金子大樹と内藤律樹の共演。
この2人がリングに上がると誰もが手を止める。
静寂の広いジム内で、
両選手の息遣い、
パンチの交換音、
トレーナーの指示、
ゴングの音だけが響いている。

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最初に手合わせしたのは、金子大樹が日本チャンピオンだった時。
もう5年ほど前か。
その後、金子は内山の持つ世界王座に挑戦し、奮戦するも敗北。
内藤は金子の返上した日本王座を獲得し、盤石の防衛を重ねた。
このタイミングだったら、
金子大樹vs内藤律樹はソールドアウト確実のゴールデンカードだった。
その後、
金子はジョムトーン、仲村正男に連敗。
内藤は伊藤雅雪、荒川仁人を下すも尾川堅一に敗れた。
これまでは、
お互い対戦の可能性があるからこそ、
同じ横浜のジム同士だが、スパーリングは避けていた。
だが、
そんなことは言っていられない。
2試合先、3試合先の可能性よりも、
今まさに、目前に迫った試合。
12月3日、
内藤律樹は尾川堅一へのリベンジマッチ。
11月21日
金子大樹は、ラートパカーン・ナコンーパトム・スポーツスクールとの・・・・
って誰やねん。
金子も好カードの話があったんだけど、
時期的なものも含めて、一度棚上げになった。

中止となった
9月14日の日本ミドル級タイトルマッチ
西田光vs淵上誠。
それから数日後、
八王子中屋ジム一生会長と喫茶店で珈琲を飲みながら、
胡朋宏vs淵上誠の日本ミドル級暫定王座決定戦が決まった。
主催は八王子中屋ジム、
我々もただ出場するだけでなく、
A-signとしてこのイベントに携わる。
リング上ではガチバトルも、
このイベントを盛り上げるためにタッグを組む。
まずは10月11日DYNAMITE PUNCH102【赤穂vs勅使河原、高橋vs武田】にてフェイスオフ。
「こんな、(暫定王座決定戦なんて)仮免みたいな試合はとっとと終わらせる」
と胡がポケットに手つっこみながらコメントすると、会場からはブーイング。
一方、
漫画のようなヒール顔の淵上は、
「ミドル級らしいKO必至の試合なんで皆さん会場まで来てください」
って、めっちゃ優等生発言であたたかい拍手。

胡の発言は的を得ている。
日本ミドル級暫定王座なんてものは、どうでもいい。
だって、俺たち実際ベルト持ってたし。
淵上誠にいたっては、
日本・東洋の2冠をとり世界挑戦経験までしている古豪だ。
これは、
元チャンピオン同士の生き残りを賭けた試合。



そしてこのクリスマスイベントに、
世界挑戦経験のある2人が参戦表明。
勅使河原戦からわずか2ヶ月で赤穂亮参戦。
40歳にして現役復帰した佐々木基樹参上。
殺伐としたメインイベントの前座で、
この2人が派手なショーをかましてくれるはずだ。