後は野となれPoohとなれ~今から、ひとりから~

たれプーさん♪の「適職・究極的生き方」備忘メモ

† 作曲家・ブルックナーには9つの交響曲に加えて習作と言われる2作品もある。私の若い頃には第4番や第7番というものが多く取りあげられいた。日本ではブルックナー指揮者と言われる朝比奈隆氏の功績が大きく、取りあげられる機会の少なかった作品も日の目を見た感が強い。録音が増えるにつれて、もっともブルックナーらしい作品である第5番、第8番、第9番も演奏会にかかる機会が増えた。聴く機会が増えたのは私には1990年代にあたる。チェリビダッケという指揮者が存命であったので、彼の指揮するブルックナーに新たな境地を見た思いがする。最近では中年の指揮者も好んで取り上げるようになり、巨匠だけが指揮する交響曲という位置づけは外れてしまった。

‡ ただ指揮者の中には繰り返して特定の交響曲しか指揮しないという場合があり面白い。世間的にはブルックナー交響曲全集を作ることがステータスかもしれないが、やはりどれもが超名曲とばかりにはいかないのだ。私はブルックナーが好きになってから様々な全集や選集を購入して聴いてきた。そして3番~9番まで、ポケット・スコアを買うほどに関心を払った。ブルックナーの響きは大伽藍を感じさせる時間・空間がある。オーケストラの最も美しい響きを引き出した作曲家なのだろう。それが至上な感覚にさせる。もう今は聴き飽きてしまっているので聴ける時まで待つことにしている。

† 「うわさを信じちゃいけないよ 私の心はうぶなのさ~♪」、リンダ困っちゃう。本当に困るのは、一体誰なのか。もうどうにもとまらない状態の国家となってしまったニッポンである。ところで最近聞いた識者インタビューで、現在は「民主主義」対「資本主義」という位置づけで考える必要を説いていた。そして「資本主義」は新自由主義・グローバル資本主義として、世界各国で現地経済を壊していく。それはニッポンも同じであり、TPPで狙われていた市場開放は引き続き米国との二国間直接交渉に移ることなる。彼らが狙うのは私たちの預貯金であり年金積立、そして健康やインフラ、食糧である。これを握られるともはや言いなりになるしかないのである。中世に戻るという識者もいる。封建領主に従う農奴のようになるのであろう。

‡ このところ戦前・戦中の国情について見聞きしているが、現在と似通っている点が多い。大政翼賛的な雰囲気を作り出すための締め付けが厳しくなり、権力側に擦り寄るマスコミ・文化人が跋扈している。そして私的な利益を追求する政治家・官僚が大手を振っている。歯止めがかからない、もうどうにもとまらないである。このようにして戦前は一気に戦争に突入していった。もう戦争の大義なき時代にあるが、戦争ビジネスや軍人にとっては争いを起こすことが存在意義であり利益となる。そして戦争となれば漁夫の利を得られた朝鮮戦争と同じ利益が入ると目論む経済人もいる。しかし果たして思い通りになるのか、一歩間違えて破滅へと至るのかどうかは誰にも分からない。ニッポン人がウブな精神から抜け、フェイクニュースたる噂を検証して自律する機会となるか。最後の時がさらに近づいている。

† 私の好きな指揮者にクルト・ザンデルリンク(Kurt Sanderling)という方がいる。もう亡くなってしまった。東独時代に活躍されて晩年は日本のオーケストラなども客演指揮された。最晩年にブルックナーの第3交響曲を演奏された実況録音をたまたまNHK-FMで聴いた。それを含めて同曲の実況録音盤(海賊盤)を二枚持っている。引退宣言する時期に取りあげるという意味は大きいだろうし、もともと同じ曲を振り続けるという姿勢があった方のようである。彼が指揮するとオーケストラの響きが豊かにふくよかになる。あゝ音楽とはこのようなものかと、その瞬間を愉しみたくなるのである。その人柄が演奏に反映される典型と考える。それは決してシャープでガチガチの機械のような音楽ではないのだ。まさに人間味のある音楽なのだ。

