2019年11月

2019年11月29日

群馬県警・高崎警察署での講演活動(2019.11.26)

県民のつどいのあった翌日の11月26日(火)、
当会代表の小沢樹里が講演活動をしてきました。

群馬県の被害者支援連絡協議会が主催する
実務担当者会議の講演研修にお招きいただき、
群馬県警・高崎警察署で話すことになりました。

2019あいの会1126高崎講演003

2019あいの会1126高崎講演004

群馬県は被害者支援という点で、
全国でも群を抜く先進地域だと考えています。

「被害者ノート」も大量に購入していただき、
各警察署で被害者への配布を積極的に進め、
被害者に寄り添う対応を推し進めてくれています。

私たち被害者遺族の立場からみれば、とても心強く、
こうした県が全国的に広がれば非常に嬉しく感じます。

講演の中では、被害に遭った当時のこと、
警察官の日常は被害者は非日常であること、
人として当然の丁寧な説明を心がけてほしいこと、
初動捜査の大切さ、被害者が直面する生活の不便、
心の支援と生活の支援の両方の必要性、
などについて訴えてきました。

群馬県が被害者支援に熱心であるため、
今までも小沢は群馬県の講演にたびたび招かれ、
何度も群馬県内での講演活動を行ってきました。

そんな縁での講演活動だったので、
ただ単に話だけして帰ってくるのではなく、
これまで同様、今回も多くの人と交流があり、
被害者支援に繋がる縁をいただくことができました。

また会場では小沢の両親のメッセンジャーを置き、
ミニ生命のメッセージ展の場にもしていただきました。
立ち止まって両親の姿を見てくれる人の姿は、
前日の県民のつどいでの光景と重なり、
とても嬉しい気持ちになると小沢も振り返っていました。

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i_nokai0708 at 20:55|PermalinkComments(0)講演活動 

「犯罪被害者支援 県民のつどい」参加(2019.11.25)

11月25日(月)、あいの会の小沢樹里と中村正文が、
「犯罪被害者支援 県民のつどい」に参加してきました。

2019あいの会1125県民のつどい007

浦和駅近くの埼玉会館開催の埼玉県のイベントですが、
いのちのミュージアム主宰の鈴木共子さんが講演され、
また埼玉県犯罪被害者等支援条例の成立に尽力した
埼玉県議会の横川雅也議員も参加されていて、
二人との交流をあらためて深める機会になりました。

2019あいの会1125県民のつどい006

またお二人以外にも多くの人と話す機会があり、
被害者支援に理解のある人との縁を広げられました。

会場ではミニ生命のメッセージ展も開催されました。

小沢も中村も、久しぶりにメッセンジャーの家族と再会し、
その前に立ち止まって見ていた人がたくさんいて、
家族が今も生きてメッセージを伝え続けていると実感し、
そのこともあらためて嬉しかったと振り返っていました。

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i_nokai0708 at 19:18|PermalinkComments(0)講演活動 

2019年11月22日

新聞記事紹介 赤羽国土交通大臣との面会について

11月20日に、赤羽一嘉国土交通大臣に面会し、
要望書提出と意見交換を行ってきましたが、
その翌朝に出た新聞記事を紹介しておきます。

全部ではなく、メンバーが確認できた限りとなり、
いずれも2019年11月21日の朝刊になります。

***

■読売新聞

読売新聞1

読売新聞2

***

■朝日新聞

朝日新聞

***

■毎日新聞

毎日新聞

***

■東京新聞

東京新聞

***

■静岡新聞

静岡新聞

***

遺族団体が要望を出し、それを報道機関が報じ、
世間の関心が集まることは大切だと考えています。
多くの人に関心を持ってもらうことで、
世の中を変える動きを作っていきたいと思っています。


i_nokai0708 at 20:45|PermalinkComments(0)取材&報道 

2019年11月21日

赤羽一嘉・国土交通大臣面会の報告(2019.11.20)

あらためての報告となりますが、昨日11月20日(水)、
あいの会メンバーにて国土交通省に行き、
赤羽国土交通大臣と面会し、要望書を提出してきました。

※要望書データは前回のブログでダウンロードできます。
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/56101362.html

