2015年09月
2015年09月27日
土屋哲男さんを偲ぶ会(いのちのミュージアム)2015.9.26
9月26日(土)は、あいの会有志において、
日野市のいのちのミュージアムに行ってきました。
昨夏に急逝されたミュージアムの土屋哲男さん。
その土屋さんを偲ぶ会があったためです。
私たちは、いのちのミュージアム、代表の鈴木共子さん、
そして土屋さんには、とても助けていただきました。
その感謝の気持ちを伝えるにははるかに及ばないけど、
せめて偲ぶ会が開かれるという連絡を受けて、
とにかく駆けつけたいという思いで駆けつけました。
集まった多くの人、そんな皆さんから次々に発せられる
土屋さんへの深い思いの言葉を聞くたびに、
ミュージアムにつながることのできた感謝の気持ちと、
偉大な土屋さんを失ってしまった喪失感の大きさを、
あらためて感じないわけにはいきませんでした。
土屋さんのやり残した思いの何パーセントかだけでも、
私たちがなんておこがましいことはとても言えませんが、
それでも交通犯罪遺族の集まりとして、
少しでもできることを続けていきたいと思っています。
2015年09月16日
フジテレビ問題のBPO審理入り報告
あいの会の東光宏がフジテレビから報道被害を受け、
BPO(放送倫理・番組向上機構)に申立てをした件で、
9月15日に検討会が開かれ、審理入りが決定しました。
BPOのサイトでも掲載がされましたので紹介します。
http://www.bpo.gr.jp/
http://www.bpo.gr.jp/?p=8268&meta_key=2015
念の為、申立時に出したブログ記事は下記になります。
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/45439990.html
今後の流れは、何度か双方からの書面提出を経た後、
ヒアリングに臨み、審理を尽くしてもらうことになります。
まだまだ長い道のりになります。
私たちがフジテレビに求めていることは極めてシンプルです。
自らの過ちを反省し、謝罪訂正報道を行ってもらうこと。
今回の結果を、マスコミ二次被害の発生防止に繋げてほしい。
私たちは、そのことを強く願っています。
2015年09月15日
朝日新聞の取材記事「輪禍の現実⑥支え」(2015.9.12)
あいの会3周年を行った9月12日付の朝刊に、
小沢家が取材を受けた記事が掲載されました。
「輪禍の現実」というシリーズ記事の6回目に、
「支え」とのタイトルで書いていただきました。
小沢家の遭った熊谷市飲酒死傷事件を振り返り、
生活が壊れるなかで痛感した生活支援の必要性、
そして、同じ思いの仲間とのあいの会の立ち上げ、
縁あって関わることになった被害者ノートの制作、
生活支援のための全自治体の窓口の必要性、
などについて伝えた話を書いていただきました。
心の支援だけでなく、生活支援もどれだけ大切か、
事件事故の遭って、生活がボロボロにならないと、
なかなか理解もされないことだったりします。
ですので、こうした記事を通じて、理解が拡がり、
全国の自治体での窓口設置も動きも拡がることに、
少しでもつながってほしいと考えています。
2015年09月14日
あいの会3周年記念集会の報告(2015.9.12)
9月12日(土)、晴天に恵まれた週末午後でしたが、
東京ドーム隣の文京シビックセンターのホールにて、
私達、あいの会の設立3周年記念集会を開催しました。
今回も去年を上回る94名もの方々にご来場いただき、
あらためて支援の輪の広がりを実感しています。
ご来場いただいた方々、ご支援いただいた方々、
応援の声を届けていただいた方々に深く感謝します。
本当にありがとうございます。
まず開会挨拶に続いて、以下のご来賓の方々に、
心のこもった挨拶の言葉をいただきました。
板橋区区長の坂本健様
東京保護観察所所長の荒木龍彦様
参議院議員の真山勇一様
参議院議員の矢倉克夫様の代理として秘書の中居俊夫様
また寄せられた祝辞もいくつかありましたので、
読み上げさせていただきました。
思いのこもった祝辞が多く、
それだけで嬉しい気持ちになりました。
そして今回は、記念講演として、
「途切れない支援を被害者と考える会」事務局長の稲吉久乃様に、
「被害者ノートの活用方法」の題名でお話いただきました。
被害の実態、支援の現状とあり方、ノート創出までの歩み、
実際にノートを使うにあたっての工夫やアドバイスなど、
多くの示唆に富んだお話に、被害者および遺族の方も、
支援者の方も、保護司や行政関係者の方々にも、
大変有益な内容になったのではないかと考えています。
お話いただいた内容を並べるとあまりに多岐にわたり、
ここでは書ききれないものとなってしまいますが、
一つだけ取り上げると、手渡しの大切さの話がありました。
「ウェブ上からダウンロードしてください」
この方法のほうが手早く広まるかもしれないけれども、
それは決してしない。手渡しにこだわるという話でした。
最後に、代表の小沢より活動報告と閉会挨拶を行いました。
