茨城の戦争遺跡講演会

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本日午後開催。催事について,詳しくはこちら

以前刊行された『茨城県の戦争遺跡』に沿う内容で,総論から各論へ話は進みました。講師先生は歴史学からの接近で,県域をバランス良く扱った成果。参加者は意識ある県内の方々50人ぐらい。展示自体は考古学主体の,モノから探るこれまでの県域の戦争遺跡の成果となっていたようです。

最後の質問のコーナー。鉾田・阿見・土浦・行方と,それぞれ戦争遺跡を抱える方々からの質問があり。なるほど。

僕は展示・講演の内容,そして意識ある県民の参加も見ますと,本来県レベルで行うべき内容なのだろうなと思いました。

写真は関係ありませんが,小美玉市の南坪で撮影した縄文土器の散布状態。丁度通りみちだったもので・・・。

再葬墓と人面付土器のふしぎ

 企画展示
期間:2009年12月15日〜2010年2月7日
会場:常陸大宮市歴史民俗資料館大宮館

 関連シンポジウム
日時:2010年1月31日10時〜16時30分
会場:常陸大宮市文化センター
基調講演1「再葬墓と人面付土器」石川日出志(明治大学教授)
基調講演2「縄文の顔,弥生の顔」品川欣也(東京国立博物館)
事例報告1「海後遺跡」川崎純徳(茨城県考古学協会会長)
事例報告2「小野天神前遺跡」阿久津 久(茨城県県北教育事務所埋蔵文化財指導員)
事例報告3「泉坂下遺跡」鈴木素行(ひたちなか市文化・スポーツ振興公社)
総合討議

出典:Iさんからのメール・ちらし

1式と2式との境界について(雑感)

僕の根拠は明確。
型式の設定者の言う「比較的粗製で頸部に湾曲の無い,又は著しくない深鉢形又は鉢形」(山内1939.10)を伴う東部関東の一型式を1式と見,「粗製土器の大多数は頸部に湾曲のある・・・」(山内1939.11)を伴う東部関東の後続する一型式を2式と見る訳である。

2002〜2003年頃,まだ西根は報告されていなかったが,中妻のG区(小川1995)の一部のグリッドについて,層位別に資料を再編成したところ,今日自分が1式新期と言っている時期の時間的型式が抽出でき(成田市の取香川低地遺跡(小川1975)とか,中妻の1990年報文,北方貝塚7号住,旧氏家町の堂ッ原5次住居(海老原2003・後藤2007)など,類例を探せば,常南総北の層位・地点・遺構内など,枚挙に暇は無い),資料実見も経て,上の学史も踏まえて,1式の新しい部分(精製深鉢の有頸資料&粗製深鉢の無頸資料の伴出時期で,尚且つ粗製深鉢の特徴より1式の中に位置づけるもの)に相当するものと確信を持った次第。

この点は,西根の2・3・4集中地点でほぼ証明されたと言って良いかと思う(太田・小林2005)。1式と2式との間に時間的に過渡的な一型式があるであろう事は型式学的に予測し(拙著2004),「B1式B2式過渡期」と名付け,西根報文の刊行を受け層位学的にもより明確となり,粗製土器についてもその変遷を若干を記した(拙著2006)。この過渡期としたのは,粗製土器の特徴が混交し山内の示した1式にも2式にも分類し難いからである。

この点は,最近書かれた西根の各集中地点の時期の概要でも第3集中地点を「過渡的な様相」として触れられている通りであるが(田中 2007 『印旛の原始・古代−縄文時代編−』),茨城県はと言うと,旧来の概説書(平尾ナンバー9遺跡以来の言えば良いか・・・)を参考とするためか,1式新期を含め少なくとも二型式を2式とする報告書・図録の刊行が相次いでいる。この点は,盲従も結構と思って静観しているが,お膝元の茨城県でただの一例も1式に分類する報告書を目にしていないのは,何とも悲しいここ数年(笑)。誰にも言わないけどねー。

追記
「加曽利B式(古い部分)は原則的には加曾利B1式とすべきである。」(鈴木1980)としながらも,層位的な新旧問題,及び型式学的細別の均衡問題により,鈴木氏は加曽利B式(古い部分)を「加曽利B1式」と「加曽利B1−2式」に細別した学史が存在するが,僕は氏も指摘される通り,あくまで原則にならい,また上の山内の粗製土器の記述を参考に,分かりやすく単純化して言えば,氏が「加曽利B1−2式」とした加曽利B式(古い部分)の新しい部分を,加曽利B1式の中で捉え加曽利B1式新期と位置付けるものである。

