2026年05月

2026年05月28日

日刊SPA!に中村正文の取材記事が掲載されました(2026.5.28)

日刊SPA!にて、当会の中村正文が取材を受けた記事が掲載されました。

「マイホームの完成からわずか2年だった」交通事故で最愛の妻を奪われた夫の足跡「何もなかったことにはしたくない」
https://nikkan-spa.jp/2156719/1

記事では、2010年4月6日に埼玉県飯能市で発生した交通事故により、
妻・友美さんの命が奪われたこと、その後の家族の歩み、そして中村が現在も活動を続けている理由について、丁寧に取り上げていただきました。

友美さんは、横断歩道を渡っていた際、右折してきたタンクローリーに轢かれ、命を奪われました。

夫婦で語り合っていた将来。
家族で過ごすはずだった時間。
完成したばかりの住まいでの暮らし。

そのすべてが、ある日を境に突然奪われました。

中村は記事の中で、家族について、
「誰か一人だけが大黒柱なのではなく、家族一人ひとりが大切な柱である」
という趣旨の話をしています。

経済的な支えだけではなく、日々の安心や心のよりどころとして、家族は互いに支え合っている。
だからこそ、誰か一人が突然奪われることは、家族全体の土台が崩されるほど大きな出来事です。

記事では、事故そのものだけでなく、その後の生活についても触れられています。
妻を失ったあとに待ち受けていたのは、悲しみだけではありませんでした。

仕事、子育て、裁判、生活の維持、心身の不調。
中村自身も、食べられない、眠れない日々を経験し、記憶が一部抜け落ちるほどの深い衝撃を受けました。
子どもたちもまた、それぞれの形で事件の影響を受けながら成長してきました。

交通事故は、一瞬の出来事として報じられることがあります。

しかし、被害者や遺族にとっては、その日だけで終わるものではありません。
命を奪われた本人の人生が失われるだけでなく、残された家族の人生も一変してしまいます。
事故の前には戻れない現実の中で、それでも日々を生きていかなければなりません。

友美さんの命が奪われたことを、時間の経過とともに社会の中で薄れさせたくない。
同じように苦しむ被害者や遺族を孤立させたくない。
そして、交通犯罪や交通事故によって理不尽に命を奪われる人を少しでも減らしたい。

「何もなかったことにはしたくない」という想いが、中村の活動の根底にあります。

――

あいの会は、交通犯罪・交通事故の被害に遭われた方やご遺族の声を社会に届け、被害者支援、再発防止、制度改善に向けた活動を続けています。
今回の記事を通じて、交通事故がもたらす被害の深さ、そして被害者遺族がその後も抱え続ける現実について、多くの方に知っていただければと思います。


▼日刊SPA!掲載記事
「マイホームの完成からわずか2年だった」交通事故で最愛の妻を奪われた夫の足跡「何もなかったことにはしたくない」
https://nikkan-spa.jp/2156719/1
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2026年05月26日

仙台市内で講演を行いました(2026.5.23)

2026年5月23日、宮城県内の交通事故遺族でつくる団体の企画により、仙台市内で松永が講演を行いました。
講演では、突然日常を奪われた遺族としての思いや、交通事故被害の現実についてお話しさせていただきました。
また、飲酒運転、あおり運転、ながら運転などの危険な運転を防ぐために、悲しむ遺族をこれ以上生まない社会にしていくことの大切さを訴えました。
今回の講演が、一人ひとりが運転について考えるきっかけとなり、交通事故のない社会づくりにつながることを願っています。


池袋の事故で妻と長女を亡くした松永拓也さん 遺族の悲しみを語り危険運転の防止呼びかけ 仙台
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2680896?display=1
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2026年05月23日

【傍聴支援のお願い】

大村勝生さんの一人息子・大村武生さん(49歳)が交通事故死した事件の初公判が行われます。

令和6年1月13日、豊島区明治通りの路上を歩いていたところ、タクシーにひき逃げされ、さらに後続車にもひかれ、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。

当時、走行車線と追い越し車線を2台のタクシーが並走していました。
走行車線のタクシーが武生さんをはね、そのまま逃走。

一方、追い越し車線を走っていたタクシー運転手は、人が歩いていることに気付き減速して走行しており、事故後、逃走したタクシーを追尾し、会社名やナンバーを確認して警察へ通報しました。

その後、ひき逃げをしたタクシー運転手は、「お客を優先した」としてひき逃げを認め、過失運転致死罪(救護義務違反・報告義務違反)および道路交通法違反(ひき逃げ)で逮捕されました。

