講演会

2024年06月18日

赤田ちづる氏講演会の開催報告(2024.6.15)

6月15日(土)のあいの会の活動報告です。

きょうだいを亡くされた遺族会「栞の会」代表で、
グリーフケアで大学でも研究員をされている
赤田ちづるさんを招いて講演会を行いました。

テーマは「グリーフとグリーフケアの基本」
会場とZoomをつなげての遠隔の両方を行いました。

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有意義な内容が多かったのですが、
ほんのさわりの断片を紹介すると、
遺族の心情として、
喪失と回復の二つの志向がある中で、
無理に回復に向かおうとするのではなく、
その間を揺れ動くことが大切という話や、
かつては(今でもよく見聞きしますが)
「時間が解決するよ」
「いつまでも悲しんでいないで」
と促すような周囲の対応がありましたが、
決して亡くなった人を忘れるのではなく、
継続する絆が大切という話もありました。

一通りの話のあとは簡単なワークも行いました。

2024あいの会0615赤田ちづる講演会_008

もちろんグリーフケアは万能ではありません。
それだけでは救われない人もいるでしょう。
しかし知識を得て、気持ちを視覚化することで、
前に進むことのできる人がいることは事実です。

今回の赤田さんのお話の中でも、
「人はあなたを助けてくれないかもしれないけど、
 知識はあなたを助けてくれる」
という話もありました。

自分や他の遺族を助けられる可能性のある知識は、
これからも吸収していきたいと思っています。

栞の会紹介ページ
https://www.izoku-net.com/shiori/

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2024年04月25日

京都の公開講演会「交通犯罪「被害者遺族たちの声」参加報告(2024.4.23)

松永拓也が4月23日、京都において、
「交通犯罪「被害者遺族たちの声」」
と題するシンポジウムへ参加しました。

♧前回告知ブログ
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/61420010.html

過去にも何度か触れていますが、
亀岡暴走事故と言われる事件の遺族の方と、
あいの会は以前より交流を持っています。
今回もその縁での参加となりました。

その時の様子は、地元の京都新聞で、
記事になったので詳細はそちらに譲ります。

2024あいの会0423京都新聞
京都新聞2024.4.23夕刊

2024あいの会0424京都新聞
京都新聞2024.4.24朝刊

今回、松永はシンポジウムで基調講演と
パネルディスカッションに登壇しました。

その前には京都新聞記事にもあるように、
事故現場での法要にも参列してきました。

亀岡暴走事故ご遺族とあいの会の交流は長く、
ずっとお互い信頼しあえる協力関係にあります。

交通犯罪の事故や被害の様態はさまざまで、
抱える問題意識、目指す方向もさまざまです。
だから時に相互理解が難しくなる例もあります。

しかし、松永も話しているように、
「愛する人を失った悲しみは普遍的なもの」
で、亀岡暴走事故ご遺族と共鳴できているのも、
その点で理解しあえているからだと考えます。
そんなつながりの輪も広げたいと思っています。

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2024年04月12日

京都での松永拓也講演の告知(2024.4.23開催)

松永拓也が京都で講演を行います。

事前申込不要で、どなたでも来聴可能です。
ここでもお知らせさせていただきます。

日 時:2024年4月23日(火)14:20~17:00
場 所:京都先端科学大学 京都太秦キャンパス北館 みらいホール
    (京都府京都市右京区山ノ内五反田町18)
題 目:交通事件遺族の現実
その他:事前申込不要、入場無料

2024あいの会0423松永京都講演チラシ

今回はかねてあいの会が親しく交流している
亀岡暴走事故のご遺族との縁で実現しました。

第2部のパネルディスカッションでは、
この事件のご遺族も登壇される予定です。

平日午後の開催とはなりますが、
ご都合のつく方がいらっしゃいましたら、
ぜひ足を運んで耳を傾けてほしいと思います。

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2023年11月19日

スマイリーキクチさんを招いての講演会開催(2023.11.18)