昨日は、まず国土交通省の自動車局長の方と面会し、
その後に赤羽大臣との面会となり、
それから少々時間を空けて夕方から記者会見を行い、
参加者にはかなりハードなスケジュールとなりました。

しかし大臣面会としては異例に長い時間を取ってもらい、
私たちが出した各要望もしっかり伝えてくることができ、
大臣の意見もたくさん聞かせてもらうことができました。
ハードな1日に見合った十分な成果があったと思います。

2019あいの会1120国交省面会001

主な論点は高齢者とドライブレコーダーの2点でした。

やり取りの内容は多岐にわたるので書ききれませんが、
ざっと一部だけでも書き出すと以下のような内容でした。

国土交通省と警察庁との密な連携の必要性。
自動運転推進は、ハード面の整備だけでは不十分で、
事故は過信から起こるので、基準作りが重要であること。
高齢者運転についても、本人に認知症と気付かせるため、
定期検査の導入を急ぐ必要があること。
同時に免許がなくなっても、生活に支障が出ないよう、
特に地方の高齢者の生活面も考慮しなければならないこと。
とにかく技術発展が過信を生まない仕組みが必要なこと。
ドライブレコーダーも、バスでは設置が義務化されているが、
トラックなどではまだまだ普及途上である現状があること。
ドライブレコーダー義務化はあおり運転抑止にも有効なこと。
安全はハード面だけでなく、会社での安全管理や、
運転者の安全意識があって初めて成り立つ認識の必要性。
問題解決に向けた法律を作って、予算も整備する必要性。

・・・ごく一部ですが、こうしたやり取りを行いました。

赤羽大臣からも、古い常識は変えていくべきで、
手がつけられないのは政治の怠慢だと考えている、
国の政策が変わっていくようにしたい、
国民の安全と命を守りたい、という言葉がありました。

大臣面会後、夕方17時半から、
国土交通省内の記者クラブで記者会見を行いました。

2019あいの会1120国交省面会003

記者会見のやり取りについては、テレビ東京さんが、
ノーカットでYoutube動画をあげてくれましたので、
ここにリンクを貼らせていただきます。

取材概要(34秒)
https://www.youtube.com/watch?v=n2ztd8A_4yo

記者会見フルバージョン(34分18秒)
https://www.youtube.com/watch?v=h3UWMhBEW14

夜のニュースや翌朝の新聞でも、
取り扱いの大小はありましたが、多く取り上げられました。

ネット配信社では特に詳しく取り上げていただいているので、
取り急ぎ、ここに2つリンクを貼らせていただきます。

J-CASTニュース
https://www.j-cast.com/2019/11/20373194.html

BuzzFeedNews
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/aino-kai-2

また一部報道で、「高齢者は運転させるべきではない」
という一面的な主張にも読み取れる記事が出ていますが、
免許返上を考えている高齢者の方がサポート車を過信し、
無理に運転を続けようとは考えないでほしいという意味です。
もちろん報道した方も、高齢者運転禁止などの意図ではなく、
誤読の恐れがある内容だったというだけの話ですが、
あいの会としての主張の真意は伝えておきたいと思います。

昨日はあいの会メンバーにはとても長い1日となりましたが、
大きく前に進むことのできたと実感できる有意義な1日でした。

決してそれだけですべてが解決するわけではありませんが、
高齢者の運転を取り巻く環境が整理され、
どの車にもドライブレコーダーが付けられていることだけで、
奪われずに済む命はたくさんあるはずです。
この日もそうでしたが、今後も発言できることは発言し続け、
少しでも安全な世の中にする流れを作り続けたいと思います。

また最後に、この日をあらためて振り返りますと、
赤羽大臣の人柄の良さに一同びっくりしたこともありました。
大臣とか政治家というイメージはまったく感じさせず、
遺族と同じ目線で語ってもらえたことが強く印象に残りました。

また今回いろいろ調整いただいた国土交通省の皆さんも、
よく言われる役人とか官僚というイメージとはかけ離れた、
とても細やかで、心温かい、笑顔の対応をしてくれました。

この日関わってくれたすべての方に感謝したいと思います。



i_nokai0708 at 23:52|PermalinkComments(0)陳情活動 | 取材&報道

2019年11月20日

赤羽一嘉・国土交通大臣との面会(事前報告)