‡ またハイドンの交響曲第94番「驚愕」だが実況録音盤(海賊盤)を二枚持っている。これもまた何とも言えず良いのだ。交響曲の父ハイドンだが、それまで私には退屈な感じしかなかった。それが活き活きと精気を持って迫ってきた体験はまさに目から鱗である。また彼はブラームスがお好きなようであり、交響曲全集(正規盤)を2回も作っている。また「ハイドンの主題による変奏曲」(ラストコンサート実況録音盤)は悠久を思わせる、実に温かで伸びやかな音楽なのである。あゝ愉しい!クルト・ザンデルリンクのような指揮者と出会えたことが人生の大きな収穫であった。むろん他にも名指揮者はいて影響を受けている。それでも何度も繰り返し愉しく聴ける演奏というものは滅多にないのである。これ以上は言葉では表現できない。人生のように、ただ味わうしかない。

参照 巷には同じ感覚のファンもいます
ハイドン音盤倉庫 - Haydn Recordings Archive (個人ブログ)
クルト・ザンデルリンクの「驚愕」ライヴ2種
http://haydnrecarchive.blog130.fc2.com/blog-entry-1029.html

動画 ブラームス交響曲第4番、指揮レッスン風景
Kurt Sanderling unterrichtet die 4. Sinfonie von Brahms
https://www.youtube.com/watch?v=WnwJX1UOHfY&t=21s

クローズアップ現代+
「高齢者だってセックス」言えない“性の悩み”
2017年5月18日 NHK総合テレビ

先月、アダルトサイトを閲覧していた75歳の男性に偽の請求が届き、5000万円以上をだましとられる事件が発覚。同様の被害に悩む高齢者は急増している。一方、介護の現場では、利用者によるセクハラや恋愛といった性の問題に日々直面している。性欲はあるのに、「甲斐もなく」と言われることを恐れ、周囲に相談できない高齢男性。妻との関係をどう築けば良いのか、息子や娘たちはどう向き合えば良いのか。あなたはどう考えますか?

田原総一朗 (ジャーナリスト)
宋 美玄(そんみひょん)(性科学者・産婦人科医)
浅野真澄(語り)
武田真一・鎌倉千秋 (キャスター)

† この番組であるが内容から録画しておくことにした。私はゲスト出演した女医のラジオ番組を過去に聞いており、彼女は出産のために放送から姿を消していた。無事出産したんだろうかと思って見てみたくなった(2015/11/20第二子出産!もうそんなに経っていた!)。この女医さんだが大阪大学医学部で性科学を学んだ真面目な解説ができる逸材である。内容は昨今の高齢化社会であらわになってきた高齢者の性についてである。そのためのトラブルも聞かれるようになってきた。元気な人が性に興味を失わないのは別に不思議ではない、年齢制限はないだろう。そこでどのように、それを昇華していくのか手段の問題となる。

‡ 番組は詰め込みすぎであったことと生放送で83歳の田原総一朗氏の独自路線で混乱していった。田原氏の質問に丁寧に答えようと宋 先生は必死で涙ぐましい努力をしていた。「性的な欲求がある」と答えた男性の割合は、60歳代で76%、70歳代で75%(日本性科学会2012年調査)という数字を挙げていた。男性にとって欲求は続くのだ。一方で、女性は意識的にも肉体的(閉経後のホルモン減少)にも性生活に対してはソフトな対応を求めており、男女間のギャップが鮮明である。結局、夫婦でよく話し合ってという番組の結論らしいが、それができれば苦労はないだろう!ちょうどこの世代は性解放途上なので現代のような覚めた意識はなく鬱積があるようである。NHKがこうした話題を取り上げることに批判があるようだ。ただ、これだけ長寿化し男性という生物本能的欲求がある以上は、性グッズ・性風俗の活用も解消方法の一端であろう。番組を見て、はじめて知った『壮快Z』だが最高齢AV男優・徳田重男氏を取り上げた掲載頁を映していたのに苦笑した。この番組は少なくとも3回シリーズ構成で田原総一朗、宋 美玄、荒木 乳根子それぞれにじっくりと話を聞けばよかったろう。

