2009年11月

2009年11月29日

ボールペンは良いものを買おう。安物は大抵ダメ。

やっぱ,ボールペンは安物買っちゃダメだね. ペン先がガタガタ揺れて使い物にならん. 芯と枠の間のスペースが広すぎ. 安物を無理に使おうとすると肝心の作業に集中しにくい. 手帳に小さな字を書き込む時とか考えながら色々書くときとかに致命的である.

ichonan at 22:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ちょっとしたノウハウ 

2009年11月28日

翻訳:山形浩生

翻訳:山形浩生。 訳者としてこの名前が書かれていたら本の内容が酷いなんてことはまずないし, それどころか大抵は非常に面白い本であり,しかも,この人が紹介しなかったら他で似たような本を目にすることはなさそうだと思えるものが多い. 翻訳部分はざっくばらんな調子の英語をざっくばらんな調子の日本語にしているので好き嫌いはあろうが,翻訳の正しさはたぶん相当高レベル.

「○○氏絶賛」 とか 「○○氏の推薦図書リスト」 とかと違って,山形氏の場合は翻訳にコストをかけているんだから,大抵の「推薦」みたいないい加減な気持ちで世に出しているわけでもなかろう.

「この本はダメ」の基準としては,
  • 索引のない本
  • 「学習意欲や知的好奇心がなくてもわかる!」系
  • 知的水準の低い人を煽るようなタイトル
  • 医者や大学教授が専門外について述べたもの
  • 瞬間的にバカ売れしてすぐに中古品がブックオフにあふれそうなもの
などは,多読の対象を絞り込む際のスクリーニングには使える. 対して,「これはよい」というスクリーニングの基準って,あんまりないのね. 少ない中から強いて挙げると,
  • 長いこと売れ続けている本
  • 個人的に信頼できる人が推薦する本
  • 翻訳:山形浩生
  • 中学や高校の教科書に載っているわけでもないのに有名な古典
ぐらいか.

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2009年11月26日

腐った頭の下では逆選択とモラルハザードは良いことかも

会社にしろ国家にしろ,組織が大きくなると情報伝達や情報の把握のコストが大きくなったりして逆選択やモラルハザードの問題が生じる. これを不完全ながら抑制するためにオークションなり契約なり(変な規制を撤廃した上での)競争なりスクリーニングという仕組みがある.

組織にありがちなもう一つの大きな問題は,頭というか,意思決定者や評価者が腐ってしまうこと. 頭が腐っていると,「無能だから」「有害だから」ということが原因で組織の構成員が高く評価され,権限を持ったり生き残ったりする. 情報の精度を高めて逆選択やモラルハザードを抑制した上で評価を厳しくしたりしたら有能な者や有益な者は隠れて生き延びることができない. 価値判断基準が糞な場合には,モラルハザードや逆選択によってこそ有能な人が生き残る余地が生まれる.

頭が腐るのを防ぐための方法として,巨視的なレベルでは選挙と株主総会がある. これらは有権者や株主が賢明でなければ効果が限定的だけど,少なくとも伝家の宝刀や監視やオプションとしては機能する. 有権者や株主は利害関係者なので妥当な評価を行うという動機も生まれる. 選挙や株主総会がまともに機能しない場合には,会社の場合には会社単位の淘汰により経済としての健全性が保たれる. 国家の場合の淘汰はちょっと事情が違う.

特殊法人,独立行政法人,学校,司法はどうだろうか. これらにおいては利害関係者と評価する側が遠く離れてしまっているので,選挙や株主総会のような効果は簡単には望めない. これらの頭が腐ることへの対策として権限を奪うことと監視や選挙などの仕組みを入れることが当然挙げられるし,入れるべきだとも思うけど,なかなか入らない.

また,逆選択やモラルハザードといっても,組織や経済の末端が評価に用いられる基準に照らして腐ったり判断能力が低かったりするとは限らず, 特殊法人,独立行政法人,学校,司法,店長,課長というレベルで腐っている場合もある. 権限は持っていながら監視も選挙もないという場合がある. レントシーキングやパワハラによる恐ろしいほどの非効率性が生み出されるのはこういうケースだろう. 頭が腐っている場合にはその下にいる中間業者を腐らせないのは難しい. むしろ,積極的に腐っている人を生き残らせるだろう. さらに,頭自体は腐っていなくても,組織の仕組みが風通しや柔軟性に長けたものでなければ中間業者を腐らせないのは難しい. トップが腐った中間業者を放置していても,それがトップのせいだというのは見えにくい.

