2012年03月
2012年03月30日
支配人とは、街づくりについて定期的に意見交換をしている。
今度、新たに奈良健康ランドの中に売店をつくられる。
そこに、『第一回 新うまいもの選手権in天理』でグランプリとなった
「Cafeわわ 粟粉クッキー」を奈良健康ランド内で販売をしていただき、
少しでも「天理の物産品」を多くの方々にアピールしていきたい!と云う市本の思いである。
う~ん・・・それにしてもランチがとても美味しく満腹~!(^^)!
「天理な祭り」に参加している、天理市内のよさこいチームを
奈良健康ランド内の舞台で踊って頂く様に企画をし、
昨年から何回か天理のチームが出場してくれている。
天理市内の企業と、市民・団体をつなげる活動のひとつとして取り組んだ。
その舞台で、4月20日(金)からすごいことが起こる!(^^)!
なんと!
毎週、金・土・日・月の週4回吉本新喜劇の舞台公演を行うからすごい!
それも、一日2回公演の予定で、年間400回公演を行う。
天理の街にたくさんの人が来てくれる事を期待する!(^^)!
初日は、関西圏の報道陣が一斉に天理の街に来る様だ。
さてさて、
来週、奈良市の明新社さんにアポイントがとれた。
奈良に新たに誕生した、
ご当地ヒーロー「YAMATO超人ナライガー」の生みの親である明新社さんに訪問する。
天理の街を元気にしたい!そんな思いでの会談の内容は、後日報告いたします。
2012年03月29日
○五番(市本貴志議員)
何かちょっと答弁が苦しいような感じもするんですけども。
じゃ、方向性をまたちょっと変えて質問をさせていただきたいんですけども、物事には定石がある、そのように認識をさせていただいております。それでは、条例をつくるに至っては、どういう形でつくっていく等々、さっき、お話の中にもありましたけども、項目に関してどういうふうな形でつくっていくということもありました。必要性等々、いろんなことも考えながらされておられるんだというふうな認識もしております。条例の策定等のイメージで、条文の話とかも出ていましたので、そういうことに基づき、庁舎内でいろいろ、一から五条まで、策定をいろいろ考えてやられているんだろうなということもお察し申し上げます。
その中で、たとえばスケジュールということにも大事になってくるわけです。先ほどの市長の答弁にもありましたけど、この三期目の中で絶対にやっていくという表現から、調査研究というふうな形でも変わってきている中で、ただ、私自身の中では、ぜひともこの自治基本条例というものに関しては必要であるかなというふうにも考えます。ただ、以前、この議会の中で、住民投票というふうな形のものも入れるというふうにも答弁にもありましたけども、住民投票は住民投票条例等でまた別の話だと僕自身は思っています。まずは自治基本条例と、このことに関してなんですけども、次、三月に会議を開催されるというふうにお伺いをいたしましたが、じゃ、策定ということに関して、市長の答弁の中には平成二十五年度には策定が完了されるような答弁もあったわけなんですけども、このスケジュールに関して、たとえばこの三月に会議をされまして、その後、策定までいくのかどうか。すいません、お答えをお願いします。
○議長(佐々岡典雅議長)市長。
○市長(南 佳策)
いままでは、事務を担当する部局での素案、原案づくりということで御理解いただきたいと思います。あと、これからどうするか。それは、私がまたその中、自分の思いをしっかりと認識して、そして改めて議会の皆さん方に私の考えはこうこうですということをお話ししたいと思います。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
たとえば、スケジュールの話をさせていただきました。再度もう一度お伺いさせていただきたいんですが、この平成二十五年度に向かって策定ということで歩んでいる、やっていくということでの認識はいいのでしょうか。
○議長(佐々岡典雅議長)市長。
○市長(南 佳策)
基本的に、いったん口にしたことです。ただ、私、何度も申しております。私が選挙のときに、市民への約束、マニフェストとは言っていません。小さな文字で入っていますけど、私は自分の好きな言葉、市民への約束、その中で、これも上がっているのは事実です。ただ、ちょっと話は変わりますけども、たとえばその中で道の駅というのがあったんですが、あれは私の手抜かりでした。これはやっぱりいまの時代で、天理市でこれをやっていくのは非常に困難。トータルはプラスになることであればいいんですが、そういうこともあります。やはり、約束は約束ですが、極力それに向かって進んでいきたいと思います。その中で、やはり方向が定まらないパターンもあります。ということで、御了解いただきたいと思います。
○議長(佐々岡典雅議長)道の駅の引用をされましたけれども、質問の趣旨と反しますので、それを踏まえて。市本議員。
○五番(市本貴志議員)
いま、議長も言っていただきましたけども、道の駅のことに関しては、私はちょっと質問していないので、このことに関しては私も答えません。
こちらに、市長がおつくりになられましたマニフェストというのを私も勉強で持たせていただいているわけなんですけども、答弁の中で、ただということが出てくるということは、まだやるかどうかわからないということなのかもしれないというふうな認識で、もうここは時間もないですので、置かせていただきたいです。その中で、行政のトップということは、やっぱりリーダーシップということが本当に大事だというふうなことで、私自身はとらえているわけなんですけども、市長自身は、たとえばこのリーダーシップということに関して、いかがお考えですか。
○議長(佐々岡典雅議長)市長。
○市長(南 佳策)
これは、さきの議会でしたか、私が口にした言葉があります。当初は是々非々という思いでした。いまは、ぶれないというのを最大の思いに持っております。その中で、やはりこれはいけると思って取り組んでも、そうじゃないパターンも多分にございます。そういうことで、基本的にやっぱり真っすぐにぶれない、これは私の考えでございます。そういうことでお願いします。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
ぶれないということでも、お言葉もいま、いただきましたし、自治基本条例が今回の船中八策やないですけども、八つの天理市の重要事項の中にも入っているわけですから、やっていただけるものだというふうな認識で理解をさせていただいておきます。それでよろしいでしょうか。
○議長(佐々岡典雅議長)市長。
○市長(南 佳策)
基本的に、そういう方向で進んでいきたいと考えています。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
五番(市本貴志議員)
進んでいくと言っていただきましたので、そのように理解をさせていただきます。
やるということで、リーダーシップということでのお話もさせていただいたんですが、私なりにリーダーシップというのは、たとえば、組織をまとめる上でのリーダーシップということもあるかと思います。ただ、私ら、こちら側にいる十八人と南市長におかれては、前回もお話させていただきましたけども、少なからず政治家という部分があると思います。その中で、市長におかれましては、リーダーシップというのは行政のトップとしてやっていく、そういうことだと思うんですが、言葉が汚い表現をしてしまうかもわからないんですが、リーダーシップって、たとえば、言葉が本当に申しわけないんですが、お金のつけ方ですよ。いわば予算のつけ方ですよね。こういう施策について遂行していく、それに対して、どれだけ本気であるかというのが予算に反映されてくるわけですから、そこの部分は大事なことだと思いますし、その部分において、自治基本条例に関してどういう予算をつけていって、こういう形でやっていこうというのが予算に反映されているわけですから、そのやっていく度合い、本気度ですよね、それがこの予算に反映されていくということだと思います。
