFacebookの書き込みを貰って、その時に来年は行くからと約束したのが発端なのでした。
今回,ポートランドに着いてからの予定は全くの未定でした。綺麗な都会と聞いていたから,どこへ行ってもいいかな,くらいの気持ちでした。
宿泊したホテルは空港の近くで,ダウンタウンからは10キロくらいのところにあります。そこで朝10時にホテルの駐車場で友人と待ち合わせということにしました。
ちょうど10時に彼女は来ました。彼女は中国台湾からの移民で,イエローストーン国立公園を現地ツアーで観光した時に知り合いました。9年ぶりの再会でした。
そのままダウンタウンまで彼女の車で行って,ポートランドのダウンタウンを案内してもらいました。
ダウンタウンにあったアップルショップはものすごい人混みなのに,その2つ先のマイクロソフトショップはガラガラ,もうアメリカでは完全にマイクロソフトは終わったなあと思いました。これがアメリカでの実態です。
まず,スターバックでラテをご馳走になって,そのあと,ウィラメット川畔のミルエンズパークで昼食をとりました。平日なのに多くの人がノンビリと景色を眺めながら食事をしていました。そのあとで,ワシントンパークへ行って,日本庭園とローズガーデンを見ました。そして,最後にピトック邸を見学しました。
トピック邸はオレゴン州最大の発行部数を誇る「オレゴニアン」の創設者トピックが1914年に建てた大邸宅で,庭から見事なポートランドの街並みを見ることができました。
夕食をご馳走になることになって,家に招かれました。行く途中で巨大なモールに寄りました。モールで3Dプリンタの実演をしていました。20,000円くらいで実物そっくりの小さな人物像が作れます。結婚の記念など写真よりいいように思いました。この商売,日本で今始めると当たるのでは?
ポートランドはこれまでずいぶん前にフライトの待ち時間に3時間くらい滞在しただけだったのですが,今回初めてダウンタウンを案内してもらって,思った以上にものすごく素敵な,そして,思った以上に小さな都会でした。道路は日本の都会のように狭く,しかし車はサンフランシスコのように多くなく,市内の公共交通は無料で治安が良く,アメリカの都会に住むならここだと思いました。
今日もとても素晴らしい思い出がたくさんできました。

ホテルのチェックインで,以前はエクスペディアの予約番号を言ったり,予約をしたページを見せたりしていたのに,結局名前を言えばいいとわかったので,このところは名前を言うのですが,これがクセものです。なかなかリストから探し出してくれません。わかったことは,どうやらホテルのPCに表示されるファーストネームとファミリーネームが反対らしいということです。エクスペディアで予約をしていかれる方はご注意を。
さて,今日は,セントへレンズ火山国定公園です。いよいよ旅行も後半で,ポートランドに近づいてきました。
セントへレンズは1980年に大噴火を起こした火山です。ここにアクセスするルートは北西と北東,そして南の3カ所でそれぞれ別々になっていますが,南のルートは噴火跡が見られないので行っても仕方がありません。
今日は随分と時間があるので,北西と北東の両方向のルートでアクセスすることにしました。このふたつのルートはゴールは本当に近いところに到着するのですが,これを結んだ道路はなく,ものすごく大回りをする必要があります。
例えると,富士山の展望台に行くのにふたつのコースがあって,その両方に行くには,長野まで戻らなければならない,といった感じでしょうか。
はじめに,北東のルートから行きました。ゴールはウィンディリッジという展望ポイントです。ところが,ここに行くまでの道路が予想以上に大変で,狭くカーブが多く大変でした。途中何度もめげながらやっと見晴らしのよいところに出ると恐るべき景色が見えました。それは,大噴火の時に爆風で倒れた樹木が無惨な姿をさらし,その向こうに火口がえぐられた巨大な火山の成れの果てでした。
当然,展望ポイントにはほとんど人がいませんでした。しかし、すばらしいところでした。
次に,大まわりをして再びインターステイツ5まで戻って北西のルートに行きました。ここの終点はジョンストンリッジ展望台で,一番人気のところということでした。
こちらはうって変わって快適な道路が最後まで続きました。キツネにつままれたような感じでした。到着した展望台の広大な駐車場には多くのクルマが停まっていて,まさに観光地という感じでした。ビジターセンターも人が溢れていました。
展望台からは巨大なセントへレンズが間近に迫り,180度にわたって山しかないというのはまさに圧巻でした。阿蘇山の景観を1,000倍にしたような感じでした。
それでもこの展望台から火口まではさらになんと9キロもあるということで,登頂には12時間かかるそうです。
この景観はどれだけ見ていても飽きることがないほどの凄さでしたが,写真では伝わらないのが残念です。
噴火以前の姿はまさに富士山と瓜二つで,もし富士山が噴火したらこうなるのか,と思うと恐ろしくなりました。
今日は,ロングビュー(Longwiew)という比較的大きな街に泊まっています。広い公園のある美しい街で,少し散歩をしましたが、涼しく快適でした。
夜「Family Feud」という私の大好きな番組(日本でも以前「クイズ100人に聞きました」という名前でやっていました)を見ていたら,問題に「世界で一番幸せな国はどこか?」という問題がありました。文句無しの回答はアメリカ合衆国でした。そりゃあそうだわと思いました。広い家に住み,夏は涼しく爽やか,学生は宿題のない夏休みが3カ月あって,社会人は5時にきっかり仕事を終えて残業などなし,街には広い公園があって,郊外には大自然が広がり休日はキャンプに出かける,なんて日本とは真逆の世界です。
インターステイツ5沿いの街でここからオレゴン州のポートランドまでは30分ほどです。いよいよ旅も終盤です。

