いち絵 にっき

果てしなく人の顔を描き続ける「はるか」と畑の野菜作りに元気な「ち絵さん」のありふれた日常の一コマを切り取った一期一‟絵‟日記

2019年06月

体重は計らなくても分かる

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  〈 風船を膨らませると体重が減るって、ほんと? 〉

「ニンジンのグラッセが食べたい」
朝食の準備をしているとち絵さんからオーダーが入った。
了解。
それから間もなくして、
「ジャガイモをマッシュにして食べたい」

二つ目のオーダーには、「うん」と言わなかった。
ポテトサラダを作り始めていたので、面倒だったから。
しかしジャガイモを余分に茹でればいいだけだから、そんなに面倒なことは無い。
マッシュポテトも作ることにした。

さて、すっかり準備ができた。
いつものレタスやトマトやハムにl加えて、今日は3種類のご馳走が並んだ。
超豪華な朝食となった。
ち絵さんは良く食べましたよ。

食事が終わって
「わたし、太ったみたい」
痩せぎすよりも小太りの方がいいんじゃないですかね。
そう思うけど。
なんか安心するし。

それからち絵さん、面白いことを言った。
「太るとね、下目で自分のぽっぺたが見えるようになるのよ」
自分のほっぺたが見えるかどうかが体重の増減を知るバロメーターなのだと。
だから体重計に乗る必要はないのだと。
おもしろいねえ。

今にも降ってきそうな曇り空です。
テレビの気象情報では今週はこんな天気が続くと言ってましたね。

カーナビがある

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  〈 ナオミ 〉

古いマップがどっさり出てきた。
以前はどこかに車で出かけようとすると、その土地の地図を買い求めて道順を調べ、自分なりに道路地図を作って出発したものだった。

中古で購入した車で初めて帰省したときには、念入りに道路を調べてから出発した。
山形まで一般道を走ることにしたが、途中で日が暮れたので、長岡で旅館に一泊した。
当時高速道路があったかどうかも知らず、呑気な旅だった。

ある時は子どもたちが捕まえたザリガニをトランクに入れて運んだら、熱で茹で上がっていた。
赤とんぼの群れが飛んでいるのに驚いた。
飼い猫を連れて帰ったら、田舎で地元の猫に攻撃され、怪我をして病院に連れて行ったこともある。
冬に日本海沿岸を走ったときは、雪道でチェーンがタイヤに合わず、音を立てるものだから、ハザードランプを付けて路側帯をゆっくり走り、とんでもなく時間が掛かったこともある。

そんな悲喜こもごもが凝縮したマップだったが、もう再び使うことは無い。
カーナビがある。
どこで高速道路に乗り、降りるかを調べたり、目的地付近の地図が必要であれば、インターネットで調べ、プリントすればいい。
その方が手っ取り早い。
だから、もう集めた道路地図に未練は無い。
一気に捨てた。

でも、もしカーナビが使えなかったり、インターネットで調べられなくなったとしたら・・・
つまりテロが起きたり、何らかの原因で情報網が損傷を受けたら、もうアウトだね。
そんな時はおとなしくしているしかない。

新ジャガだぁ

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  〈 カナンの女 〉

今年のジャガイモ。
ち絵さんが試し掘りをしてみたとのこと。
大小取り混ぜて5,6個、台所の床に置いてあった。
形が良くて上出来じゃあないか。

ち絵さんがわたしの顔をじっと見つめて言った。
「新ジャガはポテトサラダには向かないって言うでしょ。煮物にすると美味しいわよね」
それから想定内の展開。
「おとうさんが作る煮物がとっても美味しいのよね。今晩新ジャガの煮物が食べたい!」
わたしは煮もの作りが上手だなんて、露ほどにも思っていないが、おだてられて「ヤダ」と言うのも大人げない。
そこで夕飯の一皿に新ジャガの煮物を加えることにした。

大きいのは半分に切り、中ぐらいのは丸いまま。
出しを利かせた濃い味でじっくり煮詰めた。
丁度ご近所のTさんから頂いたインゲンがどっさりあったので、それを茹でて添えた。
「ウワァ、 新ジャガだぁ!」
ち絵さんが大げさに驚く。
「ビール飲もうかな」

そして食べてみて
「味が良く浸みてて美味しい!」
確かに、我ながら上手く出来たと思うので、大げさに驚いてもらうのは悪くない。
「明日また作って」
え、また?
Kファミリーに食べさせたいとのこと。
お安い御用だ。
新ジャガの煮物はポテトサラダより作るのに手間が無くていい。

カミキリを捕まえた

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  〈 忙しいマルタ 〉

ち絵さんがカミキリムシを捕まえてきた。
全体に黒っぽく、背中に白い班がある。
Reiji が虫が好きなので、見せてあげようと思ったのだろう。
虫かごに入れて、
何を食べるか分からないので、
キュウリの切ったのと、レタスの切れ端と、それにサクランボを一粒(!)を入れた。

さっそく小学生用の昆虫図鑑を持ってきて調べた。
カミキリムシの仲間のページで、姿が似ていて、大きさが合いそうなものを探した。
多分これだろうと思うのがいた。
「クヌギや柳の害虫」とあった。
ということはクヌギや柳の木に取りついて、葉や芽を食べるのだろうか。
木を食べて穴を開けるのかな。
「とまり木を入れたほうがいいんじゃない」
となって、さっそくホームセンターに出かけた。
と言っても、それはついでで、たまたま出かける用事があったのだが。

