2008年11月

2008年11月30日

父と娘と麻生内閣

ねねえパパ,日本で一番偉い人って誰?

それはね,内閣総理大臣だよ.麻生太郎さんって人.

ねえねえパパ,どうして偉い人なのにあんなに悪口言われているの?

日本は,偉い人の悪口を言っても簡単には捕まらない国なんだ. 麻生さんが何か悪いことをしたり良いことをしなかったりしたために,世の中を良くしようと勉強したり考えたりしている人に悪口を言われている場合があるだろうね. あと,麻生さんの悪口を言って気分良くなるために悪口を言っている人もいるだろうね. 悪口を言う方が悪いのか言われる方が悪いのかは場合によるんだ.

ねえねえ,何で麻生さんは悪口を言われているのに正面から反論しないの? 黙っていたり関係ないこと言ったりしてたんじゃあどっちが悪いのかわかんないじゃない.

パパにもそれははっきりは分からないけど,たぶん次のどちらかだと思う.

まず,麻生さんが本当に悪いという場合. この場合,正面からのきちんとした反論はできない. 総理大臣たちが決めたようにしたら将来の日本がどうなるかを調べられたりしたら困るんだ. 将来の日本を良くする仕事をしていないことがバレちゃうんだ. そういう場合には,大抵の大人は話をそらしたり無視したり,酷い場合には暴力や立場を利用したりするんだ. 例えば,「そんなことより宿題はやったの?」とか「言うことを聞かないならお小遣いはあげません!」ってふうにね. もしかしたら,麻生さんもそうなのかもしれない.

もう一つは,国民が愚かな場合だね. 愚かって言うのは,賢くなることを嫌がっているということ. 愚かな人に対してちゃんとした政治の話をしたら嫌われちゃうんだ. ちょっと難しいだろうけど,自分はいい人だとか,自分は正しい判断ができるとか,自分は現実に目を向けているとか,実際にはそうじゃないのに勘違いしたまま生きてきた人にとっては,嘘じゃなくて誤魔化しでもない話は聞いていて辛いものなんだ. ちゃんとした話をされたら自分が愚かだということがわかっちゃうから.

それに、国民に嫌われちゃったら,国民のためになる政治をやろうとしてもできないんだ. だから,政治家というのは,国民が愚かでも,国民に嫌われるのは嫌なんだよ. 真面目な政治家というのは,勉強する気のない人にも難しい経済や行政のことを教えて賛成してもらわなければならない大変な仕事なんだ. 麻生さんも,国民に嫌われたくないから本当のことを言わないのかもしれないよ.

ふーん.どうして麻生さんがが総理大臣になったの?

国民が立派だと思う政治家を選んで,その政治家が立派だと思うのが麻生さんだったからだよ.

国民が愚かだったら日本はどうなるの?

ムチャクチャになるだろうね. もしかしたら,大人になるころには食べ物がなくて困っているかもしれないね. 民主主義というのはそういう仕組みなんだ.

じゃあ,わたしはどうすればいいの?

一人でできることは少ないけど,とりあえず,立派な政治家が「国民は愚かではない」と思えるように勉強することから始めるといいかな.

ichonan at 08:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0) as 民主主義社会の市民 | 他人向け・読者用