今日はオリンピック国立公園巡りをしました。
オリンピック国立公園とは,アメリカ大陸の一番北西にあるオリンピック半島が国立公園になっているところで,半島の中央は2,400メートル級山々が連なっていて,その外周をクルマでまわるものです。
宿泊していた場所が半島の一番北東の町で,朝7時にホテルをチェクアウトをして,まず,半島の北側を西の端まで行き,次に西海岸沿いに南に行きました。
はじめに行ったのが,ハリケーンリッジという展望台で,イッキに1,500メートルまで登ることができて,山々を見渡すことができました。朝,小雨が降るような天気だったのに,のぼりきるとそこは雲の上で快晴でした。気温は10度くらいでとても寒かったのですが,すばらしい展望台でした。
次に行ったのが,レイククレセントという湖で,そこは高い透明度で湖の底まで見渡すことができました。ここに着くころにはすっかり天気も回復していました。
最後に半島の西側の海岸へ寄りました。そこから見る太平洋の向こうが日本だということが不思議な気がしました。
ここへ行く途中に,周回道路から外れて半島の北西にとんがった岬の先に行こうとわざわざ遠回りをしたのですが,実はこの先端まではクルマで行くことができなかったのです。しかも,ここへ行くには周回道路がないので引き返す必要があるし,道路がアメリカにしては狭く曲がりくねり久し振りにブレーキを頻繁に踏んだので,ひざが痛くなりました。
私を含めて,それを目的としたであろうクルマが町でウロウロしていました。しかし,その町で昼食として食べたハンバーガーが殊の外スモーキーで美味でした。こんな美味しいハンバーガーはこれまで食べたことはありませんでした。それに,海の向こうにカナダのバンクーバー島が美しく見えました。ここのウェイトレスが,そう,岬までの道はないのよ,皆さんここでウロウロしている,といって笑っていました。
再びループ道路に戻って予定通り半島を一周しました。どこも雄大な風景でしたが言葉と写真では全く伝わらないことでしょう。
今晩の宿泊先はインターステイツ5沿いのチェホールズ(Chehalis)という町の,昨日とは打って変わった豪華な新しいホリデーインです。この町は結構大きいのですが,意外にもめぼしいレストランが1件もなく,仕方がないので,隣街のモールにあったのサブウェイでの夕食となってしまいました。
明日は,セントヘレナス火山国定公園です。
今回もまた,連日,奇跡的に天気に恵まれています。

まだまだ旅は続きます。今日からは,大自然の国立公園とお友達です。
朝,ホテルをチェックアウトして、向かうは,南東のマウントレイニー国立公園でした。シアトルから南下して,途中で進路を東に変え,冬は凍結して閉鎖される北東の入口から国立公園入って南に走り,西に進路を変えて南西のゲートから出ました。
天気予報は曇り午後から雨,早朝のシアトルもどんよりと曇っていましたが,マウントレイニーに近づくにつれて晴れ上がりました。
素晴らしい山々の遠景や美しい花々,そして,氷河と滝が迎えてくれました。
標高1,647メートルのパラダイスというところにあるビジターセンターからのトレイルが快適でした。涼しく爽やかでした。

そうそう,アメリカ大陸にはセミがいないので,ものすごく静かなのです。
リフレクションレイクからは逆さ富士ならぬ逆さレイニーが見えました。また,ナラダ滝は落差50メートルの透き通った流れ,滝壺では若い女性が2人びしょ濡れになりながら遊んでいました。
その次に向かったのが,オリンピック国立公園のあるオリンピック半島でした。ここはシアトル湾を挟んで西側にあって,シアトルからアクセスすると橋が大渋滞なので,私たちは先にマウントレイニーに行ってシアトルの南のタコマから湾に沿って陸上を北に行くことにしました。
途中でウォールマートやドラーツリーショップ(百均)に寄りながら北上しました。
また,遠くに見えた原子力発電所が不気味でした。
クルマで移動している時は曇り,時折雨が降っていましたが,オリンピック半島に着いた頃には晴れ上がり,山々の遠景が美しく浮かび上がりました。
今日宿泊しているのは,オリンピック半島の北東のセクイム(Sequim)と言う名の町の場末のモーテルなのですが,この町は素敵で,夕食は日本料理,ものすごい量の焼きそばにテリヤキでした。ダウンタウンは全く盛り上がりに欠けるお祭りの真っ盛りでした。でもステージで歌っていたカントリーは上手でした。

もう,このあたりは地の果てなので,シアトルよりも日本に近いのにも関わらず,アメリカのとんだ僻地にいるような感じです。ホテルのオーナーのおばちゃんもやる気ないし,町も新しいのか古いのか,活気があるのかないのか,理解不能な感じです。
夜,ホテルのテレビであの伝説になったサイモン&ガーンファンクルのセントラルパークコンサートをやっていました。あれを聞いてアメリカに憧れたこともあったなあと胸が熱くなりました。

明日はオリンピック国立公園を見学しながら,半島の西海岸を南下し,明後日はセントヘレンズ火山国定公園に向かいます。


シアトルは太平洋に面した美しい都会です。サンフランシスコに似ているところもあります。特に,海岸から市街地にかけてはかなりの坂を登る必要があります。しかし,デンバーやミネアポリスといった都会に比べれば,サンフランシスコのように,風紀の悪い感じのところもあります。東京の渋谷のセンター街のような感じというか。
問題は,街が海岸線に沿ってあるので,インターステイツが慢性的に渋滞していることと雨が多いことです。住むならポートランドですね。
宿泊したホテルは空港に近いので,午前4時から朝食をとることができました。シアトルもまた空港近くにホテルをとるのが良いのです。
今日は,朝はゆっくりと過ごして,午前9時に空港に友人の息子さんを迎えに行きました。シアトルタコマ空港の待ち合わせ定番はバゲジクレイム。そこでは再会を喜びあい抱き合う姿が繰り広げられるので,見ているととてもアメリカらしくて感動します。