たとえば、福祉を一生懸命やりたかったら、福祉の方の施策に予算、お金をつぎ込みますし、たとえば子育てのことに関して一生懸命やりたいと思えば、その予算を子育ての方に当初やっぱりつけていくわけですから、その本気度というのが予算の中に反映されていく、そういうふうな中で私自身はとらえているわけです。たとえば、言って修正という言葉もありますが、やると決めた時点では直球で取り組んでいただきたい、そういうふうなことでも思います。言ったこととやっていること、たとえば目標を掲げて、いまこの時点は目標に対してどれだけできていて、いま、自分は何をやらなければいけないかということが大事なことだと思います。たとえば、言行一致という言葉があります。陽明学で言うところの知行合一ですわ。そういうことを、本当に自分自身がいかにやっていくかというのを、常に足元を見ながら前に進んでいく。その中で、修正をしなければいけないということで修正はしなければいけないと思いますが、ただ、予算という部分での反映の仕方、そこを考えたときには、いま、この天理市はどっちに向いていくかということであれば、その部分に関してリーダーシップを発揮していただきたい。何を言うかというと、たとえばさっき、不登校問題も多々ありました。そういうことも、数字を見られたときに、その部分で市長自身のリーダーシップの発揮というのもしていただきたい、そのように思っている次第です。
あと、この自治基本条例をつくる中で、ちょっとお言葉によく出るのが、市民との情報共有という言葉がよく出てきたので、ちょっと気になっていたのですが、先ほど午前中に同僚議員の方からホームページ等の話がありました。情報という部分は、発信しなかったら共有することもできませんし、常に市長が市民に対して、自分の思いやそういうものを前向いて発揮していただきたいと思いますし、よくタウンミーティングという言葉がありますが、議会の方では、たとえば議会報告会という形で九校区を回らせていただいているわけですが、たとえば、それが市長自身が自分自身の思いや施策を述べるということで、市長自身がタウンミーティングで回られる、そういうことも一つだと思いますし、その中から市民の意見や声を吸い上げる、そういう活動もひとつしていただくのも重要かなと、私自身は思っているわけです。
その中で、市長と、言葉をかえますと、いま、八百十一の自治体があると、先ほど言われました。その中で、この天理市で生まれた市長が、いま現在二名いらっしゃると私自身は思っております。それは、南市長と千葉市の熊谷市長。いま、三十四歳ですかね、千葉市の市長。天理市でお生まれになられています。
昨年、千葉の方に研修に行かせていただくときに、千葉市役所に電話しましてアポイントをとらせていただいて、またありがたいことにお会いもしていただきました。やっぱり、情報発信という部分に関しては非常に大事だというふうなことでのお発言も会話の中でさせていただきまして、たとえばホームページというさっきの話もありましたけれども、千葉市長自身がいま、ホームページをつくっていらっしゃるんですけれども、市長も当然御存じの方だと思いますけれども、奈良市長の仲川げん、そのホームページを一回ぜひ見ていただきたいんですが、熊谷市長のホームページの中には、仲川げん奈良市長との対談がYou Tubeで誰でもパソコンから見れるという形のこと、張りつけていらっしゃいます。
以前、去年お会いさせていただいたときには、天理教の信者でも私自身もありますし、また天理市にも行きたいという表現もしてくださっていましたので、ぜひまた市長ともお会いしていただきまして、いろんな形での情報交換もしていただきたい、そういうふうに思います。いま、話の流れは市民との情報共有というふうな部分から話がなっていったんですが、ホームページでも、毎日更新するブログのようなものだとは言いませんが、市長自身の思い、そういう部分をぜひ発信をしていただきたい。また、それによって、いま、どういう形で市が進んでいる、そういうふうなことも考えられるわけですから、そこに関しては、私自身の要望ということで、ぜひ発信に力を入れていただきたい、そういうふうに思います。
○議長(佐々岡典雅議長)市長。
○市長(南 佳策)
いま、市本議員の方からの要望ということでございますが、あえて。実は私、パソコン、インターネットが非常に距離の遠い人間です。これははっきり申し上げます。その中で、十年前に市長になったときに、これまで一市民であった私がやっぱりわからないことがほとんど、お知らせの欄ぐらいです、わかるのが。それで、私は市長からの手紙というプランもせめて、一千二百字しかありません。ですが、実は、あれの評価というのはある程度いただいているんです。それは十分ではありません。もっともっとインターネット、パソコンでそういうものをやればいいんですが、どうも私は距離があるんです、あの機械、その部分に。ですから、また心して、何かでもっともっと市の中のことを皆さんにわかっていただく、その努力はしていきたいと思います。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
情報発信に関しても努力をしていただけるという御答弁をいただきましたので、ぜひそうしていただきたいですし、パソコンがもしたとえばできなかったら、失礼な言葉ですけども、職員、情報政策課もありますので、そこで自分自身の思いを書いて、それをたとえばアップしてくれということでしていただければ、誰もがホームページから見られるわけですから、そういうこともまた考えて検討していただきたい、そういうふうに思います。
時間もありませんので、最後、再度になりますけれども、自治基本条例におかれましては、ぜひ前向きに検討してやっていただく、その方向でも進んでいただきたい。あと、情報の発信ということで、自分の思いを市民にもっともっとぶつけていただく、広く自分自身の思いを知らせていただく。ひいては、議会の方にもいろんな報告もぜひしていただきたいとも思いますし、ぜひぜひいろんなところで発信という部分をしていただきたい、そういうふうな思いを持ちながら、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
○五番(市本貴志議員)
どんな状況下におかれても、やるということを決めたら邁進していくというのが一つ、これは定石やと思うんですけども、懸念している、課題があるというふうな言葉をいま、述べられましたけれども、じゃ、その懸念と課題は何なんでしょうか。
○議長(佐々岡典雅議長)市長。
○市長(南 佳策)
いま、この場で、その中身まではちょっと御容赦ください。私は、いろんな相談をさせていただいた各市長の方にも私はきちんとした対応でいままで来ましたし、その中身はちょっと御容赦いただきたいと思います。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
殊このことに関しては、御容赦というお言葉も出ましたけども、御答弁の方をいただきたいと思いますが。じゃ、ちょっと視点を変えて質問の方に移りたいんですが、じゃ、当初、予算をつけられた時点から、どういうふうな形で行政側の方はこの自治基本条例に関して取り組んでこられたのかということをちょっとお伺いしたいので、所管の方にお伺いさせていただきたいのですが、いわゆる自治基本条例の進捗状況を知りたいということで御質問させていただきたいのですが、順次、よろしくお願いしたいと思います。
まず、この自治基本条例ということについて、庁舎内、市役所内で相談していく。当初は、外部委員会をつくられて、それでやっていくというふうに言われていましたが、庁舎の中でその検討委員会というものをつくってやっていくということでありました。
じゃ、所管にお尋ねしますけども、まず、じゃ、この話し合いという場を何回ぐらい持たれたのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(佐々岡典雅議長)山中公室次長。
○市長公室次長(山中由一)
庁内研究会につきましては、平成二十三年度に、いま現在で五回開催しておりまして、あと今月中にもう一回開催する予定でございます。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
いままで五回話し合われたということで、開催日時はこの五回、いつやられましたか。
○議長(佐々岡典雅議長)山中公室次長。
○市長公室次長(山中由一)
一回目につきましては四月二十七日、二回目は七月四日、三回目は八月三十一日、四回目は十月二十日、五回目は一月二十日。未実施の六回目につきましては、三月二十二日を予定しております。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
