十月を陰暦で神無月(かんなつき)新暦では十一月にあたります。出雲の国に、日本中の神様が集まり、縁の取り決めをなさる為、各地に神様が居なくなってしまうことからそう呼ばれてきた説が有力。神様の集まる島根県出雲では神在月(かみありづき)と呼ばれている。

 陰暦名は、中国由来のものが多い中で、日本神話を基づいているのが神無月です。天上界で日の神天照大御神の弟神スサノウの尊が乱暴者故に天上界を追われ地上に降り立ちます、その息子大国主の尊が日本昔話「因幡の白兎」の主で大黒様でもあります。大国主の尊が国作りをはじめ豊かな豊穣の地になりました。雲上界の天照大御神がそれを見て地上を自分の子孫に治めさせたいと申し出ます。戦いを好まぬ大国主の尊はこれを受けます(国譲り、国土奉還の儀)大国主の尊は見えない世界、神界を治めます。 その為の社を頂きますと「柱は太く高く床は広く厚く」日本書紀、古事記にあり出雲大社の生縁で日本の一番大きい神社です。今も年に七〇回の神事が行われ、大切な神事である神在祭が旧暦十月十一日~十七日の一週間行われます。

 二年前の六〇年に一度の改修、本殿特別拝観と神迎神事に行き、本殿の八雲を拝しました。二七〇年前のものとはとても信じられない鮮明さに驚き、神秘を感じまた、稲佐の浜で神を迎え大社への道を神迎え道、道に面する家、商店がそれぞれに花を活けてお迎え、地元の人が神様を大切にされていることと、十代二〇代の多くの若い人が柏手を打つさまに、日本はまだまだ大丈夫だねとつぶやく中高年四人組でした。