電脳日本の歴史研究会blog

日々、徒然なく語る…

2017年03月

 本日、雑誌『WiLL』が届いた、で、昨年末に北村稔立命館大教授との対談が掲載された。
 あれ?私の方が随分と話したのに編集が逆になってる気がする…と思いながらも、これは別にどうでもいいや…とりあえずWiLLに義理は通したので。

 ところで驚いた事に通州バカこと珍説メーカーが又『「南京事件」の死者数がわかった その数1793人』と記事を提示。「決定的な証拠」らしい…読んだ瞬間、「え、どこが?(悩)」と。
 で…この城内の死者数については1999年の時点で、すでに広く知られていることで、しかもこの朝日新聞南鮮版とやらは誰がどう見ても3次史料(3等史料)です…。史料の分類方法まで知らないとは。まぁ、とりあえず1999年に発売されている以下の日記の記述をご参考下さい。

 以下の項目が今回、珍説メーカーが『WiLL』で発見したとやら南京事件の死者数の「決定的証拠」よりはるかに詳しく、すでに1999年に書籍としてまとめられて販売されています。(19年前)

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『ミニー・ヴォートリンの日記』 1938年4月15日
DIARY OF WILHELMINA VAUTRIN

卍会の本部を訪れた時の会合の後、彼らは私に以下のデータを示してくれた---彼らが、遺骸埋葬が可能だった間、即ち1月中旬から4月14日までの間、彼らの会は、市内に1793体の遺骸を埋葬しており、このうちの約80%が市民だった。市の外には、この間に彼らは39,589体の男性、女性および子供を埋葬しており、このうち約25%が市民だった。

After the meeting when calling at the headquarters of the Swastika Society, they gave me the following date --- From the time they were able to encoffin bodies, i.e. about the middle of January to April 14, their society had buried 1793 bodies found in the city, and of this number about 80% were civilians outside the city during this time they have buried 39,589 men, women, and children and about 2_1/2% of this number were civilians.

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  珍説メーカーが提示した記事より詳しいのですが…。(笑)
 ちなみに日本軍は1938年の2月まで中国兵の遺体埋葬を許しませんでした。
 
 埋葬を唯一引き受けた紅卍字会へ南京特務機関が依頼したのは2月~3月15日の間、3月15日の日中共同慰霊祭の日までに埋葬を行うように特務機関員へ依頼、丸山進氏により埋葬を指揮されて処理されてます

 なお所謂、東京裁判における紅卍字会の埋葬体に対する検証はとっくに行われています。だから1999年にこの日記が発表された際に矛盾点もあり、今でもそうですが重要視されなかったのですが、今回、珍説がすでに知られている以下の朝日新聞南鮮版を検証も無しに取り上げた事がさっぱり意味が理解できません。(悩)

 珍説メーカーは勝手に東京裁判における紅卍字会の埋葬数を検証してないとWiLLで決めつけてますが、埋葬の日時を理解出来ていないのでしょう。
 紅卍字会の埋葬についても遥かすでに前に、元上海特務機関員の丸山進氏等が疑問点や間違いを指摘を終えています、こんな事はまともな南京事件研究者からすれば基本中の基本。

 ちなみに珍説がよく登場するチャンネル桜などで阿羅健一先生の記事を10年近く使い続けてますが、この昭和60年8月10日と書かれてある史料は私が収集したものです、本人気付いてませんが、完全にネットでダウンロードと一致しています。
 呆れた事にWiLLの編集者は一体どこを見てんだ?と…これが「正論」なら翌日から、「もう、今後、掲載無しで…」で全て終了です。ま、いいんですねどね。 自分じゃないから。

 恐らく珍説は自分で調査もできない上に、第三者からの提供だけを掲載したのでしょう、そして逃げ道として今後は「中国が30万人と主張しているので反証としての提示」当たりで誤魔化すのだろうと想像できます。(常識で考えれば日本側の新聞記事を根拠にして、相手が納得するわけも無く、米国人の日記の方が遥かに史料価値が高い。)

 とかく、珍説の論文を読むと常に煽情的な形容詞、単語が常に並び「決定的」「第一級史料(一次資料)」などと羅列していますが、基本、調査もせず、きちんと史料を収集し理解していないからバカげたミスを繰り返すのであり、どうしようもありません。

 過去に「正論」で催涙ガスを毒ガスと断言し、肯定者達から批判され、再びタイトルを見ただけで 『ミニー・ヴォートリンの日記』程度は想起出来るが、これも分からず…普通、懲りるはずなんですけどね?
 