クヌギのとまり木はなかった。
何だか分からない「くち木」と書いてある。
ちょっと良いのを買ってきたら、虫かごが小さくて入らない。
切るのはもったいないので、何かの枯れ枝を見つけたときに、それを使うことにした。

子どもの興味は移ろうもののようで、以前は自動車に熱中していたが、今はレゴブロックのようだ。
カブトムシも好きだったが、今はどうだろう。
カミキリムシに関心がなければ、わが家に置いておくことになるだろう。
そうすると、ち絵さんとわたしで、今年はカミキリムシの飼育が始まるのかな。

綴れ織り

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  〈 み手の中で〉

シャケを焼き
おにぎりを作る
いつもどおり海苔ですっぽりくるんで
まっくろくろすけ

お弁当を持って
「行ってきます」の声が聞こえる

二日ぶりの晴れ間
通りに連なる小学生の黄色い帽子

さくらんぼがどっさり
果物の王様
ご近所にお裾分け

たくさん取り寄せるのは今年でお終いとのこと
噛みしめて味わおう

沙羅の木に清らな花が咲き
やがて雨の中
花を散らし
朽ちた色はことばも無く

モグラが柔らかくなった土を持ち上げ
庭を暴れ回る
ウラシマソウやオオヤマレンゲの根を持ち上げ
空洞を作る

天空の城ラピュタか
草が枯れる

野良猫は雨をしのぐねぐらをみつけた
ガレージの隅
そこから飛ぶツバメが見えるか

去年
カブトムシの飼育をやめ
幼虫を畑の土に戻した
自然に帰れ

ムクゲの白い花が咲いている

何十通もの古い母の手紙が出てきた
母にはたくさん手紙を書いた
書いた分より多くの返事が来た

このままにしておく

いつか
読みたくなるかもしれない
読む機会が訪れなくてもかまわない

日が暮れる
梅雨が続く

人面鳥の求愛ダンス

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 〈 梅雨の季節〉

昨日は朝から雨だった。
今朝はどんよりとした空。
ち絵さんが嘆く。
「今昼が長いときでしょ。それなのにもう夕方みたいに暗いんだもんね」
暦の上では夏至を過ぎたばかりだからそう思うのだろう。
「でも畑に雨は良いからね」
薄暗い日も受け入れざるを得ない。
しかし午後になって明るい日差しが戻った。

食卓で朝食を摂っているときだった。
先日のNHKのTV「ダーウィンが来た」を見たち絵さん、よほど感動したのか、わたしに話して聞かせてくれた。
何と言う鳥だったか、名前は憶えていない。
オスで全身が真っ黒。
光の99%を吸収するというのだからすごい!
カメラに映った姿はただ真っ黒なだけでよく分からない。
その鳥がメスを求めて求愛ダンスをするところを高所から撮ると、人の顔が現れる。
人面鳥だ。

その求愛ダンスをち絵さんが再現する。
テーブルに座って、両腕の肘を煽るようにワンサワンサ(バタバタとは違う)させながら、
「疲れてすぐ止めちゃうオスはメスに突っつかれて、拒絶されちゃうのよ」
そう言ってワンサワンサ。
「1分以上続けているオスは力があると認められて、成功するのよ」
と、更に激しくワンサワンサ。
──見てる方が疲れちゃうな

「しかし、珍しい鳥を良く見つけるもんだねぇ」
わたしのセリフは陳腐でいけない。
ち絵さんみたいに感動しないからかな。
いや、ち絵さんの真っ黒い人面鳥の求愛ダンスに圧倒されたみたい。

美味しく作るには

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  〈 今日も日が暮れて 〉

先日筑前煮を作った。
最近自分なりのレシピを考えるようになって、まあまあの味になったと思う。
Kファミリーにご馳走したときは子どもたちが大喜びして食べたとのこと。
「鶏肉、味が浸みてて美味しかったよ」
と何度も言われた。
「どんな風にしたの?」
ち絵さんに訊かれて、ポイントを説明した。
ちょっと手が込んでいるので、ち絵さんは面倒に思うかもしれない。

基本に忠実になることは無い。
要はじーっと考えて自分なりの味を捜すことだ。
ポイントを掴んでからは数回作っている。

一方ポテトサラダもよく作る。
こちらはいつもどおりだから、味見なんてしない。
ドッサリ作ることもしなくなったから、ち絵さんは何も言わなくなった。
黙ってパクパク食べる。

ポテトサラダを美味しくするには、その日に食べることを前提に作ること。
つまり、わが家では朝食に作る。
と言うことは調理に時間が掛かるから、シェフは早起きしなければならない。
でも大それたことはしない。
前日の夜に、最低限の準備をしておくだけ。
当日はほんのちょっぴり早起きするだけで、いつも通りの時間に出来上がる。

最近台所に立っていて、気が付くことがある。
筑前煮を作っていた時だった。
調理をしながら、ふと思った。
「今、自分は何も考えていない」と。

そんなつまらないことに気が付いたことには理由がある。
以前私は料理を作るのが嫌だった。
食材を揃えるためにスーパーに行くことには全く抵抗が無かったのだが、調理は別だった。
嫌だと思いながら作る料理が美味しくできる訳がないと信じていたから、本心から美味しく作ろうと思ったことは無かった。

