2016年01月

2016年01月31日

次回懇親会の案内(2月20日)

私達あいの会は、月1回は集まって、
お互いの顔の見える場で思いを語り合うことを
大切に考えていて、それを続けてきました。

新年会は雪の警報で流れてしまったため、
次回懇親会を2月20日(土)に行います。

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これまでは講演会などのプログラムを行う際は、
事前告知を出してきましたが、
飲食しながらの語り合いのときは事後報告だけでした。

しかし最近は、新しいご遺族から連絡を受けることも増え、
できるだけ公にできる懇親会の場は開示したいと考えました。

一人で、または家族だけで、悩まれている方がいれば、
遠慮なくご連絡ください。
遺族は孤独に陥ってはいけないと思います。

連絡してみるだけでもいいし、そういう気分になれば、
実際に顔を出してみるというのでも構いません。

懇親会の時間や場所は連絡いただければお伝えします。


i_nokai0708 at 12:07|PermalinkComments(0)情報提供 

2016年01月24日

思いやりをつなげる1年

被害者遺族の多くは、正月になっても、
「あけましておめでとう」は言わないと思います。

あいの会の中でも、年賀状を出すことをためらい、
寒中見舞いで済ます人も少なくありません。

正月は、新年の一日でしかなく、
大切な家族がいない悲しみを確かめる日のように、
あでやかな気分では決して過ごせない人が多くいます。

しかしそれでも、私たちの多くは新年、自分自身の中で
新たな気持ちで出発できるように願うようにしています。

新年早々、大雪が降り、今週末も雪の警報が出ていました。

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本当はこの1月23日があいの会新年会だったのですが、
大事をとって延期ということにしました。
西日本では大荒れのようですが、関東では結局好天となり、
問題はなかったのですが、天候だけはどうにもなりません。

あいの会では、「思いやりをつなげる社会」を、
今年のテーマにしたいと考えています。

他人を思いやる余裕のない世の中になっていると感じます。

しかし、相手への思いやり、感謝の気持ちは、
どんな小さなことでも、きっと巡り巡って返ってくると思います。

だからこそ、そのあたたかい思いやりの気持ちをつなげ、
交通犯罪をなくすことにもつなげていきたいと思っています。

思えば道路こそ、他人を思いやる場のような気もします。

見知らぬ他人同士が交差しあう道路で、お互いに譲りあう気持ち。

私たちは交通犯罪被害者遺族になってしまったからこそ、
他人の痛みに敏感ですし、思いやる気持ちを大切にすることには、
きっと自分自身を見つめ直す時間にもつながると考えています。

そうした思いやりのための余裕を大切にしたいと思っています。

そんな意味もあり、まだ試案の段階ではありますが、
今年はアートセラピーのような試みも取り入れたいとも考えています。

今年も支援者や理解していただいている皆さまに感謝しつつ、
このゆるい遺族の集まりを、ゆっくり大切に育てていこうと思います。

一歩一歩の行動を、一つひとつ積み重ねていき、振り返れば、
「けっこう頑張ったかも」と胸を張れる1年にしたいと願っています。

今年もあらためてよろしくお願いいたします。


i_nokai0708 at 11:57|PermalinkComments(0)想い 

2016年01月18日

警備会社での講演始め(2016.1.17)

本年も変わらぬご支援をどうかよろしくお願いします。

1月17日の日曜日、東京の警備会社で講演をしてきました。
今年初めての講演活動となりました。

2016あいの会0117警備会社講演001

2016あいの会0117警備会社講演002

今回も小沢樹里と小沢恵生の2名が伺い、
交通整備を行う警備員の皆様にお話をしてきました。

交通整備の誘導は一瞬の判断を誤ってしまったら、
加害者も被害者も生み出してしまいます。
交通安全において、とても責任の思い仕事です。

そうした重大さをあらためて噛み締めて、
他人の生命の重みを考えて誘導をしてほしい。
加害者も被害者も出さないようにしてほしい。
また警備員さん自身が被害者にも加害者にもなりかねない。
決してそんなことにならないようにしてほしい。
そんな話をしてきました。

また先日、スキーバスの大きな事故がありました。
そのことにも触れました。

1人の命が奪われたら、両親、兄弟、祖父母・・・
少なくとも5~6人は悲しむことになる。
友人や彼氏彼女も含めて考えたら、
もっとたくさんの人が悲しむことになる。

今回は12名の尊い生命が奪われています。
それはただ12名の生命が奪われたにとどまらない。
それだけ多くの人が、亡くなった人の周囲で、
悲しまなければいけないことになる。
そのことも考えてほしいと伝えてきました。

ちょうど講演をした1月17日は、
阪神淡路大震災が起きた日でもあります。
あれから21年が経ちました。

何かが起きてしまったら、
そこから学ぶ必要があると思うという話もしました。

今年も講演活動を続けていきます。
これからも機会のある限り、交通安全の大切さ、
そして生命の尊さを訴え続けていきたいと思います。



i_nokai0708 at 02:40|PermalinkComments(0)講演活動