基本的には,頭が中間業者をどう処遇しているかの情報を国民や株主に提供したり,末端から組織外部への告発よりも頭への情報提供の方が割にあう環境を整備したり,中間業者の地位を流動的なものにしたりするのがよいのだろう. でも,優秀な人がトップに立たないケースが多いので,なかなかできない. 必要条件である「優秀なトップ」が満たされる場合は少ないだろうし,民度もそれほど高くない. それに対して,責任をとることも監視されることも要求されない中間業者を目指す人は多く,そういう人が平然と権限を持つ. そういう人に責任をとらせるのはトップが優秀なら可能なことだけど,そこまで優秀なトップは滅多にいない.

ichonan at 21:33|PermalinkComments(0)TrackBack(1) <個人用>半端な思考実験 | as 民主主義社会の市民

2009年11月20日

質問して学ぶのではなく質問して鍛える

相手に質問することにより相手に考えさせるという手法がある.教育のテクニックとして使われる場合も素で使われる場合も両方ある. 教えることによって学ぶのと少なくとも言葉の上では似ている.

質問する側の動機によらず,このときに大切なのは,

学生や部下の側:
  • マトモな相手からのマトモな質問に正面から答えようとすること.
  • 質問の意味を理解すること.
教師や上司の場合:
  • 正しく解答したらそれを正しく理解できる頭を持っており,相手にそれが伝わっていること.
  • 必要に応じて質問の意味や趣旨を噛み砕いて説明できること.
  • 質問の動機が知識欲か,考えさせることか,理解度チェックか,パワハラかを理解していること.
僕の経験では,双方が一定水準の知性を持っている場合には質問によって相手を鍛えるというのはものすごく強力な手段である. ただし,自分がパワハラで質問しているという意識が薄いアホや,学生や部下から教育不能な馬鹿と思われている教師や上司が質問していることもあり,そういう場合には学生や部下は苦痛を覚え,教師や上司は何も学ばない. また,学生や部下に知的好奇心も知的誠実さもない場合には考えさせて鍛えるという効果は期待できない.

ichonan at 01:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 | <個人用>備忘録

2009年11月19日

危険があるから恐れるのではない

人間は危険が存在するから恐れるのではない. 将来が明るいから楽観的になるのではない. 「危険だと思う」から恐れ,「将来が明るいと思う」から楽観的になる. 当たり前のことだけど,これを分かっていないと自分で大損をしたり他人に大損害を与えたりする. 「杞憂」や数々の詐欺師の話や「ソクラテスの弁明」やクリスマスイブの七面鳥の話から学ぶべきことは多い.

「高層ビルから飛び降りなければ死ぬ」 と思っていたらどうだろう. 「株価が1年で3倍になったから今全財産をつぎ込めば1年後に3倍になっている」 と思っていたらどうだろう. 「自分はバカだけど頑張って出世したから立派だ」 なんて思っていたらどうだろう. テレビが垂れ流している乳幼児教育のノウハウが子供にとって有害かもしれないと考えないのはなぜだろう.

人間が感知できるのは主に経験したことや見聞きしたこと,もしくはその一部である. 知的だったり誠実だったり好奇心旺盛だったりしたら,それらを抽象的に把握したり,主体的にテストしたり,モデルを修正したりできる. 「真実」ではなく仮説の中で生きることができる. でも,そうじゃない場合には,単純な進化論モデルと同じように,生き残ったり肩書き上成功したりしたのは 「偶然」 もしくは 「狭い範囲のルールに適合した結果」 なのである. 過去の適合内容が将来も通用するなんて蓋然性は,非常に狭い限られた範囲でしか認められないのである.