しかし、主体的にわが家の炊事を担当することになって、
好きか嫌いかなどどっちでもいい、やらなければならないことはきちんとやろう。
そんな風に思うようになった。
いつも時間に追われて、アセアセしながらやっているから、余計なことを考える余裕がないのかもしれないし、
あるいは、歳を重ねて人間が円くなったのかもしれないけど。

古いPCを引っ張り出す

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                〈種を蒔く:A019,S311下絵〉

日曜日はなぜか早起きしてしまう。
毎日が日曜日であるわたしが、本来の日曜日を特に意識していることも無いのに不思議なことだ。
昨日の土曜日は天気がとても不安定だった。
曇り空だったが、急に雨が降りだして風も強くなった。
一旦止んだかと思えば、しばらくしてまた強い雨風。
今日は昨日ほどの急変は無いが、やはり曇り空。

仕舞いこんであった古いデスクトップ・パソコンをまたぞろ引っ張り出した。
OSはWindows 2000.
なぜこれが必要かと言えば、SONYのWalkman に対応しているから。
今使っているデスクトップPCはWindows 10なのだが、実に無念なことに、Walkman に対応していない。
それで何が困るかと言えば、MDに音楽を録音できないこと。
だって、長年探し求めていたMD用のコンポ(中古だけど)を、最近やっと見つけて手に入れたんだから、MDに音楽を編集しながら録音して、バンバン聴きたい。
"編集しながら"がミソで、Windows 10でMDに対応させるアプリもあるけれども、それでダウンロードした音楽を編集できるかどうかは分からない。多分ダメだろうと思う。
今のPCにWindows 2000をインストールする手もあるが、余計なメモリーを使うから何かバカらしい。
ならば古いPCを引張り出すしかない、となった次第。

以前もそんなことがあった。
今回は2度目だ。
もうこれでお終いにしよう。
手持ちのMD,Hi-MDの全てに音楽を入れたら、古いPCは今度こそほんとにお蔵入りにしよう。
なんとかそれで聴きたいのですよ。
ご苦労なことだと、私自身思いますけど。

両手深鍋を使ってみよう

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         〈今日は夏至だって〉

わが家の調理器具にステンレス製の両手鍋が加わった。
径が22cmの深鍋だ。
じっくり煮込む料理に適している。
さっそく煮物を作ってみようと思うのだが、
いちばんの懸念は焦げ付きするのではないか、ということ。
これまでカレーを作る時は、フッ素加工をした深鍋を使っていて、それは全く焦げ付くことは無かった。
さて、ステンレス製はどうだろう。

「カレーを作る鍋は専用にした方がいいね、匂いが付くから」
ち絵さんにそう言われて、新しい深鍋でカレーを作るわけにいかなくなった。
止むを得まい。
カレーは今まで通りの鍋にして、新しいのは別の料理に使うことにしよう。

とまれかくまれ、
調理器具を上手に使いこなすことは、料理を美味しく作ることにつながりますからね。

モグラとの闘いが始まるのか

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  〈バッグは自分が入るほど大きいのが好き〉

モグラが出てきた。
またしても庭でモブらが暴れ回るようになった。
モグラにとってはただ歩いているだけなのだろうけれども、敷石の回りや植木の根元が掘り起こされたように土が盛り上がっていては、「暴れている」と言いたくなる。

ち絵さんが嘆く。
「ウラシマソウの葉っぱが黄色くなってるからおかしいと思ったら、根の下に穴が開いてて、がらんどうになってたのよ」
──憎っくきモグラめ、だ
「穴に水をジャージャー掛けるとね、土が陥没するのよ。土はどこへ行っちゃうんだろうね」
そりゃあ、不思議だ。

またモグラとの闘いが始まるのかな。
以前モグラ忌避剤を土の中に4、5ヶ所埋め込んだことがある。
モグラ捕獲器も買ってきた。
しかし高価なので、空いたペットボトルを利用してモグラ獲りのワナを作り、あちこちに埋めた。

モグラを捕まえるコツは通り道を良く調べ、本道か支道かを見極めたうえで、ワナを本道に仕掛けること。
また人間の匂いが付かないようにすること
など、調べた限りの知恵を絞ってワナを仕掛けた。
手製のワナは驚くなかれ、20個ぐらいにもなったと思う。
その結果がどうなったか。

モグラは1匹も掛からなかった。
しかしそれ以来、モグラの動きはピタリと止んだ。
あれから1年近く経ったいま、またぞろ、動きだしたというわけだ。
はてさて、今度はどうしよう。
またワナを作って埋める?
そうだね。
掛からなくても、わが家の庭から退散してくれれば、それでいいんだけど。

勘違い

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      〈いつものように〉       

勘違いは自分だけなら、気づいた後で自己嫌悪に陥るだけだが、
大抵の場合、他人との関係で起きることが多い。
必然的に相手にとんだ迷惑を掛けたり、信頼関係にひびが入ったりする。

ちょっとした勘違い(ハプニング)があった。
ち絵さんの趣味の教室。
それがある日はち絵さんは車で出かけるが、途中で教室仲間のSさんを拾う。
Sさんはご高齢だ。

ある日の朝。
教室は午後からの予定だとのことで、ち絵さんは朝早く別の用事で出かけた。
そこへSさんから電話が入った。
「待っておりますが、まだお出でにならないんですけど」
「え、え、今日は教室は午後からじゃないですか。午前中に用事があって出かけましたけど」
さあ大変。
どちらかが勘違いしている。
果たしてどちらなのか。

