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ヨーロッパで成功している同一労働同一賃金の議論が始まった

おはようございます!いちじくです。
最近安倍政権が働き方の改善に着手し始めています。大きく話題になっているのが「同一労働同一賃金」の導入について。

この同一労働と同一賃金。ヨーロッパでは既に導入されて成功している国もあります。僕も前から日本みたいに正社員と非正規の給料格差が大きいところでも導入されたらいいなーって思ってました。

「非正規の待遇改善 」が前面に出て議論されてるこの政策ですが、実はこの問題は「女性」「中高年」の待遇改善に繋がる政策です。 

【参考記事】
ベーシック・インカムが話題!オランダの先進的働き方:ワークシェアリング
http://blog.livedoor.jp/ichijiku_boy/archives/42907795.html

同一労働同一賃金は身分制と女性差別を解消する

日本てそもそも非正規と正規の格差がこんな大きいかって、男性と女性の給与格差に端を発しています。

男は一家の大黒柱になって、働いて家計を支えるための賃金を得る。男性にそういう役割があるから、女性は家計補助的な働き方でいいやって。パートっていう低賃金で補助的業務を任せるみたいな働き方をしてもらうって役割分担になってた。それが昭和の戦後以降の時代。

でも、平成の21世紀のこの時代に女性が家計補助的な働き方でいいよねって分担はコンセンサスを得られない。ジェンダー的な観点からしても問題あるし、共働きやシングル家庭も増えているこの時代で、女性が家計補助的な賃金を稼げばいいって話にはならない。

この賃金差別が男女の賃金格差の問題になってるし、またはシングルマザーの貧困率の高さなどの問題につながっているのです。

同一労働同一問題は、この問題の処方箋になる政策です。

中高年の転職・再就職がしやすくなる

もう一つ、同一労働同一賃金で恩恵を大きく預かるのがある層の中高年。

日本では、一般的に中高年が転職市場では不利。年齢があがるほうが転職がしにくい。

それは正社員の賃金が年功序列で決まっているから。年齢があがったほうが、給料が高くなる。企業側からすれば、中高年のほうが雇いにくい。それで転職・再就職の壁が高くなる。

また、人件費がかさむから、リストラの対象にもなりやすい。

でも、同一労働同一賃金になれば、年功序列の賃金制度は見直される。そしたら、中高年だからといって賃金が高くなるわけじゃないから、企業も雇いやすい。

介護離職とかで一回仕事を離れても、再就職がしやすくなるのです。

と言っても、これはマイナスの面もあって…勤続年数によって賃金が上がるはずが、それがなくなるって話でもある。正社員でずっとやってく人からすると損だって見方もあるのです。

同一労働同一賃金が雇用の流動性をあげる

そういうマイナス面があっても僕はこれはいい話だと思うけどね。雇用の流動性が高まる。転職できる可能性が本人に確保されるって、結構なセーフティネットだと思うよ。

一時期解雇規制緩和とかで雇用の流動性をあげようって議論があったけど、本当に謎。解雇規制緩和したら屍が増えるだけ。それよりも、再就職・転職市場を活性化させたほうが全然いい。

というわけで、僕は同一労働・同一賃金の導入に賛成。女性とある層の中高年が大きく恩恵に預かると思います。今後の議論に期待です。