このことに気づいていないだけなら赤子と同じで経験不足というだけなのだけど, これを 「必然」 とか 「自分が適合した対象は普遍的である」 なんて思い込むとひどいことになる. 学習プロセスが終了してしまう. 詐欺師のカモとしては理想的だろう. 未知のものに出会ったら,無視するか攻撃するかしかできないだろう. とくに,狭い範囲に適合した結果として親になったり上司になったり教師になったり政治家になったり法曹になったりしたら,新しい立場で一から学び直す必要がある. このとき,学ぶのに時間がかかったら他人に対してどれだけの損害を与えるだろう. そもそも,いったいどれだけの人が学び直すだろうか. 学び直しが単純な知識や技術の欠落を埋める行為であるならば問題は大きくない. いずれ学ぶ. だけど,盲目的に信じてきた価値を否定するものだったらどうなるだろうか. 学べるだろうか.

もっとも,適合してしまった狭い範囲が生きていく上で支障がないぐらいに広ければ害は防げるかもしれない. だけど,その場合には主張とか教育とか知的な喜びとか力の行使とかは捨てなければならない.

ichonan at 22:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 | 他人向け・読者用

2009年11月17日

作業がおっくうになる

ときどき作業がおっくうになる. 場当たり的に対症療法的に解決するのは大抵の場合は簡単で,とりあえず始めるとか,手を動かしたり目からやるべきことの刺激を入れたりして意識をやるべき事に向ければ良い. これはかなり普遍的なノウハウであるけど所詮は対症療法である.

僕の場合,何に関しても億劫になるのではなくって,特定の数種類のこと意外に関してものすごく億劫になる. そういうときは決まって,寝不足,何かに熱中,器用貧乏状態のどれかにある. 僕の場合,何か以外が億劫になった場合に,締切りの迫ったものを本当のギリギリまで後回しにしてしまうことに大きな問題がある. ひどくなるとバックログを後回しにしたりすることもある. 締切りのせまったものを後回しにすると,ほぼ必然的に器用貧乏状態の末期症状が訪れるのだ. そういう場合,ちょっとした事故やちょっとしたど忘れが深刻な損害を生むのだ. この癖を,たぶん非常に悪い癖を,どうしたら取り除けるだろうか.

対症療法をとらずにどうにかするには,締切りのせまったことへの対処を早めにする癖をつけるのがよいか. やるべきことを整理して直観的に把握できるようにするのがよいか. 物事の優先順位を把握して思い切った切り捨てを行って生活をシンプルにするのがよいのか. ノウハウの問題なのか,鶏と卵の関係なのか. 現実逃避のメカニズムを学のがよいのか. でも,僕の場合,逃避のために何かをやるというよりも,何かをやっていて結果として現実逃避っぽい状態になってしまうな. だとしたら、「何もせずに休む」といか、「エネルギー消費を意識して抑える」ということにより解決するか?

とりあえず,
  • 現実逃避のメカニズムを知ること. でも,GoogleやAmazonじゃろくな情報がでてこないな.
  • 思い切って重要度の低い幾つかの題材を切り捨て、エネルギー消費を意図的に抑制すること。
  • 自分で時間を切ること。
  • やるべきことを直観的に把握できるように努めること(とりあえず超整理法時間編?)。
からやってみようと思う. やるかどうか怪しいけど.

ichonan at 23:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>備忘録 

2009年11月16日

戦略や知性の有無と学習の方向

戦略がなければ面白いこと,楽なこと,習慣となっていることをやる. 大抵はバランスが悪く,楽な方や習慣に流れる. 楽なことを面白いことと認識することもある.

知性がなければ刷り込まれた非常に狭い視野で判断を下して適応する. 全体の利益や前提条件が変わったときの利益や意思決定者としての資質は育たない.

知性があれば,面白いこと,視野を広げること,重要なことをやるようになる. ただし,時間を切った目的のためにかなった行動であるとは限らない. 十分に広い世界や十分に普遍的な価値や十分に長い期間を対象として学習が進む.

戦略があれば目的を達成するための最短距離を進もうとする. だけど,広い範囲や普遍的なものや十分に長い期間を対象とした目的と戦略を具体的に定めるのは至難の技であり, こればっかりだと,往々にして他人の評価に特化する.

