2017年10月
2017年10月18日
2017年10月15日
あいの会5周年記念集会(2017.10.14)
10月14日、あいの会5周年記念集会を開催しました。
今回は軽井沢スキーバス事件のご遺族の方にも、
署名活動と同時に、ご参加いただくことになりました。
今回は前回までと方法を変え、事前申込のお願いとせず、
飛び込みでもどなたにでも来てもらえるようにしました。
遺族の方が当日まで迷われても、来られるようにしたいためでした。
だから逆にどれくらいの人に来てもらえるか不安もありましたが、
フタを開けてみれば、60名以上の方に来ていただけました。
最初に来賓の方の挨拶や、祝電の代読をさせていただきました。
埼玉県議会の横川雅也議員、清水義憲議員、参議院の矢倉克夫議員、
埼玉弁護士会犯罪被害者支援委員長の横山佳純弁護士を来賓に迎え、
また上川陽子法務大臣等からいただいた祝電を代読いたしました。
(上の写真はご挨拶いただいている横川・埼玉県議)
講演第1部は、会を一緒に立ち上げた中村正文の講演。
事件の当時から今に至るまでを振り返り、
その当時の思い、こうなってほしいという思いを語りました。
会の中でも、当然中村の事件は細かく知っていたのですが、
あらためて最初から物語として聞くのは初めてでした。
(個々に講演に出向いても、内部では行いませんでした)
中村が経験した物語をあらためて通して聞くことにより、
会員皆が、遺族としての中村の姿を見つめることになりました。
会場内からもすすり泣きがあちこちから聞こえていました。
続いて講演第2部は防衛医科大学校の髙橋聡美教授に、
グリーフケアについてのお話をしていただきました。
ここでも書くべきことはたくさんあるのですが、一部だけ書くと、
本人だけが自分の苦しみを意味づけが許されるべきを、
支援者が勝手に意味づけをして、本人を傷つけてしまう例や、
東日本大震災後であった心無い言葉や意見の押し付けなど、
実際に誤った認識で支援してしまう例なども話され、
遺族・被害者本人の気持ちへの寄り添いの大切さを話されました。
最後は、PTG(Posttraumatic Growth=外傷後成長)の話をされ、
喪失に遭うことで、新しい関係の築き方、新しい可能性、
新しく得られる人間としての強さなどにも触れられ、
未来の質(Quolity of Future)をサポートしたい思いを話されていました。
最後は代表の小沢樹里の挨拶で閉会としました。
活動してきての思いや被害者条例成立の動きへの願いを伝えました。
引き続き隣室で行った懇親会。
(下記2枚目は引き続き挨拶をお願いした横川・埼玉県議)
さらに二次会で22時過ぎまで語り合うことは尽きませんでした。
ちなみに今回集会の翌日10月15日は、
あいの会副代表の小沢克則の誕生日でもあったので、
サプライズで簡単ながらお祝いもしました。
今後もあいの会は、モットーの「笑顔・思いやり・共有」の通り、
小さくても、あたたかい会であり続けたいと思っています。
2017年10月05日
あいの会5周年記念集会のお知らせ(再掲)
来週末、あいの会5周年記念集会を開催しますので、
あらためて告知させていただきます。
【日時】
10月14日(土) 13:30~16:30
【会場】
TKP大宮ビジネスセンター5階ホール2
埼玉県さいたま市大宮区仲町2-26(大宮駅から徒歩4分)
https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/bc-omiya/access/
【講演内容】
第1部 中村 正文(関東交通犯罪遺族の会幹事)
「ある日突然奪われた家族」
第2部 髙橋 聡美(防衛医科大学校教授・精神看護学)
「喪失体験後の家族を支える ~レジリエンス 悲しみの力~」
【問い合わせ先】
i.nokai0708●gmail.com
(※●を@に変えてください)
支援者の方、ご遺族の方に限らず、関心のある方であれば、
どなたでもお気軽にお越しください。
なお当日は報道関係者も来て取材される予定ですが、
写真や映像を撮っても背後からの撮影のみとし、
スタッフ以外の来場者は写さないようにしています。