また、ひき逃げしたタクシーの乗客も、後にドライブレコーダーを確認し、人をはねたことを知ってパニック状態になっていたとのことです。

事件から既に2年5か月が経過し、令和8年3月26日に在宅起訴、
そして初公判が行われます。

■日時
令和8年5月29日(金)13:30〜

■場所
東京地方裁判所
713号法廷

もし、お時間のある方がいらっしゃいましたら、傍聴に来ていただけますと幸いです。

被害者遺族にとって、「見守ってくれる人がいる」ということは、大きな支えになります。

どうぞよろしくお願いいたします。

一般社団法人関東交通犯罪遺族の会
会員 大村勝生

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2026年05月20日

犯罪被害者参加制度の拡充について

― 「事実を伝える権利」が守られる裁判へ ―

2026年5月20日付の朝日新聞にて、法制審議会において「犯罪被害者等の被害者参加制度の拡充」や、
「公判前整理手続への被害者側の関与」について検討が進められていることが報道されました。

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一般社団法人関東交通犯罪遺族の会(あいの会)としても、これまで長年にわたり、公判前整理手続の段階から被害者側が適切に関与できなければ、
被害実態を伝えるために必要な証拠が制限されてしまう危険性について訴えてまいりました。
そのような中で、今回、被害者参加制度の拡充について具体的な議論が進められていることは、犯罪被害者の権利保護という観点から、大きな前進であると考えています。

平成27年(2015年)5月28日に開催された参議院法務委員会では、裁判員制度および被害者参加制度に関する検討の中で、犯罪被害者遺族の立場からも意見が述べられました。

その際にも問題提起されたのが、

「被害者側が公判前整理手続の段階から十分に関与できなければ、本来必要な証拠が排除・制限されてしまう可能性がある」

という点でした。

特に、犯罪被害者の生前の写真、負傷状況の写真、現場写真などについては、「裁判員への精神的負担」や「刺激の強さ」を理由に、証拠として慎重に扱われるケースがあります。
しかし、本来それらは全て、「何が起きたのか」「どれほど重大な被害が生じたのか」を伝えるための重要な証拠です。

犯罪や交通事件による被害の実態は、文字だけでは十分に伝わらないことがあります。
診断書に書かれた病名や、簡略化された図だけでは、被害者がどれほど深刻な傷を負い、どれほど人生を変えられてしまったのかを、正確に理解することは困難です。

実際には、長期にわたる手術や治療、後遺障害、外見の変化、日常生活への支障、精神的苦痛など、被害者や遺族は計り知れない影響を受け続けています。
また、命を奪われた事件においては、生前の笑顔の写真もまた、その人が確かに生きていた存在であり、奪われた人生そのものを示す大切な証拠です。
一方で、現行の運用では、裁判員への配慮を理由として、血痕部分を加工した写真や、傷の位置だけを示す図面のみで説明が行われることもあります。

もちろん、裁判員への心理的配慮は重要です。
裁判員制度を維持するためにも、一定の精神的ケアは必要不可欠であると考えています。
しかしその一方で、被害者側は、どれほど辛い証拠であっても、事実を伝えなければならない立場に置かれています。

そのため、裁判員への配慮のみが優先され、本来必要な証拠まで過度に排除されてしまうことがあれば、それは適切な事実認定を妨げることにもつながりかねません。
裁判とは、被害者・加害者双方の権利を守りながら、事実を正確に認定するための場であるべきです。

だからこそ、公判前整理手続の段階から、被害者側や被害者参加弁護士が適切に関与し、どの証拠が必要であるのかを十分に協議・検討できる仕組みが重要であると考えています。
犯罪被害によって奪われた命、失われた日常、残された後遺障害や精神的苦痛について、裁判の中で適切に示し、理解していただける運用が必要です。

今回の被害者参加制度の拡充が、被害者の「事実を伝える権利」を守る第一歩となり、今後さらに、被害者の人権と尊厳が尊重される裁判制度へとつながっていくことを願っております。

一般社団法人関東交通犯罪遺族の会(あいの会)

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2026年05月17日

あいの会2026年度総会の開催報告(2025.5.16)

2026年5月16日(土)、2026年度の定期総会を開催しました。

今年も池袋の会場にて、現地参加とオンライン参加を併せたハイブリッド形式で開催され、当日は中村正文が議長を務め、議事が進行されました。
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当日は、現地15名、オンライン4名が参加し、2025年度の活動報告・決算報告・会計審査報告に加え、
2026年度の予算案・活動計画などについて審議を行いました。

代表挨拶では、小沢樹里より近況の報告と今後の方針について共有があり、その後、各報告事項と議案について確認を進めました。

報告事項では、2025年度の決算報告、会計審査報告、活動報告が行われ、いずれも全会一致で承認されました。
議案として、2026年度の予算案、活動計画案、監事の交代、定款の一部変更について審議が行われました。