2008年11月28日

デリバティブでやっちゃった駒澤大学

駒沢大学がデリバティブで154億円の損失をこいたらしい((毎日jp))。 損失の確定もさせたとのこと。 ちなみに立正大は9月末時点で148億円の含み損だそうな。

ニュースから推測するに,保証金100億円積んでレバレッジかけて何かやってたみたい. ちょっとニュースを探した程度ではデリバティブの中身はわかんなかったが、100億円出して154億円の損失ということだけからでも、超ハイリスクでレバレッジ効かせまくりであることは推測できる。 いったい何を考えていたのやら。 大学のサイトには「お騒がせしますた」の旨は書いてあったけど詳細はなし。 大学が公開している学校法人駒澤大学資金収支予算書によると,2008年度予算ベースの収入で主なのは、
学生から集める授業料など 168.1億円
手数料収入         9.6億円
補助金           21.0億円
資産運用          24.5億円
資産売却          9.0億円
前受金           66.8億円
その他(主に繰越金)     67.1億円
繰越金          101.4億円
で、細かいのも足したら合計404.2億円。 支出は、
人件費          121.2億円
教育研究関係        58.2億円
施設            10.2億円
資産運用          98.2億円
管理費           11.6億円
次年度繰越         88.3億円
で、同じく細かいのも足したら合計404.2億円。 P/LもBSもなく現金収支だけのいかにも役所(大学って補助金がデカイから私立といっても役所に近いだろう)っぽい情報しかないのでぱっと見ではわからない。 しかも決算じゃなくて予算だし。 でも、以下のことぐらいは読み取れる.
  • 授業料相当一年分を飛ばした
  • 人件費相当一年分を飛ばした
  • 手付金100億 - 158億で,繰越金相当が58億ほど減少. 元々の繰越金が100億円程度なので,直ちにキャッシュショートするほどではない.
やっちまいましたな.

土地とかを担保にしてみずほ銀行から110億借りたみたいでして、利息4%とすると一年あたり4.4億円の収支悪化となる。 カバーするには授業料を数%値上げか? それよりも、幹部の給与一部の長期カット,幹部の賞与全額の長期カット,担当役員は退職金没収で首切りというのがまともかな。 これだけやるとどれくらい補填できるんだろうか。 これに関しては、権限持ってる連中が責任をとるかどうかが見ものだわい。 文部科学省さんよ、ちゃんと見とけよ。 あと、国などからの補助金の21億円は一部カットされるんだろうか。 受験料収入が落ち込んだりしないんだろうか。

教訓
  • 複式簿記が当たり前になっていない組織が安易に資産運用やっちゃいけません.
  • 予算だけ公表して決算を公表しないようなところが安易に資産運用やっちゃいけません.
  • わかっていないならレバレッジ効かせた金融商品に手を出しちゃいけません.
時々思うんだけど,役所とか大学とか独立行政法人とかって複式簿記せんの? これを導入するだけで金銭感覚がかなり磨かれると思うんだが. もちろん,複式簿記入れて決算書公表したら財務状況がわかりやすくなってしまうから、実態によってはステークホルダーに対するごまかしが効きにくくなって幹部連中が困ってしまうというのもあるかもしれない。

ところで、以上の論評や分析は、デリバティブによって過去に得られた利益や期待された利益を鑑みていないという点においてフェアではない。 でも、それ以外に関してはそんなにひどいものではないと思う。 「じゃあお前ならどうしてたんじゃい!」と言われても幾つかの案を即答できる。 例えば以下のようなもの。
  • 片手間の資産運用をするならば、現物の上場企業株式、メジャーな株価指標連動型のETF、シンプルで格付けの高い社債、国債に対象を限定する。 レバレッジを効かせたりは決してしないし、仕組みを理解できないものに手を出したりもしない。 片手間でやるのであれば、まずインフレヘッジ+αのパフォーマンスを確実にして、その後は守りに徹する。 その程度の利益ではまずいのであれば、本業を徹底的に改革するか本業を変更するかする。
  • 資産運用の前に財務情報の把握と公開をする。
  • 金が余っていて運用したいのであれば、大学の魅力を増すような手段に使う。 例えば学生に対する有利子の奨学金の貸与なんてどうだろう。 利率が特別に低くなくても需要はあると思うよ。 さらに、成績優秀者に対しては利率を下げるとか、駒澤大学の大学院に進学して卒業したら学部時代の分の利子分を返還するとか、ごく一部の成績優秀者には奨学金自体の返還を免除するとか、そんなことをしたら大学の評判がけっこう上がると思う。 勉強する動機もできよう。 学生を信頼しているともみられよう。 勉強させようとしているとも判断されよう。 そして楽々とペイするだろう。
  • 子会社でも作って経費削減と利便性向上の事業をやらせたらどうだい? 大学に対する提案を大学の許可を取らずに外部に公表できる程度の権限を与えたら、最初の1年で設立にかかった費用ぐらい回収できてもちっとも不思議じゃない。 金銭感覚がルーズな組織や現場の利便性に無頓着な組織の改革案なんて簡単に出せるものだから。 もっとも、そんな基本的なことは既にやっているのかもしれないし、そんなことをされたら幹部の立場がなくなるのかもしれないけど。


ichonan at 00:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 時事・ニュース | as 資本主義社会の市民

2008年11月23日

言語力とアウトプット

言語というのは思考や表現に大きな影響を与える. そのあたりを少し考えてみる.