あいの会では11月18日(土)、
お笑いタレントのスマイリーキクチさんをお招きし、
講演会・勉強会を開催しました。

講演テーマは、松永拓也を始めあいの会メンバーも、
何人もそれそれ被害を受けているネット中傷問題です。

講演会開始に先立って、あいの会から派生した
「命の里プロジェクト」メンバーの関村拓海さんも駆けつけ、
ご自身が勤務されるプルデンシャル生命保険に関連して、
あいの会への助成金申請が通った旨を報告されました。

2023あいの会1118スマイリーキクチ講演会_001

今回お話いただいたスマイリーキクチさんは、
女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人だと中傷され、
(もちろん事実無根です)
殺人予告までされ、信頼できる刑事さんに出会うまで、
9年間もずっと危険にさらされ、苦しみ続けてきました。

その体験を元に、ネット中傷について、
被害にあったら取るべき行動、ネットとの付き合い方、
などについて、とてもためになる話をしてくれました。

細かいについては、あいの会代表理事の小沢も
ブログで書いているのでそのリンクを載せておきます。

♦小沢樹里のブログ記事
https://ameblo.jp/kozaru5/entry-12829583459.html

講演会のテーマは深刻なものではありましたが、
スマイリーキクチさんのあたたかい人柄がにじみ出る
聞いていて最後は心があたたかくなる話でもありました。

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2023年09月25日

京都亀岡暴走事故遺族・小谷真樹氏講演会(2023.9.23)

11年前に起きた京都亀岡暴走事故遺族の
小谷真樹(おだにまさき)さんをお呼びし、
9月23日に内々ながら講演会を開催しました。

小谷さんとあいの会設立メンバーは、
かれこれ10年越しの交流をさせてもらっています。

小谷さんには、以前も2014年に講演していただき、
今回は9年ぶり2回目のあいの会での講演となりました。

■事件に関する記事の一部
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1013202
https://www.asahi.com/articles/ASR4S76C9R4RPLZB001.html
https://www.sankei.com/article/20230423-HGC2BBI4CFPRZAIJPHA7O6WDYI/
https://www.sanyonews.jp/article/1322031
https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/fukabori/470017.html

2023あいの会0923小谷真樹講演_001

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小谷さんの話は事件当日からその後に至るまで、
多岐にわたってお話してくれましたが、
話を通して遺族への理解と気遣いの必要性を感じました。

周囲の人としては、相手を理解しないまま、
何の解決にもならない意見を言うようなふるまいは、
その気がなくても本人を深く傷つけると知ってほしい。

また小谷さんは、娘さんの真緒ちゃんが
搬送先からドクターヘリで別の病院に移される際、
ヘリへの同乗を認めてもらえず、
そんな精神状態で自らハンドルを握って飛ばし、
真緒ちゃんを追わなければなりませんでした。
その後のディスカッションで、被害者家族の
搬送同乗の制度化が必要という話になりました。

2023あいの会0923小谷真樹講演_009

これは以前の小谷さんの講演先の
山陽学園大学の学生が作成した絵本です。

「まおちゃんの新しい靴」

小谷さんは事件の少し前に真緒ちゃんに
新しい靴を買ってあげていました。
その靴のエピソードを盛り込んだ話だそうです。

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2022年11月28日

県民のつどいでの手記朗読(2022.11.26)

犯罪被害者週間期間中の週末の11月26日、
各自治体では様々な催しが開催されますが、
埼玉県でも「県民のつどい」が開催され、
あいの会メンバーもそこに参加しました。

2022あいの会1126埼玉県民のつどい_001

まず、あいの会顧問の佐々木成三さんが
サイバー犯罪を中心にしたトークをされました。

そして、中村正文と松永拓也が書いた手記が
声優の浪川大輔の朗読で読む催しもありました。

会場周辺には出店が並んでいたり、
前後にダンスパフォーマンスやミニライブもあり、
真面目な語り合い一辺倒だけの催しというよりは、
むしろイベントという雰囲気が濃い場でした。

来場者の中にも、「声優さん目当てかな?」
と思われる方々が散見されたことも事実です。

しかし手記朗読に聞き入っている様子をみると、
(そして開催後のTwitter等での反応をみても)
入り口がゆるく柔らかく、敷居が低いからこそ、
普段なら接することなく、素通りされただろう
遺族の声に触れる機会にできたと思っています。