また自分の言う1式と2式の過渡期についても,すごく単純化(扱う個別土器が異なるため,型式内容は自ずと異なるが)すれば,時間的単位としては氏の言う加曽利B2式初頭に位置づけられた「吉見台系列」(鈴木2003)とほぼ並行する。ただし,図譜で示された1式にも2式にもそぐわない過渡的な様相と捉える自分と,2式の枠の中で捉える同氏の考えでは,基盤は異なりそうである。

縄文の躍動

千葉県中央図にお籠りしつつ,中抜けし『縄文の躍動』展を見てきました。
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取りあえず懐かしい展示です。モノがぎっしり。茨城の歴史館でやるタイプと似た展示と言えましょうか。最新の研究成果を散りばめた並行する歴博の『縄文はいつから!?』とは対象的。

千葉県は縄文の面白い研究成果の蓄積がたくさんあるので(NさんやAさんの研究成果など),歴博のような国レベルの大掛かりな成果と言うよりも,県域の研究成果による房州地域史を描く,何かこう・・・そういう房州弁(安房郡が好き)を話す縄文人の息吹が聞こえるような展示をいつか見てみたいものです。

まだ先ですが,伊藤若冲も是非行きたい。。。
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古墳の調査

古墳の調査が続いています。

多分6世紀ぐらいでしょうか。7世紀の前方後円墳,あるいは横穴墓は過去に調査に参加した事がありましたが,これぐらいの時期は初めてです。

子供たちはもう30人ぐらいが,残土を利用し埴輪探しを体験し,円筒の基底部が発見されるなど,なかなかの成果がありました。今日は県民の日という事で子供たちはお休み。なので数人の子供たちが来て1時間ばかり実際に周溝の調査をやっていきました。鋤簾でカチンと当たればそれは円筒。なかなか普通古墳の調査は体験できないですもの。僕も小6の春休みが考古学デビューだったので,目を細めてつきっきりで相手をしました。



粗製土器

おおまかな時系列の流れは,下記。

2006年11月 土曜考古学研究会月例研究会で一図を示し,発表。
2007年2月9・16・26日 大多喜町にて,資料実見(ほぼ考え方,変わらず)。
2009年3月 土考研での指摘,あるいは『アカデミア』80号など読み,学史点検の必要性を感じ,学史若干を小美玉市(前編)にまとめる。
2010年3月 自分なりの編年を小美玉市(後編)にまとめる(予定)。

百里原の戦跡遺跡

会  期:平成21年10月31日(土)〜12月20日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後6時
入 館 料:無 料
会  場:第1会場 小美玉市玉里史料館
     第2会場 小美玉市小川資料館

記念講演会
演題:「茨城の戦争遺跡−茨城県民のアジア・太平洋戦争」
日時:11月29日(日)午後2時〜
講師:伊藤純郎(筑波大学大学院教授)
会場:小美玉市生涯学習センターコスモス集会室

野田・流山行

朝7時半出発。下道を岩井市経由で,野田市へ。

先ずは野田市郷土博へ。学生時代以来の確か2度目。土器があるかな?という目的で行ったが,2階はおしょうゆ。1階はまちなみの企画展をやっていた。相互に関連すると言えば関連する近世・近現代の大切な地域史。

その後,欅のホールの図書館へ。21世紀市教委報告書を物色。そうこうしている内に12時半を周る。

南下,流山市の西深井整理室へ。ぐるっと周って,車の後ろをぶつけながら,「こんな入口入れるか!?(あるいは入ったはいいが出れるか!?)」と考えさせる出入口をどうにか進入。駐車。

