2010年06月

2010年06月29日

GDPとNDPのこと

GDP(Gross Domestic Product)や一人当たりGDPというのは単純な経済指標の中で最も大切なものなんだけど,それは計測が一応はできるというからであって,計測の精度が上がったならば,他の指標の方がよいということはある. 時々GNH(Gross National Happiness)なんてのを聞くけど,こちらはアホが言っているだけのことが多い. もちろんGNHがきちんとわかるならGDPよりもいいよ. でもさ,これに言及する人は測り方を示さないのね. それどころか,現実逃避のための言葉として使われている感もある.

精度を上げて他の指標を使うというならば,考えるべきなのはNDP(Net Domestic Product)だろう. Grossというのは売上げみたいなものであり,Netというのは利益みたいなものである. 得るものだけに着目したのがGross,得るものから失うものを引いたのがNet. 長期で見ればGDPの成長率はNDPの成長率の近似になっていることが多かろう. だけど,GDPの値そのものとNDPの値(計測できるとして)そのものは大きく異なる. 失うものを引いたから違うというだけではなく,生み出されたものの耐用年数が違うから大きく異なる.

凄い魔法使いがいるとして,その人が全ての個人が持つ娯楽関係の物品(生産設備ではない)を全て破壊したとする. そうするとどうなるか. その少し後でGDPは激増するのである. 失われた分を補うために娯楽を手に入れるための生産が行われるから. じゃあ,NDPだとどうか. こちらの基準だと,破壊というものが指標の計算に反映され,一時的にNDPが大きく落ち込み,その後で元の値前後に戻る.

もう少しわざとらしくない例を挙げよう. 価格や生産コストが変化しないまま住宅の耐用年数が2倍になったとしよう. そうすると,GDPはどうなるだろうか. NDPはどうなるだろうか. 資本や雇用の流動性が十分な場合,GDPは大雑把に言って住宅関連部分が半分になり,GNHで見たら変化が起こらない. 住宅以外の部分では住宅の生産が減った分だけ上昇する. 世の中のためにはどちらがよいだろうか.

飲料水が不足するようになったらどうだろう. 例えば,実際にどうかによらず,ほとんどの人が「水道水は危険だ」と思うようになったとしよう. 水を効率的に抽出したり輸送したりするための産業が生まれてGDPは上がるだろう. でも,それっていいことか? 生存のために資産の1/3を消費しなければならないとしよう. そうしたら消費は増えてGDPも上がるだろう. でも,それっていいことか?

GDPというのは先人が洗練させた素晴らしい指標だと思う. だけど,使う連中の中には意味をわかっていない人が結構いるんだ. GDPを増やすだけならば,「国民を貧しくしながら」でも簡単にできるのである. 目的化した公共工事や制度の変更なんてその典型だろう. GDPというのはオーソドックスな手段で増やすのが大変で,その戦略を作るのに専門的な技能がいるわけであり,何をやってもよいならば少なくとも一時的には簡単に上がる. もちろん公共工事がみんなダメってことはない. 超大規模で確実な需要がある社会インフラなんて公共工事や制度の変更以外の手段で実装するのは難しいだろう. でも,一部インチキ経済学者が言うようなのは完全な無駄だ. 一時的にGDPが増えてもNDPを減らすような形では意味がない. 国家財政がヤバイ状況においては短期の景気浮揚効果さえも怪しかろう. 民主党のばらまきや自民党の定額給付金はベーシックインカムと整合性がとれている部分はよいのだけど,他の側面では単なる無駄遣いである. 金の効率的な使い方が下手糞な政府のバランスシートを膨らませているから.

で,NDPを念頭におくというのはよい事で,GDP成長が粉飾決算のような形で利用されるのを防ぐ程度の力はある. じゃあ,もっと積極的に利用するというか,計測することはできないんだろうか. 住宅とオフィスと計算機と道路と鉄道の耐用年数のフォローや中古市場を念頭におくことや売春の合法化や地方政府の管理下での各種ギャンブルの制度化や税のウェイトを消費税に偏らせることなどをやれば,GDPと比べると杜撰だろうけど,十分に参考になる程度のものは出てくると思う. 専門家(本当の専門家)の間ではどうなんだろう.

ichonan at 00:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0) as 資本主義社会の市民 | <個人用>半端な思考実験

2010年06月28日

何に頭を垂れるか

何に頭を垂れるかというのは人によって大きく違う. 頭を垂れるといっても別に恭しく接するという意味じゃない. 局所的に相手の主体性を自分自身よりも重んじるということだ.