予想通り? フライトが遅れ,入国審査ののち,着陸約1時間後,無事にピックアップできました。ボーイングの工場見学の予約した時間ギリギリになってしまったので,一度ホテルに行くこともできず,そのままボーイングに行きました。
ボーイングの工場は,私は昔行ったことがありますが,シアトルで一押しのオススメです。写真を全く写すことができないのが残念です。ボーイング747,777,787などの旅客機の組み立て過程を見ることができます。むちゃくちゃ広い工場です。
この工場はシアトルの北にあるので,ここから南下をして,シアトル観光をしながら,最後は市街の南にあるセイフコフィールドで大リーグ観戦というのが,今日のメニューでした。

インターステイツが渋滞していたので一般道を走ったらさらに動かず,やっとスペースニードルに着いたのですが,上がるには2時間待ち。これではベースボールに間に合わないのであきらめて,セイフコフィールドに行きました。私が昔来た時とはえらい違いでした。
行く途中のダウンタウンも渋滞してクルマが動けず,大変でしたが,なんとか開始2時間前に到着して,ゲームを堪能しました。
食事は,岩隈投手にちなんで「クマコンボ」というお寿司にしました。
このチームのファンは冷めていて静かなのですが,試合はマリナーズの逆転勝ちで終盤は盛り上がりました。岩隈投手に勝利がつきました。逆転後の7回を抑えた時の嬉しそうな顔が印象的でした。今でも球場の外壁にはイチロー選手の絵がありました。
さて,明日からは国立公園巡りです。

だんだん今日が何日かわからなくなってきましたが,デルタ航空のアプリが出発のお知らせをくれるので助かります。本当に iPhone 様々です。これなくして旅行できません。
いよいよ今日,ボイジーからシアトルへ移動して,第2部の開始です。
フライト時間は1時間30分程度なのですが,時差があるので,時間としては30分ほど,つまり,今日は25時間あるのです。
まず,ボイジーにあるCOSTCOに寄ってから空港に行きました。フライトはいつもの通りファーストクラスにアップグレードされて,快適な空の旅を楽しんで,シアトルに到着しました。

天気は快晴,マウントレイニーが美しく見えていました。まずレンタカーを借りて,次にホテルにチェックインをしました。私が泊まる中では上級ランクのホテルでしたがバスタブがなくシャワーでした。私はそれで十分ですが。チェックインの時に,アイダホから来たけれどクルマの洪水にめまいがしたといったらすっかり打ち解けました。予約リストになかなか私の名前が見つからず「いつもそうなんですよ。私は親を恨みます」といったら大笑いしていました。

ここで大切なお話をひとつ。
アメリカ旅行で一番役立つのは日本の風呂で使う洗面器のような風呂桶なんです。アメリカの風呂のシャワーは括り付けでこれまでどうやって洗うのかずっと不思議でした。風呂桶さえあれば,全てが解決します。皆さんも是非持って行きましょう。
その後再びクルマに乗ってダウンタウンへ行き,適当な駐車場にクルマを停めて,57番桟橋から1時間のシアトル湾クルーズを楽しみました。このようなクルーズをこれまでにもずいぶんと楽しみましたが,今回も含めて,楽しみを台無しにするほど傍若無人なのが中国人の家族連れです。アメリカでも顰蹙を買っています。特徴は,サングラスをかけてブランドバッグを持って,周りを考えないことです。特に子供が生意気です。ああ。日本人も見かけましたが,私と同じくらいのおじさんって,どうしてああも場所に似合わないダッサイかっこして態度でかいんでしょう。だから私はアメリカの都会はイマイチ好きになれないのです。

船を降りてから歩いてスターバックスの一号店に行ったのですが,小さな店舗で店の中に入りきれず,歩道にいっぱい人が並んでいました。
アメリカは,本当に,どこも都会はいろんな人種がいてすごい人混みです。
レンタカーはネットで予約をしただけですが,メールで駐車スペース番号が連絡されて,カウンタを通さなくても,駐車場にクルマがキーを挿したまま用意されていて,その上に自分の名前が表示されていたので,そのまますぐに乗って行くことができました。このようにアメリカは全てがネット社会でどんどん便利になっていることに,ここでもまたびっくりしました。お金も今日まで全てクレジットカードで全て事足りて現金は1セントも使っていません。
いつものことですが,ネットとカードで全てができる快適な社会です。すごい国になりました。それに比べて日本はやっぱり不便でダメだわ。
テレビでは,70年前に広島に原爆が落とされたというニュースを何度も放送していました。

今回の旅は2本立てです。
今年は,カンザスシティでせっかくのヤンキース戦だったのに田中投手を見損ね,サンフランシスコでは考えもしない青木選手の故障者リスト入りで見損ねと,すっかり見放されていただけに,奇跡が起きたような感じです。
今日ははじめにこちらの住宅事情について書いてみます。
アメリカは人が移動する道路と住宅がある場所は別なので,住宅地はそこに住む人たちが移動するだけなので,とても静かです。住宅は外からはわかりませんが,広い裏庭があります。
玄関先も芝に覆われていますが,それぞれの家に必ず1本木を植えるとか,芝を管理するとかいった決まりが,その地域ごとにあるのだそうです。芝も値段によって質が違うということで,当然とはいえ,住めば住んだで日常生活はどこも煩わしいことがいろいろとありそうです。
また新築よりも中古住宅を買うことも多く,よく見ると,売りに出されている物件があります。写真にある住宅は当然広い裏庭もあり,2千万円くらいです。

今日は,アイダホ滞在の最終日,考えてみれば,ステイ先のマウンテンホームの町をゆっくりみたことがないので,行ってみることにしました。
小学校や中学校,高等学校,市役所,博物館を経て,最後に行ったのがアメリカ空軍の基地でした。IDを見せて書類を作ってもらって,中をドライブしました。ホンモノの戦闘機がなんとなく停まっていたりしました。そして,基地の中のストアで夕食の買い物をしました。沖縄帰りの軍人さんも多く,日本食がいっぱい手に入ります。
書類を作ってもらうときのダラダラとした軍人の仕事ぶりや,基地の中の午後5時きっかりで完全に仕事が終わって基地全体に国歌が流れるその様子は,とってもアメリカらしく,私は大好きです。これが世界最強のUSAirBaseなんです。それに比べて,日本人はどれだけ遅くまで仕事をすれば気がすむのでしょうか。欧米並みと言うのなら日本人も少しは見習うべきです。
今日もまた普通の観光旅行ではできない貴重な体験をしました。
こうして,今回の旅の第1部は終了しました。いよいよ明日からは第2部の始まりです。