このような分け方によって,その人がどんな人間か,どう変化するか,ある程度の見当はつく. 僕は知性や好奇心や義務感を出発地点とし,それと整合性のとれる範囲で戦略を身につけようとしている. 戦略的な行動はまだ身についていない.

ichonan at 22:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 

2009年11月12日

早稲田大学のOBの仕手筋が証券取引法違反でつかまった事件

たしか2009年の9月だったと思うが、早稲田大学のOBの仕手筋が証券取引法違反でつかまった事件. 思い出して少々。

目をつけられたのは露骨だったり儲かったりしたからだろう. この論点は今回は放置して,別の観点から. マスコミが行う報道(時には捏造も含まれる)なんかの方が株価や経済への影響はよっぽど大きいだろうという論点も今回は無視して別の論点から.

原文にはあたっていないけど,法律上は彼らの行為は禁止されているはず. その理由の一つは,投資関係の虚偽の情報やconfusingな情報が流されると市場価格の健全な形成が阻害され,経済の非効率性が助長されるというものである. 「儲けるのはけしからん」というのではない. 投資関係の情報というのは有価証券報告書や適時開示だけじゃなくって,出来高や価格も同様である. 企業のインサイダーではない投資家がこの手の情報を流す方法は色々ある(証券口座を作るときに説明をちゃんと読んだ投資家なら知っていると思う). 別にブログに書いたりしなくても可能である. 例えば,見せ玉といって,約定(売買の成立)させるつもりのない(売買が成立すると困る)注文を出すこととか, 自らの買い注文を自らの売り注文によって相殺して取引量を偽装することなどがこれにあたる. マスコミ情報によると,それをやったのが彼らということらしい. 影響は別に大きくはないだろうけど,(実際にやっていたなら)法的にも経済面からも悪いことでしょう. これが論点の一つ.

もう一つは,「他への影響がゼロならば」という条件で遵守されるべき法律と,「遵守によって生じる他の部分の損害」のトレードオフという面が重要なんだろう. 今回の立件によって制限されるのは,一部の仕手的な売買である. これが制限されることによる損害は,1.仕手筋が儲からない,2.取引所と証券会社が手数料で儲からない,3.流動性が少しだけ低下する,の三つだけしか思いつかない. 強いて言うならば3.だけが損害らしい損害か. 市場の信頼性の担保に比べると極めて小さなことだ.

あと,これは少々込み入ったケースだろうけど,株価操縦行為が放置されると,ストックオプションや増資や会計上の債務超過の基準などの正当性が今にもまして怪しいものになってしまう可能性が高い. 逮捕が適当か仕手筋に対する情報公開義務化が適切かはわからんが,どっちにしても放置してはならんだろう.

それにしても、見せ玉で儲けようなんて、色んな意味でちっちゃいな。 この手のスキルは株式売買における違法行為の実行以外の部分で活かせることがあるのだろうか。

ichonan at 00:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 時事・ニュース | as 資本主義社会の市民

2009年11月11日

日本を相手に戦争をしようと思ったら

(一部の政治家や一部の活動家に対する嫌味としてのフィクションです)

日本を相手に戦争をするとき,いきなり武力を使うのは得策ではない. 正面から戦おうとしたらアメリカが出てくるし,自衛隊も意外と強いかもしれない. 勝てた場合でも我が国の損失が非常に大きい. 犠牲をはらわずに侵略するには(1)言葉を破壊する(2)経済を表面的に破壊するのどちらかがよい。 ここでは(2)の案の概略を述べる。 大切なのは爆撃でインフラを破壊することではない。 規制を加えて効率を徹底的に阻害し、侵略後にそれらを取り払うことである。 そうすれば侵略後の復旧は極めて短期間で済む。

日本の税収と雇用と生産を支えている企業と労働者にダメージを与えるのがよかろう. 政治と行政があの体たらくなのに日本が経済大国であるのは,民間の素晴らしい活力のためだ. そこを狙い撃ちしよう. 幸い、協力者は確保できている。

