いち絵 にっき

果てしなく人の顔を描き続ける「はるか」と畑の野菜作りに元気な「ち絵さん」のありふれた日常の一コマを切り取った一期一‟絵‟日記

2019年08月

なんでそうなるの!

IMAG7550

車でReiji とYui を保育所に迎えに行き、自宅に送り届ける仕事が週に2回ある。
その当日のある日、二人をK宅に送り届けてから追加の用事を頼まれた。
Reiji が飼っているカブトムシの虫かごには土を入れていないので、わが家にあるマット(クヌギの木くず)を持ってきて欲しい。
更に朽ち木も入れたい。
その二つを持参することになった。

一旦帰宅してから、すぐに用意し、それをポリ袋に入れて玄関に置いた。
家を出るとき、必ず目に付く場所だ。

夕食の準備を済ませてから家を出た。
目的地まで2/3の距離を走ったところで、ポリ袋を忘れたことに気づいた。
すぐに引き返した。
忘れ物を手に再びK宅を目指したが、大幅な遅れとなった。

なぜ忘れたのだろう。
玄関で靴を履くときに、目の前にそれがあったから嫌でも目に留まったはずなのに・・・
何かに気を取られていたのだ。

あとになってその何かが何だったか判明したのだが、あれほど忘れまいとして気を張っていたことをミスったことが悔しく、また情けなてく・・・
甚だしく気落ちして(つまりへこんで)、疲れちまったよ。

血液で何でも判る不思議

IMAG0387

心臓専門のクリニック。
定期的に通って薬をもらってこなければならない。
まあ心配するほどのことでもないのだが、薬を処方してもらってから脈拍がほぼ正常に近くなっているし、やっぱり薬の効果であることは間違いない。
心臓のこと(つまり不整脈だが)を気にすることが無くなったのは、何と言ってもほっとする。
「これからずうっと飲まなきゃだめよ」
医者にそう言われているから、医者通いは止められない。

薬は一度にもらえる最大限の量を処方してもらっている。
84日(14週)分だ。
もう症状は安定しているので、無くなれば薬だけもらってきたいところなのだが、やはり本人の健康状態を確認する必要があるのだろう。
あまり無精しないことにしようと思っている。

時々心電図をとり血液検査をする。
異常が無ければ、医者は何も言わない。
今回は血液検査の結果をプリントしたものをもらってきた。
正常範囲を外れた項目もあったが、コメントは何もなかったから心配ないのだろう。

いつも思うのだが、血液で身体のいろんな状態が把握できるのは本当に不思議だ。
アルファベットだけで、何のことやら理解できない項目もあるが、正常範囲に入っていれば心配はないのだろうと思う。

転んではいけない

IMAG6267

年配の友人に
「転んじゃって大変な目に遭ったのよ。絶対に転ばないようにしなさいね」
と言われたり、
自分でも歩くときは
「きちんと前を向いて歩かなきゃ」
などと言っているち絵さんだが、やはりハプニングというかアクシデントというか、思いもかけぬことが起こりうる。

ある朝、わたしが雨戸を開けていると、庭を歩いているち絵さんが見えた。
「あっ!」
突然スッ転んだ。
すぐに起きあがったのだが、どこか打ったようだ。
「郵便受けから新聞を取ってきて、読みながら歩いてたのよ」
敷石の角に躓いて、肘と脛を打ったとのこと。
でも大した傷も無かったから良かった。
あぶない、あぶない。

またある時には、
畑から帰ってきたち絵さん、行く前に着ていた服が一変している。
「あれ、着替えたの?」
そのわけは、
汚れた手と足を洗おうとして浴室で蛇口をひねった。
ところがカラムの切り替えがシャワーになっていて、いきなり頭から水を浴びてしまったとのこと。
──「何と言いましょうか」という言葉を変わった抑揚で使う野球解説者がいたっけ
うっかりミスでした。

わたしも経験しています。
転んで膝を強打して歩けなくなり、車イスで医者に行ったことがあります。
「気をつけなさい」と言うしかありません。

他人のことばかり書くのはよろしくないと思うんだけど、自戒を込めて書いていますので、悪しからず。

懐かしい味と風景

IMAG9110

田舎のスーパーなどの店頭で串に刺した玉コンニャクを売っているところがある。
しっかり醤油味が浸みて美味しいのだ。
ち絵さん、近くのスーパーでその玉コンニャクを買ってきた。
出しを取るためのスルメも買った。
袋には「山形の玉コンニャク」と書いてある。
玉コンニャクの醤油煮が山形名物であるとは知らなかった。
いざ調理しようとしたら、出来合いの出しが付いていた。
その出しは時間をかけて浸みこませるというより、調理の最後にからめるもの。
インスタントだった。

ち絵さん、がっかりして作るのをためらっていた。
日にちが経ってしまい、わたしがやってみることにした。
初めてだけれども、レシピどおりにやれば何とかなるだろう。
玉コンニャクの醤油煮ができあがった。
味は・・・
「甘いね」
「甘いと言うより塩味が足りないんじゃない」
ということで、ちょっと物足りない。
わたしは提案した。
「玉コンニャクを買って来れば、また作ってみるよ」
自分が考えた味付けでやってみよう。

遠い昔の風景を思い出す。
七輪にアルミの鍋をかけ、少なめの出しで玉コンニャクをじっくり煮る。
醤油の香りがあたりに漂っている。
お客さんの注文があると、売り子は右手に持った箸で玉コンニャクを押さえ、左手で長い串に刺す。
三つか四つを刺し、そのままお客さんに差し出すのだ。
多分、ち絵さんもあの風景は記憶していることだろう。

飲みなさい、飲みなさい

IMAG8459

夕方ち絵さんが外出、
行く先はドラッグストア。
帰宅したので夕食となった。

食卓に座ってから、「おや」と思いち絵さんに尋ねた。
「ビール買ってきたんじゃないの。今日は飲まないの?」
するとち絵さん、小さな声で
「買ってきたんだけど・・・、飲んでいいでしょうか」

