代々木系セミナー「これからのスマホ業界って実はふつー女子が動かしていくんだって」に参加してきました。


代々木系とは、IT起業と言えば「渋谷」か「六本木」なんてもう古い!・・・と昨年11月より発足したスタートアップ集団。
タイトルからして男くさくて最初行くのが怖かったのですが、月2回ほど代々木で開催されているスマホをテーマにした勉強会が熱く、私も毎回開催を楽しみにしています。

そんな代々木系が今回は女子っぽいタイトルの勉強会を開催。


内容は“ふつー女子がスマホ業界を動かす”というよりも、“続々と増えるふつー女子スマホユーザーとはどういう人たちで、彼女たちにどうアプローチするか”という内容でした。

長くなるので3回に分けることにします。

~セミナー概要~

代々木系セミナー「これからのスマホ業界って実はふつー女子が動かしていくんだって」
テーマ1:ふつー女子とは一体なんなのか
 ~ふつーのiPhoneユーザーに聞いてみたデータ大公開~
◆スピーカー:AppBankおがわまさみ(@spring_mao)嬢
AppBank“おとく情報”にて560人にとったアンケート結果を大公開してくださいました。
※なお、回答者の男女比は4:1。「ふつー女子」に聞いた質問ではなく、「アナタがふつー女子におすすめするアプリ」という視点です。


~内容~

■人気アプリジャンル発表

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人気アプリジャンルランキング
1位:無料通話/メッセージ 17%
2位:Twitterクライアント 13%
3位:SNS 9%
コミュニケーション系が40%を占める結果に。


オススメする以上、「自分が使っていていいものをススメたい」わけで、やはり利用人口が多いアプリが上位に来ているのだろうと思います。

「人はコミュニケーションしたがってる!」という話でしたが、個人的には“したがっている”というよりは、人間が社会的動物であり、言葉や文字をつかって情報の伝達をしあう生き物であることによる、人間の本能/しなきゃならないっていう方が表現として近い感じがします。



■上位ジャンル内のアプリ発表

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・無料通話/メッセージジャンルの圧倒的1位は「LINE」
ちなみにLINEが流行った理由として、この考察はおもしろかったです。「Skypeという存在があるのにLineがなぜ流行ったのか、理由はプロモーション力だけでないと思う」
・SNSジャンルの中に2011年10月にリリースされたばかりの「my365」が入ってきたのはすごい!
育成ゲーム以外のゲーム“こまごましたもの”扱い。「今この瞬間が楽しければいい」というものなので記憶に残らずどんどん「消費されている」。
・連絡先交換は今まで携帯電話でできていたけどiPhoneになってできなくなったもの。

とのことでした。


■ふつー女子のキーワード

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ふつー女子にとってTwitterは情報収集に非ず。ひまつぶしである。とのこと。(スピーカーのおがわさんはアンケート結果を一言でわかりやすく切り出すのがお上手です。)

■AppBankが思うふつー女子


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AppBankというとiPhone男子向けレビューサイトという印象が強いですが、AppBankの実店舗には女性が大勢くるそうで、それが「ケースは買う」というところにつながっているようです。



■ふつー女子に向けてアプリを作るなら

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・複雑なことや難しいことは求めていない
・基本アプリに足りない何かをプラス
・友だちとのコミュニケーションのきっかけに


基本アプリにもう少し欲しい機能としては、「メールロック」「写真整理」などは要望が高いようです。ふむ、納得。

ただ、この手のアプリは競争相手もたくさんいるので、“もう少し欲しい”という「-(マイナス)を0にする」だけではもう足りなくて、「LINE」の“スタンプ的”な、より楽しくするものや、「my365」の“1日1枚をカレンダーに残すことによる想い出らしさ強調”など、「-(マイナス)を+(プラス)にする」ことが必要なのは間違いない!と思います。

以上、「テーマ1:ふつー女子とは一体なんなのか」でした。
よかったら、代々木系のfacebookも見てみてください。