2015年08月

2015年08月19日

BPO検討会の経緯報告(フジテレビ問題)

8月18日に、BPO放送人権委員会で検討会が行われ、
私たちが申し立てたフジテレビの問題も協議されましたが、
結論が出ず、9月検討会であらためて協議となりました。

実質的な動きは、来月以降となりましたので、
取り急ぎではありますが、報告させていただきます。



i_nokai0708 at 22:41|PermalinkComments(0)取材&報道 | 情報提供

2015年08月12日

あいの会3周年記念集会のお知らせ(再告知)

私たち関東交通犯罪遺族の会(あいの会)も、
設立から3年以上が過ぎ、すでに4年目を迎えています。

ついては設立3周年を記念した講演会を行います。

気がつけば開催まで1ヶ月を残すのみとなりましたので、
あらためて再告知をさせていただきます。

今回、「途切れない支援を被害者と考える会」事務局長の
稲吉久乃様をお招きしまして、
「被害者ノートの活用方法」をテーマに講演いただく予定です。

開催の詳細は下記になります。

【日時】2015年9月12日(土)14:00~16:00

【場所】 文京区シビックセンター・スカイホール
    東京メトロ後楽園駅より徒歩1分
     都営地下鉄春日駅より徒歩1分
     JR総武線水道橋駅より徒歩9分

【その他】参加費無料です。

詳細は下記の案内をご確認ください。


★決定稿3周年


★決定稿3周年裏


また講演会後は、ご希望者間の懇親会も予定しています。
(ご参加をご希望の折は飲食代のみお願いいたします)

ご参加の際、当日思い立ってのご参加も当然いただけますが、
できましたら事前にご一報いただけますと大変助かります。
連絡先はこちらになります。

i.nokai0708●gmail.com
(※●を@にしてお送りください)



i_nokai0708 at 02:10|PermalinkComments(0)講演会 | 情報提供

2015年08月10日

杉並区保護司会での講演活動(2015.8.6)

東京都杉並区の保護司会に招かれて、
講演を行ってきました。

2015あいの会0806杉並保護司会002

講師は小沢樹里と小沢恵生の2名でした。

講演前に、ある新聞社の取材を受けました。
その記者さんとは、死亡事件に至らなくても、
交通事件というのは、その結果を考えると、
とても重いものだという話をしてきました。
この取材結果は、追って報告します。

講演の話。

2015あいの会0806杉並保護司会001

今回は保護司の方が対象の講演でしたが、
事件からずっと続くつらさに多く触れました。

被害は事件の時だけで終わるのではなく、
その後、何年も続いていくものです。
それがどれだけ大変なことかを伝えました。

2015あいの会0806杉並保護司会003

今回はとにかく質問が多いのが印象的でした。

「被害者にとって現在の支援は十分か?」

この質問にやり取りが集中しました。

結論から言えば、十分ではありません。

しかし、今回参加いただいた保護司の方々は、
支援のために保護司ができることは何か、
とにかくいまの自分たちに何ができるのか、
という問題意識を強く持っていると感じました。

杉並区には被害者条例があります。

支援はまだ十分ではないかもしれないけれども、
しかし、こうした質問に接した小沢としては、
もし事件の時、杉並区に住んでいたら、
もっと手厚い支援があっただろうと感じました。

また、ある保護司さんからの質問で、
担当していた加害者が刑務所から出所後、
被害者に手紙を書いて突き返された話がありました。

この場合どうしたらいいのだろうとの話でした。

加害者とどう向き合えるかは人によって違います。

必ず保護司を通じ、被害者の心情を確認してほしい。
保護司にはその橋渡しが可能だという話をしました。

保護司の存在や役割についての知識や理解は、
まだまだ一般的に広がっていない現実があります。

加害者の再犯をどう防ぐかの大きな要素として、
加害者が被害者の思いを知ることにあると考えます。

被害者を知ってこそ、初めて加害者の真の更生はある。
そのために保護司の果たすべき役割は大きいと考えます。

ですので、これからも保護司会での講演活動は、
可能な限り、続けていきたいと考えています。



i_nokai0708 at 00:09|PermalinkComments(0)講演活動 

2015年08月09日

さいたま家裁での講演活動(2015.8.5)

埼玉県浦和市にあるさいたま家庭裁判所で、
交通事犯を起こした少年少女たちを対象に、
講演活動をしてきました。

これは家裁で行っている更生プログラムの一つで、
物損などの事故を起こした未成年者を対象に、
本人と保護者に被害者遺族の話を聞いてもらい、
更生のための意識づけを行おうとするものです。

あいの会創設メンバーは全員引き受けていますが、
今回8月5日(水)実施のプログラムでは、
小沢樹里と恵生が話をさせていただきました。

2015あいの会0805埼玉家裁001

伝えた内容はこれまで繰り返してきたお話です。

事件当時のこと、その後も続く苦しかったこと、
悲しかったこと、ダメージを受けた生活のこと、
何件も同時に続いた裁判のこと、家族の絆のこと、
そして今の活動のこと・・・などを伝えてきました。

今回は小沢からは、特に受講者の年齢を考え、
もう二度とこうした事故で裁判所に来てはいけない、
小さな事故から大きな事故につながってしまう、
ということを加えて強調させてもらいました。


家庭裁判所の更生プログラムで講演をすると、
若い方が多いこともあって、反応はさまざまです。

ただ今回の講演で、会場を見渡して感じたことは、
涙を浮かべて聞く人がとても目立ったことです。

他者への共感は、今後の行動につながるはずです。



i_nokai0708 at 11:10|PermalinkComments(0)講演活動 

2015年08月04日

住宅建設会社のポラス様への講演活動(2015.8.3)

8月に入って最初の講演活動の報告です。

今回の講演の対象はポラス株式会社様でした。
住宅建築などに携わっている企業様です。
業種柄、運転する従業員も多いことから依頼がありました。

縁あって、当会の中村正文が講演をしてきました。

元々、ポラス様は交通遺族による講演を続けてこられ、
いままでは全国交通事故遺族の会に依頼していたのですが、
同会が解散してしまった後は、
いのちのミュージアムに依頼することになっていて、
その縁で今回の講演を引き受けることになりました。

講演場所は越谷市にあるサンシティホールでした。

2015あいの会0803ポラス001

今回の講演は、KYT(危険予知訓練)の一環として、
ポラス様が定期的に講師を招いて行っているもので、
この日に受講いただいた方は約300名ほどでした。

中村はいつも講演の最初に、家族の写真を出します。

2015あいの会0803ポラス002

こんな笑顔の家族の幸せが一瞬にして破壊されてしまう。
こんな幼い子どもが母親と引き離されてしまう。

それが交通犯罪なんですということをまず伝えています。

そして無法な加害者のために、家族がボロボロになったこと。
安全ルールさえ守っていれば、起きなかった悲劇であること。
全員がよく考えて運転すれば、こんな悲劇は起きないこと。
だからここでいる方も常によく考えて運転をしていってほしい。

そのようなメッセージを伝えさせていただきました。

このメッセージを1人でも2人でも多くの人が持ち帰って、
普段の運転時に注意するという意識につながってくれれば、
講演を続けていく意味もあるだろうと思っています。



i_nokai0708 at 01:20|PermalinkComments(0)講演活動