キャンプ2日目の夜,寒さも慣れ,シェラフも心地よく,暗くなれば寝て,明るくなれば起きるという,健康的な生活は,実に快適でした。睡眠時間はたっぷり8時間,とはいえ,時間を気にしていないので,本当のところ,よくわかりません。
時折雨がパラついたりしましたが,太陽の日差しで日焼けすることもなく,過ごしやすい日々でした。
朝,コーヒーを飲んでいると,巨大な野生のムースが横切って行ったのにはびっくりしました。残念ながら,あまりに突然で写真を写せませんでした。何時も来ている人でもはじめてのことだったのだそうです。ビギナーズラックでしょうか。ここでムースを見たという話は現地でも皆無なのだそうです。毎度のことですが私はツイています。
そうこう楽しむうちにキャンプも無事終了しました。
日本にはあり得ない雄大な大自然は,子供のころ行った近くの銭湯の壁に書かれていた大自然に溶け込むような不思議な風景を思い出しました。文章で書いても上手く伝わらないでしょうが,人間が自然と一体になるというのはこういうことだと実感しました。
帰りは,途中で,アイスケイブというとっても寒い洞窟へ行きました。広大な火山で出来た溶岩の下に出来た自然の広大な洞窟でした。
それにしても,アメリカは知れば知るほど奥が深く,どこへ行っても,エネルギーに溢れたすごい国です。
アメリカは日本と違って無意味な「偏差値」よりも自転車で3,000キロメートル走れたり,電気もガスもないところで獲物を仕留め生きていける若者を評価する国ですから,そりゃあ国力違いすぎます。日本の「憲法よりも偉い」そうな永田町の方々や無意味な受験勉強を教え,人を順位付けるしか能のない本当は生きる力もない自称教育者の方々も,一度,アイダホの積雪2メートルの山の中で1週間野営してエルクハンティングでもして,人が生きるということの意味を問い直してみたらいかがでしょうか?

まさかアメリカでキャンプができるなどとは思いもしなかったので,思い切ってついて行くことにしました。行った先は,ステイ先のマウンテンホームからクルマで2時間くらいの高級リゾート地サンバレーから山の中に30分ほど入ったところでした。サンバレーには,シュワルツネッカーの別荘が高台にそびえていました。
キャンプ地はそれぞれの区画になっていて1,200円くらいで場所が借りられるのですが,日本のオートキャンプ場のように人ひとというのとは違って静寂に包まれていて,キャンピングカーで楽しむ老夫婦,テントを張る家族連れなど4組ほどの滞在でした。日本のアウトドア好きにはたまらないところでしょう。
標高が2,000メートルくらいで朝晩は寒いくらいでした。
釣りをしたり川遊びをしたり,悠久の時間が流れて行きました。隣で野生のシカが覗き込んでいました。リスは餌探しに余念がありませんでした。
釣りは3匹ほどかかりました。美味しい夕食の友となりました。サイクリングあり,ジョギングあり,冬には,雪が積もったこの場所で1週間ほどこもってキャンプ生活をしてエルクハンティングをするのだそうです。
ガスも水道も電気もなく,水は持って行きますが近くのビジターセンターでも入れることができます。トイレはキャンプ場にありますが,みんなの心がけでとても綺麗です。お風呂だけは我慢ですがキャンピングカーで行けば車内にシャワーがあるそうです。
多くのアメリカ人はアメリカの至る所で思い思いにこんな夏を過ごしているのです。これこそアメリカ人のレジャーだと実感しました。

これだけ大自然があると,自然とお友達にならないと生きてはいけません。こちらでは,ヨット,川下り,釣り,ハンティングなど,どこへ行ってもそんな遊びばかりです。
実に行動的です。日本ではやりたくても場所がないのですから,私も苦手です。

せっかくの機会なので,2泊3日のキャンプとやらに参加させてもらうことにしました。聞くところによると,電気もガスも水道もWifiもないのだそうです。
遊びは釣りにハンティングにハイキングにバーベキュー。あとは悠久の時間が流れるのだそうです。
毎日のようにこんな生活をしているのだから,そりゃ,価値観は全く違います。ちまちま会議なんてしてる場合じゃないし,子供達だってわざわざ夏休みまで家の中で宿題じゃあなくてテント張って野外生活です。だから,家庭ではつまらないワークブックやってるよりもテントでの生活の仕方とかキャンプクッキングなんていう本を本物のサバイバルナイフを磨きながら読んでいます。
さて,そんなキャンプですが,果たしてどうなることでしょうか。

お昼はとても暑いのですが,朝晩は寒いくらいです。湿度が低いので快適です。
明日からキャンプに行くので,今日アイダホに戻らなくてはいけません。グレイシャー国立公園はちょっと遠いので,またの機会ということで,帰りにどこに行くか別の選択肢を考えました。
ボーズマンというところに,恐竜の博物館「ミュージーアム・ザ・ロッキーズ」があります。前から気になっていたところです。ボーズマンはビュートから1時間ちょっとなので,そこへ行ってみることにしました。
ビュートからボーズマンまで11年前に交通事故に遭った場所を通りました。そのことも含めてこのインターステイツ90にはたくさんの思い出があります。
ボーズマンの博物館は広大なモンタナ州立大学の構内にありました。思ったよりは小さかったのですが,恐竜の展示は素晴らしいものでした。あんな骨の化石がゴロゴロ取れるのですね。
その後,ウェストイエローストーンを通り,グランドテイトン国立公園の西側を通り,昨年も行ったクレイター・オブ・ザ・ムーンに行って,ステイ先の家に戻りました。1,200キロメートルほどのドライブでした。
イエローストーン国立公園もグランドテイトン国立公園もすでに行ったことがあります。ハイシーズンのこの日,ウェストイエローストーンの町はイエローストーン国立公園へ行くクルマでごった返していました。
聞くところによると,今年の夏はイエローストーン国立公園はものすごい混雑なのだそうですが,例年以上にどうしてこれほどの人が押しかけているのか,その理由がこちらでも不明なのだそうです。

