2007年04月28日
加藤夏樹?それとも加藤夏希?
妹夫婦に待望の第一子が誕生した。
妹によく似た愛らしい女の子。
私の両親も初孫の誕生にそれはもう大喜び。
さっそく、名前はどうするかという話になった。
候補に上がったのは夏樹と夏希。
名前に「夏」の字を入れるのは、妹夫婦のたっての希望。
二人が運命の出会いをした場所が、どうやら夏の海だったらしい。
そんな2人の希望を取り入れつつ、何度もみんなで話し合って、最終的に残った名前が夏樹と夏希。
妹夫婦の苗字は加藤という。
「なつき」は苗字との語呂もいいし、この2つのどちらかにしよう、というところまでは、話がトントン拍子に進んだ。
ところが、ここからが大変だった。
妹夫婦は「加藤夏樹」がいいと言い、一方、私の両親は「加藤夏希」派。
双方ともなかなか譲らない。
大木のように、すくすくと真っ直ぐに育ってほしいという気持ちから、「夏樹」を強く推す若夫婦。
そして、孫の希望に満ち溢れた人生を願って「夏希」にしたいと主張する老夫婦。
これでは何時間経ってもらちがあかない。
しびれを切らして立ち上がろうとしたその時に、妹が
「お姉さんに決めてもらおう」
と、とんでもない提案をふっかけてきた。
私のたった一声で、かわいい姪の名前が決まってしまう。
何とも責任重大だ。
ちゃんとした理由付けをして「夏樹」か「夏希」を選択しないことには、後々、姪に恨まれないとも限らない。
「加藤夏樹」と「加藤夏希」。
どちらも甲乙つけがたい素敵な名前だ。
「樹」の字は、たくましいイメージから、男の子にも通用しそうな名前。
それがまたカッコいいし、「希」は女性らしくて、柔らかなイメージ。
どうしたものかと悩んでいた時、棚の上に無造作に置かれたの雑誌に目がいった。
そのテレビガイド誌の表紙を飾っているのは、モデル、女優、タレントと、幅広い分野で活躍している加藤夏樹。
そういえば、確か彼女は改名して、今は「加藤夏希」と書くと聞いた。
姪の名前に、今をときめくスターの名前を採用したら、みんなに愛されるアイドル的存在になってくれるかも。
そんな想像を膨らませながら、私は少しずつ、「加藤夏希」という名前に傾きかけている。


