2016年08月22日

BPO決定通知後のフジテレビの対応

BPO決定通知後のフジテレビの対応を報告します。

結論から言えば、反省の素振りもない姿勢に大変失望させられました。

以下、時系列に書き出した経緯となります。

***

「お詫び」と題されながら、シャチハタ捺印の上、
弁解ばかりの文書が送られてきた経緯は、下記報告の通りです。

BPO決定通知後に届いたフジテレビからの書面
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/48867747.html


***

その後、私たちは下記返書を出しました。

【6月14日付で私たちが出した返書】

前略
平成28年6月6日付の謝罪文を拝見いたしましたが、
一旦、返信させていただきます。理由は以下の通りです。
また、改めて以下のとおり、要望させて頂きますので、
ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。草々


1.謝罪文を送るときに、シャチハタによる捺印というのは
 聞いたことがありません。あまりに非礼ではないでしょうか。
 当方を小馬鹿にされているのですか。
2.謝罪文は制作担当局長名によるものですが、
 貴局の代表者名で、かつ社印ないし代表印の押捺のある謝罪文を求めます。
3.本件はバラエティ番組ではありません。情報バラエティ番組ですので、
 その点、訂正されることを求めます。
4.謝罪文は郵送するものではなく、直接持参されることで、
 より相手に気持ちが伝わるものではないでしょうか。
 貴局のしかるべき責任者及びライスの●●氏双方が直接持参されることを求めます。
 日程は調整させて頂きますので、候補日を3日ほど頂きたいと存じます。

以上の点をご検討頂いた謝罪文を送付頂きたくお願い申し上げます。
その上で、今後のことについては建設的な対応をさせて頂きたいと存じます。

***

すると6月23日付でフジテレビより下記の返書が届きました。

【掲載①】0623付フジテレビ返書1

【掲載①】0623付フジテレビ返書2

【掲載①】0623付フジテレビ返書3

条件を多数付与した上で、謝罪文だけを一方的に読み上げて、
会話もせずに退出させてもらうという不可解な申し出でしたので、
私たちは下記の通り、返答させていただきました。


【7月8日付で私たちが出した返書】

前略
6月23付回答書を受領しました。
スタンプ印ではない局長印を改めて押捺して頂けるとのこと、
及び、面談の上、謝罪文を持参して下さるとのことについては、
いずれも当方の希望に添うものであります。よろしくお願い致します。
ただ、謝罪文を一方的に読み流すだけで、その場で一切、
お話もできませんなどという場の流れをあらかじめ設定されることは、
謝罪の場としては強い違和感を感じます。
また、謝罪される側が、受ける側の出席者をあらかじめ指定し、
条件をつけるなどというのは聞いたことがありません。
残念ながら、私たちには理解困難です。
つきましては、謝罪の場で、きちんとお話ができること、
及び当方の出席者は当方で決められることを前提に
(但し、出席者名は事前に通知させて頂きます)、
謝罪に来ていただくことを了承させて頂きたいと思います。
上記の私たちの要望をご承諾頂けるか否かについてのみ、
回答頂ければ、十分かと思いますので、貴社でご判断の上、
2週間以内にご回答を頂ければ幸いです。
最後になりますが、録音の可否については、相手から事前に
指図を受ける性質のものではないと私たちは理解しております。
ただ、自由に話をし、建設的に前に進むことこそが、
私たちの真意ですので、録音を取らないこともやぶさかではありません。
また、双方の弁護士が立ち会うことについても了解いたしました。草々

***

それに対して、フジテレビからは、7月15日付で下記書面が届きました。

【掲載②】0715付フジテレビ返書1

【掲載②】0715付フジテレビ返書2

私たちの要望への回答がなく、「人権侵害なし」と繰り返すのみでしたので、
あらためて下記返書にて、要望に対する返答を確認させていただきました。

【7月27日付で私たちが出した返書】

前略
平成28年7月15日付回答書を受領しました。
残念ながら、平成28年7月8日付けの当方からの打診に対し、
正面からお答えになっていないと理解しました。
つきましては、当該打診に貴社が応じられるか否かについてだけ
2週間以内にご回答頂ければ十分ですので、再度、打診させて頂きます。
なお、貴社は、人権侵害がなかったことばかりを強調されておられますが、
BPOの決定を踏まえた本件の焦点は、放送倫理上問題があったという点にあります。
人権侵害云々を前面に押し出す論調は、
問題の核心から意図的に目を背けて誤魔化そうとするものであり、
一層、当方の不信感を招くものであることを付言させて頂きます。早々

***

それに対して、フジテレビからは、8月4日付で下記書面が届きました。

【掲載③】0804付フジテレビ返書1


***

一連の書面が語る通りですので、補足の必要もないと思いますが、
結局フジテレビとしては、真摯に謝罪するつもりはないとの対応でした。

BPO結果を真摯に受け止めてもらえず、こうした対応をされたことを、
とても残念に思っていますが、BPO側には以上経緯を報告していますので、
せめてフジテレビへの指導を徹底してもらえることを望んでいます。



i_nokai0708 at 23:48|PermalinkComments(0)取材&報道 | 情報提供

2016年08月06日

犯罪被害者援助センター(東松山市)での講演活動(2016.8.3)

