20180602

神様は日頃の行いをしっかりと見ている。子どもの頃によく言われたこの言葉、ホントかもと思ってしまう今年のモナコGPでした。
2年前に考えられへんチームの戦略ミスとタイヤ交換ミスで勝利を逃したリカルドが、しっかりとモナコ覇者の栄光を手にしました。
空力性能に優れたレッドブルがPUの依存度が低いモナコで強さを発揮することは予想されていたものの、フリー走行がはじまると思っていた以上の速さを発揮。この時点でレースの焦点は、リカルドとフェルスタッペンのどちらが勝つかに絞られたといってよいでしょう。ところがフリー走行3の終了間近に優勝候補のフェルスタッペンがクラッシュして、予選出場できなくなる展開になりました。こちらとしては、やらかすのは決勝レースと思っていたのでビックリ。善くも悪くも、いろいろ見せ場をつくってくれる人です。
最大のライバルの離脱で優勝がグッと近づいたリカルドは確実にポールをとり、スタートも危なげなく決めてレースを先行。レース後のインタヴューを見ると、スタート前は緊張でガチガチになり、メンタルもかなりナーバスになっていたとのこと。僕のような凡人ならそのままガタガタ崩れるところですが、この辺からして違いますね。

さて、リーダーとなり、後は最後までミスなく走りきるだけと思っていたら、28周目にまたまた試練がやってきました。MGU-Kの不具合でパワーが低下。しかもPU全体にダメージが広がらないように、7速・8速が使えなくなるハンデも追加。みるみるうちに2位のベッテルが真後ろに。しかし、ここからが凄かった。普通ならいっぱいいっぱいになる状況にもかかわらず、彼は自分と異なるタイヤ戦略をとっているチームメイトのフェルスタッペンだけでなく、ヒュルケンベルグの状況までエンジニアから聞いて、タイヤ管理する冷静さを発揮。そして見事、トップチェッカーを受けたました。
いつもはオーバーテイクで魅せるリカルドですが、今回はディフェンスで魅せてくれました。
レース後、いろいろなドライバーが「退屈なレースだった」とコメントしていましたが、なんのなんの、見応えのあるレースでした。