豊富な英語表現を知っており,それを瞬時に引き出せるほどに使い慣れているならば,大抵の場合には日常の英会話なんて苦労しないだろう. でも,専門的な用語の使用,経験や生育歴を共有しない者への説明,論理展開などは,英語表現を知っているだけではでいない. 専門用語の概念を理解していないと,それらを適切には使えないし,経験や育成歴を当たり前のこととして扱わずに特殊なものや説明を要するものとして考えたりしていないと文化の違う人との言語による意思疎通はうまくいかない. 論理展開になると専門的技能である. 「特定の言語に慣れている」という表現はそういう意味では不適切であり, 「特定の言語のうち特定の分野や特定の目的に使うものに慣れている」 や 「特定の言語のうち本人が日常使う範囲のものに慣れている」 というのがより適切な表現であろう.

僕の場合は主に欠けているの日常の表現を中心とする表現への慣れである. 文法の理解も中途半端なところがあるが,こちらは慎重に表現を選んだり繰り返し読んだりすればカバーできる. でも,適切な表現が見つからないのはその場ではカバーできない. とくに会話の場合にはその傾向が顕著になる.

会話に使える表現のストックが少ないまま表現を試みると言うことは,本質的には創作活動や研究活動と同様の労力を要するものである.

だから,たかが英会話といえど,ストックをそのままアウトプットするという形で対処できない場合には膨大な労力を要する. 同じ理由から日記やブログや掲示板への書き込みであっても書く内容によっては高い知性や大きな労力が要求される. 別の視点からとらえると,創作活動や研究活動であっても,知識のストックが少なければ熟練者に取っては日常会話と同じ感覚で行える表現や計算や実験を独創的なものと同レベルの苦労で行わなければならないことになる. さらに言うと,世間的には専門的なものと言われる創作や研究であっても,本当にすごい一部のものを除けば,知識のストックや専門的な新しい情報に触れていることで大部分は対処できるのであろう.

アウトプットすることが目的ならば知識のストックを得るための労力を安易に惜しんではならない. アウトプットの能力を効率的に得ることが目的ならば,実際にアウトプットすることによって必要な知識への感度を上げなければならない.

ichonan at 07:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 | <個人用>備忘録

2008年11月18日

筑紫哲也死んだらしい

ニュースキャスターの筑紫哲也氏が死んだらしい。 彼はTBSの看板報道番組のニュース23のキャスターを長年勤めており、この点だけから判断すると大物キャスターとか大物ジャーナリストとか言われるんだろう。

で、彼の死後の論評はどんなものかというと、惜しい人を亡くしたとかいう話を一切聞かない。少なくとも報道に携わる者や論評を行う者として恥ずかしくない発言をしている人の口からは出ない。 具体的な理由を挙げた上での批判は聞く。

他人にどう評価されようとも、大切なのは、どんな仕事をしたかとか、どんな態度の人だったかとか、そんなことである。 でも、そっちの面から考えてみても肯定的なものを僕は思いつかなかったりする。 見習うべき点は口調に落ち着きがあることぐらいか。 彼はどういう考えで報道をやっていたんだろうか。 表面的にはダメダメだったと思うけど、もしかしたら何か考えていたのかも。 彼を取り巻いていたTBS関係の人は彼のことをどう思っていたんだろうか。 彼が長年キャスターを勤めていたのはなぜなんだろうか。

