固定翼機(飛行機)と回転翼機(ヘリ)では航続距離が全く異なる。
 これはドローンの世界でも同じ。

 ドローンの世界シェアで言えば中国のDJI製のドローン、回転翼型(Phantom、Mavicシリーズ)が1番売れている。
 だが長距離を飛ばすには数キロしか飛ばない、回転翼型のクアッド・コプター型よりも固定翼型の方が長距離飛行には向いている、それは揚力発生量が多いからだ。

 私が知る限り、この固定翼型ドローン、フランス製ParrotのDISCOドローンが仮に2011年3月11日に起きた東日本大震災の際にあれば、自衛隊のヘリが危険な福島第一原発のサイロの上空を飛ばずともよかったかもしれないし、現在も行方不明の遺体もかなり減ったかもしれない。
 だが長距離飛行可能なParrot DISCOは日本では何故か人気が無く売れず、2018年頃は酷い時は販売価格15万が3万8千円で量販店で大量に売られていた程。

 ただ、Parrot DISCOに全く問題が無かった訳でも無く、レンズが人間の目から見て汚れていなくてもセンサーが余りにも繊細過ぎて常にきれいにしておく必要があった事が最近判明した。
 メガネなどに使われる曇り止め液などを使い、カメラレンズの透明度を保つ必要があり、購入初期の人は恐らく画像が悪いと感じる事が多かったと思われる。このため不良品と判断する人が多かったはず。

 個人的に長距離飛行が可能なParrot DISCO(標準バッテリーで30kmは飛行可能、個人的には60km飛行可能、本年度中に100kmを試す)に惚れ込み、今や長距離飛行を幾度も行い、本年元旦、先週の土曜日に東京湾を横断してみた。
 元日に撮影した際には、先のレンズが見る限りにおいては問題なかったが、汚れがセンサーに影響を及ぼしていたようだ。

 今回は、事前に曇り止め液をカメラレンズに使い飛ばしたので、映像がクリアーで元旦の映像とは全く異なることが分かる。(もっとも、ユーチューブにUPすると画像は落ちるが…)
 とまぁ、前置きが長かったのですが、東京湾を横断した映像を見て下さい。(猿島、第二海堡、第一、富津岬を往復撮影)

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tokyobay
【ドローン撮影映像 ↓】