技術や知性に頭を垂れる人.
行動のともなう覚悟に頭を垂れる人.
肩書きに頭を垂れる人.
権限に頭を垂れる人.
札束に頭を垂れる人.
暴力に頭を垂れる人.

頭を垂れたら,それに近づこうとしたり,それを大切にしようとしたりする. 自ずとどんな人間に育つかが決まってくる.

頭を垂れない人もいる. 様々な面で卓越している場合も論理的にはあり得る. でも,実際には,まず間違いなく,自分の正しさに狂信的なのだ.

ichonan at 01:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 

2010年06月27日

悪習慣を正すのってけっこう大変

悪習慣を正すのって結構大変なんだ。 ほぼ無意識に出ている行動だから、抑制するためには意識を使う。 常に意識するなんて不可能だから、物理的な強制力を併用するのがよいだろう。 例えば煙草なんかは摂取するときにそのつど手を動かすので、そのつど意識できる。だから、意志の力でどうにかやりやすい。 摂取する場所が限られているならばなお意識しやすい。 攻撃性ならば警察のお世話になるぐらいしかないだろうか。

目の前のことよりも思索を優先してしまう癖は結構厄介だろう。 何の手続きも無しに実行できちゃうわけだから、その都度意思を働かせる余地がない。 この場合は、予定表とタイマーを併用するのがよいだろうか。 自らに時間とノルマを予め課しておき、それを音声入力という形で頭に入れることができたならば、思考にふける癖というものにも意思のブレーキをかけることができる。

ichonan at 00:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>備忘録 | ちょっとしたノウハウ

2010年06月26日

参議院議員選挙の投票先の選定基準とか

選挙だ。参議院議員選挙の投票日が2010年7月11日だ。 僕は投票をする。

政策や能力や態度如何にかかわらず特定の政党や候補者に投票する人と比べて分別があるつもりでいるので、僕が投票することにより日本の民主主義の質が少しは上がると思っている。 だから忙しくても投票しようと思う。 当日に急用が入る可能性が無視できない程度にあるので多分不在者投票を行う。 あと、僕は自分より若い人には投票に行くように奨めている。 幸い僕の奨めが投票に行くのにプラスに働く程度の小さな人望はあるようだ。

以下、僕の投票基準を書いてみる。

比例区に関しては、 「こういうことを言ってこういう候補者を立てればアホな有権者が投票してくれそうだ」なんて印象の強い政党は真っ先に投票先から外す。 ちなみに一番信用できる政党に投票するというわけではない。 予想される議席分布よりも伸びることにより日本が良くなると考えられる政党に入れる。 政策や基本理念が大嫌いな信用できない政党であっても、その政党が存亡の危機にあるならば投票するかもしれない。 今後、投票するまでサプライズがなければ投票先の政党は既に決まっている。 幸い、伸びるべきだと思う政党と最も信頼できる政党が一致している。

君達、当然、マスメディアの情報だけではなくって、政党のウェブサイトぐらいは見てるよな? 基本政策や候補者の選定基準に関しては、政党のウェブサイトが最も豊富な情報を提供している。 政策の整合性がとれているかどうか、スローガンだけなのか中身があるのか、他の政党とどう違うのか、具体的にどうするのか、堅守するのな何か、何か隠していないか、どの団体の言いなりか、そういう情報を知りたいならば、マスコミよりも政党のウェブサイトだ。

選挙区に関しては人物本位である。 政党は二の次三の次。 一般的能力は高いか、専門知識はあるか、筋が通っている人か、若いか(将来批判に晒されるリスクを覚悟しているか)、表で行動できる人か、言葉のエキスパートか、政治家としてのプロ意識があるか、国のために腹を切れるか。 そんなところを重点的に見る。 今回の選挙においては、僕の選挙区では、一人だけ明確に図抜けていて、一人だけ情報が少なすぎて、後は平凡かダメってのがはっきりしている。 誰に投票するかはほぼ決まっている。

あと、例えばこことかで紹介されている外部団体によるマニフェストの評価なんかも興味深い。 第一党と第二党限定なのが非常に残念なんだけど、それでも特徴的で興味深い。 第三者をもっと増やし、対象の政党ももっと増やす。 そういうものが公開され、もちろん評価を行う団体がどういう団体なのかも詳細に公表されればよいと思う。

ichonan at 00:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) as 民主主義社会の市民 | 時事・ニュース

2010年06月25日

代議制

外交と防衛を出発点として代議制を考えてみよう.