参照 NHKも爽快に取り上げた~「嫌らしくないよ!」って
『壮快Z』ムックシリーズ(マキノ出版) http://www.makino-g.jp/index.html

「セックスで健康になる!健康になるためにセックスする」がモットーのムック本
その名も『壮快Z』! 
Zは絶倫、絶頂、絶品の意味から、あのみうらじゅんさんが命名してくださいました。

 →5万部を超えるベストセラーに、DVD一枚付きで972円!
20170522
『壮快Z 6』 (マキノ出版ムック) 
ムック: 107ページ
出版社: マキノ出版 (2017/5/15)


荒木 乳根子(田園調布学園大学名誉教授、臨床心理士)
日本性科学会セクシュアリティ研究会・代表 http://www14.plala.or.jp/jsss/index.html
中高年のセクシュアリティに関するアンケート調査」(2012)日本性科学会

 ↓↓↓ それをまとめた単行本 ↓↓↓

荒木乳根子・石田雅巳・大川玲子・金子和子・堀口貞夫・堀口雅子
セックスレス時代の中高年「性」白書
201705210
単行本: 216ページ
出版社: harunosora (2016/9/2)


漆原 治志 (看護師、社会福祉法人あいち 法人統括部長)

参考
武田アナが凍りついた田原総一朗のツッコミ NHKクロ現「高齢者セックス特集」
2017年5月19日 J-CASTニュース
https://www.j-cast.com/2017/05/19298447.html?p=all


雑記 なるほどソウカイ!
『壮快』 発売日: 2014年05月31日
「セックスを楽しむことは、健康長寿の秘訣である!」をメインコンセプトにすえた
『壮快 2』 発売日: 2014年12月01日
「あくまでもまじめに医学的に、それでいて明るく楽しく朗らかに」セックスを提唱する
『壮快 3』 発売日: 2015年05月30日
「セックスは楽しい。そして、セックスは健康に役立つ。」
『壮快 4』 発売日: 2016年05月14日
「セックスで健康になる!セックスで幸せになる」がテーマ
『壮快 5』 発売日: 2016年11月15日
「セックスで健康になる!健康になるためにセックスする」をモットー

† ニュースを見ていて、あら!っと思うことがある。例えば参照にあるようなことで、①と②は同じ素材を扱ったものだが、掲載時期が大きくズレている。①は朝日新聞で署名記事であり、②は産経新聞を代表させたが、実は共同通信社配信ニュースで地方紙も同じソースである。伝えているところは同じで既婚者の小遣いが大きく減少したとする。この点についてはマスコミやブログなどでも引用しているのを見かけており、生活感が感じられることで同感を得やすいのであろう。こうした掲載が大きくズレている記事を見たことは過去にもあった。では「明治安田生命保険が18日までにまとめた家計に関するアンケートによると」と5/18までにと曖昧にしてあるが、ではそれが4/28と報じていることも注目する。私はちょっと間違えそうになったのは、②は①に新たに何か素材が追加された報道かと思ったが単に共同通信社が書かなかっただけのようである。

‡ 私はアンケート調査などは、どのような意図を持っているのか、原典はどうのようになっているのかを調べる癖がついている。特にネット環境になり原典が見つけやすい環境である。特に政府発表のものをどうマスコミが伝えているのかを知ることで報道姿勢が分かる。前政権から記者会見にネットメディアが入って会見の全貌が明らかになってきた。そこで取捨選択されるもの、伝え方などを検証するとメディア報道がどのようであるかを裏側から考えることができるのである。参照のアンケート調査であるが公表されている調査概要では、面白い項目も含まれており是非見てもらいたい。例えば、副業している割合と金額、普段持ち歩くサイフ金額等であり他では見かけないものだ。そして既婚者のお小遣いであるが、その推移を見ると2007年(夫婦平均36123円)から2016年(夫婦平均25082円)と、約1.1万円も減少していることが分かる。これは単にお小遣いの減少という現象だけでなく、貯蓄や副業、家計全般から考えるべきことだ。

参照 記事を比較すると同じ視点であるが、若干差異が感じられる
明治安田生命 「家計」に関するアンケート調査を実施! (4/28公表)PDF
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2017/pdf/20170428_02.pdf