千葉県の方メインなるも,東葛地域という場所がらだからだろうか,埼玉・東京都の方なども混じる。総勢約25名。茨城県は僕のみ。

千葉縄文研を2時間ばかり三輪野山の成果を聴講。野田市の事例も聞きたかったが・・・。

少々,早びけし,流山市博&図書館へ。また若干市教委報告書を複写。あんまこれないだでね〜。一泊二日でこれれば,ゆっくりできるのに。

今度は4時起きかな。

千葉縄文研第42回例会

千葉県の方からご案内いただきましたので紹介します(一部除筆&修正)。

千葉縄文研究会第42回例会
平成21年10月25日(日)
−東葛地区晩期特集2−
 午前と午後の会場は異なるので注意してください。

(1)三輪野山貝塚出土資料見学会
 10:00〜12:00 加整理室
(2)午後の会場に移動・昼食
 (車で乗り合わせ。午後の会場で食事)
 (午後からの方は直接西深井整理室へ。
 昼食は済まして,または持参してきてください)
(3)例会発表
 13:30〜17:00 西深井整理室
 1小川勝和 三輪野山貝塚の調査成果
 2宮川博司 三輪野山貝塚における貝層分析と骨角器
 3大熊佐智子 野田市の動向
 4松丸君 安行3c・3d式,前浦式土器出土遺跡の分布
 5周辺地域の動向

会場:流山市教育委員会埋蔵文化財整理室の2か所

1AM 加整理室(流山市加3-11-8)
 駐車場有。流山セントラルパーク駅から徒歩15分
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi0113349091021195013

2PM 西深井整理室(流山市西深井1471-2)
 駐車場有。東武野田線運河駅から徒歩15分
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi0204056091021195703

縄文の躍動

縄文の躍動先週は,歴博で草創期の展示(『縄文はいつから!?』)を見てきました。

千葉県の中央博では,11月23日まで,『縄文の躍動』展を開催しているようです(写真がちらし)。

行きたい・・・。

おでぃば山清掃第3期清掃開始

今年も今日から始まりました。

いつも気にかけている人はほぼ揃いました。お一人だけ夏に自主活動で頑張りすぎた方は腰を痛め無念のリタイア。

大洗町の歴史と自然を楽しむ会第18回おでぃば山清掃

大洗町の歴史と自然を楽しむ会

大洗町の歴史と自然を楽しむ会の活動も,4年近くとなり,地味ながら確実に続いています。ある一時の急激な変化に同調するのは容易い。しかし地味に数年,数十年続ける事は容易ではありませんね。当初から目指しているのは後者です。

海防陣屋の清掃も,来月10月4日午後1時30分から第3タームが始まります。

大洗町の歴史と自然を楽しむ会第45回定例会

近況

あまりご存知無いかと思いますが,約2年を空けて,この9日再婚いたしました。相手には子2人もおり,養子縁組も合わせて行いました。でもってお腹の中にもう一人おりますので,一気に計3人の子供となります。

知り合った当初は,婚姻届に代わる契約書(事実婚,内縁とも言う)で済まそうと面白おかしく話し合ったりもしましたが,紆余曲折あって,法律上のしばりのある関係となりました。

詳細はこちら。

ははこ4人と過ごす日々

活私奉公

諏訪信仰に興味を持ち,『神道概説』(鎌田純一著・2007年)を読んでいたら,表題の言葉が出てきた。

それぞれに天職を与えられている,その私を活かして十分に公に奉ずる。

かくありたい。のー。
座右の銘にすっかな。

原稿完成(祝!)

12月刊行の,昨日今日終日書いてやーっと脱稿です。子供が産まれるよりよっぽどうれしい。ふー。

考えてみると,今年は結構書いている。ここ2〜3年ほとんど書かなかったのに比べると上出来かな。公私ともに忙しい方がむしろ何とかなるらしい。最終局面はいつも時間休をとって,どうにか凌ぐーパターン。

2009年3月 『図録 水戸藩の海防史跡たどる』(海防)
  同   3月 『小美玉市史料館報Vol.3』(縄文)
  同   5月 『利根川31』(縄文)
  同   5月 『茨城新聞』(海防)
  同   12月『常総台地17』(古墳)

今後の予定
2010年3月 『小美玉市史料館報Vol.4』(縄文)
無憂庵氏に誘われたから。。。『史峰』?(笑)なんてね。

千葉縄文研第41回例会

千葉縄文研事務局の方より,連絡頂きましたので,許可を得て,転載いたします。

以下,引用。

―――――――――――――――――――――――――
平成21年9月27日(日)
千葉県教育振興財団市川作業所

(1)資料見学 10:00〜12:00
 ?市川市道免き谷津遺跡第1地点(3)出土遺物
 ?上本郷貝塚出土晩期土器群
 (道免き谷津遺跡は大量の安行3c・3d式土器が出土
 しており,組成はまるで大宮台地です。同時期の資料が
 豊富な上本郷貝塚出土資料も持ち込み,比較検討できる
 機会とする予定です。また,近くの北下遺跡から一括
 出土した「製塩土器」群も用意します)
(2)発表 13:30〜17:00
 東葛地区晩期特集1
 田井知二「市川市道免き谷津遺跡の調査」
 西野雅人「市川市道免き谷津遺跡の出土遺物」
 西野雅人「市川市北下遺跡から一括出土した製塩土器」
 松丸信治「上本郷の縄文晩期土器」