活動報告では、昨秋に2回参加した内閣府ヒアリングや、
保護観察制度についての法務省陳情を振り返ってなど、
この1年間の主だった動きについての報告をしました。
そして、あいの会の設立から3年間の歩みを、
スライドショーにまとめて流させていただきました。
そして最後の挨拶では、関係いただいた方への感謝と共に、
被害者ノートへの思い、被害者と支援者の架け橋になる思い、
支援者を増やす大切さ、寄り添う大切さなどを訴えました。
集会散会後も、引き続き懇親会、そして、二次会と、
被害者、遺族、支援者、司法関係者、行政関係者など、
お互いの思いを語る時間は、いくらあっても足りませんでした。
今回は、多くの方にお集まりいただき、
あたたかい言葉を寄せていただき、ありがとうございました。
私たちの行ってきたことは決して無駄なことではないと、
あらためて勇気づけられる思いを噛み締めました。
多くの方に支えられているという感謝の気持ちを抱きしめつつ、
私たちのできる範囲ではありますが、活動を続けてまいります。
あいの会3周年配布資料の訂正とお詫び
9月12日(日)、あいの会3周年記念集会を行いました。
多くの方にお集まりいただき、一同感謝しております。
その内容の報告記事も出させていただきますが、
それに先立って、資料修正の報告をさせていただきます。
「関東交通犯罪遺族の会(あいの会)3年間のあゆみ」
の中で、「被害者ノート」について、
誤解を招く表記がありましたので訂正させていただきます。
「あゆみ」の中における2014年7月4日の記述において、
「「途切れない支援を被害者ともに考える会」とありますが、
正しくは「途切れない支援を被害者と考える会」となります。
また「・・・の協力のもと被害者ノート完成」と書いてありますが
正しくは「・・・にて被害者ノート完成」(小沢・東・中村も関わる)です。
あいの会の小沢がこのノートの発案者ですが、
あいの会としてノート制作を行ったものではありません。
また考える会のメンバーとして、
東と中村も意見を出すなどして、この制作に参加をしています。
誤解を招く記述がありましたことを、
あらためて訂正の上、お詫びいたします。
2015年09月12日
2015年09月05日
あいの会3周年記念集会のお知らせ(再告知)
あいの会設立3周年記念集会まで、あと1週間となりました。
日にちも迫りましたので、あらためて再告知いたします。
今回は「途切れない支援を被害者と考える会」事務局長の
稲吉久乃様をお招きしまして、
「被害者ノートの活用方法」と題した講演会を行います。
被害者や遺族の方、身近にそうした人のいる方、
被害者支援に関わっている方、そうしたことに関心のある方、
どなたでもご来場いただけますので、気軽にご参加ください。
(事前にご連絡をいただけるようですと大変助かります)
【連絡先】
i.nokai0708★gmail.com
(※★を@にしてお送りください)
開催の詳細は、下記の通りとなります。
*** *** ***
【日時】2015年9月12日(土)14:00~16:00
【場所】 文京区シビックセンター・スカイホール
東京メトロ後楽園駅より徒歩1分
都営地下鉄春日駅より徒歩1分
JR総武線水道橋駅より徒歩9分
【その他】参加費無料です。
詳細は下記の案内をご確認ください。
また講演会後は、ご希望者間の懇親会も予定しています。
(ご参加をご希望の折は飲食代のみお願いいたします)
2015年09月03日
立教大学法科大学院での臨時講師(2015.8.21)
報告が遅れましたが、先月の8月21日(金)、
立教大学の法科大学院にて、講師をしてきました。
あいの会顧問をしていただいている元検事の依田隆文さんと、
小沢樹里と小沢恵生が話をさせていただきました。
夏季休暇中の課外授業に招かれたもので、
交通犯罪被害者遺族として立場から、
感じたこと、問題と思うことを話してきました。
法科大学院の生徒の方々と直接話し合う機会は、
とても貴重なものだったと考えています。
当時は事件のことを話すだけで辛かったこと。
被害者遺族となって、何かをするたびに、
いくつもの法律の壁が立ちはだかったこと。
日常と非日常の間の行き来の繰り返しの中で、
そんな壁との闘いを強いられることになった話。
当初「被害者はいない」と言われた道路交通法の壁。
告訴をして初めて動いた危険運転幇助罪の適用。
被害者がどうすればいいかもわからないまま、
さまよいながら必要な情報を探し回る現実。
被害者や遺族になっただけで、つらくて苦しいのに、
さらに壁を乗り越える努力までしなけばならない。
そんななかで支援者がいてくれたら、
そうした苦しみからどれだけ解放されるかわからない。
被害者や遺族の受ける苦しみ。
その前に立ちはだかる壁。
そんな現実のなかで支援者がいてくれることの救い。
そうした現実を知ってほしい。
被害者や遺族の思いを汲み取る法律家になってほしい。
そうした思いを伝えてきました。
今回話を聞いた生徒の方々が、法律家になった暁には、
私たちの苦しみへの理解が拡がることを期待しています。