妻のお小遣い、月1万8千円 07年の調査開始以来最低
 (4/29朝日新聞デジタル)
 http://www.asahi.com/articles/ASK4X3DDWK4XUTFK009.html

 明治安田生命保険が28日に発表した「家計」にかんする調査結果によると、夫婦で自由に使える「お小遣い」の月額は夫が3万1764円、妻が1万8424円で、過去最高だった2007年より約9千~1万3千円少ない結果となった。同社は「景気の先行きへの不安から、財布のひもは固いようだ」とみている。

 妻のお小遣い額は、07年の調査開始以来で最低だった。小遣いの希望額は、夫が4万5750円、妻が2万8670円で、現実とは1万円以上の差があった。

 今年初めて聞いた世帯あたりの貯蓄額は、50~70代で1千万円を超えた。一方、貯蓄がない世帯は全体の約2割だった。明治安田生命の小玉祐一チーフエコノミストは「高齢者層の購買意欲に働きかけることが個人消費活性化のカギだ」と話している。

 調査は20~70代の既婚男女を対象に、インターネットで4月に実施。有効回答は1618人。(河合達郎)

既婚者の小遣い、月2万5千円 家計圧迫で過去最低に、妻は初の2万円割れ
 (5/18産経ニュースデジタル)
 http://www.sankei.com/life/news/170518/lif1705180046-n1.html

 明治安田生命保険が18日までにまとめた家計に関するアンケートによると、既婚者の小遣いは月平均で2万5082円となり、2007年の調査開始以来、過去最低となった。昨年調査からは4421円減少した。企業が賃上げに慎重で収入が伸び悩む一方、身の回り品の値上げなどが家計を圧迫していることが背景にあるようだ。

 男女別でみると、妻は5632円減の1万8424円で初めて2万円を割った。夫は3186円減の3万1764円だった。

 家計の昨年との比較については「余裕がなくなった」との答えが23.3%で、「余裕ができた」の8.0%を大きく上回った。

 余裕がなくなった理由(複数回答)としては「日用品・食料品への支出が増えた」が38.2%で最多となり、給料の減少や光熱費の増加が続いた。明治安田生命は「持続的な個人消費の拡大には賃金の上昇が必要」と分析した。

 調査は4月上旬にインターネットで実施、既婚者1618人から回答を得た。

† 一時代前に多湖輝『頭の体操』という本が流行った。著者は昨年3月に逝去されていた。ゴマブックスで長く続いた「1966年の発売以来、シリーズ累計1200万部のベストセラーとなった」シリーズだと記されている。最近でも「脳トレ」ブームと言われ認知症予防に効果があるとされる。単純な計算問題もいいだろうし、この『頭の体操』のように簡単に答えが分からないものもいい。つまり刺激を与えることが重要なのであり、特に決まりがあるわけではない。ただ目新しいネーミングや効果宣伝など、売り込む側の方がよりアタマを働かせている感じがする。

‡ クイズなど知識を競うテレビ番組は嫌いで私は見ない。東大や京大卒、医師や弁護士などがアタマがいいとばかりに出て来るが彼らがどんな社会の難問を解いているのだろうか。それも知識などはネットで簡単に調べられる時代であり求められるのは知識の新たな用い方・組み合わせ方なのであろう。仕事のノウハウや家事の知恵など、誰もがそれぞれに専門家であり言葉を持っている。それが組み合わされて豊かな人間社会を作っていくことこそ、知識の有用な用い方である。知識の先にあるものを掴みたいものだ。そして正解がないのが社会であり人生である。分からないことだらけだから、生きることは面白い。