すぐにち絵さんに連絡を入れようと思ったが、電話には出ないし、メールも見てくれない。
お昼近くになって戻った。
携帯は電源を切ってあったとのこと。
着信に気が付いてすぐSさんに電話を入れ、Sさんの勘違いであることを伝えた由。
「『ご主人にご迷惑をお掛けしました』と言ってました」
なんのなんの。
ご自分の方が気を揉んだことでしょう。

自転車の使い道

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昨日だったかな
おとといだったかな
「今日は梅雨の中休みの最後の日だって」
ち絵さんが教えてくれたように、良く晴れて爽やかな日だ。
「明日からまた雨になるのか」
まだ梅雨が終わってないのだから仕方があるまい。

庭の沙羅の木がすっかり花を落としている。
木の根元は落ちた花でいっぱい。
拾い集めるのはち絵さんにすっかりお任せだ。、
──ご苦労さんです

庭木が大きく繁ったままの家庭をよく見かける。
窓が隠れていたり、枝が道路にはみ出していると
「剪定すればいいのに」
と思うが、他人の家のことには口出しができない。

面白い光景を目にした。
向かいのSさん宅。
自転車が屋外に置きっぱなしになっていて、家族の誰も使わないのだろう。
その自転車の足元にはプランターが置かれ草花が植えられたりしている。
ある日、ち絵さんが「見てごらん」と教えてくれた。
自転車に何やら野菜のツルが伸びて絡んでいる。
「あれ、カボチャじゃないの」
まさしくそれはカボチャだった。
ネットも張られていて、その一端が自転車に結び付けられている。
実がなったら落ちないようにだろうけど、自転車にカボチャのツルを絡めるなんて、
アートだね。

増え続ける手製のスクラップブック

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体裁の良い包装紙
手ごろなコワさ(強さ)の厚紙
雑誌に載った心捉える写真
そういったものがあると、ひとまず取っておく。
空いた時間に、それらを取り出して工作する。

何を作るかと言えば、言わずと知れた(自分だけが知っているという意味)スクラップブックだ。
コピー用紙を適当な大きさに切断してパンチングしたものと
それを閉じる表紙の表と裏2枚。
裁断したコピー用紙を表紙で挟み、紐で閉じれば手製の"何でも帳"が出来上がる。

表紙がイメージ作りのキーポイントなる。
"何でも帳"のイメージとは何か。
デザインが「お気に入り」で、ボロボロになるまで使いたくなるもの、ということ。
気に入った素材があれば同じようなものを幾つでも作る。
サイズに応じて、スケッチや新聞、雑誌の切り抜きを張り付けたり、思いつくままに文章を書き込んだり、使い方は様々。

例えばとても素敵な写真を雑誌の中に見つけたとする、
それを切り取って、すでに手作りしたスクラップブックに貼るのもいいけれど、それを表紙にしたスクラップブックにすれば、手に取ってひとりホクホクしたくなるものとなる。
その方が手に取る機会も多いし。

そんな具合で、手製のスクラップブックは増え続けることになるわけだが、どんなに在庫が増えても作る本人は一向に困らない。
まだ何も書き込んだり貼り付けていないものを手に取って、
「これは何を貼り付けようか、はたまた何を書き込もうか」
と考える。
そんなことを思い巡らすだけで楽しいと言うのだから、面白いマニアもいるものだ。

え、いっぱい溜まったらどうするのかって?
そんなことは考えていません。
あるとき誰かさんが大きな袋にドサッと放り込んで、ゴミに出すんじゃないの。
それでいいんですよ。

キチンと言えないのはなぜ

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昨日降り続いた雨がうそのように上がって青空が広がっている。
空の底辺に見える雲がいつも見ない形と色だ。
黒と灰と白が大ざっぱに混ぜられたようで、絞ったタオルのように盛り上がり、めり込んでいる。
と思うと、その上に真っ白な雲が湧きあがっていて、光を放つようだ。

教会でNさんから相談を持ちかけられた。
だいぶお困りの様子だった。
何か知恵を貸してあげるかお手伝いでもしてあげられたらいいのだが、今の私には何もしてあげられない。
残念だった。

MyさんとMkさんとお会いした。
お二人とも最近身内にご不幸があった。
私はお悔やみを申し上げたのだが、どうもすっきりしなくて、もごもご言ってるだけだった。
そんな私に対して、お二人からは丁寧なご返事を頂いた。
何とも情けない。
もっと人並みにきちんとお悔やみを言えなかったのか。
こういうことはただ歳を重ねればできることではないように思う。

漫画三昧だったあの時

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ち絵さんがテレビを観て感心したり感動したりすると、私に話して聞かせてくれる。
グルメやスポーツ、クイズなどは興味が無いようで、興味があるのは何と言ったらいいか、知識を吸収できるものだとか、旅行記といったものだろうか。
「ぶらタモリ」
「ぽつんと一軒家」
「おなまえっ」
「ガッテン」
などなど。

