真冬の波が押し寄せる年の瀬。


人々も忙しく動き始める12月。


間もなくやってくる聖なる夜。


僕はあの子と過ごしたクリスマスを


今年もまた思い出す。




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彼女と付き合い始めて9ヶ月。


もう数年も一人で過ごしてきたクリスマスだが


今年は恋人と迎えられそうで


内心とてもワクワクしていた。


まだ11月だというのに、今からクリスマスの


プレゼントを考えるほど浮き足だっていた。



そんなある日。


僕は彼女に呼び出された。


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僕  「お待たせ~!!」


彼女 「ん~ん。いま来たところだよ。」



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僕  「っていうか!ツリーでか!!」


彼女 「ね。 でも、まだ準備中みたい。」


僕  「そっか。クリスマスにもう1回来ようよ。」


彼女 「・・・・・・・・・。」


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僕  「なんで泣いてるの??」


彼女 「あのね。私と別れてほしい。」


僕  「え?」


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彼女 「好きな人ができたんだ・・。」


僕  「・・・・・・・。」


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突然すぎる別れ話。


頭の中が、雪のように真っ白になった。



僕  「もう俺のこと好きじゃないの?」


彼女 「うん・・・。」


僕  「そっか。


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彼女 「今まで本当にありがとう。」

   「楽しかったし、幸せだったよ。」


僕  「・・・・・・・。」




だったらなんで・・・。


と言いたかったが、何も言えなかった。


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彼女 「自分勝手でごめん。」


   「私、もう行くね。」





このまま別れるなんて嫌だ。


彼女はもう行ってしまう。


何か言わなくちゃ・・・。


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僕 「待って!!」






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なんで最後に・・・。


そんな笑顔を見せるの・・。


別れ話が夢のように感じてしまう。


でも、別れは現実だった。




彼女と別れて、3週間が経った。


何をしていても、彼女と過ごした日々を


思い出してしまう。


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クリスマスの日。


イルミネーションがキラキラ光る街を


一人寂しく歩いていると、携帯電話が鳴った。


彼女の弟からの電話だった。



弟 「姉さんの病気のこと知ってます?」


僕 「え? なにそれ?」


弟 「やっぱり・・・。」

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彼女は重い病気にかかっていた。


病院で入院をしているらしい。




なんだよそれ・・・。


好きな人が出来たのは
ウソかよ・・。


僕は急いで病院に向かった。



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彼女 「どうして・・?」


僕  「弟くんから全部聞いたよ。」


彼女 「帰って!!」


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僕  「ちゃんと話がしたい。」

      「外出許可もらったから、行こう!」   


彼女    「どこに??」


僕  「いいから行くよ!!」





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僕  「寒いから これ着て。」


彼女 「あ、ありがと・・・。」


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僕  「綺麗だね・・・。


彼女 「うん・・・。


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連れ出したものの・・・。


何を話せばいいのかわからない。



ツリーを眺めたまま、長い沈黙が続いた。



僕  「これクリスマスプレゼント。


彼女 「欲しかったピアス・・・。


僕  「別れる前に買っててさ・・。

   「捨てようと思ったけど無理だったw」 


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彼女 「嬉しい。でもね・・。


         「私、病気なの!!」


僕  「知ってるよ。」


彼女 「だから、もう終わりにしよ?」


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彼女 「貴方の負担になりたくない。」

         「貴方には幸せになってほしいの!」


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僕  「俺の幸せは自分で決めるよ。」


彼女 「え?」


僕  「俺は、ずっとお前のそばにいる。」


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 僕  「お前と毎年、このツリーを見たい。」


彼女 「・・・・・・。」


 僕  「今だって、お前のために半袖だけど」

    「ちっとも寒くなんかないよ。」


彼女 「・・・・・・。」


 僕  「お前といるだけで幸せなんだ。」



彼女 「本当はずっと一緒にいてほしかった。」

   「弱っていく私を貴方に見られたくなかった。」


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 僕  「大丈夫。」

    「大丈夫だから。」



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彼女 「また一緒にツリー見えるかな?」


 僕  「見えるかな?じゃない。見るんだよ!」


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あれから3年の月日が流れた。
 

 

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僕は今、一人でクリスマスツリーを眺めている。


あの年のクリスマスは、一生忘れられない。








「ぶちょーー!!」






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あの時、プレゼントしたピアスを身につけた彼女。




 僕  「おせええよ!!w」


彼女 「ちょっと遅れるくらいのほうが」

   「デートっぽいでしょ??」 


 僕  「っていうか、家から一緒に行けば・・」


彼女 「うーるーさーいぃー!!」
 

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 僕  「来年も2人で来ような。」


彼女 「ん~。 それは無理かも!」



 僕  「え!? また好きな人出来たの?w」


彼女 「ちーがーうぅーー!」


 僕  「じゃあ、なんで?」


彼女 「来年の今頃には、3人かも?w」



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 僕  「最高のクリスマスプレゼントだ!」




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え!?


この女の子誰だって??



俺の2アカだよ!!!






追記

この記事がドワーフバージョン

リメイクされたそうです。


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