2018年10月
2018年10月26日
犯罪被害者支援週間キャンペーン参加(2018.10.26)
犯罪被害者支援週間キャンペーンに、
当会代表の小沢樹里が参加してきました。



16時から30分だけの活動でしたが、啓発物の配布を通じて、
被害者支援啓発に少しでも役立てればと思っての参加でした。
今回キャンペーンは、埼玉県、埼玉県警察本部、
埼玉犯罪被害者援助センター、東松山市、東松山警察署が
主宰するものでしたが、
今回小沢は、以前よりあいの会をサポートいただいている
埼玉県議の横川雅也議員ともつながりで、
今回参加する機会をいただきました。
地道な活動かもしれませんが、こうした活動も通じて、
被害者支援への理解が少しでも広がることを願っています。
2018年10月20日
10月度あいの会講演会(『男が痴漢になる理由』著者・斉藤章佳様)2018.10.20
斉藤章佳(さいとうあきよし) 様の講演会を開催しました。
斉藤様は9月8日の犯罪被害者支援弁護士フォーラムの
シンポジウムでも講演をされていて、
その話がとてもよかったので、交通とは別ジャンルの方ですが、
直接お願いして今回講師を引き受けていただけました。
今回の講演会のテーマは、
「性犯罪治療の現場から
~性犯罪者の地域トリートメント」
です。
あらためて斉藤様のプロフィールを紹介します。
精神保健福祉士
社会福祉士
大森榎本クリニック精神保健福祉部長
1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模といわれる
依存症施設である榎本クリニックにソーシャルワーカーとして、
アルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・虐待
・DV・クレプトマニアなどさまざま々なアディクション問題に携わる。
その後、2016年から現職。
専門は加害者臨床で、「性犯罪者の地域トリートメント」に関する
実践・研究・啓発活動を行っている。
また、大学や小中学校では薬物乱用防止教育など
早期の依存症教育にも積極的に取り組んでおり、
全国での講演も含めその活動は幅広く、
マスコミでも度々取り上げられている。
2017年上梓の著書『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)が話題に。
略歴だけ読めば、一見加害者の更生がテーマのようですが、
実際には、犯罪被害者を出さないためにはどうしたらいいか
というプログラムを考え、実践されている方だと知りました。

今回の斉藤様の話を聞いて、やはり考えてしまったのは、
加害者があまり被害者のことを考えていないということでした。
被害者のことを聞かれると無表情になる加害者が目立つ。
加害者の多くは、被害者に対する想像力が欠落している。
そういう話を聞くと、これは性犯罪だけに限定されるものではなく、
交通犯罪にも通じた「加害者」全般の話だと思いました。
悪質な交通犯罪でも、自分が人の命を奪うかもしれないと、
想像すらできずに、悲劇を生み出してしまうが目立ちます。
自らの無法な運転の先に、奪ってしまう命があるかもしれない。
悲嘆にくれる遺族を生み出してしまうかもしれない。
そんな最低限の想像すら持ち合わせていない加害者がいる。
性犯罪か交通犯罪かを問わず、そうした加害者の状況の課題と、
そんな加害者であっても、自分の行為の先には、
被害者がいることに思いを巡らせてほしいと思いました。

2018年10月03日
【告知】10月度あいの会講演会 『男が痴漢になる理由』著者・斉藤章佳様を招いて
10月に開催するあいの会講演会を告知します。
9月8日開催の犯罪被害者支援弁護士フォーラムの
シンポジウム第2部「性犯罪のない社会を目指して」で、
基調講演を行われ、パネリストとしても参加されました
斉藤章佳様に講演をしていただくことになりました。
日時:10月20日(土)13:30~15:30
場所:京王プレッソイン池袋・2階会議室
https://www.presso-inn.com/ikebukuro_page/access.html
あいの会では、遺族オンリーのクローズドの会合と、
遺族以外の方にもご参加いただけるオープンの会合を、
隔月で交互に開催しています。
今回はオープンの会合となりますので、
交通遺族の方以外でも、どなたもご参加いただけます。
事前の申込や会費なども不要となりますので、
興味のある方は、ご遠慮なくお越しください。
斉藤様のシンポジウムでの講演がとても素晴らしかったので、
私共よりお願いして、今回お話をしていただけることになりました。
以下、参考までに斉藤様のプロフィールを掲載いたします。
斉藤章佳(さいとうあきよし)
精神保健福祉士・社会福祉士/大森榎本クリニック精神保健福祉部長。
1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模といわれる依存症施設である榎本クリニックにソーシャルワーカーとして、アルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・虐待・DV・クレプトマニアなどさまざま々なアディクション問題に携わる。その後、2016年から現職。専門は加害者臨床で「性犯罪者の地域トリートメント」に関する実践・研究・啓発活動を行っている。また、大学や小中学校では薬物乱用防止教育など早期の依存症教育にも積極的に取り組んでおり、全国での講演も含めその活動は幅広く、マスコミでも度々取り上げられている。2017年に上梓した著書『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)が話題となる。