20181218

今年も個人的な印象と思い入れだけに基づいた2018年シーズンのランキングをつけてみました。

【ドライバー】
1. ハミルトン
2. フェルスタッペン
3. ベッテル
4. ライコネン
5. リカルド
6. アロンソ
7. ボッタス
8. ヒュルケンベルグ
9. ルクレール
10. ペレス
11. サインツ
12. ガスリー
13. マグヌッセン
14. オコン
15. グロージャン
16. バンドーン
17. エリクソン
18. ストロール
19. ハートレー
20. シロトキン

上位3名は昨シーズンと変わらず。ハミルトンは単にタイトルを獲っただけでなく、シーズンを通して高いレベルで安定しているところが素晴らしい。キャリアのピークといって良いでしょう。
フェルスタッペンもこれまでは有り余る才能をコントロールしきれていない面がありましたが、シーズン中盤からマックス(ダジャレではありません)ではなく95%で走る術を体得して覚醒。ムダな接触が減っただけでなく、レースの組み立て方もバリエーションが増しました。ドライバー軸でみた場合、ハミルトンを打ち破る可能性の高いドライバー筆頭でしょう。
ベッテルは速いんだけれどムラがある。現在のキャリア、あるいはチーム内のポジションで癇癪が原因でミスを繰り返しているのは結構イタい。個人的には人間味があって好きですが。
安定性という意味では、リカルドも辛いシーズンとなりました。モナコGPまでは台風の目になりそうな気配だったのに、そこからはトラブル祭り。ただ走り自体もフェルスタッペンに押されていたのは否めないところ。ルノーが来シーズン大化けする可能性はあまりなさそうなので、このままズルズルとアロンソ化してしまうのではないかと心配しています。
そのアロンソですが、ラストシーズンもハンパない才能を発揮。まったく走らず進歩のないマシンで、よくあれだけポイントが取れたなと感心します。トップチームで走っていたらと思うと、勿体なくてたまりません。
ルーキーのルクレールとガスリーは、どちらも天性のスピードがあることを知らしめ、共にトップチームへ昇格。特にルクレールは新人らしからぬ賢さも持ち合わせているようなので、来シーズンの活躍が楽しみです。


【チーム】
1. メルセデス
2. レッドブル
3. フェラーリ
4. ハース
5. ルノー
6. ザウバー
7. フォース・インディア
8. マクラーレン
9. トロロッソ
10. ウィリアムズ

開発、エンジニアリング、戦略、オーガナイズ、あらゆる要素をひっくるめた総合力は、メルセデスがダントツ。才能ある人たちとひとつにまとめる、トト・ヴォルフの手腕はもっと評価されていいと思います。レッドブルもルノー製PUというハンデがありながら、ワークスチームを遥かに上回り、何度も勝利するところが凄い。ニューウェイ率いるデザイン部門はもちろんのこと、限られたチャンスに勝ちきるところにチームのポテンシャルを感じます。対照的にフェラーリはすべてのパーツがかみ合わず、崩れていきました。表向きには否定していますが、お家芸の内部抗争のウワサが燻っていて危なっかしい。
Bリーグはまさに団子状態。そのなかで目を引いたのが去年までズタボロだったザウバーの躍進。チーム代表に就くなりホンダとの契約を解消して、フェラーリのBチーム化を推し進めたフレデリック・ヴゥスールの舵取りは、チームの置かれた状況を考えると大正解。来シーズンはライコネン加入で注目度アップです。マクラーレンとウィリアムズの凋落ぶりは話していると哀しくなるのでやめておきます。
来シーズンはレギュレーションも変わり、ドライバーも結構シャッフルされたので、これからの予想が楽しみです。