せめて反面教師としてでも取り上げてあげないともったいない。 いや、もちろん、表に出ないだけであって素晴らしいところがあるならば、そのあたりを紹介するのでもよい。

ichonan at 00:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 時事・ニュース 

2008年11月17日

麻生内閣の経済政策が迷走している

麻生内閣の経済政策が迷走している。 麻生総理が単純な馬鹿や単純な無知だとは思わない。 ここしばらくの総理大臣の中ではかなり頭の良い人だと思う。 でも、取り巻きに妙なのが多かったり、総理としての立場を維持するためにダメダメな関係者の意見を取り入れようとした結果、ムチャクチャな政策が出てきていたりはすると思う。 「A案とB案の中間の案を採用すれば、元の案の中間の効果が得られる」なんて思っていたら怖いな。 残念ながら、最近出てきている政策案はそういうのが多い。 民主党が主張するように衆議院の解散を行えばいいのに。 そうすれば、最悪の折衷案をとるということは避けられる。 解散しないなら小泉さんみたいに与党の一部を敵にまわすぐらいの態度はとってほしいものだ。
  • 中小企業の資金繰り対策として、貸し出しに対して100%の政府保証をつけようとするの? モラルハザード起きまくりですな。 100%の政府保証をつける場合、銀行はいくら貸しても損しない。 だから、真っ当な銀行は審査なんてせず貸しまくる。 ちゃんと返済が行われているうちは利子収入が得られ、返済が滞れば政府が保証してくれる。 新銀行東京の間違いを大規模かつ計画的に行うつもりか? そんな政策をしてしまったら、合法的ながら実質的には融資詐欺なんてのも簡単にできてしまうだろう。 80%とか90%の政府保証ならば、制度の詳細によっては非常に良いかもしれないのに、よりによって100%とは。 しかも貸金業法改正という愚行には当然のようにノータッチのまま。
  • 定額給付金がどんどんダメになっていく。 まず、進展が遅すぎる。 年度末の実施なんかでは、ちっとも緊急対策になっていない。 最初は一律定額なんて言っていたのに子供と高齢者への上乗せなんか言っちゃったから事務処理コスト増大してしまうし、景気対策としての意義も怪しくなってしまっている。 未成年や30歳以下に一律50,000円とかにしたほうがよっぽどよかろう。 これならば、基準はシンプルだし、窓口に来る人の数も削減できて事務処理コストは下がる。 金を使うと期待できる(エネルギッシュで貧乏な)層に金が行く。 根本的な問題として、所得ばっかりに気を取られて資産を無視しているんだから、せめて年齢制限ぐらいは資産面を考慮したものにしなきゃ。 高齢者に上乗せなんてのは純然たる選挙対策であろうに。
  • 麻生総理は景気対策と将来の増税を同時に打ち出した。 増税を正面から表明するのは誠実といえる面もある。 ただし、今の日本国民の経済リテラシーと心理状態で増税を意識させると消費を落ち込ませることにならんかい? 増税を主張するならば、消費税増税は政府がコントロールできるインフレと同じであり、住宅とかを買うなら早いほうが得だということまで同時に説明しといたほうがいいんじゃなかろうか。
  • 住宅ローン減税も景気対策としては当然の案の一つだろう。 だけど、それを提案した後で実行に移すのが遅かったらどうなるんだろうか。 減税が実施されるまで住宅購入を待とうと思う人が増えるだろう。 そうすると、一時的に住宅需要が一層の落ち込みをみせ、弱りきっている建築業者に対するとどめになりかねない。 住宅ローン減税やるならさっさとやれ。 さっさとやらないなら最初から言うな。
  • 上手な景気対策はすべきだろう。 とくに、新しい財政支出がいらない景気対策があるならば積極的にやるべきだろう。 なのに、ちっとも行われない。 財政支出を伴わない景気対策なんて沢山あるのに。
    • 相続税の税率を上げて、控除額を下げて、同時に、年下への贈与税の控除額を引き上げたらどうだろうか。 そうすれば、年をとった金持ちのうち子孫に財産を残そうとする人からの資産の移転が起きる。 大抵は若い人のほうが金を有効に使う。 だから消費喚起になる。
    • 住居として使用していない住宅に対する固定資産税を住宅扱いの優遇から外したらどうだろうか。 そうすれば有効活用されていない資産から税金を巻き上げて他に使えるか、死蔵されている資産が市場に流れるかする。 これとインフレターゲットを組み合わせたら消費か投資に金が流れよう。
    • メーカーへの補助金を購入者への補助金に、学校への補助金を学生への奨学金に、自治体への補助金を住民への還付金に。 そのような振り分けの変更を行えば、現場に近い人が金の使い道を決めることになる。 補助を必要としている人が金を使うことになる。 景気刺激としての直接の効果は少ないだろうけど、間接的に行政の無駄が少なくなり、その分を他の景気刺激に使えるようになる。


ichonan at 07:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) as 民主主義社会の市民 | 時事・ニュース

2008年11月16日

時間とエネルギーの使い方

今の自分がすべきことは,勉強か,作業か,検証か,思索か,休憩か,冒険か,練習か. 今の自分に不足しているのは何か. 僕にはこの視点が不足している. 勉強ばかり,思索ばかり,練習ばかりなど,大きな偏りが見られる.