そこでわたしが「やめなさい」と言う理由は無いから、
「飲みなさい、飲みなさい」
となる(当然だけど)。
ち絵さん、冷蔵庫から缶ビールを持ってきて飲み始めた。

しばらくして、今日の午後、ち絵さんがスマホで撮ってきた写真の話になった。
友人が生けた作品をわたしに見せて、尋ねる。
「どれがいちばんいい?」
ち絵さんは撮影するときの指の操作が緩慢なのか、いつも連写になってしまう。
同じ画像がズラズラッを並んでいる。
連写だからどれも同じものだけど、その中で一番いいのを選びたいとのこと。
1枚を印刷して欲しいとのご注文だった。
作品を展示した友人に差し上げたいとのこと。
容易い御用だが、それをするにはち絵さんのスマホで選んだ画像をわたしのパソコンに送信してもらわなければならない。
わたしのパソコンに取り込めば、すぐに印刷できる。
その方法は至極簡単。
「この間クワガタの写真をRei ちゃんに送ったでしょ。そんときLINEで画像を送る方法を教えたでしょ。そのとおりにやればいいんだよ。やってごらん」
ところが
「やだ、いま酔っぱらってるから」

結局、画像の送信は翌日に持ち越したのだが、再度最初から教えることになった。
ち絵さん、スマホと鉛筆とメモ用紙を用意して、わたしのパソコンのそばに来て、
ひとつ操作する度にメモをした。
かくて画像はめでたくパソコンに取り込まれ、印刷することができた。

それにしてもLINE というアプリは簡単で便利だ。
しかも無料だというのだから、その仕組みはどうなってるのだか、わたしには良く分からないが、頻繁に使わせてもらっている。
使う側ではどうにもならない不便さもあるけれども、そこは目をつぶるしかないが。

クワガタの勇姿を見せたい

IMAG7249

ある日の夕食後のことでした。
ち絵さんがわたしのところに来て言うことにゃ
「クワガタが木の上に乗って元気がいいのよ。見てごらん」

日中は土の中にもぐり込んでいるのか枯れ葉の下にいるのか、ほとんど姿を見せないが、最近夜になっていくらか涼しくなったので這い出したようだ。
飼育箱を除いてみた。
確かに!
"クワ"を突き上げて威嚇しているように見える。
やはりオスのクワガタはカッコいい。
「写真に撮って! "勇姿"をReiちゃんに見せたいのよ」

わたしはスマホを取り出した。
「フタを開けるとき音をさせると隠れちゃうよ」
慎重に飼育箱の蓋を外した。
電灯をつけてもらって、スマホをクワガタに近づけた。
パシャパシャ何枚か撮った。
「どれどれ、撮ったの見せて」
ち絵さんに確認してもらい、一番うまく撮れたのを選んだ。
すぐにReiji の母親K子のスマホに送信した。

スマホで写真を撮って、LINEでその画像を送信する方法はこの間教えたばかりなんだけど・・・

出しゃばって失敗

IMAG3357

新聞にクロスワードが載っていた。
マス目の埋まっているところが半分にも満たない。
ち絵さんは外出中だ。

この状況を推測してみるに、どうやらち絵さん、難しくて投げ出したようだ。
わたしは鉛筆を持ってきて、マス目を埋めにかかった。
今回は意外に簡単だった。
さほど悩むことなく全部のマス目が埋まった。
キーとなるマス目の文字をつなげて、キーワードも解けた。

さて、夕方になってち絵さんが帰宅して、新聞を読み始めた。
急に大きな声、
「クロスワードを埋めちゃったの! 私が楽しみにしてたのに!」
いや、その、難しくてやめちゃったのかと思ったんだけど。
恨めしい目をして
「時間が無くて途中でやめちゃったのよ! おとうさんは英語のパズルをやればいいでしょう」

その英語のクロスワードもやってしまいました。
四字熟語を作るパズルもやってしまいました。
つまり、全部やっちゃいました。
ごめんごめん。
楽しみを横取りされちゃうとがっかりするもんですね。はい。
「まことに失礼しました」

クワガタのエサ台を作る

IMAG0177

暑さが戻った。
でも猛烈だったころよりはだいぶ楽。

来週にはYui の新学期が始まる。
いよいよ夏休みが終わりだ。
宿題はできているかな。
何やら工作がまだできていないとか聞いているけど。
でもわたしが心配してもしょうがない。
ガンバレ、と陰で応援するだけ。

弟のReiji から預かったクワガタの飼育箱。
「おばあちゃん、持ってきて」
と言われているが、そのままわが家に置いてある。

昨日、ち絵さんに頼まれてクワガタのエサ台を作った。
甘いゼリーを乗せる台が合わないので、作り替えて欲しいとのこと。
太い木の幹を輪切りにして中に穴を開け、ゼリーのカップをはめ込む式にした。
始めてみたら木が固くて大変。
輪切りの木に直径25ミリほどの穴を開けるのに汗だくになった。
木はサンゴジュ。
こんなに固い木だとは思わなかった。
木工ドリルが食いつかず、刃先から煙が出るし、電動ドリルは負荷が大きすぎて喘ぎあえぎで熱くなるし、怪我をするかと冷や汗ものだった。

仕上がりは不格好になってしまったが、まあ、怪我なしで済んだから良しとしよう。
ち絵さん、仕上がり品を見て言った。
「おとうさんにりっぱなエサ台を作ってもらったから、うちで飼育しようね」
Reiji には悪いが、クワガタの飼育箱は当分うちに置いておくことになるね。

大仕事ふたつ

IMAG8639

昨日、大仕事を二つ済ませた。
一つは旧自転車置き場の解体。
自転車置き場として使っていたのは遠い昔の話で、今は柱とプラスチックの波板がわずかに残っているだけの"残骸"のようなものだった。

でも取り壊すとなると簡単ではない。
木は一部腐り、波板は劣化してバリバリだが、解体した後で木材に釘が飛び出た状態にしておくことはできない。
バールを使ってひっこ抜いたり、それができなければハンマーで叩いて寝かせる。
全てバラバラにして、木材と波板を分けて積み重ねた。

二つ目は小さな物置に似たロッカーの解体。
ボルトが錆びていて外すのが一苦労だった。
これも何とか板状にした鉄板を積み重ねて終了。

雨がパラつきそうだったが、降らなくてラッキーだった。
だいぶ前からやらねばならぬ仕事として頭の隅にあったのだが、クリアできてホッとした。
かなりバテた。

今日になって腰と肩に少々違和感があるが、大したことはない。
やらねばならぬことをやれたことに感謝している。
廃材を処理場に持って行く仕事が残っているが、まずは一区切りといったところ。