四月、七月、八月、十月、一月、そして三月に開催されるということでお聞きいたしました。トータル的にいえば、たとえば一回について、大体どれぐらいの時間を費やしてその会議というのを行われているのでしょうか。また、トータル的に費やされた時間はどれぐらいですか、お伺いします。
○議長(佐々岡典雅議長)山中公室次長。
○市長公室次長(山中由一)
会議の所要時間につきましては、一回当たり約二時間程度でございます。五回ですので、既に行った回数の五を掛けまして、約十時間程度。ただ、時間的には短いんですけども、事前に全員の研究会のメンバーの理解度を高めるために、関連資料、書籍等を配付して、事前学習した上で会議に参加してもらって、会議を行っております。
また、なかなか開催が難しいので、五回目からはメンバーを二つに分けまして、実際の会議以外にもチームごとの議論を別に時間を設定して設けるようにしております。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
トータルで十時間ぐらいされたということでの認識で伺いました。
どういう内容で会議をされているかということもあえてお尋ねさせていただきたいので、第一回目はこういうことでの話し合いがあった、第二回目はこういうことで話し合いがあった、その辺に関して教えていただきたいのですが。
○議長(佐々岡典雅議長)山中公室次長。
○市長公室次長(山中由一)
一回目につきましては、募りましたメンバーの中から座長、副座長の選出を行いまして、事務局の方より全体的な進め方の説明、あとその後のスケジュール等の内容を話し合いました。
二回目につきましては、条例になりますので、総務課の文書行政係の係長を講師として、条例についての基礎知識の研修を行い、メンバーの知識向上を図りました。それに引き続いて、全体的な基本となる十章二十四条から成る素案というのを示しまして、庁内研究会において話し合いました。あと、県内各市の自治基本条例策定済み条例案についての意見交換を行い、その後、研究会の座長を講師として基本条例の必要性についての討論を行いました。
三回目につきましては、自治基本条例の必要性及び課題について検討し、条例の名称、条文、表現方法、条例のタイプ等について確認いたしました。その後、グループを二つに分けて、素案の前文の見直し、グループごとの発表・検証を行いました。
四回目につきましては、全体討議で、三回目に作成しました前文案について検討を行い、天理市のふさわしいキーワード、たとえば「宗教都市」、「山の辺の道」等のふさわしい言葉の確認を行いました。その後、それ以後の前文を要素ごとにまとめていく内容を決定していきました。
五回目につきましては、研究会の進め方としまして、チーム別討議をした後、班ごとのリーダー会議でまとめ、全体的で討議していくというふうな進め方を決定し、素案の条文案をもとに、各自が一条から五条までの条文案を考え、二つのチームごとに検討を行いました。その時点から、先ほど申しましたように、より時間の調整をしやすいように、全体会議以外にも、別にチームごとの会議を開いて条文案を作成し、リーダー会議でまとめ、それ以後の全体討議で決定していく体制をとることを決定していったという流れになっております。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
条例の素案がもうできているというふうな認識で、いま、お伺いしたんですが、僕自身が思うことですけども、たとえばニセコ町が国内においては一番最初に条例をされたということで、視察も行ってまいりましたし、そこで条例をどういう形でつくっていくかと、根底の部分が一番大事だと思うんですけども、やっぱり市民の意見を反映させるということが、この条例においては一番大切じゃないかなというふうには思います。そういうこともやられてきたというのもお伺いしましたし、函館に行かせていただいたときにもそれは言っていらっしゃいました。
いままで、市長が議場で述べられた答弁の中にも、やっぱり市民の声をくみ上げるということで、そこが一番大事だというふうにもお答えになられていますし、やっぱり僕はそこが大事だと思います。
この天理市の議会におかれましては、議会基本条例というのがあります。この議会基本条例をつくるまでには、いろんな過程を踏まえてできてきているというのも認識しているわけですけれども、殊この間に議員だけで集まってこの条例をつくったということでもないというのも認識しています。やっぱり、市民の前に自分らが出ていって、市民の声をくみ上げながらこの条例をつくっていく。こういうことに関しては、やっぱり本当に市民と向き合ってやっていかなければいけない、そのようにも思います。
視察に行かせていただいたときに言っていらっしゃいましたのが、本当に市民のための条例でなくてはいけない。条例の文章を、たとえば小学生が読んでもわかる、そういう言葉でつくっていかなければいけないということをお聞きもしました。いわば、申しわけないことですけども、行政マンがつくる言葉に関しては理解がなかなか難しいということで、市民に対して、その条例は浸透していかない、そういうふうなこともいろいろ会議の中で、市民の方々と対話集会をされて、そういう条例文なんかをつくっていっていらっしゃると、そういうふうな事実もあるということで認識はしておいていただきたいんですが、殊この条例をつくることに関して予算計上もされていますが、いままでどういう形で予算がありましたか、お答えください。
○議長(佐々岡典雅議長)山中公室次長。
○市長公室次長(山中由一)
平成二十二年度予算におきましては、職員の認識を高めるために、講師謝礼として十万円を計上しました。実際には、四日市大学の教授であります岩崎先生を招きまして、職員研修を実施いたしました。また、先進地視察として三重県伊賀市を訪問し、策定過程を学びました。
平成二十三年度につきましては、予算的には自治基本条例検討アドバイザー謝礼十万円及び自治基本条例の検討委員会の委員報償費として八十二万五千円を計上しておりましたが、先ほどの市長の答弁にもありましたように、その辺は未執行となっております。
平成二十三年度は、実際の流れとしましては、それ以外に庁内研究会を実施しておるわけですけども、それに先立ちまして、近隣の大阪府内の阪南市、和泉市二市を訪問しまして、それぞれの策定方法を学びました。二カ年の予算上の総額は百二万五千円となっております。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
市民の皆様のためになるこの条例をつくっていくということでおいて、市民の皆さんの税金を使ってこれをやっていくというふうな形で会議も進められているわけですけども、あえてお伺いさせていただきますけども、素案になる条例をつくっていらっしゃる中で、市民の声というのが反映されているんでしょうか、どうでしょうか。
○議長(佐々岡典雅議長)山中公室次長。
市長公室次長(山中由一)
庁内研究会と申しますのは、今後の市民委員で検討される前段の職員のさまざまな知識や認識を高めるための研究会だと思っております。そこに上げていくための素案をつくる研究会だとは考えておりません。このような庁内研究会の中で、職員もある意味、さまざまな意見を持っておりますので、研究会の方式としましても、ワークショップ形式であったり、ブレーンストーミングの方式を取り入れたり、あらゆる意見を否定せずに職員間で出して、いろんな意見を取り上げていく形をとっておりますので、そういう方法が今後の実際の市民の皆様に検討していただく段階に生かせるように行うための研究会だと思って取り組んでおります。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
たとえば、役所内で市の職員の方々に市民との協働ということでのハンドブックを配付されたというふうなことも聞いております。これは、以前、一般質問させていただいたときにもそのお答えをいただきましたが、やっぱり、市民と一緒にやっていくということの重要性を行政の皆さんの中でそれは認識していらっしゃるわけです。そこで、それを反映させていくということがいかに大事であるかということも認識されているという中で、まず役所の中で決めて、それから、じゃ、市民の方々に意見を聞いていく、そういうふうなことでの認識でよろしいでしょうか。