外交や防衛というのは,情報を公開すること自体が国益に反する蓋然性があるため,他のことと比べて国民に対して知らされない重要な事柄が非常に多いと考えられる. 「考えられる」といういのは,多いかどうかが分かってしまうこと自体が情報を公開しているという側面を持つからである.

そういうわけなので,外交や防衛に関する個別の戦略に関しては,国民投票のような形で民意を反映させるわけにはいかない. 政治家や役人と違って国民側は情報が不十分なわけだから,経済政策なんかとは違って,誠実で頭がよくて勉強をしているからというだけで適切な判断ができるとは言えない. 意思決定に時間がかかるからダメだというだけではなく,意思決定が極端に貧弱な情報に基づいて行われるからとか,情報を与えること自体が国益に判するとか,そういう理由から,直接民主主義的な意思決定には馴染まない. 信頼のおける優秀な人に任せるのが得策となる.

じゃあ,どういう人に任せればよいかというと,やはり,誠実で覚悟があって頭のよい政治家に任せるべきだろう. 経済や社会福祉に関してもそうなんだけど,とくに外交と防衛に関しては,政治家を選ぶときには個別の法案への賛否よりも候補者の能力に着目して誰に任せるかを決めるべきだろう.

代議制というのは本来は国民による監視が働く仕組みの下で信頼できる人に意思決定を委ねるというものなんだけど,どうも昨今,というかずっと昔からかもしれないけど,政治家を選ぶときに代議員としての能力を基準に投票している人が少ないような気がしてしかたない. マスメディアに至っては,失言を面白おかしく放送する場合や鳩山由紀夫のような極端な場合を除いては,国会議員の能力をほぼ完全に無視している.

もちろん人の能力なんて簡単にわかるものではない. 最終学歴や弁護士などの各種資格や活動履歴や肩書きや利害関係がヒントになりはするけど,それらは極めて限られた一面でしかないのだ. そうではあっても,有権者の側に「能力に着目する」「言動の変遷を見る」「対立する意見を知る」「必要に応じて勉強する」という態度があれば,議会で多数派を占めるのに十分な票を有能な代議員が獲得できると思うのです. だって,現状があまりにも酷いから.

あとさ,自民党批判のときに頻繁に聞く世襲議員への悪口が片手落ちだってこともわかるだろう. 親が国会議員でもない場合に国家全体のことを幼いころから考えつづける人なんてどれだけいるだろう. 人の無責任さや誠実さを目の当たりにする人がどれぐらいいるだろう.

ichonan at 00:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) as 民主主義社会の市民 | 他人向け・読者用

2010年06月24日

低能詐欺師さんから久しぶりに架空請求のメールが届いたんで,晒す.

元は2010/06/12に投稿。 対策や説明が意外と少ないようだし、珍しく普通のコメントが複数ついたこともあるので、架空請求メールの引用部分に赤い字で説明を加えてみる。
低能詐欺師さんから久しぶりに架空請求のメールが届いたんで,晒す. 2010年6月頭のこと.
最終通告

通信トラブルの調査を行っておりますネットワークサービス株式会社の小松崎と申します。

この度サイト運営会社より委託を受け連絡させて頂きました。

( 誰に請求しているのか書いていない. ここ,最も重要. 「サイト運営会社」がどこなのか書いていない. この時点で詐欺か間抜けかどっちか確定. 困るのは,職場関係や役所関係のお知らせでも間抜けなものが珍しくないことか. )

お客様ご使用の携帯端末から、総合情報サイト《着メロ・着唄・天気・占い・懸賞・出会い系・婚活・待受画像・動画等のコンテンツ登録され、長期延滞となっております。

( 契約の内容が何なのか書いていない.