明後日から2泊3日でステイしている家族の人たちとキャンプに行くことになりました。そこで,今日と明日は時間ができたので,小旅行に行くことにしました。
行き先を考えたのですが,めぼしいところへ行くのにどこもクルマで10時間ほどかかってしまうので不可能なのです。そこでモンタナ州の州都ヘレナへ行くことにしました。とても美しいところで,一度通ったことだけあってその時から気になっていたところです。そこならクルマで6時間です。
アイダホ州からモンタナ州に入ると風景が一転しました。周りに山々のシルエットがとても美しくモンタナらしいです。ただ,急にガソリンスタンドが全くなくなったのにはびっくりしました。しかも1軒だけあったところはマシーンが壊れていて、呆然としている夫婦を見かけました。なにせ,その先100キロメートル以上何もないのですから。私は余裕があったからいいけれど,それでもインターステイツ15沿いなんです。
へレナへ行く途中で寄ったのがビュートでした。
私が11年前に交通事故にあって入院したビュートに三たび来ることができるとは。ちょっと感激しました。そして,さらに1時間山の中を走って,モンタナ州の州都ヘレナに到着しました。
ノースダコタ州の州都ビスマルクのような小さな美しいところ,ただしここはゴールドラッシュで栄えたところなのでものすごい年代もののマンション(大邸宅)がたくさんありました。州議会議事堂にはエキゾチックで銅屋根のドームがありました。
州議会議事堂の隣が小さな歴史博物館でした。その入口あたりから市内観光ツアーが出発します。そこでツアーのチケットを買っていたら,係りの人が,今日の朝日本から視察団が来ていて,夏なのにネクタイしてスーツ来ておかしい人達だったと言っていました。
午後5時30分この日最終の機関車をかたどった市内観光バスに参加して約1時間,楽しいガイド付きのツアーを堪能しました。隣のいた女性が私のニコンを見て日本のカメラはクールだと褒められました。降りる時,同じツアーにいた1人の男性が、「オレは一度九州に行って日本の野球を見たことがある。そこでイチローも見たが,大きな旗振ってクレイジーな応援だったゾ」と話しかけてきました。いつもこの国で旅をしていて,日本から来たというと,日本のクレイジーさに同情されます。私も同感です。こんな国で遊んでいると日本の生活はアホみたいです。
今日はヘレナのスーパー8に宿泊。安価だけどいいホテルでした。

デルタ航空のマイページに私のフライトの行程が表示されているのですが,いつもなら「upgrade requested」と表示されているのに,今回は「upgrade eligible」となっています。この違いがわからないのです。カウンタで聞いても,デルタ航空の職員もわからない,というのがさすがアメリカの航空会社です。どうやらチケットセンターに問い合わせるしかないらしいのですが,それも面倒なのでわからないままです。
さて,昼食をとってから出国手続きを終えて乗り継ぎカウンタで再び聞いていると,そのうちに,国際線も空席があるからとコンフォートプラスにアップグレードされました。ラッキー。しかし、疑問は解決しないままでした。とにかく何でもいいからアップグレードのボタンを押してみればいいと言われましたけれど本当かなあ? その後、デルタスカイクラブのラウンジでしばしのんびり過ごして,時間になったので,搭乗しました。
わずか9時間のフライトで日本とは別世界美しいオレゴン州ポートランドに着きました。入国を済ませ,あとは国内線に乗るだけ…。ここでついにハプニングが起きました。なんと乗り換えるフライトがずっとon timeだったのに搭乗開始直前に突然キャンセルになってしまいました。慌ててカウンタに行き別のフライトに振り替えてもらって,なんとか1時間遅れだけでボイジーに到着しました。
一時はどうなることかと思いました。いろんなことが起きるものです。ボイジーの空港に迎えに来てくれているから電話を持っていてよかったと実感しました。
今年のボイジーが昨年と違うのは,天気がよく暑いということです。これが普通で昨年が異常なのだそうです。蒸し暑くないので平気ですが。ボイジーは地上を走っているとそうでもないのですが,空から見ると,砂漠地帯だと実感します。
空港まで迎えに来てもらってボイジーからクルマで30分、また再びマウンテンホームに到着しました。長い1日でした。

旅とは待つこと。
日本からアメリカに行くのに一番大変なのは飛行機に乗るまでなのです。
アメリカでは,飛行機なんて鉄道と同じようなものなのですが,日本では一般的な交通手段とはほど遠いので, よそいきなのです。だから,空港までのアクセスも,空港の設備も,国内線の機内の対応も,合理的とはいえません。
空港までのアクセスも,アメリカなら,シャトルバスとかレンタカーとか,電車があるところもときにはありますが,まあ,パターンが決まっているのです。日本は競争なので,いろいろ方法がありすぎて,これでは逆に旅慣れていない外国人が困ります。
国内線は,私は,日本よりアメリカの国内線を利用することの方が多いので,まれに日本の国内線に乗るととまどいます。
空港まで行くのも大変です。昨年は,品川から成田まで行くのに,成田エクスプレスが遅れて焦りました。今年の6月は,成田での国内線からの乗り換え時間が6時間もあって,近くの航空博物館に行こうと思ったら,接続するバスが1時間に1本しかなく,しかもターミナルが違うということで,苦労しました。成田空港のターミナル間のバスを使っての移動なんて,外国人が見たら笑いものです。 飛行機を乗り継ぐという習慣がないのです。