時間が来ると教えてあげるが、見逃さないように録画を頼まれることもある。
私は自分では見ない。
ち絵さんのダイジェスト版を聞いた方が手っ取り早いから、という訳でもないんだけど。
「ぽつんと一軒家」は詳細に聞ける。

メロドラマの時間帯にち絵さんが良く見ているのは、多分「相棒」だろう。
原作の漫画は数冊見た。
あの二人の絶妙なコンビが抜群に面白いが、テレビは全く見る気がしない。
漫画と映像化したものとは別物だ。

先日ち絵さんがK子の独身時代の持ち物を整理していたら「ブラックジャック」が出てきた。
全巻揃っているようだ。
かなりの量があった。
K子に処分方法を聞く予定とのこと。

漫画で思い出した。
子どもたちが中学生の頃だったろうか。
年の暮れに帰省するのをやめたことがある。
私が漫画をどっさり買ってきて、家族でこたつを囲みながら、回し読みして過ごしたことがある。
「ブラックジャック」だったか「あしたのジョー」だったか。

年越しそばを食べて漫画を読み、お雑煮を食べて漫画を読んだ。
その時はそれなりに充実した時を過ごせたと思ったのだが、
後になって、大きくなった子ども二人が「あの時の正月休みは実につまらなかった」と言った。
確かにね。
家族が漫画を読みふけって正月休みを過ごしたなんて、人に言えることではないし。

サラダは美味しく食べよう

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キュウリは浅漬けが美味しい。
唐辛子も生姜もその他の調味料も一切使わず、塩だけで漬け込む。
朝仕込んでおけば、夕飯にはちょうど食べ頃になる。
新鮮なキュウリがあったので、漬け込んでおいた。
重しは軽めにした。

夕方になった。
夕飯の支度を始めねばならない。
見ると漬けこんだキュウリが何だか少なくなっているような気がする。
不審に思って眺めていると、ち絵さんが近づいてきて
「お昼にちょっと食べてみたらね、とても美味しかったのよ。3分の1ほど食べちゃった」
そう言って、スッといなくなった。
──ブブーッ
塩はいつも"目分量"だが、今回はピッタリだったのだろう。

キュウリはまた"モロキュウ"も美味しい。
モロキュウも作って足りない分を補った。
ビールに合う。
ち絵さんは缶ビールを出してきて飲み始めた。
「このもろみはおとうさんが作ったの? 美味しいねぇ」
いやいや、冷蔵庫に残っていたのを見つけたんですよ。私はもろみのレシピを知りません。
浅漬けのキュウリもモロキュウも良く売れた。
サラダのキュウリは敬遠しがちなち絵さん、今日は黒目をときどきふらつかせながら良く食べている。

畑のサニーレタスはよちよち歩きの子どもの背丈ほどになって、もうお終いだとのこと。
残念。
でもこれからはキュウリだな。

キュウリの初収穫

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畑に植えたキュウリ。
ち絵さんが両手の親指と人差し指で細長い輪を作って私に尋ねた。
「こんなちっちゃいのができてんのよ。採ってきていい?」
私は首を横に振った。
ち絵さんはブッと頬っぺたを膨らました。
「だって、買ってきたキュウリがまだいっぱいあるでしょ」
余らせると悪くするばかりだ。

ち絵さんとしては今年植えたキュウリの「いちばん穫り」になるから、ウキウキした気持ちだったのかもしれない。
しかし、私の口から出た言葉は元に戻せない。
(収穫は私の許可することではないので、どっちでもいいんだけど)

次の日、今度はち絵さん、キッとした口調で
「採ってくるね」
3本のキュウリを収穫してきた。
見れば食べごろの大きさで形もいい。
これなら収穫時期だ。
ち絵さんの説明によると、ツルがまだあまり伸びないうちに実がなったので、採るべきだったのだとのこと。

これから新鮮なキュウリが食べられる。
子どもが遊ぶ野球のバットになる前に収穫して欲しい。

漢字文化は奥深い

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雨が上がって、少し気温も上がった。
先日肌寒かったので半袖から長袖のシャツに替えたのだが、また半袖にしたくなった。
平年の気温に戻るのは今週末あたりだろうか。

先日熟語リンクというパズルで「一陽来復」という四字熟語について書いた。
そのパズルで「紫陽花」が出てきた。
アジサイになぜこの漢字が当てられたのかを調べれば面白いと思うが、今回書こうと思うのは「漢字の読み方」について。

植物や果物あるいは食材で面白い漢字が当てられているものをすぐに挙げるとすれば、
向日葵(ヒマワリ)、銀杏(イチョウ、ギンナン)、胡瓜(キュウリ)、南瓜(カボチャ)、蒟蒻(コンニャク)、心太(トコロテン)・・・
もう切がない。
なぜその漢字が当てられたかを調べるには、よほどのんびりした時間が必要だ。
漢字本来の読みとは違った読み方をするのは、地名、人名などあらゆる分野に及んでいるから、覚えるのが大変だ。

最近の人名はフリガナを付けてもらわないと読めないものが多いが、良く解釈して、漢字文化の奥深いところと言うべきかもしれない。
常識的な読み方のものは
「なんでそうなるの」
と訊くのは後にして、まず覚えるしかない。
日本人は苦労が多い。

額をゴッチンコ

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手すりをつかもうとして手が滑り、額を手すりに強打してしまった。
体重が手の方に移行していたから、ふんばりようが無かった。
強烈な痛みで声も出ない。