 なお,東葛地区晩期特集2として,第42回例会
(10月末または9月末)を行う予定があります。
ぜひ,2回連続して参加してください。

 なお,その調整もあって発表内容は組み直す可能性が
ありますのでご了解ください。

◆会場案内(県教育振興財団市川作業所)
?JR総武線・市川駅から京成バス。以下のページの
http://www.keiseibus.co.jp/pc/jikoku/bsname_station.php?key=00803
3 松51 国分経由 松戸駅行き,
 または 北国分駅・聖徳学園行き
のいずれかで,10〜15分くらい?の「国分操車場」下車,徒歩5分。
市川博に行くのと同じ停留所です。
?北総線北国分駅から徒歩10分
地図を添付します。
(8月末ころに「ここでねマピオン」の地図を再度配信しますので,
携帯メールの方はそちらをみてください。)

◆懇親会
特集2に向けた意見交換をしたいと
思います。ぜひ参加してください。
―――――――――――――――――――――――――

Dropbox

今年度の報告書作成に伴う遺構図のイラストレータートレース作業を行う整理作業員さんとのやりとりは,「Dropbox」で行う事とした。

2GBまでフリーでデータを共有使用できる。

「〇〇遺跡発掘調査報告書」なるShare(特設の場)をWeb上に作り,相手をご招待。

スキャン,及び線分・テキストのトレスは作業員さん(というかそっちの技術屋さん)。レイアウトはこっちかな。

スキャンをこっちでして,サンプルを添付すれば,一切会わずに成果品を作ることまで可能だ!何と!

公務員系ブログ

北海道の『厚沢部文化財日誌』で,以前書いた「公私混同?」ご紹介頂きました。→「公務員系ブログの公私混同」。酔っ払って書いた戯言でしたが,早速コメント頂いたあきもとさんを始め,管理人のishii-junpei 氏やmishi氏には,感謝します。

他の教育委員会や博物館にお邪魔して,個人的に資料閲覧する場合,実測して紹介する場合,現場の写真を撮って論文に掲載する場合,多分,依頼文を事前,あるいは当日に提出すると思います。そういう手続きの原則論について担当者自らが襟を正す必要があるのではないか?という議論です。

今後の個人ブログ上での紹介の委縮を意図したものでは無く,そういう正しい手続きをとるのであれば,利用は可となるでしょう。ただそれだけのことです,という話。

むしろいいんではないでしょうか?
職場で「へー,そんなブログやっていたんだー。ここに書いているの俺のこと?」みたいな話がはずんで。そういう打ち解けたムードが,何かと戦い続けている文化財担当者には,一番欠けていると思っていますので。

小美玉市史料館報Vol.3

Scan20016はいはい。出ました〜。

個人的には,65頁から83頁にわたり,旧百里原海軍飛行場掩体壕群第12・13号掩体壕に関する報告が掲載されているのを,興味深く拝見しました。

その他も,これから熟読してみたいと思います。

ちょっと昔のくらし

何気に考古学系だと思っていませんか・・・?

毎日発掘の日々ですし,日本考古学協会や茨城県考古学協会の会員ではあっても,決して茨城民俗学会や水戸史学会その他歴史系の会員ではありませんから,当たってはいますが,外れてもいます。

なぜなら!(と力まんでもよろしい・・・)。

何のご縁か,民俗系の昨年の『めでた尽くし』や最近始まった『ちょっと昔のくらし』(夏バージョン)に個人的に資料提供する事とともなりました。

水浜軌道氏が水戸市博に切符を提供したように?

死蔵はもってのほか。私有コレクションと言えど,公用されねば,などと。。。


微妙な紹介記事となりましたが,是非,歴史館の展示をご覧ください。そして展示資料を見て,僕が誰であるのか,特定ください。そしてここへ書き込みください。

当たった方には,3か月禁煙したのに,また喫煙に戻った,意思薄弱な僕の弱音「実際辛いんだよ・・・。グジグジ・・・」という,どうでもいい,グチを1時間プレゼントしましょう。などと・・・。
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