○議長(佐々岡典雅議長)山中公室次長。
○市長公室次長(山中由一)
あくまで研究会の取り組みといたしましては、市民の方に提案する素案をつくっているというふうな認識は持っておりません。先ほど申しましたように、職員間でまず議論をしまして、シミュレーションといいますか、そういう形のさまざまな意見の出し方、取り上げ方も含めて研究する研究会だと認識しております。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
午後二時十五分 再開
○議長(佐々岡典雅議長)休憩前に引き続き会議を開きます。
市長。
○市長(南 佳策)
大変失礼しました。ありがとうございます。
いま、市本議員の方からの御質問です。お答えしたいと思います。
まさにこれは私のこの数年間、心の中の葛藤が正直にこういうことになっていると思います。当初はいいと思ってやりかけたんですが、途中でいろんな事例を見聞しました。その中で、現在、絵にかいたもちにならないために、もしつくるとしても、そういうことでやっていきたいという思いでございます。
簡単に、私の思いを書いたもので御紹介したいと思います。
当初から、私はまちづくりは、市民が主体となって行政と共に知恵を出し合って、そしてふるさと天理をつくっていきたいという考えはいまも変わっていません。その中で、この自治基本条例のことが話題になっていき、そしていろいろそれなりに私も研究もしました。その結果、まずこれは市民の皆さんに市政に関心を持っていただく土壌、それをつくるという意味からも、これを何とか取り入れていきたいと考えたのが事の発端でございます。その後、行政改革、あるいは行政評価への取り組み、また市民参画と協働のまちづくり等々のいろんな事例を勉強する中で、私は全国各地の取り組みや近隣市等々の、また私、全国市長会の仲間にもいろんなことで率直な意見を聞いてきました。その結果、非常にこれは言うはやすく行うはかたし、絵にかいたもちであればいいが、するとすれば、やっぱりもうちょっときちんとしたものでないと、ただつくっただけではだめという思いで現在おります。そういうことでございます。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
まず一つ、南市長御自身のマニフェストであるということの認識は持っていただきたい、それは本当に心から思います。答弁の中では、一番当初はやらへんと言うておられましたけども、全国的な流れでやらなければいけないのかな、そういうふうな形になってこられている中で、一期目なら話は別ですが、三期目の時点になられて、これは公約として上げられていらっしゃるわけですから、また答弁の中でも、この三期目の中で何としてもやり上げるというふうな答弁を言っていらっしゃる中で、いまの答弁を聞いたら、その強さも感じられませんし、やるかどうかの調査費用やというふうな直近の答弁というのは、僕自身はやっぱり納得のいかない部分でもありますし、再度もう一度お伺いさせていただきますが、この三期目の中で、市長自身は、この自治基本条例ということに関して、やるんやと、前向きに取り組むんやというふうなことであるのかないのか、そこをお聞かせください。
○議長(佐々岡典雅議長)市長。
○市長(南 佳策)
先ほど冒頭に言いました。そのことで、非常に私の心が揺れ動いております。それからもう一つ、マニフェストに書いた、これは一つの約束、目標です。ですが、御案内のとおり、選挙で上げたことが現実にならないパターンも世の中に多うございます。決してそんなことで、私はごまかしは好きじゃないんですが、勉強すればするほど、いま、ちなみに全国の市長会、八百十一市あるんです。その中で、自治基本条例をやっているのはごく限られた市だけなんです。なぜか。そのことも露骨に確かめてきてまいりました。聞けば聞くほどいろんな課題が、やっぱりそれも、もう実行されたところは実行されたところで、またそうじゃないところは、やっぱりそういう悩みを持っておられる。その中で、それをどうやって乗り越えられるかということで、それで、非常に悩んでいるところでございます。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
たとえば、じゃ、平成二十四年度の予算計上もありますが、この件に関して、八つの重要施策というふうな形で組んでいっておられると思いますが、そこで、この自治基本条例のことについて、やっていくという気持で予算計上されていますか、されていませんか。
○議長(佐々岡典雅議長)市長。
○市長(南 佳策)
基本的に前向きで、その思いは持っております。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
どうしようか悩んでると言っていらっしゃるかと思えば、やるというふうな御答弁をいただきますので、どう質問していったらいいかわからない部分が出てきたんですが、僕自身の中では、この自治基本条例は本当に前向きにやっていただけるというふうなことに関しては、本当に一緒になって声も上げていきたいですし、やっていけたらというふうにも思っています。ただ、十分に時間をかけてということも言っていらっしゃいますし、調査やというふうなことでの答弁もいただいていますが、殊このことに関しては、もう調査という段階ではないと僕自身は思っているんですね。
たとえば、平成十五年、平成十八年ぐらいからニュアンスがかかってきてやろうと。三期目に関しては、この中で絶対やるんやという言葉をこの中で発言されています。それにおいて予算も、初めは調査の十万円やという言葉の中から予算計上もずっと続けていらっしゃる中で、これは絶対にやっていくんやというふうな気持でいらっしゃらないと、予算というのは、これは市民の方々の税金で成り立っていただいているものですから、そこに関してはやっぱりきっちりしていかなければいけない、そのように思います。
あえて言いますけども、この予算計上、たとえば平成二十四年度に予算も計上しているし、このことに関しては前向きに取り組むということでのニュアンスでよろしいんでしょうか。
○議長(佐々岡典雅議長)市長。
市長(南 佳策)
私は、基本的に前向きでと考えています。ただ、あまりにもいろんな私が懸念する課題がたくさん出てきております。その中で、それをどうクリアするかということで、いま、悩んでいるさなかでございます。
○議長(佐々岡典雅議長)市本議員。
◆自治基本条例について質問
市長マニフェストと、天理市八つの重要施策のひとつである自治基本条例について、
いいかげんな答弁を繰り返し続ける理事者(市長)の答弁が不思議でならず、質問をした。
続きまして、自治基本条例、このことについて質問させていただきます。
私自身は、この自治基本条例については本当に策定するべきだというふうな認識を持っております。自治基本条例については、市長のマニフェストの一つでもありますし、天理市の重点施策の一つであるというふうには認識しております。まず、市長自身がこの自治基本条例の制定に向けた、本当に自分自身がこうやっていきたいという思いのたけをぜひ聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○副議長(加藤嘉久次副議長)市長。
○市長(南 佳策)
お答えしたいと思います。
自治基本条例は、今後の地方自治体の基本理念や、あるいは自治体と住民との新しい関係を明らかにしていこうという取り組みであると理解しています。また、これからのまちづくりを進めていく上で、その必要性も含め、十分に時間をかけて丁寧な論議を重ねていくことが大切であると考えています。
現在取り組んでいます庁内公募職員による研究会により、原型についての検討を重ねています。また、その後、いろんな方法で広く意見を求めながら、より実効性のある条例にできればつくり上げていけたらと考えています。
○副議長(加藤嘉久次副議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
御答弁ありがとうございます。
