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義兄の一周忌が近づいた。
今回わたしは参列を見送ることにした。

ち絵さんが独りで郷里に向かう時はいつも新幹線を使う。
当日は法要が終わるとホテルに宿泊し、翌日帰路に就く。
ビジネスホテルを予約した。

昨夜は義兄のことで思い出すことがあって、ち絵さんと夕食のあと長く話しあった。
その日の夜はち絵さん、良く眠れなかったようだ。
「嫌だったことは考えないようにして、楽しかったことをいっぱい思い出そうとしたんだけど」
だめだったとのこと。

しょうがないさ。
心に浮かんできたことを無理に押しやったって、すぐまた出てくる。
眠れないときがあっても、いつかは眠くなるのだから気にしないでいたほうがいい。

義兄は面倒見のいい人だった。
わたしたちもとてもお世話になった。
不本意なエンディングで心残りだったと思うけれど、残された者たちはきちんと遺志を継いでいるから安心して欲しい。

孫たちが大きくなっている。
「時代が変わるんだね」
と、ち絵さん。
そう、世代が変わってゆく。
既に息子たちの時代は終わって、孫の時代になっている。
それを受け入れて、おおらかな気持ちでいよう。