今日11月20日、あいの会メンバーで国土交通省に行き、
これから赤羽一嘉・国土交通大臣と面会してきます。

20191120国土交通省前

面会予定時間は30分くらい取ってもらっています。
限られた時間の枠内になってしまいますが、
できる限り遺族の思いを伝えてきたいと思います。

前回同省に行った時の要望書を改訂したものですが、
今回も下記の書面を事前に提出しています。
(要望書とその補足資料の2点あります)
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/20191120Document_for_MLIT1.pdf
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/20191120Document_for_MLIT2.pdf

今回は、小沢樹里、中村正文、稲垣智恵美、松永、
千葉光太朗(亡くなられた稲垣聖菜さんの友人として)、
髙橋正人弁護士(あいの会顧問)、総勢6名で行きます。

今日は下記のスケジュールで動く予定です。

14:00 一見勝之・国土交通省自動車局長と面会
15:10 赤羽一嘉・国土交通大臣と面会
17:30 国土交通省記者クラブで記者会見

大臣面会時に報道機関のカメラも入りますし、
夕方からは記者会見も行いますので、
各局の夜のニュースでも取り上げていただけると思います。

ですので、今回事前にブログでも伝えたいと思いました。

ちなみに今回訪問メンバーの一人である松永も、
ブログで事前報告していますので、リンクを貼ります。

東池袋自動車暴走死傷事故 遺族のブログ
国土交通大臣 面会について(2019.11.20)

今日の結果は、今夜以降に再度アップする予定です。


i_nokai0708 at 12:11|PermalinkComments(1)陳情活動 | 取材&報道

2019年11月19日

あいの会11月度定例会(2019.11.16)

11月16日(土)、月1回の定例会を行いました。

11月5日に行った内閣府意見交換会の結果と、
11月20日予定の赤羽国交相面会の方針について、
出席者(出席予定者)から報告し、検証を行いました。

2019あいの会1117定例会

内閣府意見交換会は、これまでも触れてきましたが、
第11次交通安全基本計画策定にあたっての開催となり、
他の遺族団体や自助グループも来られていました。

出席した中村正文からは、自治体向け講演を続けるなかで、
担当者や自治体によっては、交通は事故以上ではない例も多く、
ドライブレコーダー普及も、特に運送業ではまだまだなので、
啓蒙・普及を進めてほしいと要望したなどの報告がありました。

また来年の東京五輪に向けてのルール整備の必要性や、
事故情報の遺族への開示が不十分で不信感につながる例もあり、
もっと遺族と警察が信頼しあえる仕組みが必要だという話。
また同じく出席した松永からも、将来的な自動運転開発以前に、
いまこの時点で犠牲者が出ている現状に手を打つため、
公共交通網の整備が必要と訴えたなどの報告もありました。

またあいの会からは、臓器移植のあり方について、
事前に意見書を出していたのですが、この点について、
医療専門家として出席されていた委員の方より説明があり、
現在関わっている臓器コーディネーターだけにまかせず、
新しい専門職設置を進めていることの報告もありました。

定例会数日後の赤羽国土交通大臣面会については、
伝えたい意見をまとめての再確認を行いました。

交通事故は毎年減っていると言われ続けていますが、
今でも毎年3000人以上の命が奪われています。
その犠牲者の一人ひとりに、家族がいて、友人がいて、
それだけ多くの悲しみがあることを理解してほしいので、
そうした気持ちも伝えてきたいと考えています。

また今回は新しいご遺族が参加されました。
2年前に息子様を亡くされ、民事訴訟準備中の方でした。

ですので、定例会後半は自助グループ活動に切り替え、
今回初めて参加のご遺族の話を聞くことを中心に、
出席者それぞれの事件の語り合いも行いました。

またこの日はワールド・デー前日でもあり、
都内でも芝公園でキャンドル追悼行事がありましたので、
あいの会でも、ささやかながら黙祷を行いました。



i_nokai0708 at 12:16|PermalinkComments(0)定例会 

2019年11月15日

本庄市・児玉郡犯罪被害者支援推進協議会での講演活動(2019.11.13)