この自治基本条例に関して、私自身が関心があったもので、この天理市の議場でどういうことでの答弁、質疑がされているかというのをちょっと調べさせていただきました。
平成十五年の三月定例議会においてから、その自治基本条例という言葉が出てきているわけなんですけれども、平成十五年三月六日時点での議員からの御質問に対して、市長が答弁をされておられるんですが、平成十五年時点では、「そういう条例について制定する考えは持っておりません」ということで、いわば自治基本条例に関しては、関心を全くお示しにはなっていらっしゃいませんでしたが、その中で、いろいろな経緯を流れていく中で、平成十八年の九月二十二日、この議場において答弁されている内容なんですが、全国的な流れがあるというふうな形で、平成十五年にはペケであったものが、平成十八年にはだんだん三角にという形になっていくわけです。ここで言われているんですけど、北海道のニセコ町のまちづくり条例とか、これが平成十三年にできたということで、北海道のニセコ町が本当に先進地であるということを、この平成十八年九月の時点では認識をされている。ここだけは確認をさせておいてください。あと、こういうことに関して、作業も踏まえながら検討をしていくということでの発言が平成十八年では行われておりました。
平成十九年十二月に入ってからの定例議会でも自治基本条例の話が出ておるんですけども、ここでは、実は、「いま全国で、こういう分野での基本条例という取り組みをなさっている、もう数はたくさんあります。その中の内容の点検にも、実は手をつけさせてもらっています」ということで、平成十九年には、この自治基本条例そのものの内容には手をつけておられるという発言がございました。
続きまして、平成二十一年三月の定例議会、三月二十三日での御発言の中で、市長が答弁されているのは、「市が独自でやるということじゃなくて、やっぱりそういういろんな方の御意見をいただきながら、物事を組み立てていく」という発言で、この自治基本条例に関しては、もうやっていこうかなというふうな認識でいらっしゃったのかというふうにも思います。
平成二十二年三月の定例議会、三月八日には、天理市自治基本条例という形での名前ができ上がった中で、「この策定も研究課題の一つで、検討に着手」ということでの御発言をされていらっしゃいます。
平成二十二年六月の定例会、六月二十三日のこの定例会におかれましては、市長は、「まちの人たちの声をどうやってくみ上げていくか、そしてそれが絵にかいたもちにならないように、私は、そういうものを、今回挑戦させていただいた三期目のあいだに」と。三期目のあいだに形あるものに仕上げるというふうに答弁されておられます。絵にかいたもちにならないように、三期目のあいだに形あるものにするということでの御発言をいただいております。
その中で、また引き続きそこで答弁されているんですけども、「市民の人たちの声をベースに組み立てていく、それが形になって条例になると考えています」ということです。ここ、大事なことなので押さえておきたいんですけども、市民の声というものをベースにして組み立てて、この自治基本条例はつくっていくということでのご発言をいただいています。まずは、まちの中の声をくみ上げる。要は、天理市の中からいろんな方々の声を聞くということなのでしょうか。まちの中の声をくみ上げる。そして、これからまずそれをスタートするべきではないであろうかというふうに考えているというふうな御発言をいただきました。
その中での答弁の最後の方に、任期内にやり遂げるということでの御発言をされておられます。三年と四カ月ほどある感情ですが、まずはそれに向かって着実に作業を進めていくというふうな御発言をされています。
平成二十二年から変わりまして、次に、平成二十三年度の三月の、ちょうど一年前になるんでしょうか、第一回、三月二日の定例議会では、「平成二十三年度は、外部委員による検討組織を設置して、実質的な内容の検討に着手し、平成二十五年度の制定を目指しています」ということを述べられています。平成二十五年度にはもう制定するんだというふうな形で述べられていると理解させていただきます。
そこで、外部委員による検討組織を設置して、実質的な内容に検討を着手するというふうに述べられているんですが、これが平成二十三年度の三月定例会での発言です。次の平成二十三年の十二月議会になるんですけれども、九カ月後ですね、平成二十三年十二月の定例会、十二月十九日のこの議場での答弁でありますが、「本市では、平成二十三年度に(仮称)天理市自治基本条例の制度を研究するための庁内組織として、職員からの募集をいたしました。十二名体制で天理市自治基本条例の庁内研究会を立ち上げました」ということで御答弁されておるんですけども、ちょっとここ、僕の中では引っかかっているんですけども、平成二十三年の三月の時点においては、外部委員会によってつくっていくための検討組織を設置するというふうな発言がありますが、その十二月においては、外部ではなくして庁舎内、いわば内部でその組織をつくっていく、そういうふうなことで言われています。ちょっと僕、ここは腑に落ちないので、また後で聞かせていただきたいんですが。
今後、その先進各市のスケジュールを参考にしながら、市民委員の公募、あるいは策定委員の設置について、これを慎重に進めていきたいと。三月においては、外部で組織をつくって、これに関してはもう着手すると言われていましたが、十二月になれば、庁舎内で立ち上げたということで、この間は一体何をされていたのかということも不思議でなりません。
あと、いま、庁内でこれらのいろいろなことについて、基本的な作業に着手しているというふうな形で答弁がずっと続いていくわけなんですけれども、あと、そこで、先ほども言いました、市民の声をベースにしていくという形でつくられるというふうに御答弁をいただいていたんですが、この直近の御答弁では、まず職員たちの中で、職員たちの声でまずは基本的な考えを整理していこうというふうな形でいらっしゃいます。
続きまして、その中で、同じ日の答弁の中で、いま、全国で、自治体で、それほどの数がこの条例を制定ということに向いておられる。そうしたら、天理市の方もそういったことについて考えていかなあかんのやないやろうかと。いままでは考えておりませんでしたということでの言葉で述べられているんですが、以前からニセコ町等の表現もありますように、自治基本条例に関しては、認識はしていらっしゃることとは存じているんですが、表現的には、いままでは考えておりませんでしたという表現。これに関しては、職員が頑張っていらっしゃるのにあんまりではないかなというふうにも思います。
この条例を制定するべきかどうか、それをはっきりさせるために、調査の費用を上げておられるということです。やっていくのかなと思っていたら、この条例を本当に制定するべきなのかどうか、それをはっきりするために、いま、調査の費用を上げているということを述べられているわけです。私は、二百六の自治体、その内容、事情も全部調査して、確固たる自信を持っているわけではありませんと。これならできる、やるべきという確信を持つために、私はいま、調査の費用、やるかどうかの調査の費用を計上している、そういうふうな言葉でありました。これが、この本会議場において市長が自治基本条例ということに、議員からの質問に対してお答えになられていた部分であるんですけども、最後の部分で、やっぱりちょっと気になるんですけども、やるかどうかの調査費用だというふうな形での答弁もあるんですが、僕はこれ、ちょっと表現的には違うのかなというふうには思っています。まず、先にありましたこの三期目の中で必ずやるんだというふうな言葉もあった中で、そこの部分は絶対にやっていくという強い御自身の思いがあるのかどうか、お聞かせください。よろしくお願いします。
○副議長(加藤嘉久次副議長)質問の途中ですが、しばらく休憩いたします。
午後二時零分 休憩
◆不登校・発達障害について質問を行いました。
なんと、全国平均・奈良県の平均値より天理市は数値を上回っている事実がある。
注)天理市の教育現場で起こっている事実というのを認識していただきたい。との思いで質問をした。
○五番(市本貴志議員)ぜひぜひ積極的に、市の単独ということも考えながらこの事業を進めていただきたい、そういう気持でおります。このことに関しても、改めてよろしくお願い申し上げます。
次の質問に移らせていただきます。