僕の場合,もっともありがちなのは,興味の赴くままに膨大な情報に触れ,それを分析したり咀嚼したりすることばかりをやる状態である. この時も身に付くものは多い. だけど,これらのときには,締切前の仕事を片付けることや,部屋の片付けをしてリスクや頭の負担を減らすことや,職業人としての訓練が蔑ろになっている.

何にどれくらいのエネルギーを注いでいるか. 何にどれくらいの時間を費やしているか. それらは妥当か. これらをモニターするノウハウや能力を身につけよう。 少し考えるだけで一瞬でイメージできるようになろう.

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2008年11月15日

時間の無駄の影響の見積り

惰性でゲーム三昧だったり、新しく報道されるニュースに噛り付いていたり、考えてもどうにもならない心配事に悩まされていたり、整理整頓ができていないがために物探しにエネルギーを費やしたり、エッジを効かせた節約をしていたり、器用貧乏で何も進展しなかったり。 そんなのは大抵は時間とエネルギーの無駄である。

一日のうち二時間の時間の無駄。 一日のうち三時間の時間の無駄。 これは、人生の2/24の無駄や3/24の無駄ではない。 活動できる時間を無駄にするのであれば、睡眠時間を八時間とすると、 2/16の無駄3/16の無駄となる。

さらに、無駄にしている時間がボーっとしている時間ではなく、不毛な精神衰弱である場合はどうだろうか。 株価が気になって仕方が無いとか、パワハラを受けているとか、生命が危険に晒されているとか、一度十分に楽しんだはずのテレビゲームに惰性ではまっているとか。 そんな場合を考えればよかろう。 これらは休息にはならず、精神力を消費する。 これらは一日のうち本当に大きな精神的負担に耐えながら動ける6時間程度の枠を消費する。

そうすると、人生のうち本当に高度な精神活動をできる時間のうち、2/6や3/6を無駄にしていることになる。 大雑把に言って、人生の充実している時間のうち1/3や1/2を無駄にしていることになる。 この無駄を1/124や1/8と勘違いしていると、とんでもなく大きな損失が生まれてしまう。 人生の1/3や1/2を惰性や勘違いのために捨てるのは本当に愚かなことだ。

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2008年11月14日

今さらローマの休日

今さらローマの休日(Roman Holiday)を見た。 過去に見たことはあるんだけど、随分昔の記憶だったり、途中でかなりの部分を飛ばしていたりするから新鮮だった。 さらに、ローマに行った経験を積んだ後で見ると感動もひとしお。 やっぱり長いこと名作として残っているだけのことはある。

人や車の交通量が今と当時では段違いなので、いくら古い建築物が改修を繰り返しながら残っているといっても大分雰囲気が違うね。 50年以上前の映像と比べるとコロシアムの修復が行われていることもわかる。

当時はほぼ無名の女優だったオードリー・ヘップバーンの美しさ、観光案内としても秀逸な映像、素晴らしいユーモア、背景に一貫して流れる王家の重荷、全然似てないのに自分と重ねてしまうグレゴリー・ペックの存在感。 そして、切なく暖かいラスト。 やっぱり名作やね。

この映画がなくてもローマの観光地としての魅力は一流だったと思うが、この映画の影響で別格にまで上り詰めたと思う。 この映画がなかったら主要な道路を石畳にするなんてことが行われただろうか。

ichonan at 21:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 極めて個人的なこと 

2008年11月08日

Dragon Quest Sword(ドラゴンクエストソード)やってみた

Dragon Quest Swordをかなり前に中古で買って少しだけしかやってなかったのを再開。買ったのって半年ほど前だっけ?最初にやったときに「すぐに嫌になって売りに出す人が多そう」なんて思ったのを覚えている。 この作品、正直に言って実験的な作品というのが妥当だろう。決して駄作ということは無いんだけど、旧エニックスらしい細部のつめとかバランスの調整とか親切設計とかが今ひとつ。 ドラクエの名前をつけて出しちゃったもんだから実際にプレーして腹を立てた人ってけっこういるんじゃないだろうか。