† 前回に引き続き指揮者・尾崎晋也氏について触れる。彼のエッセイ集、何度も途中で読むのを止めた。それは目頭が熱くなり気持ちがいっぱいになったためである。鹿児島の南日本新聞社に掲載された11年分まとめたものだ。尾崎氏が売り込んで始まったという経緯であるが好評のようである。いろいろなエピソードが書かれており、「国立交響楽団の表と裏」という副題の通りである。ルーマニアという未知の国、その民族と音楽家たちの話には何か人間味あるものを感じる。それは日本の音楽家たちも少なからず同じであろう。どこの国においても芸術家が自立して生きていることは至難の業である。個性の強い人たちなのである。それでも洋の東西を問わず芸術には誰もが真摯に取り組んでいる。まず気づかされたことは、往々にしてマスコミ受けする人たちばかりの情報が溢れている。CDセールスや公演目的であり褒めそやすだけである。それが悪いとは思わないがヨーロッパの片田舎であっても独自の文化を持ち矜持があることを忘れがちだった。ベルリン・フィルやウィーン・フィルだけが音楽ではないのである。

‡ 本書からのエピソードだが、尾崎氏は音楽に興味をもってトロンボーンを演奏したかったが地元鹿児島では当時教わる先生がいなかった。それで来日演奏する海外オーケストラの鹿児島公演の舞台裏に突撃レッスンを敢行した。当時は中学生だったらしいが奏者らは熱心に対応してくれたという。長じてトロンボーンから指揮に転向しルーマニアで指揮活動していたところに貧しくて音楽高校の先生に相手にされない少年が演奏を見てほしいとやってきた。少年もトロンボーンであったこともあって尾崎氏はポイントを教えた。彼がぶじに音大に入って今ではアメリカの名門・シカゴ交響楽団のエキストラ出演で大きな夢を抱いている。尾崎氏は「ゴー・アヘッド!」と応援する。また素晴らしい演奏会後に演奏者たちが集まって「また一緒に演奏しましょう!」と寄せ書きしたが、彼は再びそのような機会が訪れることはないと書いている。まさに一期一会、物哀しいゆえに美しい風景に感じた。尾崎氏のような隠れた逸材は、まだまだ世の中にいるのであろう。

参照
尾崎晋也『笑うマエストロ~国立交響楽団の表と裏~』
20170511
単行本(ソフトカバー): 224ページ
出版社: さくら舎 (2014/10/8)

尾崎晋也(おざき・しんや)
1959年、鹿児島県谷山市(現・鹿児島市)に生まれる。指揮者。桐朋学園大学で小澤征爾ほかに師事。卒業後、ヨーロッパ各地、アメリカで研鑽を積み、ペンシルベニア州で指揮活動をはじめる。1992年、ルーマニアでおこなわれた国際指揮コンクールに入賞し、1994年、ルーマニア国立トゥルグ・ムレシュ交響楽団常任指揮者に就任。その後、同楽団音楽監督のほか、トランシルバニア室内管弦楽団音楽監督、国立ディヌ・リパッティ交響楽団首席客演指揮者もつとめる。

† 指揮者・尾崎晋也氏の書かれた単行本を読んだ。2014年発行であり現在も同じオーケストラで活躍されている。といっても彼のことは全く知らなかった。活躍がルーマニアということとCD録音が少ないことからも目立たないのであろう。ただ日刊新聞に連載エッセイ集をまとめた本書は自由闊達な芸術家らしい雰囲気を感じさせるもので、なかなかの筆致である。もう23年も同じオーケストラと関係を持つことは異例であり、信頼関係が深いものと思われる。尾崎氏を日本の演奏会で見る機会は滅多にないのが現状である。それにしても日本人が世界で活躍する姿は心強い。私は国際人という国籍があるとすら思うことがある。

‡ このオーケストラについて調べてみるとYoutube動画に尾崎氏の指揮する演奏があり、オーケストラの実力も見て取れるであろう。何よりも指揮者に求められるのは音楽性に加えて人間力である。昨今の指揮者と演奏家の関係は互いに助け合うというものになり、よい演奏を一緒に作るという傾向にある。このオーケストラも初めて聴くものであるが、極めてきちんと演奏している。本書を読むと音楽家の舞台裏の一端を見ることができる。燕尾服や正装でさっそうと演奏する彼ら彼女らであるが個性が強く、かつ面白い人間の集まりであることは確かだ。亡くなった名指揮者・岩城宏之氏のエッセイ集ら音楽家は名文家であるのは感性が鋭いということなのであろう。

参照
尾崎晋也『笑うマエストロ~国立交響楽団の表と裏~』(2014、さくら舎)