冒頭、資料の方を配付させていただいています、そのことに関して質問させていただきたいと思います。
冒頭に、新年度に向かう希望の礎を築く定例議会であるというふうな形で述べさせていただきました。入園、入学、進学、進級と、学び舎で新たな年度のスタートが始まります。しかし、華やかさとは裏腹に、不登校問題や発達障害といった深刻な問題があるのも事実ですとも述べました。あえて深刻な問題と表現させていただいたのは、ここからが大事なことなのですが、所管が違うからということの認識ではなく、ここの議場の中にいらっしゃる皆さんでわかっておいていただきたいということで配付をさせていただきました。
配付させていただいた不登校の定義というところをちょっと読ませていただきます。「文部科学省は、不登校の児童生徒を何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため、年間三十日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由によるものを除いたもの」と定義しておられます。その中で、下の方の天理市の小中学校における不登校の状況についてということでごらんいただきたいんですけれども、この不登校に関して、小中学校単位で毎年データをとられており、数値化されています。よって、全国平均、奈良県平均、天理市の平均が数値としてあらわれています。全国の平均と比較しても、奈良県の比較をしても、いずれにしても天理市は平均を上回っているという事実、御存じでしょうか。
このことにおきましては、先ほど入学、入園等のお話もさせていただきましたが、裏腹にこういう形での数値が出ているという事実を本当に認識していただきたいと思って、この資料を配付させていただいたわけです。非常に高い数字の出ている次の年は一生懸命頑張られたんでしょうか、数字が下がりますが、その後、また大きく伸びていくという状況です。また、小学校と中学校においての数字の上がり方は、ほとんど十倍近く上がってもいいような形で、本当に伸びていっているときもあります。
というのは、中学生においては、本当に学校になかなか行けないで悩んでいらっしゃる児童の方もいらっしゃる。いわゆる児童がいるということは、その裏で大変心を痛めていらっしゃる家族があるということもわかっていただきたいです。ということは、全国平均、奈良県平均に関して、この天理市の数字は、悩んでいる御家庭が非常に多くいらっしゃるということだと、そのことを認識していただきたいと思います。これが、いまの天理市の教育現場で起こっている事実であるということをぜひ認識していただきたいと思います。
教育長にお尋ねします。本市では、不登校問題に対してさまざまな取り組みをされていることだと思いますが、総合的、計画的にいかが取り組んでおられるでしょうか。よろしくお願い申し上げます。
○副議長(加藤嘉久次副議長)教育長。
○教育長(村井稔正)
不登校に対する本市の取り組みということで、取り組みの一端になるかもわかりませんが、一応取り組んでいる様子について申し上げたいと思います。
まず、もう既に不登校の状況をデータとして出していただいておりますので、このとおりであろうと思っています。あまりにも、これはちょっと数が、天理市が多過ぎるので心配になりまして、奈良県内各郡市を、これは天理市ということで、あとは奈良県ということで出ておりますので、天理市はこんなに多いのだろうかということで、各郡市をちょっと調べてもらいました。私が直接調べたわけではないんですが、職員に調べてもらいました。
ある市は、これは市同士で、こんなこと、競争する問題ではありませんので、どの市がどうだということは申しませんが、ある市は、データを公表しておりません。多分、何か多いんではないかなと、こんなことを思ったり。それから、ほか、奈良県は十二市ありますが、大半、市と言われる人口の多いところは意外と天理市よりも不登校率は多いというような結果でございましたが、だからといって天理市が少ないと言うつもりはないんですが、やはりどうしても郡部と市とではその辺が違うのかなと。
それからまた、奈良県全体で一つのデータとなると、どうしても天理市が多いように思われるんですが、そんなところから、やはりこの人口の多いところは、原因はどうであれ、多いと言っても間違いではないかなと、こういうふうに思っております。
そういったことを踏まえて、天理市としてもいろんな対応をやっておるところでございます。その一部を申し上げたいと思います。
天理市としては、平成十一年度より適応指導教室の設置、それから教育相談──カウンセリングになりますが──それから、学校における不登校状態にいる子どもについての支援策を協議する訪問教育相談、それから事例検討会、そういったことを通して、学校復帰を目指して努力を続けてきております。
また、不登校で引きこもり状態にある児童生徒に対しては、訪問指導の一環として、ゆうフレンドとして登録している大学生、大学院生を派遣しておるわけでございます。本年度、二十人の学生がこのゆうフレンドに登録しておりまして、七名を家庭へ、三名を学校へ派遣しております。二月末現在で、延べ派遣回数二百八十八回となっております。
教育相談では、専門カウンセラーが対応して、平成二十三年二月末現在の相談件数が百二十六件、延べ相談回数は九百七十八回で、年々相談回数が増加しておるところでございます。
電話相談も実施していまして、二月末の現在で三十件の相談がございました。
平成二十三年度の適応指導教室、いちょうの木広場と申しておるんですが、この通室生は、現在、小学生が五名、中学生が七名の合計十二名となっております。
また、平成二十一年度より教育相談担当者会を組織しまして、学校訪問、教育相談会を夏期休業中に実施し、当センターの相談担当が市内小中学校の不登校の状況の把握と対応に努めております。また、学校教育課からも中学校への支援としてスクールカウンセラー、教育相談員を配置して、保護者や生徒の相談を受ける体制を整えております。
しかし、不登校の原因を特定することは大変難しく、個人の特性、あるいは仲間関係、学力の問題、家族関係、さまざまな要因が複雑に絡み合っているのが現状ではないかと思われます。いずれにせよ、不登校となっている児童生徒への個別支援と共に、学校の体制の整備も大切だと考えております。
平成十一年度より、市内公的機関関係者や学識軽減者を中心とした不登校支援委員会を設けて支援策を協議すると共に、その学校復帰について努力を続けてまいりましたが、その子を取り巻く周りの子どもたちの理解や受け入れ環境の整備、保護者への啓発などにも取り組んでいくため、平成二十三年度から天理市不登校等支援委員会を設立し、各小中学校間の連携や早期発見、早期対応、学校体制としての支援に取り組んでいるところでございます。以上でございます。
○副議長(加藤嘉久次副議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
さまざまな取り組みをしていただいている、そういうことで御答弁いただきました。ありがとうございます。
まさに、この件に関しましては、いろんな問題に関して案件があると思います。だから、どう表現したらいいですかね、行財政の改革を、いまされているところではありますが、この数値データ、数値のとり方がいろいろあるとは思いますが、行財政改革のさなかではありますが、殊この件に関しましては緊急に取り組んでいただく事案だと私自身は認識しておりますので、ぜひとも強化の方をしていただきたいと思います。この件に関しては要望させていただきます。
それと、発達障害においてなんですが、この件も不登校問題とは切っては切り離せない事案だと思っております。発達障害問題においても、現代社会の背景に伴い、増加傾向にあるのは周知の事実であります。ゆえに、法律が整備されているのが現状であります。殊発達障害の問題に関して、天理市役所内でも関係する所管が多岐にわたっていることも承知いたしております。この発達障害ということに関して、教育委員会ではさまざまなお取り組みをされていることと存じますが、これに関して、ぜひお伺いさせていただきます。
○副議長(加藤嘉久次副議長)教育長。
○教育長(村井稔正)
それでは、不登校と大変重なるところもあろうかとは思いますが、主に発達障害に対する本市の取り組みということで、取り組んでいる内容をお話ししたいと思います。