だから遺族の声を聞いてもらう機会提供として、
こうした催しのあり方も有効だと感じました。

手記朗読は、抜粋や要約などではなく、
全文をじっくり丁寧に読んでもらえました。
来場者の方々の心にも何かを刻めたと感じました。

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2022年10月05日

東京新聞・中日新聞での新聞記者向け講演活動(2022.10.3)

当会代表の小沢樹里が新聞記者の方向けに、
10月3日、オンラインで講演を行いました。

東京新聞=中日新聞からお声がけいただき、
「被害者、遺族は事件事故直後に
 どんな状況に陥るのか」
というテーマで話をしました。

2022あいの会1003東京新聞講演_001

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それが注目される事件事故であればなおさら、
被害者・遺族は、時に取材攻勢にさらされ、
負担を強いられたり傷つけられたりします。

しかしマスメディアは敵ではありません。
報道する側には報道する側の使命もあり、
被害者・遺族の現状を理解してもらうことで、
味方になることもある人たちです。

被害者・遺族とマスメディアの出会いが、
不幸なものにならず、理解につながるように、
被害者・遺族の置かれた現状について、
話ができたことはとてもよかったと思います。

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2022年09月12日

次回命の里プロジェクトのお知らせ(2022.9.24開催予定)

来週末、命の里プロジェクトを行います。
今年2回目の開催となります。

2022あいの会0924命の里告知


【日時】9月24日(土)20:00~22:00
【講演者】小沢樹里・松永拓也・中村正文
【方法】Zoom(オンライン)
【定員】80名

上記画像にもQRコードを載せていますが、
参加申込フォームは下記になります。


また報道向け取材申込フォームは下記になります。

取材申込フォーム(報道各社向け)

開催にあたっての思いや話す内容は、
小沢と松永のブログをご覧ください。

小沢樹里のブログ告知記事
https://ameblo.jp/kozaru5/entry-12763679961.html

松永拓也のブログ告知記事
https://ameblo.jp/ma-nariko/entry-12763811392.html

定員に達し次第、応募を締め切ります。
夜の時間帯になりますが、
関心のある方はお気軽にご参加ください。

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2022年03月13日

あいの会講演会兼3月度定例会(2022.3.12)

3月12日にオンライン講演会兼定例会を行いました。

講師には、長年保護司を務められ、
各種更生に尽力されている荒木龍彦さんを招いて、
保護観察や被害者対応のあり方を話してもらいました。

保護司には加害者に寄り添うイメージがあります。
しかし保護は加害者担当と被害者担当があり、
被害者に寄り添う職掌の方もいることを知りました。

被害者・遺族のがんばる必要のないことが、
本来あるべき社会のあり方ではあるけれども、
残念ながら今はそんな不完全な社会だからこそ、
被害者の声には変える力があるという話もあり、
私たちも背負っている責務の重さを感じました。

被害弁償の話への反響も多く出ました。
判決無視の加害者には代わって国が取り立てる。
欧米では当たり前の制度ですが、日本にはなく、
逃げ得が余裕でまかり通っている現実があります。
だから制度を作ることが急務との話もありました。

加害者更生は国のミッションではあるけれども、
被害者が担うミッションではありません。
総じて、その点を深く思いを馳せる内容の話でした。

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2022年01月22日

あいの会講演会兼1月度定例会(20221.1.22)

今回も毎度のオンラインになってしまいましたが、
1月22日(土)は講演会兼定例会を行いました。

この日の講演会では、機械工学がご専門で、
東京都市大学教授の槇徹雄さんを招いて、
事故防止の観点で話をしていただきました。

槇さんとの縁は国土交通省の検討会です。

当会代表の小沢樹里が同省主催の
「今後の自動車事故対策勘定のあり方に関する検討会」
の委員で、槇さんも委員なのでお話の機会があり、
事故防止について話してもらうことになりました。