本庄市・児玉郡犯罪被害者支援推進協議会で、
11月13日(水)、中村正文が講演活動をしてきました。

上里町役場で上記協議会の総会があり、そこに招かれ、
警察官や市役所職員、同地の福祉協議会の皆さんなど、
約20名の方々を前に話をさせていただきました。

2019あいの会1113中村講演001

事件のこと、事件直後から延々続く手続き、裁判のこと、
それでも続く生活と仕事、守るべき子供たちのこと、
そうした出来事を振り返り、出席者へのお願いも話しました。

減った減ったと言われながらも、それでも今でも、
毎年何千人という命が奪われ、数万人の重傷者がいる。
ドライバーの意識はどれだけ変わったのでしょうか。
ニュースで見るだけの他人事の話では決してなくて、
この場にいる皆さんに突然警察から電話がかかり、
大切な家族が亡くなったと告げられるかもしれない。

だから、事故を減らすため、事故をなくすために、
いまこの場に集まっている人たちの間だけでなく、
家族や友人、知人、同僚や上司や部下にも話してもらい、
一緒に考えて、力を貸してほしいとお願いをしました。

今回は埼玉県でも群馬県寄りの遠方での講演だったため、
中村は警察に駅から車で送迎してもらったそうです。
その行き来で色々な話を聞けたのもよかったそうです。

2019あいの会1113中村講演002


i_nokai0708 at 18:38|PermalinkComments(0)講演活動 

2019年11月14日

東池袋高齢者暴走事故の書類送検を受けて(2019.11.12)

今年4月に起きた東池袋高齢者暴走事故。

松永真菜さんと松永莉子ちゃんの命が奪われてから、
7ヶ月目になろうとする11月12日(火)、
現在88歳の加害者がようやく書類送検されました。

今年夏からあいの会にも加わられている夫の松永さんが、
送検当日、司法記者クラブで記者会見をしました。

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各社の報道で取り上げられているのはごく一部なので、
詳しくはTBS公開の↓の動画を見てほしいと思います。



※36分と長めですが、会見全てを通しで視聴できます。

松永さんの思いはここでも書ききれないほどありますが、
加害者の今回の送検でようやくスタートに立つことができ、
ここからやっと裁判につながる道ができたという気持ち。

そして「高齢者」「上級国民」ばかり注目されがちですが、
本来運転してはいけないとわかって運転を強行したために、
2人の命を奪い、一家の幸せを奪ったのが加害者なので、
一括りに高齢者と扱わないでほしい等の発言が印象的でした。

当会代表の小沢も急遽会見に同席することになりましたが、
命の大切さ、そして支援の継続の必要性を訴えました。

記者会見の様子は、各局ニュースでも取り扱われましたが、
報道ステーションとニュース23のキャプ画面を以下に掲載します。

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■報道ステーションからのキャプチャー画面

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■ニュース23からのキャプチャー画面

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i_nokai0708 at 23:16|PermalinkComments(0)取材&報道 | 想い

2019年11月05日

内閣府訪問(2019.11.5)

11月5日(火)、数名で内閣府を訪問してきました。

内閣府訪問

今回は「第11次交通安全基本計画」の策定にあたり、
意見聴取会があり、そこに参加してきました。

事前に意見書を別紙にまとめて提出しており、
それに沿った意見聴取がなされた格好になります。

提出した意見書
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/20191105_Message_for_CabinetOffice.pdf

意見聴取会では内閣府の方だけでの対応ではなく、
内閣府がコーディネーターとなって、各省の方や、
大学教授など各分野の専門家(諮問委員?)など、
総勢20名ほどの方が参列されていました。

その場では、時間も限られていたので、
意見書で書いた全てには触れられませんでしたが、
臓器移植、ドライブレコーダー、オリンピック対応、
自治体への啓発強化、事故情報の開示などは、
その場でも触れて、やり取りをさせていただきました。

ここで書ける範囲での一例ですが、臓器移植は、
コーディネーターだけに委ねる現状は問題なので、
専門職を設ける必要性についての説明があったり、
意識の低い自治体がまだ多いための啓発の必要性、
必要最低限の事故情報の開示すらされないため、
遺族と警察が時に喧嘩をしてしまう事態は改善すべき、
といったやり取りがありました。

短い時間での対応でしたが、こうした意見聴取を通じ、
山積する課題が少しでも解決することを希望しています。


i_nokai0708 at 21:26|PermalinkComments(0)陳情活動