2010年10月04日
エンドレスの戦い
1 私は、個人事業主であるためいわゆる定期検診というものはないの で、自発的に1年に1度人間ドッグに通い、健康管理に気を遣っています。気を遣っている割には、今まで高脂血症・脂肪肝と言われ続けるも、そのまま放置し、高脂肪・高タンパクの食事を楽しんでおりました。
そうしたところ、去年の健康診断で、経過観察のカテゴリーから要治療までレベルアップしてしまい、1年間必死になってダイエットに励みました。努力の甲斐あって、今年の春の人間ドッグでは数値は基準値にぎりぎり収まり、脂肪肝も解消されました。ほっと一息ついていたところ、このごろリバウンドしてしまい、日夜またダイエットに励みながら、体重計に乗っては悲しい気分になります。巷にはおいしいものがあふれております。その誘惑を断ち切ってストイックな生活をしなければなりません。女性の悩み・苦しみが痛いほどよくわかります。まさにダイエットは終わることのないエンドレスの戦いです。
2 エンドレスの戦いといえば、薬物との戦いもエンドレスです。
薬物には、法律で禁止されている違法薬物と合法的なものがありますが、体や精神に悪影響を及ぼす程度に差があるだけで、政策的に法で取り締まるか否かの違いしかありません。
覚せい剤(シャブ,スピード,エス,クリスタル)
日本で最も乱用されています。「覚醒」剤と言われるだけあって、覚醒作用で劇的な高揚感と自信をもたらし、眠くなることがありません。
しかし、その反動で薬が切れたときの虚脱感が激しく、そのギャップに耐えかねて使用が進みます。
覚せい剤の怖いところは、一度止めて何十年も経ったとしてもフラッシュバックにより再び使用を開始してしまいます。再犯率が最も高い薬物です。
大麻(マリファナ,ハシシュ,チョコ)
覚せい剤とは対照的に、集中力が低下します。恍惚感,リラックス感が得られることから乱用されますが、重度の抑鬱状態となり、やる気がなくなり退廃的になります。
ヘロイン
モルヒネから合成された薬物です。多幸感(意味もなく幸せな気分)を味わえますが、禁断症状が激しく、薬の効果が切れると筋肉に激痛が走り関節がきしむように感じます(骨がばらばらになって飛び散るかと思うほどの痛みだそうです)。禁断症状が激しくなると、自分の手にかみついたり壁に自分の体を打ち付けるなどの自傷行為が始まり、やがて、精神に異常を来し錯乱状態となります。
コカイン(クラック)
中枢神経を刺激し、「ハイ」な感覚(やる気に満ち自信にあふれる)に包まれます。
しかし、薬の効果が切れると、不眠や疲労困憊,焦燥感,鬱などの症状が始まり、幻覚や思考の異常,コーク・バグ(体中を小さな虫に這い回られるような感覚で皮膚が裂けるまでかきむしらずにはおれない状況)に陥ります。
そのほか、LSDやMDMAなどの麻薬もあります。
ニコチン
「依存性」・・・高いですよね。
たばこは合法ですけど、「依存性」の高い「薬物」であることは間違いありません。
興奮作用を持ちますが、神経が興奮している状態では鎮静の効果をもたらします。作用時間が短いこともあり、反復使用に陥りやすい・・・とのことです。
私はたばこは吸いませんが、嫌煙権者ではありません(喫煙者には寛容です)。
「健康増進法」なんてのができて、ずいぶん肩身の狭い思いをしておられますが、同情します(私も高脂肪の食べ物の摂取制限なんてできたら耐えられません)。
3 さて、薬物使用に関しては、(使用者でもそうでない人でも)「他人に迷惑をかけていないから法律で取り締まる必要なんでないんじゃないか」と考えている人もいますが、そうでしょうか。
私は覚せい剤の被告人の弁護をよくしますが、自分1人で売人から買って使用を始めたという人を1人も知りません。必ず、「やってみろ」と人から誘われて使用しています。その結果、刑務所を行ったり来たりの人生となり、その人のみならず、家族を不幸にします。そして、その使用者が新たな使用者を生み出していきます。違法薬物の使用は、多くの人々を不幸にしていくのです。
また、売買代金が反社会勢力の資金源になることは間違いありません。
さらに、薬物の購入代金のために犯罪を犯したり、精神錯乱によって他者を害することもあります。
(たばこは、違いますけどね。煙が他者に吸い込まれない限り)。
4 違法薬物の使用者の再犯率は、覚せい剤に限らず高く、止めるのには死に物狂いの努力が必要です。そして、それは一生続きます。
喫煙者の方で、禁煙を試みた(成功した)方には、その苦しみの幾ばくかはわかるでしょう。
私も、それには及びませんが、一生、おいしい物を好きなだけ食べられないと思うと、非常に悲しくなります。