まず,派遣労働を禁止して企業の活動の自由度を奪ってしまおう. 同時に最低賃金を引き上げることも重要だ. そうすれば,直接の効果として,労働力の流動性が損なわれて摩擦的失業が増える. また,少し遅れて出てくる大きな効果として,企業が雇用を抑制し,企業によっては雇用の場所を海外に移転する. したがって,日本の失業率は飛躍的に上昇し,強みであった商人やブルーカラーの熟練も活かせなくなるだろう。 副次的な効果として所得税が大幅に減ることも確実だ. 雇用が失われるのだから. 法人税に関しても同様だ. 海外に逃げたり利益が出なくなったりするのだから. さらに,手足を縛られた企業はキャッシュショート回避のために今までよりもはるかに多くの現金を抱え込むようになる. そのため,労働力だけではなく金の流れも悪くなる. すなわち,ちょっとのことでなかなか回復しない不況が生じたり,ちょっとのことで会社が倒産したりするようになる.

今はまだ始まったばかりだ. 武力を行使して攻め込むのは上記の政策が本格的に軌道に乗った後でよい. その頃には,異常に良かった治安も悪化しているだろうから,国際社会に向けた建前はどうにかなる. アメリカが日本を救う動機も下がっている. 戦争に耐えられるほどの国力も失っているだろう. 実際に武力を行使せずとも,脅しをかけるだけで潜在的に大きな力を持つ国家が手に入るかもしれない. まさに友愛である.

侵略が終わった後で優秀な人に権限を持たせよう. 建前だけの政策ではなく,事実に基づき将来を計算した政策を行わせよう. そうすれば国力は5年もすれば回復する. 我が国にとっても日本国民にとっても良いことだ.

あと,せっかく我が国に協力してくれた政治家や役人やマスメディアを切り捨てるのは心苦しいが, 彼ら/彼女らが有用なのは「敵だから」であって,味方としては受け入れがたいのだから仕方ない.

最後に最近の懸案事項をまとめておこう.
  • 「物件の貸借契約を不履行する権利」を借主に認める判決が相次いでいたが,最近になって「契約を履行せよ」との判決が出るようになった. 例えば,家賃の裁判とか. これは,法治国家としての体裁を失っていないことを意味する. 法治国家として体をなしていたら,崩壊にブレーキがかかり,侵略までに要する時間が長くなるかもしれない.
  • 技術や才能を潰そうとする世論が一部で薄れてきている. Winny開発の無罪判決とか. これでホリエモンまで無罪になったら,我々の計画を根本から見直す必要が出てくる恐れがある.
  • 日本国内の諸問題をマクロ経済政策や構造改革や市場や民間の力や事実に基づいた議論で解決しようとする勢力がある. 侵略までは彼ら/彼女らを抑圧する必要があるが,侵略後には活躍してもらう必要もある. このあたりは力加減が難しいと思われる.


ichonan at 00:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 | 他人向け・読者用

2009年11月10日

「たかじんのそこまで言って委員会」が最近つまんない理由

ここ半年ほどで思うようになった。最近の「たかじんのそこまで言って委員会」がつまんない。 質が落ちている。 早送りで飛ばす部分が圧倒的に多くなった。

思い当たる理由といえば、やしきたかじんが歌の方に少し力点を移しているっぽいこと、橋下徹が滅多に出てこないこと、三宅久之と金美齢が頭の固い年寄りのステレオタイプ的な発言をすることが増えたこと、勝谷誠彦が絶好調のときに音が消されることが(たぶん)増えたこと、加藤登紀子をちょくちょく見ること。そんなところか。

たぶん主要なのは三宅と金の変化。 この人たちはさすが年をとっているだけのことはあると思わせる程度に昔のことを色々知っていたりするんだけど、最近は新しい話題や意思決定にまつわることや思考力の強さが求められることや道徳に対して発言をすることが多い。 これらのことに関して彼/彼女に知性面の優位性はたぶん全くない。 しかも、他人の発言を遮ったり興奮気味で話したりといった感じで。 学べない人や他人の話を聞かない人や思い込みと現実との齟齬を修正できない人としての発言が目立つ。 昔から年の功が活きる発言とダメダメな発言の両方があったけど最近の番組では後者が増えている。 こんなことをやっていては年の功を活かせない。 優位性を持っている分野もちゃんとあるんだから、その部分に特化した発言をしてくれないものか。