衝突実験の計測から人体がどのような影響を受けるか、
今後どのように車作りが求められるかなど、
車社会と人との関わりについての話がありました。

動画も使ってイメージを掴みやすい内容も多く、
例えばエアバッグは確かに体を守ってくれるが、
その反動で脳がダメージを受けることも知りました。

また近年死亡事故は減っているものの、
後遺症発生件数は横ばい傾向にあること。
それを問題視して少しでもそうならないように、
車のシステムも変更がされている話もありました。

機械工学の視点での事故防止の話は聞く機会がなく、
受講側も、新しい視点で考える機会となりました。


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2021年11月20日

あいの会講演会兼11月度定例会(2021.11.20)

11月20日(土)にあいの会の定例会を行いました。

と同時に、前月に命の里で講演をしていただいた
日本頸髄損傷LifeNetの徳政宏一様に再度お願いして
オンライン講演をしていただきました。

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加害者に家族を奪われるという立場ではありませんが、
突然事故に遭遇し、自由や可能性を奪われた当事者として、
深く考えさせられるお話をたくさんしていただきました。


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2021年09月20日

あいの会講演会兼9月度定例会(2021.9.18)

9月18日(土)、あいの会の月例定例会と併せ、
これまでも何度か講師として招いている方ですが、
精神看護学の高橋聡美さんの講演会を行いました。
(時勢を考慮して、今回もオンラインでの開催)

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グリーフのあり方について、色々な実例を元にお話しされ、
私たちにとっても学ぶことの多い機会となりました。

当会代表の小沢樹里が自身のブログで、
細かい内容を報告していますので、ここで紹介しておきます。

小沢樹里のブログ記事
https://ameblo.jp/kozaru5/entry-12698760426.html

知識がなく気持ちだけ寄り添おうとしても空回りしたり、
時に有害になってしまうのがグリーフの難しいところです。
こうした知識の必要性をあらためて実感した講演でした。

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2021年07月22日

あいの会7月度定例会兼京井和子さん講演会(2021.7.17)

法人化後最初の定例会を7月17日(土)に行い、
山口県のグリーフサポートやまぐちの代表で、
防府市市民活動支援センター長の京井和子さんに、
オンライン講演を行ってもらいました。

2021あいの会0718講演会兼定例会

京井さんも飲酒運転の加害者に娘様を奪われた遺族です。
その経験から講演や支援活動を続け、今に至っています。

今回はグリーフケアがテーマの講演でしたが、
特に私たち遺族が自分自身を理解する大切さ、
そして自分を通し相手も大切にすることに気づく内容でした。

また話せる場所を探すことの大切さ、
他地域の活動と繋がる大切さも再認識する機会となりました。


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2021年06月14日

あいの会6月度定例会兼井上保孝・郁美ご夫妻講演会(2021.6.12)

同じく6月12日の夜は、月1回の定例会とあわせ、
井上保孝・郁美ご夫妻の講演会を開催しました。

井上夫妻は1999年11月に東名高速道路上において、
飲酒トラック運転手に娘様2人を奪われたご遺族です。

あいの会での井上夫妻の講演会は今回2回目でした。

■前回講演会の報告ブログ

飲酒運転によって引き起こされる悲劇。
それが許されないことであることは当然ですが、
その撲滅に取り組み続けるお話を聞いていて、
「なぜお酒を飲んで運転してしまう人がいるのか」
という広い視野での話だったことも印象的でした。

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あいの会のメンバーとしても、その設立前から、
お二人の活動は手本であり続けてきました。

いまだに感染症の収まる気配はなく、
今回も会員のみのオンライン開催となりましたが、
公開で井上さんにまたお話いただける機会があれば、
告知して多くの人に聞いてもらいたいと思います。

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2021年03月01日

あいの会2月度定例会&勉強会(2021.2.27)

年7月に学生向け対談イベントを行いましたが、
(詳細は下記ブログ参照)
その時に参加された東京外国語大学の水谷早希さんが、
卒論で交通事故罪報道のあり方を取り扱う経緯があり、
今回その卒論の報告を行ってもらうことになりました。

学生向け対談イベントの去年ブログ記事
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/57010484.html