酢が美味しい

IMAG8396

ち絵さんが友人から頂いた「酢」。
ドレッシングや調味料として使ってもいいし、何より希釈して飲むのが美味しい。
頂いたのは早々に無くなった。
飲んだのはほとんどわたし一人。

追加で欲しいと思ったので、新聞に広告が出るのを待っていた。
広告が出て、それっとばかりにFAXで購入を申し込んだ。
そして今日、それが届いた。
3本。

早速1本を開け、希釈して飲む。
美味しい!
品物が届くまでの間、台所にあった黒酢や醸造酢を水で希釈し、ハチミツを入れて「代用品」を作ってみたりしたが、やはりちょっと違っている。
わたしが美味しそうに飲んでいると、ち絵さんからもリクエストがあった。

夏バテを防ぐのにに酢が良いと言われる.
そうだなぁ、ほぼ1ケ月飲み続けているが、体がだるいと感じたことはないなぁ。

でも夏バテは夏が終わってから出る体の不調だから、今から出ることはないか。

よく考えなかった料理

IMAG9076

キュウリがどんなに大きくなろうと、ナスがどんなに大きくなろうと、それなりに調理の仕方があるからさほど驚きはしない。
例えば大きくなりすぎたキュウリはユウガオと全く同じ調理の仕方で美味しく食べられる。
とち絵さんに教わったので、早速トライしてみた。
・初めて作る時は決して食材を多くしてはいけない(不味いと食べられない)
・キュウリは皮を剥き、縦に割って種を除いてから適当な長さにカットし面取りをして棒状にする
・煮るのではなく油で炒める
と、これも教わって、いざそのとおりにやってみたのだが・・・

できたものは自分でもこれはちょっと違うんじゃないのと思うほど、固くて味は浸みておらず、ちっとも美味しくない。
キュウリはあくまでキュウリだ、といった感じ。
(わたしは我慢して食べた)
「言われたとおりにやったんだよ」
言い訳をしても始まらない。
「こんど私がやってみるわよ」
となって、数日後ち絵さんが作ったものは・・・
柔らかくて味が良く浸みていて、とても美味しかった。

何がどう違ったのかよく分からないが、わたしのやり方では決して柔らかくならないことだけは良く理解できた。
──もっとじっくり考えれば良かった
ともかくもう一度やってみなければなるまい。

手を付けたものは食べる

IMAG6447

夏を代表する果物、スイカ。
ブドウの「巨峰」が出回るのはもう少し先かな。
スイカもブドウも種があって嫌いだと言う人もいる。
(種無しのものもあるけれど)
人の嗜好は微妙だから、とやかく言えない。

細かいことを言いますけど、
スイカの甘いところだけすくって食べて、あとは残すっていう人は、どういう育ち方をしたのだと思ってしまう。
嫌いなものは食べない、では済まない育ち方をした年代の人間には、今の飽食の時代にどうしても受け入れられないところがある。

とは言え、わたしは子どもの頃、さほど困窮した経験はないけれども、雑草の「スベリヒユ」を茹でて食べたし、田んぼの「ツブ」と称する貝や「イナゴ」を佃煮にして食べたことを覚えている。
イナゴの羽根と細い脚を取る仕事をよく親に言いつけられたっけ。
美味しいんですよ、あれは。
焼き芋は今は高級品だけれども、子どもの頃はふかして食べた。
おやつと言えばふかしたサツマイモだった。

食べる物が無くて、しょっちゅうお腹を空かせていたというわけではない。
けれども、わたしには美味しくない物でも、出されたものは食べるという習慣が育っている。
当時炊事を担当していたのは祖母だった。
年老いた祖母が毎食を整える姿を見ていると、食べ残したりすることができなかった。
だから、手を付けたものは食べることにしている。
だから、ちょっと箸をつけて、美味しくないから残す、という人とはちょっと距離感がありますね。

残暑厳しき折に

IMAG8302

連日の猛暑もほんの僅か和らいだ。
時折頬をなでる風がわずかに涼しく感じられる。

「こんな暑い時期にオリンピックだなんて、どうにかなっちゃうよね」
「わざわざ暑い時期を選ぶなんてねぇ」
ち絵さんもわたしもスポーツにはあまり関心がないから、来年開かれるオリンピック・パラリンピックを他人事のように批判する。

しかし決めたことだから、やるっきゃないが、熱中症で棄権する選手が出ないようにするなど、対策は万全にお願いしたいものだ。
なにせちょっと体を動かしただけで汗が噴き出るんだから。

来年の話はおいといて、
日が高くならないうちにやらなければと思っていた仕事があったのだが、
うっかり忘れて、取り掛かったのはすっかり日差しが強くなってからだった。

「すのこ」の補修。
K宅で不要になったすのこ2枚をもらい受けた。
経年で木が腐ったところには別の板材を切って打ち付けた。

このすのこはわが家でベランダの鉢植えの暑さ対策にする。
すのこの上に置けば直射日光で熱くなったベランダの熱が直接鉢に伝わるのを避けられる。
もちろんち絵さんの発想だ。
暑い中ではあったが、何とか2枚のすのこの補修が終了した。

夏は蚊に食われる

IMAG9079

台所で仕事をしていながら蚊に食われるのはとても嫌なものだ。
包丁を使いながら腕をボリボリなんて様にならない。
イライラを断ち切ろうと、蚊取り線香をとぼす。

一方ち絵さんの畑での食われようはわたしの比ではない。
あるときには、二の腕、肩、はては顔まで赤い斑点がポツポツ。
それが何の虫に刺されたのか分からない。
ポツポツの出た様子と出た部位で推測して分かるのはチャドクガやヒリヒリガンガンとは違うということぐらい。
完全防護していても虫が衣服の中に入り込んでくるのだろうか、効果がないこともあるそうで、気の毒だ。
頼まれてかゆみ止めの軟膏を塗ってあげる。

明らかに蚊ではないかゆみはわたしにしても出ることがある。
肩のあたりが突如かゆくなり、それがいつまでも続く。
皮膚には虫に刺されたような跡は無いから、いったい何なんだろう。
これは暑い時期に出る現象と割り切って、気にしないようにするしかないのかも。