特に、発達障害児童生徒に対する取り組みとしては、教育総合センターでは、平成十七年度から特別支援教育相談を実施して、平成十八年度からは専門家が学校を訪問する特別支援教育巡回相談というのを実施しております。特別支援教育は、毎週火曜日と第二・第四火曜日の午後に、発達障害及び特別支援にかかわる幼児、児童生徒とその保護者、関係する教職員に対して、総合センターで特別支援教育士が相談に当たっておるところでございます。二月末までの延べ相談人数が二百七十四名、相談回数は百六十回でございました。
特別支援教育巡回相談は、発達障害及び特別な教育的支援を必要とする児童生徒について、専門家が各学校を訪問し、課題の解決について、一緒に考えております。公立の九小学校、四中学校からの依頼によって、児童生徒の授業の様子や学校生活の様子を参観し、児童生徒への的確な支援の方途を探っております。平成二十三年度は七十八回巡回し、延べ児童生徒数は八百四十五人、延べ教員数三百三十六人の対象児童の参観と支援方法についての懇談、保護者一人の相談をいたしました。
なお、各学校では校長のリーダーシップのもと、特別支援教育コーディネーターを位置付けると共に、校内委員会を組織して、発達障害を含む障害のある児童生徒の把握、支援方法を検討し、特別支援教育の充実に努めております。また、特別支援教育支援員の各校への配置、スクールサポートの活用と共に、支援の充実に図っているところでございます。
平成十九年度からは、丹波市小学校に通級指導教室、ステップルームと申しますが、これを開設し、市内の通常の学級に在籍する発達障害の児童、LDやAD/HD等に対して、個々の障害に応じた指導や支援を行っております。
また、このような個々の子どもたちへの支援と共に、学級の周りの子どもたちの理解と協力も欠かすことができません。学校においては、どの子も楽しく生き生きと学校生活が送れるよう、障害についての理解を図ると共に、仲間づくりや人権の意識の育成に努めているところでございます。
今後とも、発達障害を含む特別支援教育の充実を図っていきたいと考えております。以上でございます。
○副議長(加藤嘉久次副議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
答弁いただいた中でも、本当に大変なことなんだなというふうな認識をさせていただきました。市長におかれましては、先ほど資料もお渡しさせていただいた中で、天理市の教育現場で起こっている事実というのを認識もしていただいているところだと思います。
要望でございますが、教育総合センターにおかれまして、本当に日々、大変な活動をされているということも重々把握しております。どうぞ、市長自身がリーダーシップを発揮していただけるということに関して要望させていただきたいと思います。教育長、ありがとうございました。
①通学合宿の件
②不登校・発達障害 の件
③自治基本条例の件
について質問を行いました。
〔五番 市本貴志議員 登壇〕
○五番(市本貴志議員)
議長のお許しをいただきました。一問一答方式により一般質問をさせていただきます。
さて、この三月定例会は、平成二十四年に入って最初の定例議会です。しかし、年度で言えば平成二十三年度、最後の締めくくりの議会であり、また新たに迎える新年度に向かう希望の礎を築く定例議会でもあります。締めくくりという意味で、この平成二十三年度内、いわば昨年六月からの定例会に私自身がこの場で一般質問させていただいた内容に再度触れることもありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、質問においては、さきの「町から町へ」三月十五日号、市長からの手紙にも掲載されていましたが、県の事業であるなら通学合宿が、このほど、天理市でも取り組みをなされました。この通学合宿事業について、このことが一点。
来月から新たな年度のスタートです。教育行政においては、やまだこども園をはじめ、市内では、入園、入学、進学、進級と、学び舎で新たな年度のスタートが始まります。しかし、この華やかさとは裏腹に、不登校問題や発達障害といった深刻な問題があるのも事実です。二点目は、この不登校問題や発達障害といった深刻な問題に対する本市の取り組みについて、このことが一点。
そして、南市長のマニフェストの一つでもあり、天理市の重点政策の一つである自治基本条例、このことが一点。この三点に関し、質問をさせていただきます。
理事者をはじめ、関係所管におかれまして、御答弁を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
通学合宿についてお尋ねさせていただきます。
昨年六月に通学合宿のことについて、ここの場所で一般質問をさせていただき、内容については、「町から町へ」三月十五日号、市長からの手紙を掲載していただきました。内容としまして、市長からの手紙に詳しく書いていただいていますので、ちょっと読ませていただきます。
「なら通学合宿」に名乗り。
一月二十六日(木)から二十八日(土)までの三日間、前栽小学校四年生から六年生までの男女児童十二人が、通学合宿生活を体験してきました。これは日頃のくらしと違う環境の中で、家庭の良さがありがたさを知り、また、学年が異なる集団生活で、自分の立場や役割を自覚し、よりよい人間関係を育ててもらおうという県の事業をいち早くとり入れたものです。
初日、児童は十六時十分に学校から合宿所の前栽公民館に帰着。開講式を終えて宿題、自主学習や読書のあと、夕食の準備と食事の片付けも大切な日課として経験したことでしょう。次いで星空観察のあと天理教旭日大教会で入浴させていただき、二十二時に就寝。
二日目は六時に起床し、ラジオ体操と朝食を済ませ学校へ。十六時十分、前日と同じように公民館へ帰着。
三日目は朝から地域ボランティアの方の講演、教育長のマジック講座を楽しんだあと、閉講式で修了証書を受け取り、十一時四十分に帰宅しました。
なお、今回の催しのため、前栽校区区長会八人、育友会十五人、校区こども会三人、地区交通安全協会三人、地域安全推進委員会四人、地区民生児童委員会十人、高校生九人などを含めて計十一団体六十六人の方々の支えが大きな力となりましたということで、市長からの手紙でも掲載していただきました。事の重要性という部分で掲載していただけたということで認識しています。感謝申し上げます。
まず、天理市として、手を挙げていただき、本事業を行っていただいたことに、教育委員会をはじめ地元区長会など、関係団体の皆様方にはこの場をおかりして感謝を申し上げる次第でございます。また、地元メディアが取材に来られ、教育情報番組に二度にわたってテレビ放映されたことも話題性かつ重要性が確認されていたものと確信しております。
そこでお尋ねいたします。今回行われた通学合宿に関して、教育委員会としての総括をされていることと存じます。ぜひこのことに関してお聞かせください。よろしくお願い申し上げます。
○副議長(加藤嘉久次副議長)教育長。
〔教育長 村井稔正 登壇〕
○教育長(村井稔正)
市本議員の質問にお答えさせていただきます。
まず最初に御礼を申し上げたいと思います。前栽通学合宿の実施期間中には、多くの議員の皆様にも忙しい中、前栽公民館にお越しいただき、また天理教のおふろの借用、子どもの世話、夜遅くまで御支援をいただき、大変ありがとうございました。
それでは、前栽合宿の総括ということですが、総括として十分かどうかはわかりませんが、教育委員会として実施した事業の簡単な総括をお話し申し上げたいと思います。
この事業は、議員も御承知のとおり、県の補助事業として、地域教育力を生かすために、平成二十二年度から県内で実施されております。今年度は、県内の十二市町村、十五カ所で実施されました。先ほど、市長からの手紙、あるいは市本議員からのお話の中にありましたが、今年の一月二十六日から二十八までの二泊三日で前栽公民館において、前栽小学校の児童、四年生、五年生、六年生の十二名が参加いたしました。
この通学合宿の目的は、子どもたちが家庭から離れて地域の公民館などで宿泊し、地域の方々の協力を得て炊事、洗濯、掃除など、身の回りのことを行い、日常生活の技能や自立心を高め、家庭のよさやありがたさを知り、感謝するというものであります。