同じことをしたくない私は,今回は,新たな試みをすることにしました。
まず,荷物は事前に自宅から成田空港の送ってしまって,手ぶらで適当に成田空港まで行くことにしました。2,060円でした。
荷物がないので,自宅からタクシーに乗る必要もありません。帰りは,デルタゴールドなので無料で自宅まで送れます。結局,この方が便利で安いわけです。
そして,前日の夜,名古屋から深夜バスに乗りました。
東京から成田空港までは,在来線か京成かバスか調べてみると,バスが一番安そうなので,これを利用することにしましたが,これも,2社あるので,どちらかを選ばないといけません。比較したサイトがあったのですが,このサイトを作った人,別に乗ってみたわけではないのです。ただ,ふたつのサイトをコピーしただけ,いかにも,受験勉強に毒された日本人の作ったサイトでした。
というわけで,私は,実際に乗ってみることにしました。が,今回は「THEアクセス成田」というほうにしました。一番心配だったのは渋滞ですが,時間に余裕もあるので,気にしないことにしました。
というわけで,早朝6時前に東京駅に着いて,そのまま八重洲口へ行ったらバスが停まっていたのでバスに乗り込んだらすぐに出発して午前7時に空港に着いてしまいました。1,000円でした。とても便利です。もう成田エクスプレスなんて二度と乗りません。
結局,名古屋から成田まで4,000円ほどでした。早速,手慣れた自動チェックイン機で航空券を発券して,スターバックスで朝食です。出発まであと7時間。することもないので,ウィンドウショッピングをしてから,ラウンジで読書でもします。
明日はアメリカからお送りします。では,行ってきます。

今年も夏が来ました。
日本の夏は蒸し暑く,かつ,高校野球と終戦記念日が心をさらに暑くします。曇り空が多く,満足に星も見えません。しかし,私にとって,夏は旅の夏,アメリカの夏です。今年は,それにも増して,5月,6月とすでに2回太平洋を横断したので,待ちに待った夏,というよりも,あっという間に来た夏,といった感じです。
とまあ,前置きは長くなりましたが,私はきょうの午後,また,太平洋を渡ります。
先月アイダホに行ったときに,また来月くるからね,と言って一旦お別れしたその続きの旅です。
今年の日本は本当に雨が多い梅雨でした。毎年,梅雨といっても,雨の降る日は本当に少なくて,ただ蒸し暑い日が続くのですが,今年は,涼しい代わりに雨ばかりでした。おかげで,星もほとんど見られませんでした。そして,突然,猛暑になりました。
6月のアイダホは,毎日快晴,雲を見たことがない,といった日々が続いていましたが,現在はどうなのでしょう?
いつも書いているように,私は,アメリカ合衆国50州制覇を目指しています。それもあと3州となりました。今年はそのため? にカンザス州,オクラホマ州,アーカンソー州,アラバマ州など,わざわざ行かなくては行く機会のない州への旅を5月にしたので,この夏にも50州制覇はできるのですが,焦ることもありますまい。続きはまた来年の楽しみとして,この夏の旅は,もう一つの目標である国立公園巡りを楽しみます。
アメリカ国内もこれまでいろんな所へ行きましたが,真の魅力は,実は,大自然なのです。
昨年はアイダホ州から進路を南に,ユタ州の国立公園を巡りましたが,今年は進路を北に,モンタナ州,ワシントン州の国立公園に行こうと思っています。この辺りには,グレイシャー国立公園,オリンピック国立公園,ノースカスケード国立公園,マウントレニエ国立公園,セントへレンズ国立公園…,と数々の国立公園があります。さて,そのうちいくつ行くことができるでしょうか。
今回も現地からのLIVEをお楽しみに。
では,行ってきます。

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今回もサンフランシスコからのフライトが40分遅れでシアトル乗り換えが慌ただしかったのですが,搭乗直前にファーストクラスにランクアップになりました。アメリカの国内線は,ずっとファーストクラスに乗っています。
もう朝食を済ませたのに,豪華な朝食が出ました。
窓席だったので,美しい山々やシアトルの街並みが身近に見えました。
2時間少しでシアトル到着。乗り換えが40分しかなくて,ターミナルも別だし,こういう時,旅慣れていない人にはたいへんだろうなあ,と思いました。
ともかく,空港内のターミナル間を走る地下鉄に飛び乗って,成田便に無事に乗り換えて出発しました。シアトル~成田はあっという間です。
予定時刻に成田着。また,ごちゃごちゃの日本に帰国しました。ああ。
空港なのに飛行機に乗るための表示とそうでない表示が混在して複雑怪奇,世界一分かり難い成田空港。これこそが日本,そして,日本人を象徴しています・・・。
成田エクスプレスは快調に東京駅に着いたのですが,東京駅では,新幹線が車内で自殺者が出たとかで不通になっていました。ごった返す東京駅で,お得意さん相手のだれもいない新幹線の特急券だけの自動発券機がズラッと並んでいて,その横の有人キップ売リ場には長蛇の列。一見さんにはキップすら買えません。やはりこの国の「おもてなし」はどこか狂っています。
勝手知った私は,ともかく一度改札を出て,外にあるガラガラのみどりの窓口でキップを買いました。やっていることが馬鹿げていますし,これでは,初めて日本に来た外国人にはわけがわかりません。そして,再び改札を通って,係員に聞いて一番先に出発を再開するのぞみのいるホームに駆け上って,長蛇の列の中を乗り込みました。
かなりの時間停止信号が変わるのを車内で待って,なんとか出発しました。
私自身は実質ほとんど影響なかったのに,なぜか,名古屋で降りたときに2時間遅れとかで特急料金が戻ってきました。これもまたどうしたことだろう? 本当にやっていることがよくわからない国です。
ちょうど名古屋は帰宅ラッシュ。無言の車内には,軍服のような制服とどうしてそんな合理性のないカッコウが制服になっちゃったのかまるでコスプレのようなセーラー服の制服の学生,そして,葬式でもないのに何故かみんな黒づくめ・・・不似合いなスーツ姿のビジネスマン。電車の窓から外を見ると,箱庭のような家々に,どこも渋滞で走っているより止まっている方が多い車の洪水。
終身刑で強制労働をさせられているみたい。ここまでクレージーだと,むしろ,なんだかおかしい。 それにしても,帰国して,改めてアメリカとの違いを痛感するのです。
国中が街をあげてメインストリートで同性愛者擁護パレードをしていたり,シティホール前の広場でエネルギッシュに大騒ぎをしていたり,その道路を挟んだ隣の巨大なオペラハウスでは,正装をした紳士淑女が深夜までオペラを楽しんでいたり,そんな祭りは興味がないとばかりに,満員のボールパークではしゃいでいたり,巨大な空港や片側4車線も5車線もあるフリーウェイと広く青々とした芝がひろがる住宅。いつもアメリカはすごい国だと思います。
それに比べて,まるで働きアリがひしめく刑務所のような日本・・・。
私がこうして旅をするたびに,日本でやっていることが,おこちゃまのお遊びに思えるのはなんなのかなあ,といつも考えてしまうのです。みんな何かにおびえながら一生懸命やっているんですが,なぜかやっていることのピントがぼけていて,やたら複雑でよくわからない・・・。国全体がまるで「ガラ携」のよう。そして,相変わらず,国民から選ばれたという根本すら認識せず偉そうで品のない国会議員。
でも,別の世界を知らないし知ろうとしないし行かないしあるいは行けない人たちには,それでもこれが普通で正しくてまだましだと信じちゃっているから,私が言っていることすら,なかなか理解してもらえません。あああ。
私は,今回も,また,浦島太郎になってしまったようです。