また、定款の一部変更では、準会員を正会員へ統合することについて説明があり、
関東在住以外の会員も正会員として統合する内容が確認されました。
これらの議案についても、すべて全会一致で承認されました。

交通犯罪のご遺族を支える活動は、日々の相談対応や情報発信、制度改善に向けた働きかけなど、一つひとつの積み重ねによって成り立っています。
活動の幅が広がる一方で、無理を重ねるのではなく、会として持続可能な形で続けていくことも大切です。

今回の総会は、これまでの活動を振り返るとともに、これからの一年に向けて、会として進む方向を改めて確認する機会となりました。
あいの会では、これからも交通犯罪をなくすことで、誰もが「被害者にも加害者にもならない」社会を目指すとともに、
万が一遺族となってしまった方が、一日でも早く必要な支援につながることができるよう、支えあいながら活動を続けてまいります。

▼あいの会ホームページ お問い合わせページ
https://i-nokai0708.com/contact/

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令和8年度第1回 被害者保護増進等事業に関する検討会にて意見を述べました(2026.4.24)

令和8年度第1回「被害者保護増進等事業に関する検討会」において、あいの会代表の小沢が、被害者支援の拡充や事故防止に関する意見を述べました。

今回お伝えした主な内容は、以下の5点です。

1.自動運転に関する検討の加速
自動運転技術の普及が進む中で、事故防止や被害者保護の観点から、制度面での検討をより加速していただきたいとお伝えしました。
技術の進歩に合わせて、万が一事故が起きた場合の責任の所在や、被害者への支援のあり方についても、早期に議論を深める必要があると考えています。

2.学校活動中の水上事故・海上事故への対策
先日、沖縄で発生した水上事故にも触れ、学校の授業や体験活動の中で、子どもたちが命を落とすような悲しい事故を防ぐため、
海上事故・水上事故への安全対策や規制をしっかり進めていただきたいとお願いしました。

3.タイヤ摩耗による事故防止と事業者への周知・取り締まり
2023年5月19日に茨城県で発生した、摩耗したタイヤで雨の中を運行したことによる事故についても言及しました。
タイヤの摩耗が明らかな状態であったにもかかわらず、運行が止められなかったことを踏まえ、事業者や運転者への広報、注意喚起、取り締まりの強化を求めました。

4.外国人ドライバーにも伝わる多言語化・視覚的な啓発
外国人ドライバーに対する交通ルールや安全基準の周知についても、より分かりやすい取り組みが必要だとお伝えしました。
多言語化だけでなく、イラストや図解などを活用し、日本語に不慣れな方にも危険性が直感的に伝わる啓発を進めていただきたいとお願いしました。

5.被害者支援の拡充と制度の持続可能性
被害者支援については、高等教育への支援、支援団体が使用する携帯電話やパソコン等の貸与・助成、オンライン事業支援の詳細な説明を求めました。
また、賦課金制度についても、ユーザーに対して目的や使途を丁寧に説明したうえで、被害者保護と事故防止のために恒久的に活用できる制度となるよう、専門家の意見も踏まえた検討をお願いしました。

さらに、あいの会で取り組んでいる「子どものグリーフケア」についても、
勉強面と心のケアの両面から子どもたちを支える活動として、助成の対象として検討していただきたいとお伝えしました。
あわせて、実際の活動内容についてヒアリングの機会を設けていただきたいとお願いしました。

あいの会では、今後も被害者やご家族の声を社会に届け、必要な支援が必要な人に届くよう、関係機関への働きかけを続けてまいります。


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2026年05月07日

2025年度活動報告「あゆみ」発送のご報告と、賛助会員・企業賛助会員募集のご案内

賛助会員ならびに企業賛助会員の皆様へ、2025年度活動報告「あゆみ」を発送いたしました。

今回の「あゆみ」には、代表挨拶をはじめ、松永が経験してきた交通事故と誹謗中傷についてのコラム、
そして被害者ご遺族3名によるコラムを掲載しており、2025年度にあいの会がどのような活動を行ってきたのかをご覧いただける内容となっております。
お手元に届いていない方がいらっしゃいましたら、お手数ですが、あいの会までご連絡いただきますようお願いいたします。

改めまして、多くの方々のご理解とご協力をいただきながら、2025年度の活動を行うことができましたこと、心より感謝申し上げます。

また、あいの会では、交通事故被害者支援、交通事故をなくすための啓発活動、
そして本誌のような広報誌発行などの活動にご協力いただける賛助会員・企業賛助会員を募集しております。

「何か力になりたい」
「被害者支援の活動を応援したい」


そう思ってくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加をご検討いただけましたら幸いです。

賛助会員・企業賛助会員については、以下のページよりお申し込みいただけます。
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i_nokai0708 at 20:36|PermalinkComments(0)