今週(2009/11/08)の回はとくに酷かった。 せっかく中田宏が来てくれているのに、何だか彼が事実を説明したらまずいかのように三宅が大声で怒鳴り続けていた。 相手をクズと決め付けて「言い訳なんてしちゃダメだ」なんて、事実が伝わってはまずいか学ぶ力がないかどちらかだって宣言しているようなものじゃないか。 しかも三宅流の事実ってのが最近のニュースの表面であって、しかも、中田がマスコミ報道の嘘の指摘や補足説明を既に済ましている内容ではないか。僕でも知ってるレベルのことだ。

そういえば、よみうりテレビはその場面をまるまる放送している。 元々そのあたりに関しては大胆な番組なんだけど、もしかしたら出演者の一部を近々外す目的もあったりするんだろうか。

その一方で田嶋陽子は成長していると思う。 昔の彼女と比べるとマトモな会話や説明ができている。 昔と比べると。

ichonan at 07:19|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 時事・ニュース 

2009年11月04日

「竹中平蔵の凄いところ」の続編。どうやら真性君に気に入られたようだ。

マスメディアやブログで竹中平蔵の悪口を言っている連中がどうしようもないという記事を書いた。そうしたら、記事のタイトルだけ見て内容を無視して僕を罵倒するコメントがついた。詳しくはこのあたりを参照。せっかちな人か天然君かどっちかだと推測していたんだけど違った。どうやら真性君に気に入られたみたい。ワクワク。

この人は陰謀論って言葉を知っているんだろうか? 一次情報とか二次情報とかいう言葉を知っているんだろうか? 数理論理学の本を読んだ経験か最低限の論理的思考力があるんだろうか? 哲学書を読んだことがあるんだろうか? 政 治 家 の ミ ッ シ ョ ン っ て も の を 考 え た こ と が あ る ん だ ろ う か ? 僕 が 書 い た 文 章 を 理 解 で き て い る ん だ ろ う か ?

もしかして、「オレって分別がある」なんて自信を世間から笑われるような根拠にもとづいて持ってんじゃなかろうか?

またしても、元々の記事の内容がコメントへの決定的な反論になっている。 時々だけど進学校や国立大学でメディアリテラシーを教えることがあるんで、そのときのネタにさせて頂きます。 幸い今月末に高校生相手にお話する予定なんですよ。 たぶんそのときに晒す。

kazuさん、ネタの提供ありがとう。これで君も匿名ながらローカルな有名人だ。それなりの中身のあるブログからのトラックバックとして同じ事を書いてくれたらたぶん紹介してあげるよ。(他にkazuって名乗る人を3人ほど知ってるけど、彼らはインテリだから別人だろう。そういうことです、他のkazuさん。)。


と、ここまでは軽めに書いたが、せっかくなので少しだけ真面目な話をしておこう。 君は僕の目にはここと同様にうつっているのだよ。 僕は有資格者ではないんで個人的な思いつきや独学で専門書を読んだレベルの知識と断った上で書いておくけど、この病気というのは1%弱もの人が罹患する決して稀なものではないんだ。 だから、自分が特別だという認識で過剰に恐れる必要はない。 今でも大変な病気ではあるものの、良い薬も開発されているので、早めに治療を開始するのが得策でしょう。

客観的な事実として、君は、他人のブログに対して、ブログの記事からずれたことを書き込んでいるわけです。最初の一回なら不注意だったとか天然だったとか何となくという理由で不自然さは出ないでしょうけど、これが繰返しになるならば、それは議論の領域ではなく、どっちかと言うと精神科のお医者さんの仕事の話になると思います。

ichonan at 00:57|PermalinkComments(3)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 | 時事・ニュース

2009年11月03日

「竹中平蔵の凄いところ」へのコメントに反応してみる

久しぶりに面白いコメントが書き込まれた. 反応してみる. 面白いというのは,「元々の記事」が「書き込まれたコメント」に対する「真正面からの反駁」になっており, 「書き込まれたコメント」が「元々の記事で述べたことの事例」にもなっているという点においてである. 痛いコメントでも不人気ブログを地道に書いているオッサンとしては興味深いものである. 決して暇人というわけではない.

