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ある日突然姿を消してしまったものが幾つかある。
湯呑み茶碗、ピーラー、櫛、ハサミなど。

湯飲み茶わんなどは昨日まで毎日使っていたのに、なぜ?と考えても原因が判らない。
櫛はアルミ製で、独身のころから使っていたから、歯が細り、歯の根元には大きく溝ができていた。
金属が磨滅していて、寿命を遥かに超えていたが、長年使い慣れたものだったから捨てる気にならなかった。
それがある日突然・・・

ミステリーめいた感があるが、原因は単純。
ほとんどが多分ゴミに紛れて捨ててしまったのだろう。
しからばなぜゴミに紛れたのかだが、自分の行動パターンを順を追って思い出してみれば、思い当たることが無いでもない。
その時イレギュラーな行動をしたために紛失してしまったのではないかと思う。
眼鏡が無くなったりしたら大ごとだが、いまのところそういう大事には至っていない。

しかし、先日ち絵さんにその大ごとが発生した。
本人の名誉のために、ほんの一つだけを明かすに留めたい。

運転免許証が無いと言う。
車はほとんど毎日使っていた。
わたしは尋ねた。
「いつの時点ではあることを確認して、いつの時点で無くなったか、覚えてる?」
それがはっきりしないと言う。
と言うことは免許証不携帯で車を運転していた時期があったことになる。

あちこち、それこそ考えつくところは全て探したが、無い。
いつも免許証を入れて持ち歩くバッグは何度探しても無い。
仕方がない、ち絵さんが外出するときはやむを得ずわたしが運転手役を務めた。

そしてとうとう見つかったのだが・・・
デイパックの中にあった。
ちょうどReiji の運動会があった日、その中に入れて外出したのだった。
「ここも探したんだけどね」

まあ、見つかって良かった。
こんな時はあちこち探すのもいいが、自分の足取りを一つひとつ思い出すのがいちばんだ。
しかしそれが思い出せないんですよねぇ。
思い出せたら、すぐに見つかりますよ。