それにしても眼鏡を打たなくて良かったと思う。
割れたレンズで目を傷つけたりしたら大変だった。
不幸中の幸いと言うべきか。
どでかいタンコブができた。

ち絵さんがわたしの顔を眺めて何か言うかなと思ったが、気づかなかった。
意外に見てないもんだね。

一陽来復

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土曜日になると新聞にパズルが載る。
日本語のクロスワードでちょっと難しいものと英語のクロスワードでアルファベットを入れるやや簡単なもの。
この二つはなんとかできた(私一人ではなく、家族の知恵も借りたのだが)。

そしてもう一つ。
「熟語リンク」という名のパズル。
説明書きは次のよう。
空いているマスに漢字を入れて、三字熟語と四字熟語を計八つ作りましょう。線でつながっているマスには、同じ漢字が入ります。

八つの熟語のマスがあちこちでつながっている。
分からない時はほんとにお手上げになってしまうが、上手くいけば一気に解ける。
これまでのものはほぼできた。でも今回のは全くダメ。
悔しいことこの上ない。
あきらめて新聞をストックしておく袋に放り投げたのだが、また引っ張り出して頭をひねった。
そんなことを2度ほど繰り返して、3日目に、
「遂にできたよ!」
私はち絵さんに伝え、新聞の切れ端を見せた。
「カギは『一様来復』だったんだよ。これが分かんなくてね。辞書で見つけて『ああ、これだ!』って思ったんだよ」
ち絵さんも一陽来復を知らなかったようで、どういう意味かと訊かれたので、私は誇り高い調子になって説明した。
「年が明けて新しくなるとか、春が来るとかね。苦しい時が過ぎて幸せが来るとかっていう意味だよ」
「いい言葉だね」
ち絵さんは感動したようだ。
それからまだまだ知らない言葉がたくさんあるという話になって、私は更に1オクターブ高い声で
「今○○の本を読んでんだけどね。小説家の表現力というか語彙はすごいね。もう自分が知らない言葉がバンバン出てきて、ビックリしちゃうよ」

それから続けて、
「だから、今更覚えようたって無理だ、なんて思わないで、覚えたらすぐ忘れても、勉強して少しずつ覚えていこうとすることが大事なんですよ」
ち絵さんは私のうわずった声に驚かず、素直に納得した。
同じ気持ちだったようだ。

さて、熟語リンクの正解は今週土曜日に新聞に載るが、間違いなくできていると思う。
解けたことで「一陽来復」となればいいけど。

高齢者の自動車事故に思う

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高齢者の自動車事故が増えている。
ご夫婦の車が道路を逆走して衝突し横転してふたりとも亡くなった事故があった。
どうも分からないことがある。
ち絵さんとその話になった。

車載されていたドライブレコーダーには助手席に乗っていた奥さんの姿が無かったことから、旦那さんの体が突然おかしくなってアクセルから足が離れなくなり、奥さんがかがみこんで足を離そうとしたか、あるいはブレーキを押さえようとしたのではないか。
というのがち絵さんの見解。
それは大いにありうると思うが、真相は分からない。

わが家でも孫二人の保育所への送り迎えに協力する機会が多く、その際は専ら私が車を運転している。
ち絵さんが私に尋ねた。
「あと5年大丈夫?」
私はまだ運転は大丈夫だと思うが、保証できるものではない。
内心では「ほんとに大丈夫なの?」と自問している。

もちろん問題ないとはっきりと答えられなくなったら、潔く免許証を返納するつもりではあるが。
「足を鍛えなきゃね」
足なのか、頭なのか。
多分、両方だろう。

わが家のカプチーノ風

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私がいつも朝食に飲むコーヒーはカフェオレで、ち絵さんは時折だがブラックだ。
今朝はカプチーノにした。
といっても、いい加減な淹れ方だから、カプチーノ風と言った方がいい。

カプチーノなるもの、エスブレッソと言われる濃いコーヒーにクリームをたっぷり乗せたものだが、わが家のはまるでオリジナル。
機械が無いと淹れられないコーヒーとクリームのセットを買ってきてしまって、捨てるにもったいないと、独自の入れ方をしただけのもの。
だから"カプチーノ風"なのだ。

二人して「カプチーノなんて、われわれの口には合わないね」などと変な強がりを言いながら飲んだ。
しかし実際、私は今でも、むかし牛乳屋さんが配達してくれたガラス瓶入りの「コーヒー牛乳」は美味しかったと思う。
「甘いのが好きなのね」
ち絵さんに言われてみれば、あのコーヒー牛乳は確かに甘かった。
美味しい飲みものがあまり無い時代だったから、忘れられない味になってしまったのだろう。

初めて喫茶店でコーヒーを飲んだのは、18歳だった。
コーヒーに慣れてからはブラックが好きになり、インスタントをブラックで飲んでいた。
ち絵さんはフィルタードリップ派。
スティックのカフェオレは二人とも飲むが、砂糖が入っている。
砂糖入りは口に残るけど、気分転換みたいなもの。

コーヒー談議をするほど舌が敏感ではないけど、コーヒーは生活の中に深く浸透した飲み物になった。

整理はむずかしい

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古い手紙やアルバム、書籍などは時期を見て整理しようと思っている。
今はまだ計画している段階だが、「予定は未定だ」などと言っていられない。
近いうちに必ず実施しなければならなくなった。
わが家の空きスペースが無くなってきたのだ。