一応RPGではあるものの、謎解きや宝探しの要素はほとんどない。 ストーリーも非常に単純な一本道。 こっち方面ではあまり楽しめないでしょう。 だから「セティア萌え」という要素を入れたんだろうか。

最も問題なのは操作性。 コントローラを剣や盾に見立てる実験的試み。 たぶん失敗。 このゲームではコントローラの向きがどうなっているかが決定的に重要になる。 コントローラの向きと位置を感知して、それを剣や盾の動きとして処理しているから。 このできが悪い。 ちっとも直感的ではない。 実際に棒を振り回したりガードを固めたりする動きとかけ離れている。 新しい試みにおいて最も大切なコアの部分がきちんと設計されていない。 はっきり言ってダメである。

「このゲームに特化した体の動かし方を覚えること」が全く苦にならない人向けのゲームといえよう。

テレビ画面の大きさや部屋の広さによってはそんなにひどくないのかもしれない。 でも、僕の部屋(部屋の広さの割に妙に大画面のテレビ。物が多くて結構窮屈。)だと操作しにくくてしゃーない。 戦闘中は画面のどこにポインタがあるかが決定的に大切なんだけど、これを確認するのが非常に面倒。 何時間もやって慣れちゃうとそうでもないかもしれないけど、少なくとも最初のほうは手がムチャクチャ疲れる。

あと、なんでフィールドの操作を片手で行うように設計したんだろう。 ムチャクチャ操作しにくい。 ストレスたまりすぎ。 ゲームを始めて最初に街の中をうろちょろしているうちに嫌になった人ってけっこういるだろう。

ichonan at 00:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 極めて個人的なこと | <個人用>半端な思考実験

2008年11月07日

田母神航空幕僚長更迭関係

航空幕僚長の田母神氏が更迭された。 この件に関して思うこと。 ちなみにブツはこちら

幹部公務員の更迭は担当大臣や総理大臣の権限で勝手にやればよい。 問題を起こしたわけでなくてもやればよい。 それが民主主義である。 幹部公務員の職権を自由に解くことができないのは民主主義ではない。 そんなのは、国民の代表が統治する社会ではなく役人天国である。 もっというと、管理職を管理職から外すようなことも国家のためによいならばどんどんやればよいのだ。 労働者の権利が制限されていることの代償としての身分保障は堅持すべきだが、それは雇用や所得の保証であるべきであって、権限の保障であるべきではない。 だから、今回の更迭を批判するときに大臣による職権の濫用とかいう表現を用いるのは根本的に間違っている。 批判するのであれば、隠しているほかの理由を示すなり推測するなりして批判するとか、田母神氏の更迭が国家の利益に反するという面からの主張が妥当である。 今のところ、そっち方面からの批判はマスコミ経由では聞かない。

次に、田母神氏に退職金の返還を求めることについて。 浜田大臣が自主返還を求めているらしい。 退職金の額が高すぎるという議論はあるが、それは田母神氏に特化した話ではなく幹部公務員一般に言えること。 それに、高いといってもそれが仕事の内容に見合うものならば何にも問題なかろう。 公務員の場合は幹部に権限だけ集中して責任が問われない傾向にあるのは問題だけど。

閑話休題。 田母神氏に退職金の返還を求めるまともな理由はなにかあるのだろうか。 報道される範囲では法的根拠はない。 法律以外の根拠も報道の範囲ではない。 政府の方針と違う発言をしたというのは幹部の地位を奪う理由としては十分だが(そもそも明確な理由無しに地位を奪っても良いが)、個人の財産や権利を侵害する理由にはならない。 政府の公式見解と違う意見を持っていることや発表することが問題だという意見も一部で聞くが、それは退職金返還の根拠にはならないし、往々にして次のことを見落としている。 まず、違う意見を持っていちゃだめならば、そういう人を幕僚長という地位に就かせてはダメなのである。 だから、責任は田母神氏にあるのではなくって、田母神氏を任命した側にある。 次に発表したことについてだが、報道によると、田母神氏は内閣府か内閣官房に発表する旨を事前に伝えて許可をとっている。 だから、発表したことが問題ならば、その責任は発表者ではなく許可した側にある。

