2013年01月12日

地縁について

遅ればせながらあけましておめでとうございます。
平成25年も無事に幕が開け、早くも10日が過ぎました。

伊文神社では、平成24年のお正月から正月楽市と称し、境内に出店を並べる試みを始めました。
そこには、参拝者の皆さんに楽しんで欲しい、神社にもっと親しみを持って欲しいという気持ちが込められています。

しかし元々実は、そこにはもう1つの想いがあります。
それは神社の境内ってこういう事も出来るんですよという事を知ってもらいたいという想いです。
もっと皆さんに神社の境内を使って色んな事をして欲しい、人が集う場所にして行きたいという想いです。

生活様式や家族の在り方、そして御近所の在り方が変化し、昨今では“地縁”が消滅しつつあると言われています。
地縁とは読んで字の如く、土地に由来する縁の事です。その地縁の中心に神社はあるべきだと思います。

その土地に生まれ育つ事、そこにはその土地ならではの習いがあり、人との付き合いがありました。地縁で結ばれた人と人との御縁が、土地の治安を守り、地域を強くし、特徴ある文化を生み出して来ました。そしてそれは自ずと、人を愛する心や国を愛する心へと繋がっていたのです。

この地縁が消えつつある中で、地方からは人が消え、特徴ある伝統や文化の多くが失われて行きました。一部の観光地を除き、日本全国どこに行っても大なり小なり似たような町並みへと均一化が進み、地域の特色は薄れて行く一方です。もちろん、これらは地縁が薄れた事ばかりが原因ではありませんが、日本の強さ、日本の魅力はやはり地縁に因るところが大きいと思うのです。

この西尾のまちをもっと良いまちにしたい。住んでいる人たちが楽しく、訪れる人達も喜ぶ、特徴ある素敵なまちになって欲しい。私は常にそう考えていますし、それが神社の隆盛にも繋がると考えています。
だから皆さん、これが目に触れる方はほんの少しではありましょうが、もし何かの機会があれば是非神社を使って下さい。何かを考えて見える方がいれば、是非声を掛けてみて下さい。そしてこの西尾に地縁を取り戻す為のお役に少しでも立てたら、そんな幸福な事は御座いません。


ibun at 16:03│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
紹介
杜蔵
愛知県・三河三都と謳われた西尾の地に鎮座する伊文神社の杜からおお届けするブログです。
最新コメント
最新トラックバック