2019年10月
2019年10月29日
東池袋高齢者暴走事故 半年目の月命日の取材(2019.10.19)
松永真菜さんと松永莉子ちゃんの命が奪われた
東池袋高齢者暴走事故から半年目の月命日でした。
夫の松永さんは書道ワークショップに出られたあと、
二人の墓参りをし、いくつかの報道陣の取材も受けました。
そのなかでもTBSに取り上げていただいた内容は、
その公式サイトに3分36秒間の動画も掲載されていますが、
松永さんの気持ちに強く寄り添っていると感じました。
そのため、あいの会ブログでも取り上げたいと思いました。
妻と子の遺品が伝える衝撃、池袋暴走事故から半年
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3811758.html






警察から返された真菜さんと莉子ちゃんの遺品を前に、
慟哭を漏らす松永さんの姿が映像で流されています。
映像を目にして、どれだけの重みが心に突き刺さってくるか、
まだ見ていない人には少し覚悟が必要かもしれません。
その瞬間の衝撃がどれほど凄まじかったのか、
真菜さんと莉子ちゃんの身にどんなことが起きたのか、
加害者がどれだけ許されないことをしたのか、
いくら想像しても、想像し尽くせない思いになります。
松永さんも「現実をわかってほしい」と語っていますが、
今回の事件で、どれほど許されないことが起きたのか・・・
一人での多くの人に、もっと深く知ってほしいと思い、
松永さんの報道はすべては紹介しきれないのですが、
今回のTBSの記事は特に取り上げさせていただきました。
2019年10月28日
あいの会10月度定例会&ワークショップ(2019.10.19)
10月19日(土)、書道家の春流・破留(ハル)先生を招き、
書道を通じたワークショップを行いました。
書道ワークは昨年11月以来、2回目の開催となりました。
詩書家「書き心」春流・破留(ハル)公式サイト
http://www.kakigokoro.com/
前回の書道ワークショップの報告ブログ
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/54665023.html
心を落ち着けて、それぞれが心の中で一番感じる言葉を、
好きなように筆に乗せて、色紙に書きつけるワークでした。
下書きを書き、ハル先生にその字の手本を書いてもらい、
それを元に色紙に清書する・・・というプロセスを通じて、
参加者それぞれが自分のなかで大切だと感じることに、
あらためて想いを巡らせる機会となるワークになりました。
色紙に「我儘」と書いたメンバーもいました。
最初は、事故に遭ってから今に至るまで大変な思いをし、
いろいろ耐えなきゃと思い、「忍耐」と書きかけたのですが、
「忍耐なんかしなくていい。もっと我儘になっていいんだよ」
と、ある人から言われた時のことを思い出して、
あらためてその言葉を書こうと思ったとのことでした。
今回のワークショップ開催の冒頭にあたり、
ハル先生からは「和道」という揮毫をいただきました。
読み方は「わだち」、次の意味を込めています。
和をもって道となす。
わだちは人にとっては害になり。
人にとっては、安心になる。
害は運転しにくい道。
安心は雪道や山道など、
前の人が歩いてくれたことで安心が生まれる。
遺族となって、多くの犠牲はあれど、
一人の命の重みを無駄にせず、
共に手を取り合い助け合い、
事故を失くせるよう願い、
和をもって生きる道としていきたい。
あらためて、あいの会の思いや活動を伝えたところ、
ハル先生からは、この言葉を送りたいと申し出られ、
ワークの最初に太い筆で書いていただきました。
あいの会では、講演会や研修会以外にも、
こうした手を動かすワークショップも時々開催します。
遺族の心のケアの一環として行うものなので、
あくまで遺族限定のイベントとなりますが、
またこうしたワークを行う折にはお知らせします。
2019年10月18日
犯罪被害者等支援担当者研修会での講演活動(2019.10.17)
10月17日(木)、武蔵浦和のラムザタワーで開催され、
中村正文が遺族講演をさせていただきました。


会場最寄の武蔵浦和駅で不審物対応があったり、
先日の台風の余波もあって、電車が止まってしまい、
会場に来ることができない受講者もいました。
そんな中でなんとか会場に辿り着いた皆さんは、
かなり真剣に話を聞いてもらった印象がありました。
中村からの話のあと、受講者同士で、
3~4グループで、ディスカッションをしていました。
時折中村もグループの輪に入って話をしましたが、
被害者支援という自分たちの受け持っている使命に
活かしていこうという気持ちが伝わってくる議論でした。

2019年10月06日
赤羽一嘉・国土交通大臣との面会に向けて
赤羽一嘉・国土交通大臣陳情が実現する見通しです。
先月、国土交通省で意見交換会をしましたが、
その数日後の9月27日の大臣定例記者会見で、
記者からそのことについて質問があったようです。
赤羽国交省は、その応答の中で記者に対して、
「直接お目にかかってしっかりお話を伺いたい」
と答えられ、その後事務の方からも連絡があり、
大臣面会に向け、日程調整することとなりました。
国土交通省HPより
赤羽大臣会見要旨
2019年9月27日(金)10:28~10:46
http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin190927.html
(上記議事録の中で、5問中4問目に掲載あり)

今回はとても大事な機会になると思います。
交通犯罪遺族として伝えたい思いを、
大臣にもできるだけ伝えていきたいと思います。
また詳細がわかり次第、報告させていただきます。