粗大ごみもある。
集積所に出せないものは、クリーンセンターに持参しなければならないが、それらは逐次ガレージの隅に保管しておくことにしている。
粗大ごみを捨てるのはいつも12月頃になる。

一方、パソコンで作成した文書の整理もまた厄介だ。
容量の大きな記憶メディアがあるので、それに放り込めばいい、とも言えないのだ。
一旦目に付かないところに移したとしても、また引っ張り出そうとしたときに、どこに仕舞いこんだか分からなくなってしまっては困る。
あくまでも検索、取り出しがスムーズにできるようにしておかなければならない。
これがまた難しい。

私の場合、記憶メディアはあまり容量が大きくないものの方が使いやすいのだが、今は4GB、8GBあたりが主流になっている。
画像の保管にはちょうどいいのだが、文書ファイルとなると、容量が大きすぎる。
文書ファイルの保管で使いやすいのはせいぜい1GBあたりではなかろうか。
それにしても小指の爪よりまだ小さいものでも、8GBもあるんだから驚いてしまう。
メディアの中はどういう構造になっているんだろうと思う。

お礼はちゃんとしなきゃ

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とんでもない暑さが一段落し、今日は雨の降る涼しい日となった。
梅雨入りの気配が漂い始めた。
梅雨となるとナツツバキ。
「今年のナツツバキは見事ね」
ようやく伸びてきた枝にも蕾がビッシリ付いている。
一方サツキはまるでダメ。
あちこちのサツキが満開なのに、わが家のはひっそりだ。
「お礼肥をちゃんとやらなかったからだね」
今年はやるべきことをやらねば。

筑前煮を作った。
2家族分ともなるとちょっと大変だ。
大変という意味は、量よりもKファミリーの子どもたちが喜んで食べてくれるような味にしなければならないということ。
味を整えると言うより子どもたちの好きな食材を入れることかな。
結果はと言いますと・・・
まあまあかな。
実はカラクリがありまして・・・
鶏肉が大好きな子どもたちを考えて、鶏のモモ肉は別途調理し、最後に混ぜ合わせたのです。
「よーッく考えたんですよ」

アナベル

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アナベル。
アジサイに似た花だが花房がやがて真っ白になり、乾いた感じが漂う。
確かにドライフラワーにもできるので、そんな感じがしてもおかしくない。
ち絵さんが庭の隅に咲いていると教えてくれた。
「いっぱい咲いているけど、何ていう花だったかなぁ」
私もすぐには花の名前が出てこなかったが、しばらく考えてやっと思い出した。

ナツツバキが花を落として、咲き始めたことを知った。
もうすぐ梅雨の季節か。

ストーブを片付け、扇風機を出した。
扇風機を見ると夏を感じる。

ホームセンターに行った。
塗料を買うのが目的だったが、文房具のコーナーに寄ってサインペンを買った。
書き味がいい水性のものが欲しくて、つい買ってしまった。
求めたい明確なイメージがあるのだから、衝動買いとは違うだろうと思いつつ。

外は強い日差しだった。
梅雨の気配はまだ感じられない。

床屋ファミリーは鳥が好き

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戸袋に鳥がもぐりこんで巣を作るのを防ぐための"蓋(扉かな)"を作った。
合板の切り出しから始まって、蝶番の取り付けや塗装などがあり、完成するまでに3日ほど要した。
マグネットも付けた。
戸袋への固着だが、接着剤ではいつかずり落ちる心配がある。
思い切ってアルミ製の戸袋にドリルで穴を開け、ネジ留めの方法に切り替えた。
ドリルで小さい穴を開け、タッピングスクリュー(自身で溝を作りながら締まるネジ)を使った。
これが思いのほか上手くいった。
開閉は上々。
マグネットの利きがやや弱い感じはあったが、風で開いたりはしないだろう。
ち絵さんに使用可能となったことを伝えた。

話変わって、
散髪に行った。
床屋の入口ドアのちょうど真上あたりにツバメの巣があった。
卵を産んだとのこと。
まだ孵ってはいないようだ。
散髪をしてもらいながら、店の奥さんと鳥の巣の話になった。
「ムクドリが戸袋に巣を作ってね。雛が巣立ってほっとしたんだけど」
屋根が糞で汚れるしダニが湧くし、匂いが部屋に入ってくるしなどと、私は大いに迷惑したことを話した。

奥さんは鳥が巣を作ることがそんなに大変だったのと驚いた様子。
確かにツバメが巣を作れば糞の始末があるけれども、床屋ファミリーは鳥好きで、セキセイインコや文鳥、ジュウシマツなどを飼っていたとのこと。
インコはとても利口だったことをたっぷりと聞かされた。
いっしょに肩に乗ってお遣いに行き、店の前で「帰りなさい」と言えばちゃんと帰ったとか、
手のひらに乗せてお風呂に入れば、一緒に湯に浸ったとか
人の言葉を覚えて、よくしゃべったとか、
信じられないほどの話だった。

息子さんが描いたインコの鉛筆画がミラーの傍に貼ってあった。
「うちは鳥が大好きなんですよ」
鳥はうるさくてあたりを汚し、ダニを連れくる迷惑な存在という思いに傾きかけているわがファミリーとは大違いだった。

