20240409

今年はシーズン序盤の開催となった日本GP。桜の季節の鈴鹿もいいもんですね。
レースはというと、またまたまたレッドブルが1-2フィニッシュで完勝。フリー走行まではクルマが決まりきっていないようで、フェラーリあたりが前戦につづいて食らいついてくれるかなと期待したのですが、予選になると本領を発揮してライバルたち(といえるのかわかりませんが)を圧倒。レース中盤にノリスがアンダーカットでペレスの前に出てフェルスタッペンの後ろにつくなど、一瞬「おッ」となったのも束の間、すぐにペレスが抜き返して勝負あり。
そしてフェルスタッペンはかなりの余裕をもってのポール・トゥ・ウィン。もはやトップチェッカーを受けても無線で軽く挨拶をするくらいで、“勝って当たり前”状態。クルマの総合力が求められる鈴鹿でこれほどの勝ちっぷりなら、シーズンを通して・・・・いや、2025年もレッドブル〜フェルスタッペンの無双は続きそうです。

レッドブルを追う一番手のフェラーリは去年に比べて大幅にレースペースが改善されたものの、まだまだ差はある様子。おまけにエースのルクレールが予選でイマイチしゃきっとしない。本人のコメントによると、タイヤを最適温度にもっていくのに苦労しているとのこと。ケツカッチンで頑張っているチームメイトから刺激をもらって奮起していただきたい。
メルセデスもなかなか復調のきっかけをつかめませんね。ラッセルは速さに関してはハミルトンに対して優位になりつつあるものの、レースの攻めどころで「?」がつくことに加えて、バトルでも前のめりなところが見受けられる。ウイリアムズ時代はスペシャル級の逸材だと思っていたのですが・・・・。ここから飛躍するか、今の感じでヌルリとキャリアを続けていくのか、ターニングポイントをむかえているんじゃないでしょうか。

その点、角田くんは4年目にして大きく成長した様子。今のところ、トップ10に食い込める唯一のストロール枠を安定してゲットしているのはお見事。この調子で結果を出しつづければ、レッドブル昇格や、いいチームへの移籍の可能性が広がるのは確実。ちょっと待たせ過ぎた感はありますが、いよいよ才能開花宣言ということでよろしいでしょうか?

さて、スキル面においてスランプや下り坂といった波と無縁なのがアロンソ(その代わり、キャリアの波は激しいですが)。40を超えてもチームメイトを圧倒しながら、常に上位に食い込んでくる剛腕ぶりは「凄い」の一言につきます。30年以上F1観戦をするなかで、こんなドライバー見たことありません。彼がトップチームのクルマに乗ったらどこまでいけるのか、1シーズンでもいいから見てみたい!