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浮気禁止が日本を滅ぼす!?~これからの事業承継を考える~


こんにちは。

家業を子が継いでくれず、儲けは出ているのに廃業する会社が増えて社会問題になっています。

理由として、少子化や価値観の多様化が挙げられていますが、もっと広い目で見てみますと、社会システムとして事業を家族に継がせるということが難しい時代であると見ることができます。



長年、家族による承継を行ってきた、いわば「事業承継の成功者」といえば、天皇家や武家です。

武家は既にありませんが、天皇家も承継に苦慮しているのは皆さんご存知のとおり。

今、天皇家が抱える問題は、まさしく日本の中小企業の抱えている問題と一致します。



さて、家内承継が困難になっている理由として、私は次の二つを挙げます。

【理由1 側室制度の廃止】

かつては側室や妾が認められていたため、仮に妻(正妻)が子を産めなくても、側室や妾が子を産みました。

明治以降、西洋文化の浸透でキリスト教思想が普及し、この国でも一夫一婦制が敷かれます。

これは、「血を継ぐ」という面では大きなマイナス要素になります。



【理由2 本家・分家制度の崩壊】

かつての徳川将軍家は、御三家(尾張・紀伊・水戸)、御三卿(田安・一橋・清水)を作って、徳川の血が途絶えることに備えました。

実際にこれは機能しており、何人かの将軍が御三家、御三卿の家から出ています。

徳川家以外でも、かつての日本では本家・分家がしっかりと意識され、血筋の承継に神経質になっていました。

しかし、現代日本においては、よほどの名家でない限りこれが意識されることはありません。

本家の血筋が絶えたので分家から養子を迎える、なんて話はほぼ聞きません。



以上、2つの理由から、事業承継云々の前に、現代は血筋を継ぐということ自体が社会システムとして困難である時代と考えます。



【じゃあどうすればいいの?】

子以外の優秀な人間(優秀な従業員or他社とのM&A)に継がせる方法をお勧めします。

自分で一生懸命がんばって育ててきた事業を家族に継がせたい気持ちはわかります。

が、事業の本懐、企業の存在意義は社会貢献です。

事業を継いでくれる子はいるのか?その子は本当に優秀で、かつ事業の意義や理念を正確に理解しているのか?

もちろんそういう子がいるならそれでOK。

しかし、優秀な経営者ほど、懸命に育ててきた会社・理念が、たかだか一代、二代の承継の失敗によって途絶え、消滅することの自社リスクひいては社会的リスクを考えています。

選択肢が少ない中で、ただ血筋である、というだけで継がせることを考えるのはいかがなものでしょうか。



例えば戦国時代。

天下統一という大事業をおし進めた信長の後を継いだのは、優秀な部下である秀吉でした。

そしてその秀吉の後を継いだのは、優秀な部下である家康です。

いずれも血筋ではありません。

乱世に必要な攻めの承継は第三者承継で、徳川の世になり、泰平の時代になってやっと、天下の守人は、いわば守りの承継で代々血筋に継がれました。

それでもなお、御三家や御三卿制度で血筋が途絶えるリスクに徹底的に備えられていたのは先述のとおりです。



ちなみに、余談ですが、戦国三傑にはいずれも妻(正妻)との間に子はいませんでした。

信長と帰蝶(濃姫)の間には子はいません。

秀吉と寧々の間にも子はおらず、後継者の秀頼を生んだのは側室の茶々(淀君)です。しかも、秀頼は秀吉の子ではなく、大野治長の子だと言われています。

家康と最初の正妻である瀬名(築山殿)との間には長男・信康がいましたが、信長の命令で若くして切腹させられています。

次の正妻である秀吉の妹の朝日姫との間には、年を取ってからの完全な政略結婚ということもあり、子はできませんでした。

後継者の二代将軍秀忠を生んだのは側室の西郷局です。




【現代は戦国?泰平?】

さて、日本の中小企業の置かれている状況は戦国でしょうか?泰平でしょうか?

