本日は流山市除染実施計画(案)に関わるタウンミーティングが開催されました。
ICDTのメンバーは第一回の市役所会場に参加しました。

子育て世代の人達で溢れ返っているかと思って早目に参加したのですが、残念ながら溢れてはおりませんでした(かろうじて満席という感じです)。

ICDTでも「子連れで参加は出来ない」と思い込み断念したメンバーが多かったのは事実です。

しかし会には子連れで参加されていたご家族もいらっしゃいましたので、広報でも子どもの同伴について触れてくれればよかったのになとは思いました。


タウンミーティングでの質疑応答は、市長・副市長をはじめ、関連部門の課長に部門横断で伝わりますし、正式に議事録に残ります。個別に訴えに行くよりも、こういった機会を利用した方が断然効果的です。
流山市はこういった機会が沢山ありますから、意見があればどんどん利用して伝えていくべきだと思います(特に若年層)。


救いは、今回のタウンミーティングは意見交換が活発で素晴らしかったことです。
(いつものタウンミーティングは割とグダグダな感じは否めないのですが、)


参加された方はとても勉強している方が多く、意見は皆、前向きで生産的
質が高く、粒ぞろいでした

流山も捨てたもんじゃないそういう印象を受けました



ICDTも事前に質問を用意し、手分けして質問をしました。

ICDTが訴えたいメインメッセージは下記です。


折角除染を行うなら「もれなく」除染を行えるよう、効果的な方法を逐次的に選択していきたい。

お金を使うなら「より効果的な」使い方をしてほしい。

 

下記、個別の質問内容とその回答の概要(うるおぼえ)を記します。
※正式な内容は後日公開されるタウンミーティングの議事録を参照してください。 

 

1)公園の放射線量計測を行っているが、公園の側溝が雨などで溢れ周辺が高くなっている場合が多い。今後検証が必要だが、元を断たなければ除染が無駄になる可能性もある。

汚染状況は地域によっても異なるため、除染手順については国の指針に従うだけでなく流山市独自の方法を漸近的に模索していくことも必要だと思うが、そういったことに対応できる体制はあるのか。(市民と協力していくためには、それなりのルール作りと継続的な取り組みが必要と考える)

承知している。市では相対的に高い側溝などについて対処を予定している。また計測から除染まで、本当に意味のある活動にしてくためにより面的な対応をするよう注力していく。
また、流山市除染実施計(案)にもあるように市民や所有者の協力が不可欠だと考えている。よりよい仕組みを今後も一緒に
継続的に考えていきたい。

 

2)今の情報公開の状態だと除染が進んでいるかどうか分かりにくい。より詳細度の高いスケジュールを公開するようにしてほしい。また除染を行った後の線量も一緒に公開してほしい。

了解した。情報公開の在り方については今後も随時検討していく。 

 

3)各々の除染方法について、将来的に本当に安全であるか検討を行っているか。
通常0.2μSv/hだったのが近所で森を切り開くなどの開拓が進んだ後は0.4~0.5μSv/hに線量が上がった。無いことを祈るが、風や森の開拓の影響などで線量が上がった場合、除染はどうするのか。
天地返しを行ってしまうと2回目以後の除染に影響があるように思う。できれば1カ所にまとめて埋めるなどの方法を選択し、その場所を記録、管理しておくなどしてほしい。

除染対象のエリアが決まったら全て一律除染を行っていく。再度線量が上がる状態が想像しにくいが、重機が入れない場所については個別の対応を行うなど随時考えていく。

本項目については、質問が適切に伝わらなかった。パブリックコメントで
改めて提出します。

 

4)市による測定とは別に、市民や設備管理者等の測定により高い値を計測した場合に、市に連絡することで、市による公的な測定が行われるといったフローがあるとありがたい。そのためには市民・設備管理者等による測定のためのガイドラインが欲しい。

本項目の質問は出来ませんでした。パブリックコメントで提出します。 

 

5)環境省のガイドラインによると、除染実施区域は市で決定できるとある。市は公園と道路などで管理が異なると思うが、区域設定はこの管轄を超えて設定することが望ましい場合もある。シームレスに連携できる体制を考えているか。放射線対策室に相応の権限を持っていないと、横連携が機能しないのではないか。

放射線対策室については、市長、或いは副市長と関連全課で月に3,4回の全体ミーティングを行っている。今後もこの体制を強化していく。縦割り的な動きを感じた場合は別途連絡が欲しい。その都度改善していく。

 

6)この計画案通りに除染を行うと、市の財政にはどのような影響があるのか。具体的にどのような市民サービスの低下が考えられるのか。何に予算を使うかということを総合的に判断できるような材料を提示してほしい。

市民サービスを下げずに対応できるように考えていく。費用については東電に請求するが、当面は流山市の預貯金と多少の借金で賄うことを考えている。今までは財政健全化の為のアクションを優先的に行っていたが、子育て世代の為に決断を行ったことを理解いただきたい。


と、 ICDTの質問はここまでですが、他の方は下記のような質問や要望も出ていました。

・ 公園の入り口に線量を明記した看板を立ててほしい。線量が高い/低いという情報を子どもを持つ親が「もれなく」目にする状況を作ってほしい。

・ 教育機関で行っている除染活動の進捗が気になっているが、除染に関する情報があまりもらえず非常に心配である。誠意ある情報公開を行ってほしい。

ICDTが最初から主張していることですが、放射能問題を漸近的に解決するためには「客観的なデータをきちんと公開して、誠意のあるコミュニケーションを行える体制が必要」ということに尽きると思います。参加された方の多くが、情報公開や市民に対するレスポンスを期待しており、流山市はそういったところがまだまだ弱いと感じました。

また、タウンミーティングで回答対応されていた「東京大学 飯本先生」は非常にコミュニケーション力も高く、説明に納得性がありました。先生は「べき論」は口にせず、研究結果の前提と結果を判断材料として提示し、ジャッジを市民に任せるというコミュニケーションをとっていました。研究者の中でも様々な意見がある以上、これがあるべき姿だと感じました。


ICDTでは、今後、追加の質問・提案をパブリックコメント(14日まで)で提出します。

行政に自分たちの声を届けるいい機会ですので、 除染計画に賛同するという皆様も、その旨是非ご提出いただけると幸いです。パブリックコメントの提出については「こちら」を参照頂ければ幸いです。

(文責:近藤美保)