指揮者:尾崎晋也 http://artist.musicinfo.co.jp/ozaki/

 ルーマニア国立トゥルグ・ムレシュ交響楽団音楽監督
 トランシルヴァニア室内管弦楽団音楽監督
 ロンドン・シューベルト室内管弦楽団主席客演指揮者

Târgu Mures State Philharmonic
http://www.satirino.fr/artists/targu-mures-state-philharmonic


BRAHMS Piano Concerto no 1 , op 15

 Orchestre philharmonique de Târgu-Mureş, ROUMANIE 
 Direction : Shinya OZAKI 
 22 .05. 2014

Shinya Ozaki Imperial March from Star Wars Darth Vader symphony orchestra Marosvásárhely HD
https://www.youtube.com/watch?v=8RHJxqAMFlc

† 昨今の法律論は素人が見ても常軌を逸している。法律はあくまでも厳格さが要求される。そうでないと使えないからだ。客観的な規準をめぐって争うのが裁判である。このところの政府の独断専行とも思える法解釈は日本の司法界に強烈な動揺を与えているに違いない。法解釈を現実に合わせるならともかくも、内閣の意向に合わせていくならば運用することができないことになる。何を規準にすればいいのか、その時の内閣の判断ごとに変わってくることで法律の安定性がなくなるのだ。

‡ 「道路では事故を起こすような速度で走ったら罰します」などという文言では、ドライバーは怖くて運転できないだろう。今の法解釈とは、それはその時の内閣が判断しますというようなものだろう。内閣がダメと判断すれば罰せられるしOKとなれば大丈夫とすれば法律よりも内閣が上位になってしまう。恣意的な運用が起きれば、役人に賄賂を渡す国々と同じことが起こる。そして最も困ることは諸外国から信頼されなくなるということだ。ルールが客観的でないなら商売も観光もできるはずがないだろう。ニッポンという国は法治国家でなく人治国家であり民主主義でなく国家主義とも言われかねない。さらに弁護士や法学部出身の政治家・官僚が、こうしたイロハのイを逸脱していることが最悪である。彼らが学んできたことを全て否定することに矛盾を感じないことに愕然とする。

† 格安乾燥パスタを食べている。味にこだわらないからこそ、できるワザかもしれない。単に金欠という定めであるということだ。これは結束もされていない分だけ安いと思う。それをパスタ容器に入れて、ちょっと多めに食するのが基本である。ところがである、パスタ容器に入れていたからこそ気づいたのだが何と6ミリ程度長さが短くなったことを最近発見した。透明容器で、どんどんと足していくから判明した。

‡ この商品だがトルコで加工する際に短くしているのであろう。他の商品も見ていただくと分かるだろうが、乾燥パスタに正確な長さの表記はないはずである。25センチ前後で、そこを少し削ったということだろう。それにしても値段は抑えて容量を少なくする戦略はあちこちで見られるようになった。やはり値段を上げることは購買意欲を削ぐのであろう。こんな細かいところに注視する私は主夫意識が抜けていないようである。

参照
arbella(アルベラ) スパゲッティ 1.6mm  500g
原作国 トルコ
輸入元 株式会社レヴクリエイト http://reve-create.com/d-1.html

イノマタ化学 パスタ容器 なるほどパスタ 1.6リットル

ロングパスタ(日本パスタ協会)
直径1.4~1.9mm前後、長さ25cm前後の円柱状のロングパスタ。
https://www.pasta.or.jp/content/basic/type.html

パスタでヘルシーダイエット ★ソース、具材は低カロリーを意識する

パスタに和えるソースは、オリーブオイルがベースのオイル系ソースやトマト系ソースがベター。

オイル系ソースでパスタをコーティングすることで糖質の消化吸収を遅らせることができます。
また、トマトには中性脂肪値を下げる働きがある物質が含まれており、トマト系ソースはダイエットに最適です。逆にカルボナーラやミートソースは乳製品・肉類などの動物性脂肪の多い高カロリーな料理なので、食べ過ぎないように気をつけましょう。

パスタに合わせる具材は食物繊維が多く、低GI、低カロリーである野菜、豆、キノコがよいでしょう。

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