水谷さんは言語学のゼミ所属で、卒論題名は下記になります。

交通事故は本当に「事故」なのか
ー交通事故・交通犯罪報道のマルチモーダル批判的談話研究ー

2021あいの会0228定例会_001

誤読もあるかもしれませんが、あえて概要を書けば、
談話分析という言語学の手法を使ったメディア論です。
サンプリングした報道数社が、交通事故・交通犯罪について、
Twitter上でどのような言及をしているかを分析した内容です。

日本国内ではほとんど先行研究がないテーマだそうですが、
その言葉の取り上げ方には、偏向性とパターン化が目立ち、
その結果、そうした報道機関の言説に接した人に対して、
「そうはいっても自分は大丈夫だろう」
という「楽観主義バイアス」を助長する恐れがあるとの結論です。

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また言葉とずれた映像をかぶせて流すケースも多いため、
それが共感性を薄れさせているという指摘もありました。

水谷さんは今春大学卒業後は企業に就職されるそうですが、
この卒論の成果をここで終わらせるのはもったいないので、
報道各社を招いた意見交換の場を作りたいという話になりました。
これはまた具体化したら、追い追い報告したいと思います。

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水谷さんの報告のあとは、参加メンバーの近況や思いなども、
順番に話す自助活動の場を設けました。

なおこのブログを書いている翌々日になりますが、
池袋高齢者暴走死亡事故第6回公判が3月3日にあります。
13時開廷です。
今回は自動車メーカのトヨタが証言台に立つ予定です。
直前になりましたので、再度告知します。


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2020年11月25日

高橋聡美先生のグリーフ講演会開催(2020.11.21)

11月21日、グリーフに関するオンライン講演会を行いました。
本来であれば、感染予防対策を万全にした上で、
オフラインで実際に顔を合わせての開催を目指しましたが、
感染拡大の情勢を鑑みて、オンライン開催に切り替えました。

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精神看護学者でグリーフを研究している高橋聡美先生に、
今回講演会の講師をお願いしました。

ブログ(高橋聡美の研究室)
https://blog.canpan.info/satomilab/

詳細プロフィールなどは上のブログに譲りますが、
高橋先生には、5周年記念集会でも講演をお願いし、
今年夏もグリーフサポーター養成研修をしていただき、
今回で3回目の講師依頼になった縁のある方です。

その時の様子は下記ブログで触れさせてもらいました。
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/52261320.html
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/57000131.html

トラウマは心の問題だけれども体にも症状が出ることがある。
トラウマによって強度の肩凝りや不眠が起きたりもする。
原因はわかっていても、どこがトラウマになっているのか、
あまりにも複雑で、それを紐解くことは難しいことも多い。
だからこそ全てをはっきりさせる必要は全くない。
またトラウマから逃げることも時には大切。
逃げることが回復のヒントになることもある。
穏やかな時間を多く作って、それを日常とすること、
被害体験は決して日常ではないと言い聞かせることも大切。
私たちあいの会のように、一人で孤立しない場所を作ったり、
自分と一緒にいて安心できる人を作ったり、
そのリラックスの時間が大切という話がありました。

*** *** ***

また今回はあしなが育英会の方にもご参加いただきました。

あしなが育英会のあしながレインボーハウスグリーフで、
プログラムディレクターをされている相澤治さんからは、
グリーフサポートプログラムの現場の実際ということで、
親を交通死で失った子供たちがどんな風に1日を過ごすのか、
グリーフプログラムでのファシリテーターと子どもの関係の大切さ、
子どもが自分の感情を素直に表現できる場所が大切であること、
などについて話を聞くことができました。

また子どもグリーフサポートステーションを主宰する
西田正弘さんにも最後に話をしていただきました。
小学校5年生の時にお父様を交通死で亡くされ、
あしなが育英会で活動している西田さんですが、
私たちは自分たちの思いを知ってもらいたい気持ちで発信していて、
それは二人称の思いを三人称の多くの人に伝えたい思いですが、
三人称の多くの人は、決して本人の気持ち以上には超えないけれど、
寄り添うことができるだけでも有意義であるという話もありました。

なお西田さんにはあいの会2周年記念集会でも講演をお願いしています。
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/43062445.html
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/39795010.html