普通はこの手のサービスで料金を払わない場合には,「サービスを停止する」という連絡が届くか,いきなりサービスの提供を止められる. また,金銭の支払いが生じる有効な契約ならば,よっぽど抜けている人でない限り,契約したこと自体は覚えているだろうし,控えもあるだろう. さらに,この手の契約においては,通常は,プリペイド式の電子マネーのアカウントを登録するか,クレジットカード番号を登録するか,銀行に自動引落し手続きを依頼するかどれかになるため,このメールのような形の請求はしない. わざわざ身元調査をしなければ債権を回収できないようなサービスを提供するなんて,いったいどれほど間抜けな会社なんだろうか. 万が一,「サイト運営会社」が本当にあなたに対する債権者であったとしても,回収にかかるコストが大きすぎるので回収なんてしないだろう.

実際のところ,あなたが本当に有料サービスの契約していてお金を払わなかったら,次のどれかになるだろう.
  • なにも起こらない.
  • クレジットカードの信用履歴に傷がつく
  • 銀行から連絡がくる
  • 電子マネーの残額がなくなった時点で契約が終了する
どっちにしても,あなたが銀行や携帯会社から連絡がとれる人間であるならば,何者かわからない連中からの正当で正常な請求などこない. )


サイト側も何度か催促のメールをしていた様ですが連絡が取れないとの事です。

( 債権者が誰なのか書いていない. )

これ以上、不当に延滞を続ける悪質なサイト登録者には『利用規約』に基づき携帯名義認証から追跡し、お客様の身元調査を行い、損害賠償を求める民事訴訟となります。通信記録という証拠に基づいた裁判であるため『利用規約』に同意して登録された以上は、正当な理由無く支払いを免れる事は出来ません。

( 「携帯名義認証から追跡」するなんて,用語自体が怪しいが,携帯電話会社か警察とグルじゃなければできません. 「身元調査を行い」なんてこともできません. 「損害賠償を求める民事訴訟となります」だそうだけど,被告人不詳の民事訴訟なんてできるのかな. 詳しくは知らんけど. とりあえず,訴訟の相手はあなたではない.

「通信記録という証拠に基づいた裁判であるため」なんて書いているが, 「通信記録」なんて携帯会社か警察がグルにならないと出てきません. 仮に出てきても契約したという証拠にはなりません. 通信が行われたという証拠になるだけです. )


サイト運営会社は和解しても構わないと考えております。

誤ってのご登録、退会処理ご希望の方は必ず本日中にご連絡下さい。

ネット登録調査
ネットワークサービス株式会社
(相談窓口)03-6868-****
担当 小松崎
10〜19 時迄※時間厳守

( 住所もメールアドレスも書いていない. )

悪意無く延滞しているのであれば穏便に解決も出来ますので早急に連絡を下さい

( そんで,電話してみたらどうなるか. たぶん,公衆電話や184-番号では相手が電話に出ない. 出たら番号が嘘か稀有なアホだ.

番号通知設定でかけた場合,詐欺師さん側に電話番号が伝わってしまう. 伝わってしまった場合,その番号が出回って妙な勧誘の電話がかかってきやすくなるという小さな被害があるだろう. 僕はかけてみたけどね. からかうために. 19:00過ぎていたせいか,受話してくれなかったけど.

そんで,どうしても電話したいんなら,メモを準備し(録音でもOK),色々と質問しよう.色々と控えよう. このとき,相手をからかえるという自信がないならば,自衛のために自分の情報は嘘っぱちを言うのが鉄則. たぶん相手は嘘っぱちの情報がデータベースに存在するかのような対応をしてくる。 相手が振込先口座を言ってきたらしめたもの. できるだけ早く警察と金融機関に連絡してあげよう. )


参考 : メールやホームページによる「架空請求」等への注意喚起, 警視庁
本来なら電話番号も晒すべきなんだろうが、悪戯で無関係な人の番号が書かれている可能性も否定できないのでとりあえず伏せておく。 文面をコピペして検索かければ番号が出てくるが。

実はね、どうせこんなメール送りつける連中が僕より法律や技術に詳しいわけないから、からかってやろうと思って件の番号に電話かけてみたんだよ。 なのにさ、電話に出てくれないわけ。 一切の嘘をつくことなく、相手が送信者(もしくは仲間や依頼者)だという確認をとり、録音したこと、警察署に提出することを伝え、「近日中に○○地方裁判所で会いましょう」って伝えて、相手が電話を切らないようならばもっとえげつないからかい方をしようと思っていたのに。

