11月28日(月)、天王小学校へ福祉教育の出張授業に伺いました。
 本日のプログラムは、車いす・アイマスク・高齢者体験です。


 事前に、保護者に対してのハンディキャップ研修会を行い、多くのお母さん方が強力な助っ人としてご参加下さいました。




 授業の始まりは、各種体験について説明。
 街中でも、普段見掛けることが多いためか、車いすの説明には子ども達は興味津々。


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 一通り、介助の方法や注意事項を伝えた後は、実際に体験してもらいます。


【車いす体験】

普段よく使っている校内を、車いすで移動してみます。
段差や坂道など、子どもだけでは難しいところは、お母さんや先生方のフォローが入ります。
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【高齢者疑似体験】

80歳の高齢者と仮定し、体験をします。
「これだとサッカーできるかな?」「誰かが支えてくれないと怖いな~」など、
いつもと違う体の感覚に驚きの声が。
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【アイマスク体験】

体育館内で階段の上り降りや、悪路の上の歩行を体験。
視覚での情報がなくなったことから、普段あまり使わない神経を使うため「いつもの道が長く感じた」「疲れた」などの声が多く聞こえました。
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 この福祉体験は、“体験をすること”が目的ではなく、“身の回りの不便を感じている方々に、私たちには何が出来るのか?”と考えることがねらいです。


 自分の生活が中心だと、つい自分の立場で考えてしまいがちです。
 しかし、見方を変えると、我々の周りには高齢者や体の不自由な方、妊婦さんなど様々な人が生活をしています。
 自分には当たり前にできることであっても、他の人にとっては難しかったり不便なこともあります。


 振り返りで、「楽しかった」という意見も子ども達から出されました。一度のハンディキャップ体験で、子どもたちに本質を伝えることは、福祉体験の難しいところでもあります。


「今日は、少しの時間でのハンディキャップ体験でしたが、この状態が、寝るときもご飯を食べるときも友達と遊ぶときも、24時間365日、そして一生のものだとしたらどんな事が考えられるかな?」 


 この問いかけにハッとした子も多いよう。


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 人の生活は24時間365日の連続。自分で出来ることもあれば、自分の力だけでは上手くいかないことも起こります。それは、障がいや高齢であってもなくても、誰にも起こること。
 自分で出来ることは自分でできるように、自分だけでは解決できない部分はみんなで解決する。そういう見方に子どもたちも、初めの一歩を踏み出せたのでは・・と感じます。


 そして、これからの生活でも、自分の立場だけが全てと捉えず、相手のことを思い、踏み出せる人になってほしいと願います。相手の立場に立ってみることで、新たな自分が見えてきます。そして自分を発見することは、成長につながります。
 “世の中や社会を良くする”のは、一部の人がするものではなく、みんなが意思を持って社会を考えること、そして実行に移すことこそが大事だと思います。


 一人一人が、少しでも相手のことを気にかけて生活するようになれば、社会や暮らしはもっと明るく輝きに満ちたものになるでしょう。




 今日は、お母さん方も先生になって下さいました。みんなへのおみやげに社協の子ども新聞をお渡ししました。


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 ぜひこの機会に、家族で社会の在り方を考えていただければ幸いです。


 ( 職員 U )




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 茨木市社会福祉協議会では、福祉の出張講座や体験学習のお手伝い、体験セットの貸出を行っています。
 これからも、様々なところに出向き、地域と繋がり、“住みよい町づくり”について考えていきたいと考えています。ぜひ、お気軽にお問合せ下さい。