プールでの事故に思う

IMAG9072

プールで子どもの水死事故があった。
空気で膨らませた大きな遊具を水に浮かべ、その上で飛んだり跳ねたりして遊ぶ。
けっこう大きい。
滑り台など大掛かりなものになると、水面に相当広い面積を占めている。
事故のあと、同種の遊具を備えたプールでは監視員を増やしたりして対策をしている。

わたしはテレビの報道を見て、プールに浮かべて遊ぶ大きな遊具があることを初めて知った。
こんなに大きいのか、と驚いた。
その遊具を見て、「これは危ない」と感じた。

事故が起こったからそう感じたのだろうと言われたら、全く否定はできないが、遊具をしみじみ眺めていると、構造自体に危険性があることは理解できるのではないかと思う。
だってボートが浮かんでるんじゃないでしょ。
丸太を束ねて造った隙間だらけのいかだでもない。
遊具の下にもぐったら、
そして、もしどっちの方向に泳げばいいか分からなくなったら・・・
第一、ライフジャケットを付けていたら、水の中を泳ぐなんてことは不可能でしょう。
(この事故では運悪くライフジャケットが災いしたと思う)
そう考えると、何だか体が震えてくる思いだ。

遊具を作った人(設計した人)は考えなかったのだろうか。
下にもぐろうとする子どもはいないだろうか。
下にもぐって、再び水面に顔を出すことはできるだろうか。
大人にはできる? じゃ、子どもは?
ライフジャケットを着けて、確かめてみなければ・・・と。

とりあえず遊具の下にもぐらないように指導するという対策があるだろうし、もしもぐってもすぐに顔を出せるように、遊具の水面に浮かぶ面積を狭めるような構成に変えるという対策もあるだろう。
いずれにせよ、間違いない再発防止ができるまで、十分な監視体制をお願いしたいと願うばかりだ。
(亡くなったお子さんがわたしの孫のYui と同い年で、親御さんの悲しみが痛いほど判ります)

ただ書いて書いて

IMAG7779

文章を書くのはパソコンが良いと思っていた。
気ままに書き綴ってから全体の組み立てを見直すことができるし、何よりも推敲が楽だ。
更に言うならば、漢字変換や熟語の検索が正確で頼りになる。
しかしそれを続けていると、語彙の欠乏につながる危険性がある(実際そうなる)のだが、便利さに負けてしまう。

そんなわけで、書きたいことがあれば、ともかくパソコンに打ち込んでおき、ある程度溜まったときに印刷し、ノートに貼り付けるということを続けてきた。
つまりノートに書くのではなく、ノートにプリントアウトした紙を張り付けるというスタイルが、ほぼ定着しつつあった。

しかし、最近思うようになった。
やはりバンバン手書きしたほうが早いと。
更に言えば、パソコンばかり使っていると、お気に入りの万年筆を使って文を綴るという楽しみが遠のいてしまう。
これはほぼストレスに近い。
だからともかく書きたいときに、万年筆なり水性ボールペンなり、好きなものを使って書いたほうがいい。
そう思ったのだ。

もちろん書いてできたものの見栄えは落ちるだろうけれども、誰かに読んでもらおうという気持ちはサラサラないのだし、
第一自分は書いた文章をあとになって読み返すことをしない主義なのだ。
ただ書いて書いて、書き続けるだけ。
はたしてどんなものか。

いやぁ、正直に申しますと漢字を忘れるようになってひどいのですよ。
これはやはり、書かなきゃきゃだめだなと思いましてね。

まあともかく、辞書片手にやってみましょうかね。

8月15日

IMAG7904
                            〈 放蕩息子 〉

ち絵さんが兄の新盆から戻った。
郷里の叔母二人宅に泊めてもらい、従兄たちも集まって、積もる話に花を咲かせたようだ。

叔母たちは共に90歳を超えていながら、家事や畑仕事に精を出しているとのこと。
どの程度なのかは詳しく分からないが、手作りの野菜などをたくさん頂いてきて
「『うちにもナスがある』って言えなくてね」
そう言いながらレジ袋に詰まったナスをわたしに見せてくれた。

明けて今日、久しぶりに畑に向かい
「3日も空けたからすごいことになってた」
大きくなりすぎたキュウリやゴーヤをどっさり収穫してきた。
それから、帰省中のKファミリーから預かった飼育箱のクワガタの世話をしたり、
同じくYui から預かったミニトマトの栽培セットにカマキリを見つけて、写真を撮ったりしていた。

台風10号の影響で雨は止んだが、時折風のうなり声が聞こえている。
今日は終戦記念日。

回り灯篭

IMAG6928
       〈 光のマリア 〉

急に雨脚が激しくなった。
風も強くなってきた。
ベランダのすだれを巻き上げねばならない。
どっかに飛んで行ったらまずい。
覚悟の上だったがずぶぬれになった。
しばらくしたら風雨が止み、日が差してきた。
──降ったりやんだりと、昨日の気象情報で言ってたとおりだ

昨年の2月に作った小さい回り灯篭が動かなくなった。
照明部分と駆動部分の仕組みは分かれていて、どちらも乾電池を使っている。
照明の方は問題ないのだが、駆動部分は時計仕掛けで、長針に灯篭を直結してあった。
重くならないよう薄紙を使って最小限の重量にしたのだが、やはり負荷が大きかったようだ。
今度はモーターで回してみよう。
しかし、モーターの回転は速いので、遅くする方法を考えなければならない。

またまた遥かな昔の記憶。
(お盆だから、まあいいか)

小学生の頃、母親と一緒に上京した。
何年も前から予定されていたことだったが、目的を果たしてから伯父宅に寄った。
伯父が私の為に小学生用の雑誌をプレゼントしてくれた。
表紙に「小学〇年生」と大きく描かれてあった。
わたしは伯父の前に行き、畳に手をついて頭を下げた。
それは親にそうしろと教えられていたことではなく、自然に身に着いた行為だった。

その雑誌の付録に回り灯篭の作り方が載っていた。
厚紙を印刷されているとおりに切り抜き、組み立てる。
回転は白熱灯を熱源にして、空気の対流を利用するものだった。
帰宅してからすぐに組み立てにかかり、その日の夜遅く完済させた。
もう家族のみんなが寝てしまってから、わたしは灯篭が回るのを楽しんでいた。