資本主義経済の競争原理はまさに戦国。

現代の中小企業をとりまく状況は決して泰平ではありません。

比較的家内承継がしやすかった戦国時代でさえ、最も成功した事業承継は第三者承継です。

それよりも条件が切り詰められた現代において、家族に事業を継がせることにこだわるのは、いささか悠長ではないでしょうか。

早急に対策を考える必要があります。

経営者に評価される部下の条件とデキる部下が集まる経営者の条件


こんにちは。

現在、当事務所では求人広告を出して採用活動をしています。

新人さんを指導する立場になる部署のリーダーからこんな要望がありました。

「カネにがめついヤツを採ってください!」

カネにがめついということは、どうやったら仕事が上達し、評価され、収入が上がるかを考えるため、結果的に早くデキるようになるという理屈のようです。

一理あります。 

しかし私は、そこはそんなに単純な問題ではないと思っています。



①ご褒美で人を動かした豊臣秀吉の失敗

ご存じ、日本史上初の天下人である豊臣秀吉は、人を動かす名人と言われております。

どうやったかというと、簡単に言えば、成果を出した部下にしっかりした褒美を与えたのです。

当時の褒美といえば土地です。

天下統一事業をじゃんじゃんおしすすめ、部下にじゃんじゃん褒美を与えた秀吉。

最終的に、褒美として与える土地が日本の中になくなってしまいます。

そこで無理をおして2度にわたり朝鮮に攻め入って、日本の領土を広げようとしました。

しかしこれが大失敗。

この朝鮮出兵での無理が部下の間に亀裂を生み、秀吉亡き後の関ヶ原の戦いの火種になっています。

せっかく天下を統一して平和が訪れるかと思いきや、日本は再度分裂して、戦国への逆戻りの危機にさらされたのです。


②部下にご褒美を与えなかった徳川家康

秀吉の後を継いだのが徳川家康です。

家康は秀吉の大失敗を見ていますから、褒美で動く部下(褒美を与えなければ動かない部下)を持ちませんでした。

事実、徳川家の譜代大名の石高はそれほど高くなく、関ヶ原の戦いで手に入れた土地も、多くは外様大名に分け与えてしまっています。

にも関わらず、徳川四天王をはじめ、家康には優秀な部下がたくさん仕えていました。

家康の人柄であったり、大将としての器であったり、理念や理想のようなものに共感し、集まった人々が、家康の天下統一事業をおしすすめたと考えられます。

結果、再度の日本分裂・戦国逆戻りを防ぐことに成功し、徳川家を中心として250年続く泰平の世を築きました。



上記のような話をさわりだけチラッと先述のリーダーにしてみましたが、そんな400年前の話をされても…と困惑気味。

通じなかったようです。(^-^;

しかし、これは400年前の出来事だと、教科書の中の話だと、割り切っていいものでしょうか。

この歴史の中には現代にじゅうぶん通じる教訓がある気がしてなりません。

社長や上司の人柄、器、理想や理念はもちろん、会社自体の経営理念や指針・方針に共感し、褒美によらなくても(褒美を与えないという意味ではありません。)しっかり動いてくれる人がいなければ、組織として強靭になることはないでしょう。

経営者はそういった部下を選ばなければならないし、そういった人が仕えてくれる人物にならなければならないし、そういった人が集まる会社を作らなければならないのです。



人に動いてもらうにあたって参考となった意見2つ


こんにちは。

昨日、事務所の仲間と食事をしていたのですが、その中に目からうろこのお話が2つありました。


①世の中には、上司から叱られたことを仕事上のことと割り切れない人がいる。

私の部下に一人、非常に態度の悪い(笑)20代後半の女性がいます。

彼女は、法律実務的にも社会人としても未熟なところがあったため、入社以来厳しめに指導・教育しました。

結果、今では実務的には事務所全体でもトップクラスの実力を持つに至ったと思っております。

よく頑張ったと思い、口に出して褒めてもいるのですが、どうも態度が悪い。

態度が悪いため、結局社会人としていかがなものか、という評価になってしまいます。

そこで昨日聞いた話がストンと腑に落ちました。

話してくれた仲間は、以前の部下にもどうしても感情的に公私混同してしまう似たような人がいたため、今の彼女の態度については私ほど不思議に思っていない、というのです。

曰く、ちょうど年齢も彼女と同じくらいだったので、時期的にもそういう頃なのかもしれない、とのことでした。


②プロジェクトの進行が遅れるのは、メンバーが忙しいからとは限らない。


面倒なことは後回しにしていった結果、スケジュールが遅れることがあるそうです。

そりゃそうだ、と思われるでしょうか?(笑)

いま事務所では大がかりなプロジェクトをやっておりますが、確かに進行が遅く、なかなかスケジュール通りに進まないと感じておりました。

とはいえ、今回のプロジェクトのメンバーは事務所の経営陣。

通常業務で忙しいからしょうがないのかな、でもそれなら通常業務をもっと部下に任せたらいいのに…などともんもんとすることも多かったのですが、昨日話してくれた仲間曰く、そうとも限らないというのです。

私なんかは特に、面倒なことはストレスなのでさっさと片付けたいと思う質ですし、今回のプロジェクトのメンバーは皆「デキる人」たちばかりです。

むしろ面倒なことを後回しにするなと従業員を指導する立場にある人たちばかりです。

にもかかわらず、人間の心理としては難しく、そういったことは起こりうるんだという話で諭されました(笑)



組織のマネジメントとは難しいものですね。

まだまだ未熟者であります。



プロフィール

岩白啓佑

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