テントに潜り混んで、マットの準備や寝袋の準備を進め、いよいよ厳冬期の為に買い込んだ道具が役に立つのかどうかも含めてテント泊での夜を体験することになりました。寝袋についてはナンガオーロラライト450DXの中にシートゥーサミットのスパークSp2を入れて2重にしました。マットはエクスペドのダウンマットウインターHLを使用。そして今回の秘密兵器でしたファイントラックのウインターライナーEXPをテント内に装着します。

全ての準備が終わり、いよいよ夕飯の準備でもと思って、その前にトイレ。登山靴は冷たくならない様、寝袋の中に入れてました。



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山小屋の灯りに小雪が舞っていよいよ雪山の夜、といった雰囲気。とてもいい雰囲気だけど、寒いことは寒い。テント前に放置したデジタル温度計はすでに測定不能となっており、-9℃まで測定可能な仕様なので、すでに-10℃を超えたことを意味していると思いました。



ただいま、時間にして19:30です。念の為、テント内の温度を測ってみました。 



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え。。。テント内の温度を測りたいので、スントを1時間ほど腕から外して荷物の上に放置してたんだけど。まさかの1℃?  これ、やらせとか測定ミスじゃないです。ビックリして再度、外のデジタル温度計を見たら、やっぱり測定不能の状態。もしかしてこれ、やっぱりウインターライナーEXPのお陰なの?



このアイテム、すげーかも・・・って思った瞬間です。



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でも、確かに手袋外していてもそんなに冷たくないし、やっぱりテント内が楽園状態になっているのは確かだと思いました。この為、夕飯の準備は素手で行いました。それでもう1回トイレに向かい、戻ったら20:00だったので、AMラジオを聴きながら就寝しました。ここ、ばっちり携帯の電波が入りますが、モバイルバッテリーを今回は潔く置いてきましたので、下山時までの節約の為、電源OFFしました。

(この為、スマホでの夜の写真が残ってません・・・)

ハードシェル、登山靴、手袋、スマホ、ヘッドランプ、燃料ボンベは寝袋の中へ突っ込んで、ジッパーを全部締めて寝ました。しかし、だがしかしです。寝付こうと思うと、腰と背中の辺りがなにやら冷たい。

マットは厳冬期仕様なのになぜ?と思いましたが、何度寝返りを打っても冷たい。眠れない。もしかしてエアーの注入量が少ない為?と思い、再度ポンプ(エクスペドは便利なポンプ兼スタッフサック付)でエアーを注入してみましたが、やっぱり冷たい。マットに大枚はたいたけど、ハズレだったか?と思った瞬間です。

時間にして 0:00 ジャストくらい。寒くてトイレに行きたくなったので、仕方なく登山靴を履いてトイレへ。めっちゃ靴が冷たい。足の指先のモミモミ体操をやってみたけど、なかなか暖まらず。てか、空を見上げてビックリした。星が綺麗。。。これは写真を撮らなければ!と、テントに一旦戻り、RABのインフィニティジャケット、MHWのゴーストウィスパラーパンツを履いて、NIKON COOLPIX A とベルボンの三脚キューブを持っていざ撮影へ!と思って撮影始めたら、あまりの寒さにバッテリーがダウン・・・そしてカメラが謎の誤動作を始めてしまい、撮影はおじゃんになりました。

この時、BDのグローブ ARC を装着していましたが、カメラの操作がなかなか上手くいかない為(オイルタックレザーで操作しずらい)、手袋を一瞬外したところ、風がそこそこ吹いていたこともあり一瞬で手が冷却されて痛くなり、手袋を外す危険を初めて体験しました。(これマジでやばいと思ったので、もうやりません。)

こりゃたまらんので、テントに戻って暖を取り戻すため、持ってきたハクキンカイロにベンジンを注入して、SOTOのガスライターで点火、しようと思ったら着かない。このライター、確か立山の雷鳥沢でも点火出来なかった。仕方なく、ウインドマスターを点火して(こちらは一発点火、優秀です)、その火でハクキンカイロを点火しました。

ハクキンカイロ、噂通り素晴らしいです。とても暖かい。これでまず手を温め、次に足を温め、次に登山靴を少し温めてから寝袋へ突っ込み、そのまま寝袋へ自分も突入して、ハクキンカイロをグルグルと寝袋の中でローテーションしながら寝ました。しかし例のマットの冷たさは変わらず、これが原因でずっと熟睡出来ないまま朝を迎えました。

(スマホを一瞬だけ電源ON)

外に置いていたデジタル温度計はトイレに行った時にテント内に戻したんですが、6:25頃 のテント内温度は-6.3℃でした。外を出歩く山小屋の宿泊者の方たちの声が聞こえて、『今朝は-15℃くらいだったらしいよ。』との声が聞こえ、なるほど、ウインターライナーEXPの仕様値とほぼマッチしたかなと。(それでも寒いけど。)



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日の出は 6:52 頃だったと思い、これはさすがに外で見ないといけないと思い、ダウンを着込み、デジカメを胸で温めて外に出ました。テント場周りがうっすらと朝焼けに包まれ始めており、沢山の宿泊者がその瞬間を待っているところに自分も初めて加わりました。


ブログでよく見て憧れていた、山小屋前での朝日の瞬間がいよいよ自分にも来るんだと内心、とても感激していました。周りの皆さんはハードシェルの上下(臨戦態勢)、自分は?といえば1人だけ全身上下真っ黒ダウンのミシュランマンで完全に浮いた状態でしたが、そんな事なんかもうどうだっていい瞬間が訪れていました。




その4に続く