19:00を過ぎていたからか? この根性無しが。

ichonan at 23:41|PermalinkComments(2)TrackBack(1) 極めて個人的なこと | 時事・ニュース

2010年06月23日

菅直人が国会の外でカルロス・ゴーンを誹謗中傷したらしい

菅首相、日産ゴーン社長のリストラと首切りを名指しで批判 , 2010/06/21, Response
菅直人首相は、さいたま市内での街頭演説で、日産自動車のカルロス・ゴーン社長を名指して「何故給料が高いのか。首切りがうまかったからだ」と述べ、ゴーン社長が優秀な経営者として称賛され、高給をとっていることを批判した。

菅首相は「すべての会社で首切りした社長が偉いなら日本中に失業者があふれてしまう。国民全体を考えたら、リストラする経営者ほど立派というのは大間違いだ」と述べた。
(中略)
日産のゴーン社長は、「コストカッター」の異名を持ち、早期希望退職や工場閉鎖を断行してきたが、日産で指名解雇などの首切りはしていない。
(以下略)
菅さんが経済音痴だというのは各種ニュースから広く知られていることだけど、まだ勉強を始めてはいないようだ。 それに加えてまともなブレーンもいないと思える。 日産にGMやJALのようになれと言いたかったのだろうか。 経営を立て直して膨大な法人税を納めたことがけしからんと言いたいのだろうか。 人員削減を即座に行って失業を最小限に食い止めたのが許せないのだろうか。 自動車業界というのが民主党レベルの経営で生き残れるほど甘い世界だと思っているのだろうか。

事実誤認のまま何かをやろうとしてもまず間違いなく解決や改善というのは達成されない。 困難な問題に立ち向かってどうにかやろうとするならよいが、論理矛盾を抱えた目標というのはどんなに頑張っても達成はできない。 被害が広がるだけだ。 自らの非(というか頭の悪さ)を認めない場合には、それに気付く者や気付かせる者を攻撃することになるから、頑張るほど被害が広がる。 その辺の小さな会社のワンマン社長やデカイ会社の中間管理職ならよくあることだろうけど、総理大臣がこれだと被害が大きすぎる。

この「論理矛盾をはらんだ目標は達成できない」というのが頭の悪い人には理解できないようなんですよね。 そんで、論理矛盾をはらんだ主張をする政治家に共鳴しちゃったりする。 政治家の側はそれを計算している場合もあるし、本人が分かっていないこともある。 どうやって教えてあげればいいんでしょうね。 このあたりが、未熟者と教育不能な馬鹿との境目として有用な基準だと思う。

そんでさ、菅さん、経済については、竹中平蔵の爪の垢を煎じて飲んだら少しは詳しくなると思うよ。 いや、まじで。 そうすれば小泉・竹中が何をやったかを知る意欲がわくでしょ。 知ることへの抵抗がなくなるでしょ。 そんで、勉強したら、菅さんの脳内竹中政策と実際の竹中政策の違いに気付くと思う。

菅さんの頭の中はどうなっているんだろう。 これだという確定的な推測は僕にはできないけど、たぶん以下のどっちかだと思う。 たぶん前者。

(ケース1) 事実関係も経済学も実体経済もわかっておらず、そして、「誰の悪口を言えば頭の悪い有権者の人気が得られるだろう。大抵の大手マスコミは検察の意見に反しない限り与党の見方だから追及されることはない。」と考えている。 けしからんけど票を得るには妥当な判断だ。 そんで、官直人の場合は鳩山のようなアホではないから実行する前に多分少し考えたり勉強したりすると思う。 そこで自分が言ってきたことが糞だったと言うことに薄々気付く。 でも、間違いを認めて総辞職するんじゃなくって、なあなあで誤魔化したりしそうだ。

(ケース2) 本気で共産主義政策をとろうとしている。 さすがにそこまで馬鹿ではないだろう。 ただ、一回言っちゃったからとかいう理由で突っ走っちゃうのが怖いな。 それに、今の民主党は素人が多そうだから、総理が暴走したときに内閣不信任案に賛成する議員が大量に出るというのは望み薄だろう。 このようになった場合、壊し屋小沢一郎の政治家としての最後の活躍の場ができるのだろうか。