8月1日に引き続き、8月3日も、
犯罪被害者援助センターで講演をしてきました。

この日は埼玉県東松山市にあるセンターにうかがい、
保護司や民生委員方々などにお話をしてきました。

2016あいの会0803講演001

話をしてきたのは、今回も小沢樹里と小沢恵生。

この日は東松山市での講演でしたので、
2012年3月に同市で起きた足場事故のことも触れました。
マンション工事現場の足場が倒れて、
何も知らずに道を歩いていた幼稚園児の命を奪った結果です。

東松山市では今年7月18日には飲酒運転によって、
対向車線の軽乗用車の女性の命を奪う事件がありました。
そんないつまでもなくならない飲酒運転の悲しみを訴えてきました。

また被害者支援では、心の支援というものばかりが先行しています。
いろいろなところで耳にし、繰り返し伝え続けてきましたが、
同じくらい生活支援、地域のサポートも必要だという話もしました。

東松山市では被害者に対する条例がないため、
被害者へのサポートにはなかなか実効性が伴わないのも事実です。
ですので条例の必要性についても伝え、
その実現のためにも、皆さんの後押しが必要だという話もしてきました。

また今回は樹里の夫、恵生の兄の克則の話にも触れました。

事件で、両親を奪われた直後から、家族を支え、
仕事にも復帰しなくてはならないなかで、
誰にも相談できず、立場を考えて泣くこともできなかった感じた。

そのなかで被害者支援をしてくれる人がいてくれたおかげで、
刑事・民事を通した長期にわたる裁判の間、
自分も家族も助けてもらったことで、とてもありがたかった。
しかし、そうしたことも両親がいればもっと楽だったはずだし、
振り返れば、今では想像ができない苦しみだったことを話してきました。

また被害者支援で忘れられがちな子供たちの心のケアについても、
学校の先生が匿名で援助センターや支援室に相談してもいいことを伝え、
そうした事実を保護司や民生委員、更生保護女性会にも広く知ってもらい、
そこから情報を広めていってもらえたらよいと感じました。

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こうした講演はこれからも続けていきたいと思ってます。



i_nokai0708 at 09:28|PermalinkComments(0)講演活動 

2016年08月03日

埼玉犯罪被害者援助センターでの講演活動(2016.8.1)

8月1日(月)、講演活動をしていきました。
小沢樹里と小沢恵生が話をさせていただきました。

2016あいの会0801講演001

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場所は埼玉犯罪被害者援助センターで、
話を聞いていただいたのは、保護司、更生保護女性会、
民生委員、社会福祉協議会の方々でした。

2016あいの会0801講演003

被害に遭った直後、そして被害に遭って何が大変か、
またどうして欲しいか、地域でできること、個人でできること、
役職があるからできること、などについて話してきました。

警察の支援室や援助センターの必要性については、
多くの人に知ってもらうことが大切で、
早い段階で被害者支援を受けられることが大切だと話しました。

また被害者の人権と加害者の人権の違いについても、
小沢が日頃から私が思うことを話してきました。

例えば亡くなった人の写真は新聞に出ますし、
殺害方法やプライベートな内容まで報道されることがありますが、
加害者の写真は確実に特定されなければ出ることはありません。

衣食住についても、加害者は逮捕されれば困ることはありません。
しかし私たち被害者は当たり前の生活さえも奪われてしまう。

被害に遭って、裁判が終わり、その後社会に復帰するにあたり、
保護司による加害者へのサポートはあっても、
被害者のサポートというものはあっても十分ではないと思います。

被害者が当たり前の生活を取り戻すことがどれだけ大変なことか、
多くの人から理解される社会になることを願うと伝えてきました。

また保護司の方には特に理解してほしいことについて、
犯罪にはまず被害者がいるのだし、被害者の気持ちを無視して、
加害者の更生はないのだということを伝えてきました。

民生委員の方に関しては、地域での関わり、学校とのパイプ役、
ゴミ出しや役員の免除など、また話を聞いて困りごとを共に解決する
人の手の優しさをもっと社会の中で反映できるようになってほしい、
という話もさせていただきました。

私たち被害者は、裁判についても無知のまま進んでしまい、
あっという間に終わるケースがありますが、長期化した場合、
元の生活に戻るということがとても大変です。
ごく普通の喜怒哀楽についても、私たちにとっては、
問題を抱えたり、大変なことであるという話もしてきました。

8月はあと数回講演を行う予定ですが、
被害者の気持ちを伝える機会は今後も大切にしていくつもりです。

2016あいの会0801講演004



i_nokai0708 at 08:20|PermalinkComments(0)講演活動