工作は好きだった。
夏休みの宿題に必ずと言っていいほど宿題があったが、何かしら考えて作るのは楽しみの一つだった。
「夏休み帳」も楽しかった。
夏休み帳は今で言うドリルのようなものかも知れないが、絵やお話があって、楽しいものだった。
面白いといいう表現より、やはり"楽しかった"というが方がぴったりする。

今回修理中の回り灯篭、
絵は「どんぐりと山猫」だの「銀河鉄道の夜」だのの絵が満載なのですよ。
じっくり時間をかけて完成させよう。

ゴーヤを日陰者にしないで

IMAG6483

ち絵さんが朝食のテーブルにトマトを出した。
小粒でいくらか黄色味があり、新鮮だった。
「Sさんが植えてるのを黙ってとってきちゃった」
「えっ! 黙ってとってきたって、そんなことしていいの」
わたしはびっくり仰天したが、ち絵さんは平気な顔。
「いいの、いいの。会うたんびに『持ってって』って言ってるから」
──あとでちゃんと断っておいた方がいいですよ
もちろんち絵さんはきちんと断りを入れるだろうと思うけれども。

Sさんは面白い人だ。
軒下などの狭いところをうまく活用して様々な野菜を植えている。
ユウガオ、キュリ、カボチャ、トマト、ゴーヤなどなど。
ところが家族はあまり野菜を食べないとのこと。
以前ち絵さんが畑のキュウリをあげたら、何度目かに
「キュウリはもういい」
と言われたそうだ。旦那さんが嫌いらしい。

Sさん、ユウガオとカボチャは人の手で受粉させなければならないことを知らなかったようで、実がならずに終わった。
ゴーヤは夏の日差しを防ぐため植えてあるのであって、実を食べるためではない、と言っていた。
「育てるのが面白くて植えてるのかね」
「そうだと思うよ」
トマトにしたって、
「植えたら実が成っちゃって、困ったな」
と思っているかもしれない。
家族はあまり野菜を食べないというのは本当のようだし。
だからち絵さんが断りもなしに赤くなったトマトをもいできても、一向に構わないというのはうそではなさそうだ。

しかし、ち絵さんも面白いのだ。
大きなスーパーにお遣いに行って、帰ってくると驚いた顔で言った。
「ゴーヤを売ってた!」
えっ、スーパーでゴーヤを売ってることに何で驚くの。

ち絵さんのゴーヤに対する認識は
「ゴーヤってほら、夏に日陰を作るために植えるでしょ。実がなると捨てるに捨てられないから『どうぞご自由にお持ちください』って張り紙してるじゃない」
一般の民家で庭先にゴーヤを並べているのをあちこちで見るとのこと。
──そりゃあ、そういう場合もあるけどねぇ

更にわが家に関して言うならば、いま畑のゴーヤが採れ放題に採れている。
しかもその苗は自生したもの。
つまり、全くお金が掛かっていないのだ。

ゴーヤが嫌いな人はゴーヤがタダで手に入ろうと、もらったりしないだろうけれど、あの苦みが結構味わいがあるんだけどねぇ。
ゴーヤを日陰者にするのはよくないなあ。

盆魚に足をすくわれる

IMAG8317

Kファミリーが秋田に発ち、事故がらみの渋滞に遭ってだいぶ時間がかかったが、無事着いたとの連絡があった。
まずは良かった。

発つ前にわが家に寄り、クワガタの飼育箱を置いて行った。
「おじいちゃんに世話して欲しい」
のだと。
おばあちゃんもお盆にいなくなるから、おじいちゃんに役目が回ってきたのだ。
メロンがあるから、食べた後で皮を入れとけばいいだろう。

クワガタのオスは大きいのだが、メスはうんと小さい。
だからいつもマットの中にもぐり込んでいる。
ち絵さん、飼育箱のメスを私に見せて言った。
「これじゃあ(オスが)怖くて逃げちゃうよね」
ちょっとつり合いがとれない番です。

Reiji が捕まえて小さい虫かごに入れてあったトンボとバッタは逃がしてやったけど、クワガタも逃がしてやった方がいいのだけど。
お盆でもあるし。
ち絵さんがぼやく。
「ちっとも世話しないんだから」

またむかし話になってしまうが、釣りが好きだったわたしは夏休みの間、しょっちゅう釣りに行った。
お盆が来ると祖母に
「ぼんざかな(盆魚)に足すくわれっぞ」
と言われ、殺生を固く禁じられた。
だから魚が釣れても喜んでもらえないから、祖母の言いつけを守らざるをえない。
お盆が明けたら、港にまっしぐらだった。

今の子どもたちは釣りの楽しみを知っているだろうか。

サバイバルに勝つためには

IMAG9122

大型スーパーマーケットなどの量販店が経営不振に陥り、閉店してしまう例はよく目にする。
一方、いつもお客がいっぱいで、賑わっているところもある。
家具の店がドラッグストアになったり、ドラッグストアがスーパーマーケットになったり。
コンビニエンスストアが進学塾に替わるのは良くある。
古風な民家風で洒落たデザインのパン屋さんが間もなく塾になってしまったのは残念だった。
店の中にテーブルがあって、コーヒータイムを楽しめたのに。

生き残りはどこで差が付くのだろうか。
「今の時代は駐車場が広くて、食料品も品数が豊富なことだよね」
わたしの意見に対して、ち絵さんの見解は明解。
「それとやっぱり美味しいことよ」
そう、それは間違いない。
「Rさんはスーパー○○が目の前にあっても、遠い方に行くって言ってたわよ。美味しいからだって」
車で動くのはさして問題じゃないから、遠くても美味しいものを求める。
野菜はあそこ、総菜はこっちといった具合。

ある名の知れた系列で、わが家の近くにスーパーマーケットがある。
中程度の規模といったところ。
わたしはほとんどの場合、そこを利用している。
品数は多くは無いが、店が大きすぎないのは利点でもある。
何がどこにあるかは、もうほぼ覚えているから捜し易い。
高齢者用のマーケットだと言ったら失礼かもしれないが、それで生き残れるんだったら、それもありじゃないのかな。