それでも、今日もがんばって、体重計に乗っては悲しみにくれながら、ダイエットというエンドレスの戦いに挑んでいます。
そうしたところ、去年の健康診断で、経過観察のカテゴリーから要治療までレベルアップしてしまい、1年間必死になってダイエットに励みました。努力の甲斐あって、今年の春の人間ドッグでは数値は基準値にぎりぎり収まり、脂肪肝も解消されました。ほっと一息ついていたところ、このごろリバウンドしてしまい、日夜またダイエットに励みながら、体重計に乗っては悲しい気分になります。巷にはおいしいものがあふれております。その誘惑を断ち切ってストイックな生活をしなければなりません。女性の悩み・苦しみが痛いほどよくわかります。まさにダイエットは終わることのないエンドレスの戦いです。
2 エンドレスの戦いといえば、薬物との戦いもエンドレスです。
薬物には、法律で禁止されている違法薬物と合法的なものがありますが、体や精神に悪影響を及ぼす程度に差があるだけで、政策的に法で取り締まるか否かの違いしかありません。
覚せい剤(シャブ,スピード,エス,クリスタル)
日本で最も乱用されています。「覚醒」剤と言われるだけあって、覚醒作用で劇的な高揚感と自信をもたらし、眠くなることがありません。
しかし、その反動で薬が切れたときの虚脱感が激しく、そのギャップに耐えかねて使用が進みます。
覚せい剤の怖いところは、一度止めて何十年も経ったとしてもフラッシュバックにより再び使用を開始してしまいます。再犯率が最も高い薬物です。
大麻(マリファナ,ハシシュ,チョコ)
覚せい剤とは対照的に、集中力が低下します。恍惚感,リラックス感が得られることから乱用されますが、重度の抑鬱状態となり、やる気がなくなり退廃的になります。
ヘロイン
モルヒネから合成された薬物です。多幸感(意味もなく幸せな気分)を味わえますが、禁断症状が激しく、薬の効果が切れると筋肉に激痛が走り関節がきしむように感じます(骨がばらばらになって飛び散るかと思うほどの痛みだそうです)。禁断症状が激しくなると、自分の手にかみついたり壁に自分の体を打ち付けるなどの自傷行為が始まり、やがて、精神に異常を来し錯乱状態となります。
コカイン(クラック)
中枢神経を刺激し、「ハイ」な感覚(やる気に満ち自信にあふれる)に包まれます。
しかし、薬の効果が切れると、不眠や疲労困憊,焦燥感,鬱などの症状が始まり、幻覚や思考の異常,コーク・バグ(体中を小さな虫に這い回られるような感覚で皮膚が裂けるまでかきむしらずにはおれない状況)に陥ります。
そのほか、LSDやMDMAなどの麻薬もあります。
ニコチン
「依存性」・・・高いですよね。
たばこは合法ですけど、「依存性」の高い「薬物」であることは間違いありません。
興奮作用を持ちますが、神経が興奮している状態では鎮静の効果をもたらします。作用時間が短いこともあり、反復使用に陥りやすい・・・とのことです。
私はたばこは吸いませんが、嫌煙権者ではありません(喫煙者には寛容です)。
「健康増進法」なんてのができて、ずいぶん肩身の狭い思いをしておられますが、同情します(私も高脂肪の食べ物の摂取制限なんてできたら耐えられません)。
3 さて、薬物使用に関しては、(使用者でもそうでない人でも)「他人に迷惑をかけていないから法律で取り締まる必要なんでないんじゃないか」と考えている人もいますが、そうでしょうか。
私は覚せい剤の被告人の弁護をよくしますが、自分1人で売人から買って使用を始めたという人を1人も知りません。必ず、「やってみろ」と人から誘われて使用しています。その結果、刑務所を行ったり来たりの人生となり、その人のみならず、家族を不幸にします。そして、その使用者が新たな使用者を生み出していきます。違法薬物の使用は、多くの人々を不幸にしていくのです。
また、売買代金が反社会勢力の資金源になることは間違いありません。
さらに、薬物の購入代金のために犯罪を犯したり、精神錯乱によって他者を害することもあります。
(たばこは、違いますけどね。煙が他者に吸い込まれない限り)。
4 違法薬物の使用者の再犯率は、覚せい剤に限らず高く、止めるのには死に物狂いの努力が必要です。そして、それは一生続きます。
喫煙者の方で、禁煙を試みた(成功した)方には、その苦しみの幾ばくかはわかるでしょう。
私も、それには及びませんが、一生、おいしい物を好きなだけ食べられないと思うと、非常に悲しくなります。
それでも、今日もがんばって、体重計に乗っては悲しみにくれながら、ダイエットというエンドレスの戦いに挑んでいます。
bengonojun at 14:08│TrackBack(0)