2017年06月18日

目から鱗

本日、あのアレキサンダーテクニック第一人者のクリッツァー・バジルさんが市船に来校されました。


目的はバジルさん&市船のコラボDVD制作です。


バジルさんのレッスンは、個人の癖を、特徴を瞬時に見抜き、それぞれ個に対し、的確なアドバイスをしていくものでした。


私たち人間は顔も、骨格も、体格も、何もかも違います。一人として同じ人間はいません。違う訳ですから、楽器技術向上手段も千差万別な訳です。

上達手段へのアプローチの仕方が違って当然です。


経験があるゆえ、知らず知らずのうちに固定観念に縛られている自分自身に気付かされました。まさに、ここが私たち指導者の盲点です。



特に今回のレッスン。金管楽器のアンブシュアへのアプローチの仕方には驚きました。アンブシュアには軌道がある、つまり音域によりアンブシュアは動いているという事実。あの天才ホルン奏者バボラックも音域により動いている。その動きは素人にはなかなか判断出来るものではありませんが、確かに動いていました。


バジルさんは、おっしゃっていました。まだ世界中を見ても、アンブシュアは動かずに演奏した方が良いと思い込んでいる人が8割以上であると。

しかし、これはバジルさんの考えではなく、事実として金管奏者のアンブシュアは音域により動いているものであると話されていました。アメリカの論文に掲載されていると話されていました。動きも千差万別。大きく動く人もいれば、動きがわからない人もいる、しかし、動いていることは事実であると話されていました。


実際、生徒一人一人に対し、レッスンをしていただきました。明らかにアンブシュアの軌道を辿った方が、音のツボ、いわゆる倍音が響きやすい所に音が当たりやすくなることに気付かされました。


目から鱗ー!!!状態の私でした。



目的は良い音を出すことです。良い音が出るのであれば、どんなアンブシュアであろうが、姿勢であろうが、そんなことに問題がある訳ではないことに気付かされました。特に形に拘る学校関係指導者はよく考えなければなりません。大切なことは形ではなく中身です。



バジルさんのポリシーとしてあるものは、

とにかく良い音を奏でることが大事なのであり、姿、形が問題なのではない、というものです。


考えてみれば、当たり前のことであり、理解できることなのですが、目から鱗ー!!!

驚きました。感動でした!!



そして、相変わらず人間が素晴らしい。とても33歳とは思えない人間としての魅力、深さを感じる方です。


充実した1日でした。


ichifunawoct at 08:31│