最後に邪推のレベルのこと。 田母神氏は懸賞論文への応募を組織内で推していたそうな。 このときに特定の方向のものを書くように圧力をかけていたり、「無駄遣いするために補助金とってこい」的な圧力をかけていたりしたら、問題が大きくなる可能性があろう。 でも、仮にそういうことがあったとしても、まず間違いなく、通常はそのことは大きく騒がれない。 そういう圧力に従って出世した人やそういう圧力をかけることによって権力を維持している人に目が向くから。 だが、今回は参考人招致に期待できる。 田母神氏も乗り気らしい。 頑張れ田母神たん。 もしかして浜田君って今困ってる?

ついでにもう一つ。 自衛官というのは、憲法上微妙な立場に立たされていたり、職務上何をしようとも共産党支持者の一部や社民党支持者の一部から人権無視の批判を浴びる立場にある。 日本の場合は最高司令官(総理大臣と側近)ではなく現場が批判される。 また、有事のときには真っ先に命を差し出す立場にある(普段は現場の警察官の方が危険だが)。 警察を含む多くのキャリア組の官僚とは違い、自衛官は幹部であっても厳しい訓練を受けたり危険な現場に出向いたりする。 そんな世界だから、幼稚な考えで幹部候補として自衛隊に入るなんてことはまずない。大抵の幹部は大臣よりもずっとしっかりした見識があるんじゃなかろうか。

ついでにもう一個だけ。
浜田さん、本当の目的はなんなの? 麻生さん、防衛や外交に詳しいんでしょ?本音話してよ。 「実は○○という理由で私が更迭を指示した」 とか 「浜田のヤロー、勝手なことしやがって」 とか。

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2008年11月06日

小室哲哉逮捕

2008年11月4日の火曜日。 連休明けの朝。 いつもの習慣でテレビをつけて音だけ聞きながら出勤の準備。
「小室哲哉プロデューサー、まもなく詐欺罪で逮捕」
はい? マジっすか? 詐欺罪?

僕はTM NETWORKが大好きで、アルバムはほとんど持っている。 音楽は物心つくまえにベートーベンと六甲颪(阪神タイガースの歌)から入ったんだけど、初めて熱中したのはTM NETWORKだった。 最古参ではないけど古参のファンの一人だと思う。 ちなみにスピードウェイ(TMの前にやってたバンド)のも持ってる。 ショックである。 '90年代に大々的に売れてからよりも、どちらかというと、その前のシンプルで新鮮な音楽が大好きである。 そのTM NETWORKの中心人物の小室哲哉が詐欺? 何で????

テレビやネットで見る報道内容が僕の知識の遥か下をいっていることに不快感を覚えながら見守る。 詐欺というのは、普通は無能な連中が安易な金儲けのためにやる行為。 自分の能力を活かして大金を確実に稼げる人がやる行為ではない。 普通は立件のされにくさにあぐらをかいて行われる犯罪である。 小室哲哉が詐欺をやる動機を思いつかない。 しばし考える。 理由があるとしたら、とんでもない浪費癖ぐらいだろう……どうやらそのようだ……。

報道内容の通りだとしたら、犯罪の内容が分かりやす過ぎる。 コメンテーターが悪質な犯罪だとか専門知識を悪用したとか言っているけど、そんな類の内容ではない。 漫画「クロサギ」で描かれている内容と比べて恐ろしく単純。 自衛手段を全くとることなく詐欺を仕掛けたという稀有なケースみたい。 検察の専門性が必要とされるような案件か? 特捜が動いたということで、ライブドア事件や村上ファンド事件を思い出して「また検察の暴走か?」なんてことも考えたけど、今のところはそんな空気は感じられない。