 南京事件は基礎が大事で、故・田中正明先生から基礎を故・板倉由明氏も学んでいます。
 基本的な調査方法や軍事知識、南京事件について永年学び、史料の収集方法や確認方法を理解して初めて南京事件を検証できるのであって、それすらせず新事実の発見は出来ません。

 珍説メーカーは今後も永遠に同じ過ちを何度も繰り返すでしょう、断言できます。
 そもそもこの人は口舌は素晴らしく立ちますが、研究や調査、検証は驚くほどに低く、ヴォートリンの史料すら頭に浮かばないという事は、基本中の基本、つまり基礎が全く低い事を証明してます。
 
 最近、こういった低レベルの自称・南京事件研究者が異常なほど増加しており、心底、恥ずかしく思います。
 こうした連中の行きつく先は必ず、いずれ他人のアイデアや主張、映像史料などからパクリを始め自滅に至ります、東中野修道しかり、藤岡信勝しかり、珍説しかり…珍説はもう末期ですね。

 最近、南京事件の基本的な事すら頭に入れずに「南京事件はとにかくなかった!」と主張する、アレな輩が増殖した結果、愚の骨頂に陥った最も情けない事例を以下に提示します。

 BS プライムニュース 2015年11月12日放送(前編)

 BS プライムニュース 2015年11月12日放送(後編)

 情けないにも程がある…こんな程度の事すらロクに反論、看破できないとは…。
 
 【前編】では、山田朗明治大教授に対しては、埋葬を行ったのは紅卍字会のみであり、崇善堂が埋葬を行っておらず、日本軍は2月まで敵兵の埋葬を許可せず、2月~3月15日の間に埋葬を行わせたのであり、埋葬を指揮した南満州鉄道上海特務機関員の丸山進氏の話をすればよいだけ。
 さらに秦郁彦教授が中国共産党の史料を提示した点で「共産党は上海・南京戦において戦っておらず史料の価値はゼロに等しい」とばっさり切る事が出来たができてない。
 人口を把握している最も確実なのは南京安全区国際員会が日独英米大使館へ手交した61通の公式文章であり、人口の推移や金陵大学L.S.C.スマイス博士による『南京地区における戦争被害調査』が最も確実で人口は3月末において約22万弱と記している。   
 上海から南京における途中は、NYタイムズ、ダーディンが戦後途中で中国人が避難していることを証言している

 【後編】登場した日記は一目見ただけで、黒須忠信(仮名)、近藤栄四郎(仮名)の日記だとわかり、第13連隊山田支隊の捕虜暴動に関する事であることがわかる。
 つまり戦闘終了後の12/16の捕虜暴動の際の射殺であり、これが虐殺で無い事は南京事件の研究を行っている人間であればバカでも分かる。
  最後は…呆れて言葉にならず、南京肯定派にとって大勝利だったと言えよう。

 普段からロクに南京事件の事など話題にも登らない連中と付き合っているとこうなる!という例ですね。
 この人、もうダメですね。 

第70回、勝兵塾(APAホテル)勝兵塾にて講演を行いました。
 

 3/18にアパホテル、勝兵塾にて約10分弱講演を行いました。
 これは問題が無いのですが、この会において、私が過去に失われていた10分間の映像を入れて完全版として作成した、戦線後方記録映画『南京』を100枚無断でコピーして送付して来た方がおられるそうです。

 中身は完全に私がアメリカで発見した映像10分間を含む約67分の映像でした。
 (※平成7年に販売された日映のものは約59分で現在絶版) 

 個人的にコピーをして仲間内で譲渡する事には何ら問題はございません。
 ですが、100枚を無断で許可なくコピーをする事は常識を逸脱した行為としか判断できません。

 こうした他人が苦労をして作成した資料をいとも簡単にさも自分が発見した様にする人が我々の側には異常なほど多い事は過去に幾度も経験しました。
 申し訳ございませんが100枚をコピーなどといった行為は流石に、常識が無いとしか判断できません。

 ですので、この方がどういった方かは知りませんが、おやめ下さい。
 もしくはきちんと連絡を取ったのちにこういった行為を行って下さい。

 ましてや、この映像は当方が個人で数十万円を掛けて元映像を入手したモノです。
 絶対におやめ下さい、お願い致します。

 松尾一郎 

カナダ、オンタリオ州の南京大虐殺の日、阻止に向けて英語版を作りました。
 

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