20200109

今シーズンの楽しみのひとつとして、2021年シーズンに向けたシート争奪戦がありました。が、トップチームのエースドライバーは早くも現状維持でまとまる気配が濃厚。特に肩入れしているチームがない身としては拍子抜けの展開です。

先陣を切ったのはフェラーリ。ルクレールと2024年末までの長期契約を締結。既定路線ではあるものの、これによってフェラーリがルクレール中心のチーム体制にすることが明確になり、フェルスタッペンのフェラーリ移籍がなくなりました。(フェルスタッペンはメディアに対してフェラーリがPUでインチキをしていると露骨に批判していたので、はなからフェラーリに行くつもりはなかったのでしょうけど)
すると今度は、フェルスタッペンがレッドブルと2023年末までの契約更新を発表。これには契約を結んだ時期や期間の長さ、そして年俸17億円というお手頃価格に驚さかれました。もちろん契約には契約解除ができる条件やボーナス制が盛り込まれているのでしょうけど、フェルスタッペン視点で見れば、もう少し状況を見ながら勿体つけても良かったんじゃないの?と思ってしまいます。
これでハミルトンは引退しない限り、メルセデス残留でしょう。通常シート争いはトップドライバーから決まっていくものですが、今回は若手のホープから決まっていくという珍しいケース。こうしたことからも時代の節目に差し掛かっていることを感じます。
う〜ん、近年稀に見るトップドライバーのシャッフルを期待していたのに、結局は現状キープ。こうした安定路線はチーム運営者にしてみれば当然なのかもしれませんが、外野のファンとしてはおもしろみに欠けます。ハミルトンにはキャリアのフィナーレを飾るためにも、フェラーリに移籍してルクレールとバチバチやり合ってほしいのですが、可能性は限りなくゼロに近いでしょうね・・・・。

こうなると注目されるのは、誰がセカンドドライバーになるか。まずはベッテル。今シーズン、ルクレールを上回れば残留の可能性もありますが、負けた場合はセカンドドライバーであることが必須条件になるのは確実。
彼の性格からして受け入れられないでしようからチームを離れるでしょう。移籍先はマクラーレンという話も見かけますが、今のサインツ&ノリスの若手コンビがうまくいっているので、あえてベッテルを起用するメリットがない。そうするとやはり引退ということでしょうか。
じゃあ誰がフェラーリの残り1席に座るのかと考えると、ルノーに失望したリカルドか、メルセデスを離脱したボッタスしかいない。ルクレールを凹まさない程度の存在と考えれば、ボッタスがやや優勢か。

レッドブルはひとまずアルボンかガスリー。ただ二人の成長がなければ、コンストラクターズタイトルを獲得するために、かつてのウェーバーのようなベテランを招き入れるかもしれません。そうなるとボッタス? セカンドドライバーとしては引っ張りだこですね。

さて、今回のフェルスタッペンの契約更新でいちばん面食らったのはメルセデスではないでしょうか。フェラーリはルクレール、レッドブルはフェルスタッペンと、今後チームの軸となるエースドライバーを手中に収めたのに対して、メルセデスは次のエースがいない。普通に考えるとラッセルということなのでしょうけど、如何せんまともに戦えるマシンでの経験がなく、チャンピオンを狙える器なのかは未知数。それを確認し、成長させるためにも、2021年はハミルトンのパートナーとしてラッセルを据えなければなりません。
ただ、もしハミルトンが引退したり、フェラーリに電撃移籍したりしたら、状況はガラッと変わります。このままだとおもしろくないので、一波乱起こってほしい!