「あそこ、なかなか潰れないね」
まだまだガンバッテ欲しいと思う。

セミの一生は哀れか

IMAG1456

セミの声はとんと聞かなくなったが、セミがひっくり返っているのをよく目にする。
死んでるのかと思い掴もうとすると、パタパタと飛んで逃げてゆく。
以前は良くセミの抜け殻を見つけたが、今はそれも滅多にない。

「あちこちにセミの穴があったよねぇ」
とち絵さん。
地面に開いた穴は興味津々。
幼いころ、細い木の枝を突っ込んでみたり、残酷にも水を注いでみたりして幼虫が出てくるかどうか確かめる。
そんなことをして幼虫を捕まえることは一度もなかったから、地面に開いた穴は幼虫が抜け出た後なのだろう。

何のきっかけでセミの話になったのだろう。
ああ、そうだ。
昨日の夕方、ち絵さんが家の周りの草取りをしていたとき、セミがひっくり返っているのを見つけた。
指先でチョンと突っついたら、ビックリしたように飛んで逃げたと。
その話からセミの生態というか、人間には理解しがたい一生の話になったんだった。

朝食を摂りながらち絵さんが尋ねる。
「セミはどこに卵を産むの」
──鋭い質問だな
樹皮の隙間かな、土の中かな。
(正解:枯れ木の枝の中)
「幼虫になってから土の中にもぐるの?」
知らない。多分そうだと思うけど。
「おとうさんのお友だちの『セミ博士』に訊いてみたら」
そうだね、「日本セミの会」の会長のHさん、いまでも会長をしているかな。
(正解:孵化してから土の中にもぐる)

「セミって7年間も土の中にいるんでしょ。良く年を数えていられるよね」
いや、もっと長いあいだ土の中にいるセミもいるよ。17年間も土の中にいて、間違いなく17年経つとでてくるから17年ゼミっていう名前がついているんだよ(多少間違いがあるかも)。
「地面に出てきて7日間しか生きられないから可哀そうって言うけど、それは人間の目から見ればそうだけど、セミは自分が可哀そうだなんて思ってないよね」
はぃ、そうでしょうね。セミにはセミの"生き方"があるから、哀れに思うのは人間の見方だよね。
(調べてみたところ、卵で1年弱、幼虫になって土の中で数年、羽化して成虫で数週間生きるとのこと。セミの種類によって大きく違うようです)

「よくひっくり返ってるのはどうしてかしら」
一休みしてんじゃないの、空を眺めて。
「そのまま死んじゃうこともあるのかしら」
ああ、起きるのが嫌になって、のんびり過ごして、そのうち眠っちゃって起きれなくなって死んじゃうこともあるかもね。

そうしたらち絵さん、ひっくり返ったセミを真似て・・・
右手に箸、左手にお椀、口の中には何やら含んだままで、目を開いてのけぞった。
──あへぇ!といった格好
それはちょっとォ、セミらしくないと思うけど。

古里が次第に遠くなる

IMAG8682

お盆が近づくと、思い出すのは祖母のこと。
祖母には2人の妹がいて、名前にそれぞれ春、夏、秋の文字が1字ずつ入っていた。
男の兄弟もいたようだったが、良く分からない。
すぐ下の妹が訪ねてくることがあった。
顔がよく似ていたし、話しぶりもおとなしく、やはり姉妹だと感じていた。

祖母は刻みタバコをキセルで吸っていた。
祖父は吸わない。
吸い終わってから五徳に打ち付けて灰を落としていたが、真鍮でできたキセルの頭が大きく潰れていて、使った年数の長さを思わせた。

二人とも90歳を超えて生きたから、長寿を全うしたといえるだろう。
晩年は当然ながら記憶力が薄れて、祖父が外出した際、頭に傷を負って帰ってきたが、どこでどうして怪我をしたのか、本人は全く記憶が無かったと、後になって私の母から聞いている。
祖父母も母も(また父も)間もなく慣れ親しんだ家に帰ってくるだろう。

さて、現実に目を向けよう。
Kファミリーは明日帰省する予定とのこと。
早朝、車で秋田に向かう(はず)。
「私たちも良く帰ったわね」
ち絵さんが昔を思い出して言った。

初めて買い求めた中古車で一般道を延々と走って帰省したっけ。
ハッチバック車にしてからは子どもたちを後部座席に寝せて夜通し走ったこともある。
高速道路を覚えてからはサービスエリア(SA)に寄るのが楽しみになって、必ず寄る場所ができた。
幾つかのSAに立ち寄って食事をしたり、お土産を買ったりすることがスケジュールに組まれるようになった。
年末年始に帰省するときは雪道の走行で苦労したことがたくさんある。
いろんなことを思い出すけれども、ち絵さんとわたしは同郷だから、思い出も共有している。
だから、
「よく帰ったわね」
で十分。
──また昔話になってしまった

今回ち絵さんは兄の新盆があり、ひとり帰省する。
わたしは同行しないため、新幹線を使う。
郷里の山形では叔母のところと義妹のところにそれぞれ1泊する予定だが、
「もうこれが最後だね」
の思いを新たにしたようだ。

叔母は高齢だし、その子(いとこ)や孫たちが車で送り迎えをしてくれることになっていて、いろいろ面倒を掛けることになるからだ。
両親と兄弟姉妹を古い家族とするなら、ち絵さんは5人家族の最後の一人になった。
わたしは二人だけに。
いとこというのは礼服を着て会う間柄だ、なんて川柳が新聞に載っていた。
正しくそのとおり。
──古里が次第に遠くなってゆくねぇ

ちょっと沈んだ話題になってしまった。

汗だくじゃ冷房はやめて

IMAG7691

毎日「暑い、暑い」とばかり言っていても仕方がないと思うが、でもやはり「暑い」という言葉が口に出てしまう。
ようやく日が陰ってきて夕食時になると、
「もうひと頑張りだ」
と自分に言い聞かせる。

何がひと頑張りなのかと言えば、他愛もないことだが夕飯の支度。
何せ台所はクーラーなど無い世界。
ガス台でフルに火を使ったら、換気扇を回していても汗だくになる。

リビングは冷房を利かせてあるので、食事をするときは快適なのだが・・・。
いや、必ずしもそうならないのがわが家だ。
汗びっしょりになった体に冷風はとても我慢できない。
「寒いィ~!」
わたしは問答無用で冷房を切る。
ち絵さんはその辺の事情を察してくれるので、クレイムを出すことは控えて、
扇風機を弱く点けてくれる。