元の記事はこれ(竹中平蔵の凄いところ)である. 要約すると,
「竹中平蔵が嫌いだ」というマスメディア経由の発言やブログの内容の大部分が極めてお粗末というのを通り越している. それに対して竹中は,情報を表に出せとか事実に基づいて議論すべきだとかいう立場をとっている. 嫌われていたり悪口を言われていたりする有名人は大勢いるが,「竹中を嫌っている」という基準で相手の知的水準のスクリーニングが大雑把にできてしまうというのが凄い. 政策の良し悪しに関しては議論の余地があるはずだし,竹中もまともな議論を要求しているが,マスコミ経由で熱心な反竹中の態度をとる連中のほとんどがどうしようもなくダメであるために議論になっていない.
という感じになる. 元の記事の内容は「竹中嫌いだ」の主張の平均的な質の低さを指摘したものである. 元の記事が竹中の政策を賛美しているわけじゃないことに注意. それに対して以下のコメントがついた. 以下に全文を引用してみる.
すげーな。君は何も知らないんだなぁ。
「郵政民営化が売国政策」で
民営化自体も四分社化も全く筋の通らないモノであることも、
「小泉竹中の緊縮財政」が日本経済を萎縮させ
株価を暴落させたことも、
竹中が「人頭税を理想としている」ことも、
君は知らなさ過ぎるよ。
最低限の事実は抑えた上で発言してくれよ。
頼むよ。
なんなら俺が教えてあげるよ。
記事のタイトルだけを見て記事の内容を読まずに脊髄反射的に書き込んだんだと推測する. 読解力の問題ならば,高校に進学して真面目に勉強すればどうにかなるだろう. 他の問題だったら深刻でしょう. 僕には精神科のお医者さん(弟)を紹介することぐらいしかできない.

件のブログ記事の内容は,まさに,この手の書き込みの類をマスメディア経由で発する人と竹中平蔵を比べたものである. それに対する反応が上記のコメントとは出来すぎている. ここまで出来すぎだと自作自演を疑われるんじゃないかと思っちゃう.

せめて,ブログの話題に関する自身の見解を自身の見解として書くか,僕が書いた内容に対する直接の反論やら賛同やらにしてほしいな. せめて,自身の見解を僕に対する反論や僕への悪口として書くのはやめてほしいもんだ. 長くなるようならば相手を匿名ながら特定できるトラックバックで.


ついでにウェブ上の情報に関してもうちょっと言及しておこう. Googleで検索して最初の方に出てくるページをざっと眺めただけ.
  • 一次情報や二次情報を紹介するんじゃなくって,何次情報かわかんない情報をコピペしてるだけってのがやったら多い.
  • 稀に一次情報や二次情報もあるけど,その内容は竹中が「バラエティー番組」で「冗談半分のキャッチコピー」として述べたり書いたりしたものの一部の切り抜き.
  • 「ほら,これが神が存在する証拠だ!」ってレベルの陰謀論も結構な量. その「証拠」は「ワイドショーのコメンテーターが言ってたから」とか「竹中は頭が良いから」という意味不明なもの.
今回改めて検索かけてみて気づいたんだけど,ほとんど同じ文面のページが多いね. 30秒に一つのペースで記述できて,手作業によるアップロード時間も入れて2分に一つぐらい書けそうなページもやったら多いね. 蓋然性を持つ結論:一部の「竹中が悪い原理主義者」って非常に熱心 or 思考停止集団が熱心.

きっと真っ当な竹中批判を述べたページもあるんだろう. だけどさ,真っ当じゃない人たちがやったら熱心なので,真っ当なものがあったとしても目立たないのね. ウェブなんてのは,最初期の頃を除いて玉石混交で,発信コストの低さと匿名性から平均的には「石」の方がやったら多いものである. そんなことは分かっているが,竹中関係のページになると,エロ関係や教育関係や儲け話関係も大したことないと思える検索結果である. 書いている人の学歴,職歴,年齢,所得税の納税額,読書の傾向,家族構成などなどの統計をとったら面白そう. 自己申告と事実を対比させたらもっと面白そう.

補足.難しい言葉を検索キーワードに入れると検索結果が極端なまでに変化する.

ichonan at 00:46|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 極めて個人的なこと | 時事・ニュース