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明日は帰るだけなので,実質上,今日が最終日です。
今日のイベントはジャイアンツの野球を観戦することでした。
このサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地AT&T ボールパークは,イチローがオールスターゲームでランニングホームランを打ったところです。ライト側が海に面していて,特大のホームランは海に落ちます。また,ライト側は巨大なコカコーラとグローブのモニュメントがあります。
一度行きたかったのですが,ちょうど今年は,青木選手が活躍していたので,来ることにしました。まさか,故障者リストとは・・・。
球場に来る途中で,マーケットストリートのプライドのパレードに遭遇しました。サンフランシスコはダウンタウン全体めっちゃくちゃでした。バートはギュウギュウ詰めだし,ポリスに手錠をかけられてる奴いるし,ホームレス臭いし,ハダカ同然の若者一杯いるし。一応は秩序が保たれているのが不思議な感じさえしました。
サンフランシスコ・プライドは全米最大の同性愛者のお祭りだそうです。偶然,こんな日に遭遇するなんて,ビックリです。とはいえ,これはお祭りで,日本でいうなら,東北の夏祭りや徳島の阿波踊りのようなものです。街全体がお祭りで,テレビ中継もしていました。
そんな中,やっと球場に到着しました。それにしても美しい球場でした。AT&Tパークというだけあって,どこでもフリーwifiが通じました。
今日はハローキティデイでキティちゃんが始球式。人形ももらいました。
オークランドの最悪な球場とは全てが別世界でした。
こういう世界は体験しないとわかりません。
これで今回の旅行も終わりです。慌ただしい毎日でしたが、盛りだくさんの経験をしました。
とにかく、アイダホとサンフランシスコは違いすぎました。同じ国とは思えないくらいの違いでした。そして,そのどちらも日本で伝わる姿でありません。
明日の朝,シアトル乗り換えで帰国します。
今回も盛りだくさんの素晴らしい旅になりました。

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今日と明日,35年ぶりのサンフランシスコ観光です。35年も前にこの街の観光ができた自分に驚きです。今の自分には公共交通機関を使って都会を観光する自信がありませんが,ともかく,お上りさんよろしく,市内観光をすることにしました。
まず、ダウンタウンに出て,バスとケーブルカーに使える乗り放題チケットを購入しました。
そして,はじめに行ったのが,ゴールデンゲートブリッジ。わたってみることににしました。往復2時間かかりました。
次にフィッシャーマンズワーフでクラブ(カニ)の入ったクラブサンドを食べてから,1時間のサンフランシスコ湾内クルーズに乗りました。
霧のサンフランシスコといいますが全く霧はありませんでした。
そして,きょうのイベントはオペラです。サンフランシスコオペラで「フィガロの結婚」を見ます。 行く途中のシティホールのあたりはプライド(PRIDE)というお祭りでとんでもないことになっていました。トップレスの女性はいるし,素裸の男性はいるし,わけの分からない世界でした。
一本道路を隔てたオペラハウスではそれと全く違う素敵な世界を楽しむことができました。4時間近くあったのですが,あっという間でした。
最高の思い出がたくさんできた1日でした。

