西穂山荘までの道のりを歩くのは本当に初めてで、夏山の時の景観やコース状態も全く知らないんです。

正確には、You tube で観た他の登山者の方の記録動画やブログ記事などで雪山の予習はしているのですが、実際に歩いてみるとまた印象は微妙に違いました。ちなみにゴーグルはすぐに曇ってしまい外す事になりました。ジュルボのエアロスペース、ベンチレーション機能を期待したんですが、やっぱり曇りますね。こういう事なんだ。(ゴーグルは曇るからなるべくサングラスがいいよ、って話。)

時折、他の登山者とすれ違いながら1人で考えていたのは、ガキの頃、地元のスキー場のクロスカントリーコースを親父と一緒にスキーで移動した時の事を思い出していました。雪を被った林道の中を進むのは本当に久しぶりで、天候もあまり良くないのに、なんだかとても懐かしい感じがしました。寒い冬に山へ繰り出していた頃の楽しさを思い出した様な気がしました。

登山道のコンディションは、この日は圧雪でトレースもしっかりあり、12本爪アイゼンで歩いていて快適でした。アイゼン、いいですね。初めて購入した BD のセラッククリップ(セミワンタッチ)ですけど、自分は歩きやすかったです。他の登山者の方で、チェーンアイゼンだったり何も付けてなかったりと色々なスタイルをこの日見ましたが、アイスバーンも無く圧雪だったので大丈夫だったのかも。

ちなみに上りと下りですれ違う時、ちょっと登山道を外すとツボ足になって膝まで入りました。なので、トレースは外さないほうがやっぱり良さそうです。バランスを崩したり、怪我をする原因になりそうでした。 

どうしても西穂ラーメンを食べたかった自分は、販売終了の14:00までに西穂山荘に到着する必要があり、マイペースで進んだものの(休憩は数回、取りました)、コースタイムの1時間30分ギリギリで到着しました。13:55 小屋前着かな。小屋が見えた時は本当に嬉しかったですね。テン場はどれくらい空いているんだろう?・・・







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ポールを立てて、ちょっとテン場を見下ろしたところ。うん、まだいける。写真の左斜め下が空いているので、受付終了後にそこへ穴を掘りテントを張りました。


で、テント泊の受付よりもなによりも、
とにかく 西穂ラーメン。まずは 西穂ラーメンなのです。




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受付のお兄さんに、『テント泊の受付なんですけど、その前に西穂ラーメンお願いします!』と伝えたところ、『ギリギリセーフですね、14:00 で終わっちゃいますから、テン泊受付よりも先にこっちをやりますね!』と。なんて話の早い・・・そうなんですよ、ラーメン食べたい小池さんなのです。頼んだのはしょうゆ味。もちろん汁まで完食しました。これいいな。昔食った網張ラーメンを思い出した。あれもロッジで食うと超絶美味かったな。



しかし登山中に山荘に入って休憩して食事するのは何気にこれも初めてなんです。涸沢のオープンテラス、立山の室堂山荘の自販機前でジュースで一服したことはあるけど、飯を食ってゆっくりしたのは初めてかな。山荘の中は暖かいですね。(もう出たくないくらい。)


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山荘の雰囲気を少しだけ味わってきました。小屋泊の方でしょうか、すでにお酒を飲みながら談笑されている方が多数いて楽しそうでした。


自分はラーメンを食べてまた力がみなぎってきましたので、テント場へのテント設置を始めました。雪堀りも初めてだったので、コツよりもなによりも、ただただ掘り続けました。



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掘り終わって、フットプリントを敷いたところ。身体を動かすとそれほど寒さは感じませんでした。息は切れますけどね。スコップはこれまた BD のディプロイ3を使用しました。山荘から出たばかりであまり参考にならないかもしれないけど、温度計の気温は-2.7℃を示していました。




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穴掘り〜設置までに2時間くらいかかったでしょうか。コツが掴めないまま、ペグを打ち直したり、テン場へ入る為の道を再整備したり、隣のテントとの境界線を明確にするためにカベを少し築いたりと、色々と雪遊びを楽しんでました。この日は風が無く、雪もサラサラでしたので、気象条件としては結構マシだったのかもしれません。『今日は暖かいよ!』って笑顔で話すテン場のお姉さんもいました。(強者なんだろうな。きっと。)




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テントの周りも少し広げて、あと入り口付近はもう少し広げて。テン泊の管理タグも付けました。




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ペグは MSR のブリザードステイクを6本、使用しました。残り2箇所(フライシート用)、ペグを打つ必要がありましたが、MSR のタフステイクを4本持ってきていたものの使わず、ピッケル( BD レイブン ) で入り口付近の1箇所を固定、残りの1箇所はフリーのままにしました。これで完了。無理矢理テントを揺らしてみて、ペグにテンションが掛かってがっちり固定している事を確認しました。フライシートももちろんビンビンに張ってます。(1箇所はフリーだけど。長辺でなく短辺のほう。)



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あとはテントに潜り混み、マットの準備や寝袋の準備と、あと夕飯を作って食って寝るだけになり。山荘周辺を少しブラブラしました。




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お馴染みの雪だるま。これを You tube や他のブログ記事ではなく、自分が間近に見る事が出来て嬉しい。



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うわーほんとに来ちゃったよ、っていう感激と、少しまだ緊張。

これから厳冬期のテント泊を初体験だ。





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そして、西穂山荘がテント場の目の前にある安心感。ほんと心強い。



どんだけ寒いんだろーなんて思いつつ、テントへ戻って夜に備えることにしました。






その3へ続く