食卓に座り、
シンプルと言うより、ガンバッテ整えたご馳走を眺めながら、ち絵さん
「どっしようかな」
と考えている。
ビールを飲むべきかどうか、思案中のようだ。

最近体重計に乗ってみるようになってから、ビールを飲むのを控えているのだが、代わりにアイスクリームを食べるようになったとのこと。
だから、
「またホッペがみえるようになっちゃった」
でもやはりわたしが
「飲みなさい、飲みなさい」
と勧めると、ほっとした顔で冷蔵庫から缶ビールを持ってきた。

わたしなんぞ、どんなに下目を使っても自分の頬っぺたが見えることは無いですけど。

「A Monster Calls」という映画

IMAG6710
         〈 A351 決断のとき (下絵)〉

テレビで「A Monster Calls」という映画を観た。
日本語のタイトルは何だったか、分からない。
病の床に伏せっている母親と少年K。
Kは豊かなイマジネーションの世界に浸りながら、孤独な生活に耐えているのだが、自分だけの世界に閉じこもりがちなため、クラスでいじめに遭っている。

ある日、窓から見える大きなイチイの木が怪物となってKの前に現れる。
怪物はKを捉え、3つの物語を聴かせるのだが、最後にKに自分の物語を話すことを約束させる。
Kが話さなければならない4つ目の物語は彼の心の底に仕舞いこまれた「真実」だった。
怪物が話して聞かせた3つの物語とKの真実の物語が明るみに出たとき、怪物と少年Kの物語は終わりを迎える。

イチイの木の怪物が語った3つの物語は何を意味していたのか。
Kの「真実」の物語とは何だったのか。
怪物や物語に出てくるキャラクターはどこから生まれ、どうしてKと関わることになったのか。
最後にそれらのことも全て明らかになる。

孤独な少年の日常と想像の世界とが混じりあって、でもそれがまるで現実のストーリーのように見えて、少しも違和感無く融合している。
怪物も、物語に登場するキャラクターも、もちろんストーリーそのものもとても面白い。
この映画は録画してあって、今回観たのは3度め。
これから見たいときにはいつでも見られるので、楽しみだ。

──人は誰もがKのように母の死を乗り越えてゆくのだろう

懸命に生きる姿は力強い

IMAG7380

クリニックに行き、年に1回ある定期的な健康診断(特定健診)を受けた。
朝食抜きだから、歩くのもどこか力が入らない。
血圧や心電図の他に胸部レントゲンなど有料の検査項目も申し込んだ。

一通り終わって会計が済むのを待っていた。
ほとんど直角と言ってもいいほど、腰の曲がったご婦人が呼ばれて窓口に進んだ。
カウンターは少し高めだったから、私はそのご婦人がカウンター越しに顔を出せないのじゃないかと思ったが、その心配は無かった。
ご婦人はしゃんと腰を伸ばし、係の女性と向き合った。
耳は達者のようで、会話に支障は無いようだった。
しかし身体がひどく震えている。
財布を取り出す手も震えていて、財布からお金を出し入れするのもどこかおぼつかない。

その光景を見て、私の胸に何かしら湧いてくるものがあった。
「暑いからってだらだら生きてちゃいけないな」
懸命に生きている姿というのは、「大丈夫ですか」と声を掛けることをためらわせる。
自分もしっかりしなくちゃ、という思いだった。

一方、高齢となったことを理由に与えられた仕事を辞退しようとする人がいる。
地区に属する住人は全戸に年1回「当番」が回ってくる。
広報の配布や自治体からのお知らせを配ったり、募金を集めたりする。
もう歳だからと言われれば、
「あなたは私より若いんじゃないの」
と言いたいところを仕方がないねと受け入れざるを得ない。
まあその人が今回の役割を回避すれば、もう2度と回ってくることはないだろう。
人それぞれだ、と思おう。

でもこの件、結局現役の当番の人に説得されて、当のご婦人は役を引き受けることになったのだが。
腰が曲がって体が大きく震えるご婦人がこれを知ったら
「できることは自分でやりなさいよ」
というだろうな、と思った。

キュウリのお化けが

IMAG7344

輝くような白い雲。
夏空!
連日各地で35℃を超える猛暑が続いている。

一昨日、Yui がキャンプに参加して楽しい時を過ごしたようだ。
そして次の日曜日にはプールに行くと言っていた。
元気だねぇ。
日記に書くことがたくさんあって良かったね。
夏休み中の宿題だもの。

さて、一方ち絵さんの日曜日。
暑さを避けて、朝早いうちに畑に出て野菜を収穫してくる。
戻ってくると、
どでかいキュウリを握って高くかざし、つぶやいた。
「一晩見ないと、大きくなるものよのぉ」
それはまるで少年野球のバットのようだったから、一晩見逃しただけではなかろうと思われたのだが、まあそれはどうでもいい。
ゴーヤとナスはほぼ順当だったから良かった。

それにしても、と思う。
太いキュウリがワンサカワンサカあると、私は常にどうやって食べつくそうかと考えている。
暑い盛りは冷たくした漬物が美味しいから、せっせと塩漬けにする。
あっさり味に。
それでもなかなか減らないから、サラダにする。
そのうちお化けキュウリが夢に出てくるかも。

(絵がもうそうなってる)

暑ければ水を飲む

IMAG8711

暑い盛りに「熱中症にご注意」と何度も呼び掛けられたり、「倒れて救急車で病院に運び込まれ、その後死亡が確認されました」なんてニュースを見たり聞いたりしていると、暑い時は無理せずに水を飲もうと思うようになった。
そんなわけで、小型の携帯用ポットに氷水をいれて持ち歩いている。
室温37℃の仕事部屋では、もう水なしでは居られなくなった。