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1日目の夜が辛いのです。眠れない。いつもこのとき,もう二度と来るものかと思うのです。しかし,なんとか朝になると,気分はすっかりアメリカンで,日本に帰りたくないと思うのです。
今日は,お昼までのんびりして,午後1時過ぎのフライトでボイジーからソルトレイクシティを経由して,サンフランシスコに到着しました。
ボイジーからはロスアンゼルスを経由して来ることもできますが,私は,ロサンゼルスよりきれいで広いソルトレイクシティの空港の方が好きです。
ソルトレイクシティを経由したので,機内から奇妙なソルトレイク湖を見ることができました。
サンフランシスコはかなり涼しいと聞いていたのですが,到着してみると,快適な陽気でした。しかし,日が暮れたら急に冷え込みました。気温は15度くらいでしょうか,日本の3月と同じくらいです。
ホテルは,ダウンタウンがあまりに高価だったので,空港の近辺にしましたが,空港からのシャトルバスに乗るのに戸惑いました。
ホテルからはバート(BART)という乗り物でダウンタウンに行くことになります。
ホテル到着が午後5時でそのあと特にすることもなかったので,オークランドへ大リーグを見にいくことにしました。オークランド・アスレチックスのコロシアムはおそらく大リーグで最もひどいボールパークだと思うのですが,それがどういうものかを見たいという動機と30球団制覇が目的だけでした。
球場がひどいことに輪をかけて,まわりの環境もかなりのもので,私は今から30年前の退廃したアメリカを思い出しました。観客も,まあ,それに比例しておりました。よい子は行かない方がいいです。 ダウンタウンには,皮肉なことに最も素晴らしいといわれるジャイアンツの球場があります。私は,明後日行きます。

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成田出発までの時間を潰すのが大変でしたが,飛び立ってしまえば,あとは楽勝です。
シアトルまではわずか8時間30分。機内で夕食を済ませて寝ていたら着いてしまいました。というわけで,今回もあっという間に太平洋を横断し,私は再び,アメリカに入国をしました。
「アッ」(笑)
入国審査は自動化されていて,自分でパスポートを機械に読ませて写真を写して入国審査官にスタンプを押してもらって終了です。アメリカのパスポートを持った男の子を2人連れていたので,入国の審査官に誘拐じゃないよね? と冗談を言われました。
アメリカいいなあ。
シアトルからボイジーまでの乗り換えですが,前回はポートランドからの乗り換えだったので,シアトルからははじめての経験でした。
シアトル到着は,午前10時だったので成田を出発したときが,きょうの午後5時だから,出発したときよりも早く到着するという,タイムマシンも真っ青状態でした。
シアトルは快晴。景色が素晴らしく,いつ来てもいいところです。飛行機の窓からマウントレーニアが綺麗に見えました。
乗り換えて1時間30分でボイジーに到着しました。
ここまでくると,アメリカの雄大な大地が広がります。ボイジーは,昨年来たときと同様,落ち着いたところで,私は大好きです。雲ひとつない晴天で気温は35度ですが,湿度が低いので問題ありません。
私のいない日本はまさか大雨ではないでしょうね?

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先月の旅から帰国して1か月,まだ時差ボケも治らないまま今回のわずか6日間の旅に出発しました。
まず,昨年の夏に行ったアイダホ州ボイジーに行きます。夏休みで日本に来ていた従姪の子供たちの帰国に付き添うのです(これが所用)。
その後,35年ぶりのサンフランシスコへ寄って3日間観光します。
デルタ航空はサンフランシスコはハブ空港でないので,サンフランシスコへ行くには,何度か乗り換える必要があります。
きょうは,セントレア・中部国際空港から成田国際空港までANAの国内線,乗り換えてデルタ航空でシアトル,そして,ボイジーまで。
成田便の出発時間が異様に早くて,朝7時55分。ということで,初日の朝が非常に早いので,手ぶらで空港まで行くために,はじめて空港までカバンを送りました。JAL ABCという宅配で,1,960円でした。ちなみに,自宅からセントレアまででも成田まででも料金が同じ,というのがおもしろいところです。ちなみに,デルタゴールドカードは,帰りは無料で送れます。
そんなわけで,初日は,朝4時の起床。始発の名鉄電車に乗って,6時12分にセントレア到着。
しかし,早く成田に着いても,成田では待ち時間が6時間もあったのです。そこでどこか行くところがないかと調べて見つけたのは,航空科学博物館でした。
この博物館のことは,後日,詳しく書くことにしましょう。今日は写真だけです。
そんなわけで,今回の旅行LIVEの1日目は,成田国際空港からお届けしました。それにしても成田国際空港はわかりにくい空港です。
これから太平洋を渡ります。

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今年は,3回,太平洋を渡ることになりました。
1回目は5月でしたが,その旅のことは,すでに「特別編・2015春アメリカ旅行LIVE」として,ブログに書きました。
竜巻のシーズンに竜巻の起こる中南部のアメリカへ行くという,無知なるがゆえにそんな場所へ行ってしまった旅でしたが,自他ともに認める「晴れ男」の私は,竜巻をも沈め,到着前日までの荒れた天気が一転しましたが,逆に,私のいなくなった日本には季節外れの台風が襲うという,まさに神がかり的な出来事さえ起きました。
行きも帰りもフライトが遅れ,帰りには,余分に1泊するというハプニングまでつきました。
この旅の詳しいことは,現在,いつ終わるとも知れず? 書いている「2014夏アメリカ旅行記」が終わる(8月末には終わるんです! きっと)9月頃から,新たに「2015春アメリカ旅行記」として書いていく「予定」です。

そして,いよいよ2回目です。2回目は,きょう,6月25日に出発します。
わずか6日間の旅,というより,今回は所用で出かけるので,レジャーではないのですが,せっかく行くので,帰りに3日間だけサンフランシスコに行くことにしたという,いわばおまけつきの旅です。いやいや,誤解されてもいけませんが,所用といっても自称「高等遊民」の私ですから,もちろん仕事ではありません。35年ぶりのサンフランシスコ,果たして,どんな素敵なことが待っているのでしょうか…? わくわくします。
実は,私の行く6月末の週末は,全く知らなかったのですが,現地は「San Francisco Pride Festival」というお祭りだったのです! 私は,シーズンオフだとばかり思っていたのですが,とんだ間違いでした。わざわざこのお祭りを見るために,この時期のサンフランシスコを訪れる人も多いということで,一番問題になってしまったのは,宿泊するホテル探しでした。ここで詳しく書いてもいいのですが,それはまた後日のお楽しみ,ということにいたしましょう。
いつも同じことをしていても旅のおもしろさは見つかりません。今回も,また,新たなことにチャレンジしたいと思います。
では,行ってきます。

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