2007年04月24日
人も水の生物も始動する春
すっかり暖かくなり、木々の新緑が清清しいこの時期に、いつもの散歩コースを歩いていると様々な発見がある。
近所の家の庭先には、手入れの行き届いた色とりどりの花が咲き誇り、空を見れば鳥たちが、生き生きと飛び回っている。
春はあらゆる生物が活動を始める季節。
私の足取りが軽やかなのも、まわりの生物たちに春の息吹を感じて、ちょっと心がウキウキしているせいかもしれない。
散歩コースの途中に小川がある。
小川を覆うように生えた木々の間から、木漏れ日がさして、小川の水をきらきらと照らしている。
目を凝らして水の中を見ていると、水生昆虫らしき生物が動いているのがわかる。
どうやら水に棲む生物たちも、春の暖かさに誘われて活動を始めた様子。きっと春になると小川の水が温まって、生物たちも動きやすくなるのだろう。
小川の小さな生物の名前はわからないけれど、川や小川に棲む生物の種類から、その水がきれいかどうか、どの程度汚れているかを知ることができるという。
水の生物の棲み家は、水質によって決まるというわけだ。
たとえば、サワガニなどは、きれいな水を好んで、川の源流近くに棲んでいる。
だからといって、水の汚れが生物を遠ざけるかというと、そうではないらしい。
少し汚れた中流、下流の水には栄養分が豊富に含まれていて、生物にとっては好条件の棲み家になっているという。
そんなマメ知識を思い出しながら、小川沿いを歩いていると、ウォーキングを楽しんでいる人々と頻繁にすれ違った。
思えば人間も、動物界のヒト科に分類される生物の一種。
寒い季節には家に閉じこもりがちだった私なのに、陽気が暖かくなると、冬眠から覚めたように自然と身体を動かしたくなる。
春になると「動かなきゃ」と思うのは、生物の本能なのかな、とふと思った。