事業の具体的な内容としては、先ほどもお話があった、夕方、前栽小学校から帰り、その子どもたちが前栽公民館で自主学習をし、夕食の準備をし、あと夕食、掃除、地域の方々による講座、入浴、就寝などを三日間行ったというものでございます。そのほか、開講式、閉講式、修了証書の授与なども行いました。
事業終了後、アンケートを行ったその結果では、「なぜこの事業に参加したのか」という問いには、児童十二名中八人が本人の意思で参加したということでございました。参加した児童は、「とても楽しかった」、「これからも進んであいさつをしようと思う」、「身の回りの片付けを進んでしようと思った」などの感想がございました。また、参加した児童の保護者あるいはスタッフからの回答では、「通学合宿で児童にどんな力がついたと思いますか」という問いに、「進んであいさつする力」、「身の回りの片付けをする力」、「友達と仲良くする力」などの回答がございました。児童、保護者、スタッフ、教員の方からの回答も、通学合宿での感想は、「大人の意識の変容に役立った」、「ふだん生活できないことだから大事な体験だと思った」などの感想がございました。
しかし、ボランティアの食事担当者や宿泊担当者からは大変だったというような御意見もございました。
前栽校区の区長会をはじめ、育友会、民生児童委員、交通安全協会、こども会など、ボランティアの皆さんからは、人的な支援、あるいは食材などの物的な支援をたくさんいただきました。地域の結集力を感じた次第でございます。地域の皆様の御支援に感謝しております。
簡単でございますが、総括といたしたいと思います。以上でございます。
○副議長(加藤嘉久次副議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
ありがとうございます。
アンケートの結果を聞かせていただいて、有効であったのかなと、そういうふうにも存じ上げました。また、市長がよく言われていますあいさつ運動ということもあり、あいさつが積極的にできるようなったということも有効的であったのではなかったかなと、そういうふうに思いますし、また地域では本当に密着がよかったというふうなことでも御答弁いただきました。ありがとうございました。
その通学合宿において、たとえば天理市では、天理市第五次総合計画というものがあります。天理市第五次総合計画においても、義務教育の充実、基本方針の一文に、豊かな人間性の育成に向けて、体験的・実践的な活動を積極的に取り入れると共に、生涯にわたる自己実現を目指しますとあります。今後の取り組みには、家庭教育、地域との連携、そして協力の強化では、PTA、区長会等の協力により、校区地域による学校支援が進められています。さらに、学校が地域住民の居場所づくりや地域教育力の向上に向け、家庭、地域との連携、協力の強化に取り組みますと記載されてあるところでございます。まさに、記載されている内容そのものが、今回行われた通学合宿そのものであるというふうに私自身は感じているところでありますが、そこで質問いたします。
天理市が総合計画でうたっている背景も踏まえた上で、今後、この通学合宿に関しての展望はいかがなものでしょうか。よろしくお願いいたします。
○副議長(加藤嘉久次副議長)教育長。
○教育長(村井稔正)
今後の展望ということでございますが、お答えいたします。
今後の展望といたしましては、まず、この事業実施に当たっての課題は、事業の企画立案する実施主体、地域ボランティアの協力体制、宿泊、調理、ふろ等の施設設備、ほかに安全対策、予算の確保等がございます。前栽通学合宿の場合は、天理市で初めての事業ということで、企画立案を教育委員会が中心となって行いました。前栽小学校及び前栽公民館も事務局として参画していただいたところでございます。
来年度以降は、事業主体を地域あるいは小学校で行っていただき、アドバイザーとして教育委員会が参画していくことが地域の教育力を高めることになるのではないかと、こんなふうに考えております。平成二十四年度も県の補助金があるように伺っておりますので、積極的に県へ実施要望をしてまいりたいと考えておるところでございます。以上でございます。
○副議長(加藤嘉久次副議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)
最後に積極的にというお言葉、うれしいお言葉を聞かせていただきました。地域主体であるということに関しまして、それは本当にそのとおりだなと。地域自身が自分たちで力をつけて、自分たちの地域の子どもたちを見守って育てていく、そういうことが本当に大事ではなかろうかと思っているところでございます。先ほどのお話の中にもありました、本年度は奈良県として予算計上されているという事業でありますが、たとえばその後、平成二十五年度以降、県が事業を継続するかどうかということはわかりません。
本市の取り組みとして、たとえば、いま言われたように、教育委員会がサポートをされるということにおいた中で、この趣旨に沿った事業継続というものを私自身は希望するわけですが、その点に関していかがでしょうか。
○副議長(加藤嘉久次副議長)教育長。
○教育長(村井稔正)
今後の取り組みということだろうということでお話しさせていただきたいと思います。
この事業は、県の補助事業としてやったわけでございますが、平成二十五年度以降は県の補助金は廃止されるというふうに、平成二十四年度は、平成二十五年度、一年先のことですので、これはわかりませんが、そういうふうに伺っているところでございます。予算のことももちろんございますが、これはまず地域の協力がなければできない事業です。先ほど申し上げましたように、諸課題がクリアできて、地域で実施可能であれば、市の単独事業として実施してまいりたいと、こんなふうに現在は思っているところでございます。今後とも、いろんな面で議員各位の御支援、御協力もお願いしたいと、こんなふうに思っているところでございます。以上です。
○副議長(加藤嘉久次副議長)市本議員。
○五番(市本貴志議員)ぜひぜひ積極的に、市の単独ということも考えながらこの事業を進めていただきたい、そういう気持でおります。このことに関しても、改めてよろしくお願い申し上げます。
2012年03月23日
12:20~12:50 天理市役所1階ロビーへ。
[You&I ロビー・コンサート] !(^^)!
天理教音研の5名が演奏された。
今回はスタジオジブリ特集でした。
1、魔女の宅急便 2、借りぐらしのアリエッティ 3、鳥の人 4、ハウルの動く城 5、 崖の上のポニョ
楽しい時間を過ごさせていただいた。
夕方は、奈良県連事務所でフェスタ担当者会議に出席。
5月12日(土)13:00~やまと郡山城ホール(大ホール)で開催を予定している、
「復興支援フェスタ」の内容についての会議。
◆会場入口での物産品販売(東北・奈良県南部)について
◆震災復興をテーマにしたドキュメンタリー映画の上映について
【がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~】
-劇場予告編【動画】-
福島県いわき市の大型レジャー施設・スパリゾートハワイアンズのフラガールたちにスポットを当てるドキュメンタリー。東日本大震災による大きな被害を受けた同地で、スパリゾートハワイアンズの営業再開と踊りで笑顔を届けようとするフラガールたちをカメラが追う。スパリゾートハワイアンズの前身である常磐ハワイアンセンターをテーマにした『フラガール』で主演を務めた蒼井優によるナレーションも見逃せない。
新聞折込も入れて告知を行うように企てているが、詳細が決まれば再度、公式ブログで案内をします。
2012年03月22日
全体協議会が行われ、
本会議が再開された。
議案:第1号~第35号の採決が行われた。
・議案第9号:平成24年度天理市一般会計予算【PDF】 は
〈修正案可決〉その他〈原案可決〉された。
・議案第29号:天理市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について【PDF】は、
〈否決〉された。
議案第9号と議案29号 以外の議案は原案通り可決された。
また、意見書の決議案第1号、決議案第2号が上程・朗読、その後 可決され、
【平成24年第1回定例会】が閉会した。
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