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以上は全体のやり取りのほんの一コマです。

私たちあいの会では、交通犯罪防止もちろんそうですが、
これからも自分たち自身の回復のヒントを探しながら、
そして発見したヒントを発信しながら活動していきたいと思います。


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2020年11月06日

佐々木成三さん「刑事力コミュニケーション」講演会への参加(2020.10.31)

前回ブログのあとで報告が前後してしまいますが、
10月31日(土)、あいの会メンバーの松永拓也が、
佐々木成三さんの講演会に参加してきました。

2020あいの会1031佐々木成三講演会1

松永さんも自身のブログで既に報告していますが、
あいの会としても、報告させていただきます。

松永さんブログ
「刑事力コミュニケーション講演を聞いてきました」
https://ameblo.jp/ma-nariko/entry-12635547263.html


佐々木成三さんは刑事コメンテーターとして活動され、
縁あってあいの会相談役もしていただいている方です。

今回の講演も、元捜査一課刑事としての経験を元に、
コミュニケーションのあり方についての内容でした。

警戒する加害者、被害者、目撃者から情報を得るため、
心を開いてもらい、真相を聞き出す技術が必要です。
語られた話もそのまま鵜呑みにするわけにもいかないので、
様々な視点から考え、何が正しいか見極める能力が必要です。

遺族は自分の家族が奪われた事件をネットで目にすると、
心ない書き込みや真偽の不明な情報にも困惑させられます。
それに振り回されないための知恵はとても重要になります。

今回は佐々木さんの著書に関連した講演会イベントでしたが、
(『「刑事力」コミュニケーション:優位に立てる20の術』 小学館)
そうした姿勢や技術について、学ぶ良い機会になりました。

2020あいの会1031佐々木成三講演会2






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2020年07月26日

学生向け対談イベントの報告(2020.7.23)

連休初日となる7月23日、事前告知しました通り、
学生の方々とのZoom対談イベントを行いました。

2020あいの会0723Zoom対談会

***

あいの会から参加したメンバーも
既にそれぞれ個人ブログで報告していますので、
そのリンク先を紹介しておきます。

■中村正文の報告ブログ
https://ameblo.jp/morinokotorito/entry-12612940480.html

■松永拓也の報告ブログ
https://ameblo.jp/ma-nariko/entry-12612922474.html

***

また当日松永宅で直接取材されたテレビ東京も、
当日のうちにニュースを出され、
YouTubeもアップしたのであわせて紹介します。

■テレビ東京のアップされたYouTubeページ
池袋暴走事故の遺族がオンライン講演(2020年7月23日)
https://www.youtube.com/watch?v=_8sJzwOvBuY


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今回のイベント企画の意図は、できるだけ多くの学生に、
交通事故の現実や被害者遺族の置かれた現実、
そして被害者支援の重要性などについて、
まずは「知ってほしい」ということが前提にありました。
その上で、学生の方々に自分で出来ることを考えてもらい、
そのことがよりよい社会につながっていくというものでした。

まずあいの会から、小沢樹里、中村正文、松永拓也が講演し、
さらにグループに分かれてのディスカッションを行い、
全体で再度まとまっての意見交換という流れで進めました。

今回参加してくれた学生の方々の中には、
警察官志望者、交通システムや心理学を専攻している人、
大切な人を亡くす経験をされた方などがいました。

そうした学生の皆さんが、それぞれの立場で感じたこと、
できる・やりたいと考えていることを話してくれました。
そんな参加者の皆さんの真っ直ぐな思いに触れられて、
あいの会の側も本当に貴重な経験になったと考えています。

今回はあくまで試験的な試みでしたが、
予想を超えて、有意義なやり取りができましたので、
今後も継続して開催していこうと考えています。

当初は2時間ほどの予定で始めた今回イベントですが、
話題が尽きずに4時間に及ぶ長時間となってしまいました。
ただその分、学生の方々に遺族の思いをダイレクトに伝え、
学生の方からも率直な思いを聞くことができ、
今回のイベントは成功だったと言えると考えています。



i_nokai0708 at 09:03|PermalinkComments(0)

2020年07月21日

グリーフサポーター養成研修実施(2020.7.18~7.19)