どうしちゃったんだよ、小室さん。

11/4のNHKのニュース7では、「小室容疑者」ではなく「小室プロデューサー」となっていた。 「稲垣メンバー」のときと同じような感じ。 あと、逮捕をきっかけに彼の音楽まで否定するどうしようもない輩が出てくるんだろうなー。

ichonan at 00:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 時事・ニュース | 極めて個人的なこと

2008年11月05日

事務備忘録

2008/11/04。 保険関係の控除を他人任せに。 不備があれば後で連絡がある予定。 現状は、保険の書類に不備があるかもしれないこと(保険会社や郵便から送られてきた書類だけでは足りないかも)。 妻の収入(余裕で不要の範囲内)が厳密には不確定要素を含むこと。

ichonan at 07:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>備忘録 | 極めて個人的なこと

2008年11月04日

民主党用年金問題解決ビジョン

民主党さん、とくに菅直人さん。 こんなのどうですか? もちろん、国会で言うだけではなく、民主党のウェブサイトに全て情報を掲載し、テレビコマーシャルも大々的に流すということで。 文章自体はなんとなく書いた程度のものだけど、「ここまで腐っていたら内部告発を奨励するぐらいのことをやらなきゃ進展しない」ってのはそんなに外れていないと思います。 選挙対策としてもそんなに悪くはないと思う。

このブログを気まぐれで読んでいる酔狂な人のために補足しておく。 国家公務員というのは、職務上、一方では内部で知った犯罪を告発しなきゃならないとされていたり、一方では墓まで持っていかなきゃならないとされていたりする。 そして、告発という行為の扱いは上司や検察の匙加減に実質的に一任されている。 告発でもしようもんなら良くて閑職行きでしょう。 そこで、これをどうにかしたい場合、立法府の出番になるわけだ。 誰が立法府に送り込まれるかを決めるのは国民であるわけだ。
国民の皆さん。 民主党は年金問題に真面目に取り組みます。 今のまま自民党に任せていては、解決どころか現状の把握まで何年かかるかわかりません。 だから、民主党は以下の法案を提出します。 ここで紹介するのは骨子だけですが、法案自体は非常にシンプルなので、是非民主党のホームページをご覧下さい。 そして、自民党と公明党がこの法案提出にどう対応するか、皆さんの目で是非ご確認ください。

与党が「実態を明らかにする」といっても、この発言は実効性を持ちません。 舛添大臣がいくら頑張ろうとしても無駄です。 大切なのは、実態を明らかにしようとする行為を邪魔する者の存在に着目することです。 厚生労働省や社会保険庁にいるダメ職員や幹部職員を動かそうなんて、現場を知らない者の発言です。 大切なのは、優秀な職員を動かすことと、ダメ職員に邪魔をさせないことです。 告発されて困る側が国会で指揮をとっている限り、実態解明や改善はなされません。 民主党は実態解明と改善のための実効性のある立法を行います。
  • 社会保険庁内部、厚生労働省内部、元職員からの、年金問題と内部体質に関する告発を受け付けます。 この告発の対象となる内容に関する守秘義務規定を取り去る時限立法を行います。 国会議員、地方議員、警察、検察、マスメディア、その他のあらゆる個人やあらゆる法人への告発を守秘義務規定違反に問うことはありません。
  • これも時限立法として、告発を止めさせようとする行為を以下に挙げる者がとった場合にはそいつの一生分の年金を没収した上に20年以下の懲役刑を課します。 社会保険庁職員、厚生労働省職員、国会議員、国務大臣、国会議員秘書、地方議会議員、都道府県知事、市町村長、中央省庁に勤務する公務員。
  • 過去20年の歴代厚生労働大臣、社会保険庁長官、厚生労働事務次官、もしくは、対応する当時の役職にあったものへの聞き取り調査を行い、調査に応じない場合や内容に納得できない場合には証人喚問を求めます。 証人喚問では、社会保険庁の人事、とくに、問題になっている体質に逆らった人物がどういう扱いになり、どういう人物が出世していたかを問います。 問題の所在を明確にするために有用ならば、幹部職員も必要に応じて証人喚問します。 私、菅直人も自民党と公明党の要請があれば証人喚問に応じます。


ichonan at 00:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) as 民主主義社会の市民 | <個人用>半端な思考実験