疲労して壊れる現象

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1メートルほどの直方体の衣装ケースの蓋には両端にロックが付いている。
その一つが壊れてち絵さんに修理を頼まれた。
見ればロックはプラスチック製。
破損は明らかに"疲労"によるものだった。
疲労は物体に応力が加わった時、物体の変形が弾性変形内であったとしても、それが繰り返し長期間に及ぶと亀裂を生じて破損する現象のこと。
これは金属でも起こる。

1985年、御巣鷹の尾根で起きた飛行機の墜落事故は機体後部の圧力隔壁の金属疲労が原因だった。
プラスチックの弾力性を利用した製品はあらゆるものに浸透している。
しかし、繰り返し応力を加えるものは疲労を起こさないような設計がなされなければならない。

この現象を分かり易い例で説明するとすれば、洗濯バサミがある。
プラスチック製の洗濯バサミが突然二つに折れてしまうことは誰もが何度か経験していると思う。
紫外線による劣化も手伝っているが、金属バネの力が繰り返し加わったことによる疲労が原因だ。

話を戻して、
衣装ケースのロックはかなり強い力で締め付ける構造になっていたが、プラスチックの材質はそれに適したものにはなっていないようだった(多分ABS樹脂)。
(ウェストバッグのロックなどは複合材〈ガラス繊維入りのポリエステル樹脂〉が使われている)
そこで修理の方法だが、プラスチックの棒状のところを残し、それに金属のパイプを継ぎ足す形にして作ってみた。
思いのほか上手くいった。
時間もあまりかからず。
しかし、応力割れを起こすプラスチックの部位は依然として残っているから、いずれ同じような破損がおこるかもしれない。
でもまずはこれで仕上がりとしよう。

ち絵さんに報告すると、ち絵さんは無言で軍隊式の敬礼、
(ハッ ありがとさんでした)
と。

思案中の顔というのは

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二階の窓の戸袋に鳥がもぐりこんで巣を作るのを防ぐにはどうしたらいいだろう。
拳が入るほどに繰り抜かれた半月形の穴をふさがなければならない。
蓋は帳番で開閉できるようにしてみよう。
サイズを決めるために実地検分したところ、戸袋はアルミ製だった。
これじゃ蝶番をネジで止めるわけにはいかないから接着剤で固定するしかない。
だいたいそんなイメージを固めた。

合板を切り出し、塗料を塗った。
合板は風雨に晒されると剥がれるので、塗装は必要条件だ。
もう一つ、蓋状のもので穴を閉じたときに、風で開閉したりしないようにしなければならない。
マグネットを使うことにした。
これがまた難しくて、作業は足踏み状態に陥った。

そこへち絵さんから別の修理依頼が飛び込んだ。
衣装ケースの片方の留め金が壊れた。
留め金の材質はプラスチック。
金属ならむしろ修理し易かったかもしれない。
すぐには対策が思いつかない。

衣装ケースを前に、あれやこれや考えていると・・・
ち絵さんが衣類を整理しているのか、傍を行ったり来たり。
私の頭の中はどうやったら補修出来るかでいっぱいだった。
ち絵さんが言った。
「チラチラ私の方を見てるけど、何かご用ですか」

こんな場面を漫画に描くなら、「ズッコケ!」だ。
「どうやって修理したらいいか、ジーッと考えてんですよ」
──難しい仕事を頼んどいて、『何かご用ですか』もないでしょ

まあしかし、修理がどれだけ難しいか分からない人には、思案してる顔は何か頼みたいけど言えないでいる顔と変わらないのかな。

似ているのに名前は大違い

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テーブルに小さい花器に生けた黄色の花があった。
庭の花で、咲いている場所は知っている。
「何の花だっけ」
ち絵さんに訊いたが、すぐに名前が出てこない。
思い出そうとするが無理と知って、草花の冊子を取りに行った。

花が2種類あると言われ、良く見ると花弁は同じだが雄しべが明らかに違っている。
「ああ、これこれ。キンシバイ」
一つが判った。
オトギリソウの仲間だった。
もう一つもやっと探り当てた。
言いにくい名前のようで、口を尖らせながらゆっくりと
「ミオウヤナギ、これもオトギリソウの仲間だね」
こちらは畑の方に植えてあるとのこと。
葉の形は全く同じなのに、一方は梅でもう一方は柳の名が付いているのが不思議だ。

冊子にはオオヤマレンゲも出ていた。
花の付きが悪くて、ち絵さんはどうしようかと迷っていた。
その冊子にはオオヤマレンゲを買ったときの栞(名前と育て方が簡単に書いてある)が挟んであった。
「『コブシに接ぎ木する。剪定は控えめに』だって」
買った値段も記されていた。
「エッ、1300円もしたんだ! 全部切っちゃったよ!」

切った木はもとに戻らないけれども根っこは残っているとのこと。
それならまた芽が出てくるかもしれない。
でもオオヤマレンゲではなくて、コブシになるかもしれないね。
どちらが出てきても、出てきた芽は「ひこばえ」と言うんだろうか。
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はるか

人の顔ばかり描いていて、何かいいことがあるかと言いますと、そういうことは全くありません。スクラップブックがやたらと増えるだけで、やめたいのですが、やめられません。文章も毎日つまらないことばかりですし、絵とはつながりがないので何か変ですが、これでいいんでしょうか。

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