7月18日(土)~19日(日)の週末2日間をかけて、
精神看護学が専門の高橋聡美先生を講師に招き、
グリーフサポートの研修を行いました。

■高橋聡美の研究室
https://blog.canpan.info/satomilab/

あいの会+知人らが約10名ほどが参加して、
計10時間ほどの長丁場の研修となりました。
コロナ禍の中、感染予防策を講じての実施となり、
これまで通りにはいかない場面もありましたが、
参加者一同やってよかったといえる内容でした。

研修は、座学、ワークショップ、ロールプレイングなど、
多くの方法を取り入れた内容の実践となりました。

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※代表の小沢がブログで既に報告しているので、
 リンク先を紹介しておきます。

 ■小沢樹里のブログ
 https://ameblo.jp/kozaru5/entry-12612118057.html

今回こうした研修を実施しようと考えた理由ですが、
ご遺族の方からの相談が増えている実情があります。

私たちで力になれそうな方もいらっしゃれば、
残念ながらそうではなかったご遺族の方もいます。

今後もそうした相談を受け続けるだろうことを思えば、
自分たちの体験だけに寄った素人意見にとどまらず、
グリーフサポートというものについて、しっかりと、
体系的かつ実践的に学ぶ必要があると考えました。

そうは言っても、たった一度だけの研修受講で、
必要なすべてを完全に体得できるわけもありません。
これからも相談されるご遺族の方と一緒に考え、
一緒に歩み、できる限り力になりたいと思っています。


i_nokai0708 at 23:59|PermalinkComments(0)

2020年06月22日

オンライン講座(佐々木成三さんによる刑事力コミュニケーション) 2020.6.20

あいの会で先週末の6月20日(土)、
講師の方を招いてオンライン講座を開催しました。

講師にお招きしたのは、刑事コメンテーターとして、
最近テレビ出演をされている佐々木成三さんでした。

佐々木さんは埼玉県警捜査一課での奉職の経験から、
テレビや著書を通じて、様々な提言をされていますが、
今回のあいの会オンライン講座で、
取り上げたテーマは「コミュニケーション」でした。

佐々木さんは、ご自身の刑事としての経験から、
話だけではすべては伝えられないと理解すること、
一度話したから伝わったとは思わないようにすること、
同じ景色を前にしても人によって見る景色は違うこと、
そうしたことを理解する必要があると話されました。

稚拙な動機で犯罪を犯す被疑者はそれができず、
全体を把握できず、断片知識で物事を判断するため、
犯罪を犯してしまうというお話もされていました。

一通りのご自身の経験を話された後は、
「優位に立つ20のコミュニケーション」と題して、
コミュニケーションの重要な要点を説明されました。

時間の関係で全部には触れられなかったのですが、
最初の第一印象でほぼ9割が決まってしまう話や、
心を開かせるためにまずは自分のことから話すこと。
雑談の大切さ、受け手にあわせ上げ下げすること。
感謝を見える化すること。感覚による直感ではなく、
過去の経験を踏まえた直観力を鍛える大切さ。
先入観を排除すること。目的と目標を混同しないこと。

ざっとですが、そんな話を諸々していただきました。

2020あいの会0620佐々木成三講座_001

2020あいの会0620佐々木成三講座_002

終了後は、受講されていたピアニストの方にお願いし、
即興で演奏をしてもらうなどのサプライズも行いました。

最近、あいの会には遺族からの相談が増えています。

大切な家族を奪われて間もないご遺族もいらっしゃり、
話を聞く以上は真剣に伺う必要があると考えます。

そんな私たちは「話の聞き方」を再度勉強したいと思い、
今回のこの機会を有効に活かしたいと考えています。

今回講座は、2回目以降も開催したいと思いますので、
また詳細が決まりましたら告知させていただきます。

佐々木さんは直近ですと、6月27日(土)放送の
「世界一受けたい授業」
(日本テレビ系の、19:56~20:54)
に出演されるそうですので、お知らせしておきます。



「刑事力」コミュニケーション
佐々木成三
小学館
2020-04-01





i_nokai0708 at 22:54|PermalinkComments(0)