有線放送での呼びかけもほとんど毎日あって、「適切にエアコンを使い・・・」と指示してくれる。
わたしが一日の大半を過ごす部屋のエアコンは故障しているので、ご忠告には感謝しているが、とりあえず水を飲む。
水がおいしい。
ちょっと筋違いな話になるが、ち絵さんが夕食時にノンアルコールのビールを飲んで、
「どんけね」
と言った。
パンチが無いというか、締まらない味だと言う意味。
のど越しがまるで無いとのこと。
そういうものは飲まなきゃいいと思うのだが、余り物で捨てるにもったいないからと飲んでみた由。
わたしが現役の頃、酒の席に自分で調達したノンアルコールのビールを飲んでいた上司がいた。
酒は飲めるけれども、飲めない事情があったようだ。
そういう時はウーロン茶などにすればいいと思うのだが、酒のみはそういうわけにはいかないんでしょうね。
飲みたいけど飲めないというのはつらいでしょうね。

白いゴーヤ

IMAG9132

猫の額ほどの花壇にアサガオが咲いている。
去年の種がこぼれて、自生したものだとのこと。
ち絵さんが支柱を立てて、つるが絡むようにしたのだが、ツルがどんどん伸びて暴れ始めた。

ち絵さんは考えた。
以前私が作った「ツルを這わせる仕掛け」に麻縄を張って、上に伸びるようにしたい。
しかしツルを絡ませる麻縄がない。
ホームセンターに行かなくても、100均であるのじゃなかろうか。
そっちで買った方が早いかもしれない。
アサガオはもう何年も前から種を蒔いてないから、毎年自生したのがでてくるのだろう。
もちろん花径は小さいけれど、花が咲けばほっとけない。

一方これまた自生のものだが、畑で存在感を高めているのがある。
ゴーヤだ。
もう既に充分大きくなった実を何本か収穫し食べている。
苗を購入したものもあって、こちらは生育があまり良くない。
白いゴーヤだ。
ち絵さんは気味悪がっているが、調理したら別におかしくはない。
充分食べられる。

ち絵さんと野菜に話題が跳ぶと、話が天ぷらに収斂(しゅうれん)する。
「天ぷらが食べたくて大根を買ってあるのよ」
それは知ってますよ。
冷蔵庫を開ければどでかいダイコンが嫌でも目に付くじゃないの。

でも、野菜の天ぷらはこの次にしたいな。
暑すぎると、なぜか敬遠したくなる。

郵便料金が変わるの!

IMAG5214

ゆうちょ銀行に用事ができた。
ハガキの投函から現金引き出し、○○への払い込みなどの行動を忘れぬようメモした。
切手を買いたかったので、その種類と枚数は別の紙にメモった。

まずはATMに行き、幾つかの作業を一通り済ませてから窓口に行き、係員に切手のメモを渡した。
口頭で伝えるよりメモは間違いない。
係の女性は私のメモを見ながら、何か不審な様子。
「切手は何を?」と聞く。
しまった! 
メモ用紙を間違えた。

渡した方には最後に「切手を購入する」と書いた。
慌てて切手のメモと差し替えた。
同じサイズの用紙だったので、取り違えてしまった。

切手は無事に購入したが、その際言われたことに驚いた。
「10月1日から郵便料金が変わりますけど、前のもの(現行の)でいいですか」
──おや、そうだったの、知らなかったよ
承知していた振りをして、メモにあるとおりに買ってきた。

帰宅してこの一件をち絵さんに報告したのだが・・・
メモ用紙の差し違いは
「そういう間違いを良くしちゃうようになっちゃったねぇ」
で終わったが、
郵便料金の値上げについてはち絵さんも知らなかった。

新聞は毎日読んでるし、テレビもニュースは努めて見ているようにしていたのだが。
ふたりして今まで知らなかったというのは、どうも変だ。
10月から消費税値上げに関連した動きだと推察するが、急に決まったことだったのかな。
ゆうちょ銀行から、郵便料金の変更内容を印刷したチラシをもらってきたので、ふたりしてそれを良く見たのだった。

ピアノ・ソロのBGMが最高

IMAG9917

いよいよ8月に入った。
8月の声を聞くと、こう暑いのも仕方がないか、と思う。

先日来音楽の収録に時間を費やしてきた。
ピアノとギターの曲がメインだが、これだけでもうんざりするほど集まった。
ジャンルはと言えば、いわゆるPOPSは少なく、ほとんど海外のアーティストが演奏するもの。
意識してそうしたわけではなく、「これ、いいな」と思うのを集めていたら、そうなった。

ふとした機会だったが、ストリートミュージシャンの曲を聴いた時、すっかり魅せられてしまって、
以来、そういったアーティストの音楽を聴いているうちに、ジャンルが広がっていった。

今日、収録した音楽をオーディオシステムで聴いてみた。
ピアノ曲だけにしたが、たっぷり堪能。

まあ、こんなことをやっていると、暑さもあまり気にせずに過ごせますね。
ピアノ・ソロはいいもんですな。
BGMに最高!

トランペットもまたいいすよ。
Nini Rossono のSilenzio が。
懐かしのメロディです。

ギャラリー
  • もうすぐ始まる味噌作り
  • 情報は正確なのがいちばん
  • ヒートテックを着てみたい
  • 今年の冬は雪が降るかな
  • 忙しくしていられることに感謝
  • 注射に恐怖心を与えてはいけない
  • 空を飛ぶ鳥の姿がいい
  • 懐かしいフィルムカメラ時代
  • 野菜をたくさん食べられる幸せ
  • 高圧洗浄が始まった
  • 出品作が完成
  • 冬の扇風機
  • 八つ頭
  • 力を貸してくれた方
  • またやっちゃった
  • いつもどおりができないとき
  • 足場が組まれて
  • 紫外線による劣化
  • 栗とサツマイモ
  • ギリギリの歌
  • ひょこひょこ出てくる言葉
  • 屋根と外壁の塗装を計画
  • LEDのメリットとデメリット
  • 「遥かな友に」で思い出すこと
  • 着物
  • おしゃべり会
  • 「子供の科学」のこと
最新コメント
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ブログランキング(よろしかったらクリックをお願いします)
人気ブログランキング
メッセージはこちらへ

名前
メール
本文
プロフィール

はるか

人の顔ばかり描いていて、何かいいことがあるかと言いますと、そういうことは全くありません。スクラップブックがやたらと増えるだけで、やめたいのですが、やめられません。文章も毎日つまらないことばかりですし、絵とはつながりがないので何か変ですが、これでいいんでしょうか。

LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
  • ライブドアブログ