2007年04月24日
山里のイラスト素材は桃の花
友人が旅先から、花のイラストを描いた絵はがきを送ってくれた。
友人は昔から絵心があって、旅行に出かけると必ず、はがきの裏に印象に残った風景を描いて送ってくれる。
友人のイラスト素材のほとんどは、木や花などの植物。
今日届いたイラストは、ピンクの花をメイン素材にした春の風景を描いたものだった。
イラストの背景は雲ひとつない青空。
中心には桜と思われる満開の花、下方には菜の花が描かれている。
空の青色と、花のピンク色と黄色。
全体にやさしい配色を施したイラストは、私の心を和ませる。
友人のイラストは、山里の穏やかで長閑な春が上手に表現されていて、見ていると、自分も一緒に旅をしているような気分になる。
さっそく友人にメールして、絵はがきのお礼を言い、イラストに描かれていた桜の花の様子を尋ねてみた。
すると、イラストの花は桜ではなくて桃の花だと言う。
そう言われてみると、イラストの花のピンクは、桜の花の色よりも、濃く鮮やかに描かれている。
それに何より、友人が旅行しているのは甲府盆地。
甲府と言えば、ぶどうや桃の産地であることを、今さらながら思い出した。
桃の花と言えば、ひな祭りには欠かせない花。
そのイメージが強いせいか、私は、桃の花の見ごろは3月だと思い込んでいた。
日本の花暦でも確か桃は3月の花。
桃が咲いて、次に桜が咲くという開花順序が、私の頭の中で固定していた。ところが実際は、桃の花の見ごろは4月上旬で、東京の桜が終わった頃に、甲府では桃の花が満開になって、訪れる人々の目を楽しませるという。
友人のメールには、
「満開の桃畑はそれは美しく、まさに桃源郷のようだ」
と書いてある。
桃源郷とはちょっと大袈裟な気はするけれど、友人のイラストに描かれた甲府の清清しい春の空気や、満開のピンクの桃の花を想像すると、なんだかこちらまで幸せになってくる。
来年はぜひ彼女に同行して、この理想郷を旅してみたいと思った。