あともう一ついくら強調しても強調しすぎではないことは、総理大臣が民間の一経営者を攻撃していることだ。 ゴーン氏が何か悪いことをやったのか? 姦直人の口から説明はない。 件の韓直人の発言は国会内の発言ではないので免責の対象ではない。 しかもゴーン氏は外人。 さらに、総理大臣としての地位にあるものが演説という形の公衆の面前で一経営者を誹謗中傷したということ。 ルノーやゴーンさんが刑事告訴したら面白いのに。 当然検討はしているだろうなぁ。 ただ、法治国家と言い難い日本において権力者の悪口言ったら何されるかわからないから安易な法的手段はとらないだろうけど。 そして、法治国家と言い難い国の場合は検察や政治家や官僚に賄賂を渡さない企業はものすごいハンデを追うことになる。 そりゃ、経済が衰退するわな。

で、ゴーンさんの報酬が10億円なら妥当なラインでしょう。 5000万円から50億円ぐらいなら目くじら立てるほどのことじゃない。 それ以前に、経営者の報酬を金額で見てもしかたない。 図抜けて優秀ならば税引き後利益の半分でも不思議じゃないし、ひどい場合には報酬金額がマイナスってのが妥当な場合も多々あろう。



このエントリーには一部意図的な誤植があります。 全て固有名詞の一部だから補間できるでしょ。 最近のニュースと関連した批判めいた悪ふざけです。

ichonan at 01:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) as 民主主義社会の市民 | 時事・ニュース

2010年06月22日

消費税の逆進性とか消費税の累進性とかに関するウンコな議論の整理

たぶん消費税の税率がそんなに遠くないうちに上がる. 上げもせず戦争などの特需もなければ行く末はハイパーインフレか共産主義かどっちかだろう. 消費税増税の是非をめぐってアホな議論がさかんに行われているようなので,上から目線で整理してみる.

まずは消費税が累進的だとか逆進的だとかいう話しについて述べる. 税が累進的だというのは,捕捉される課税対象の増加にしたがい税率が上がるというもの(段階的でもよい). 逆進的だというのは,補足される課税対象の増加にしたがい税率が下がるというもの(段階的でもよい). そして,その定義から,一円未満の切捨てや規模が極めて小さい事業者を仲介する場合を除いて消費税は累進的でも逆進的でもない. 以上. 累進的かどうかというのは,「何に対して」というのが明確じゃないと意味がないのだ.

で,世の中ではどんな形のアホな議論が行われているかというと,話す人によっては消費税が所得(捕捉される所得)に対して累進的かどうかを論じていることだ. 論じることが悪いのではない. 「何に対して」というのを論じている本人が意識していないと見られる場合があまりにも多いことが問題なんだ. だから混乱する.

そんで,これも簡単なんだけど,消費税は所得に対しては累進的でも逆進的でもない. 証明のためには,まず,AさんとBさんを考え,Aさんの方が高所得だとする. Aさんの所得をa,Bさんの所得をbとし,a=2bとしよう. 税率をxとおこう. このときに,Aさんの方が負担額÷所得が多くなるケースとBさんの方が負担額÷所得が多くなるケースの両方があることを示せばよい.

まず前者の場合. Aさんの消費性向(ここでは「消費÷税とか調整後の所得」ではなく「出費÷税とか調整後の所得=(1+税率)×消費÷税とか調整後の所得」で定義している)が1,Bさんは 0.5とする. そうすると, 「Aさんの負担額」と,「Aさんの所得に対するAさんの負担額の割合」は中学校の数学を使って計算でき,それぞれ,
ax/(1+x), x/(1+x)
であり,Bさんの場合はそれぞれ,
0.25ax/(1+x), 0.5x/(1+x)
である. つまり,Bさんの方が負担額÷所得が小さい. 次に後者の場合. Aさんの消費性向が0.5だとし,Bさんは1だとする. そうすると,上記と同じ要領で,Aさんの場合は,
0.5ax/(1+x), 0.5x/(1+x)
B さんの場合は,
0.5ax/(1+x), x/(1+x)
となる. Bさんの方が負担額÷所得が大きい. 以上で証明終了. つまり,消費税率は所得に対しては累進的でも逆進的でもない.

では,平均的な傾向はどうか. これは単純な論証はほぼ不可能なんだろうけど,いわゆる普通の経済状態においては,所得が多いほど負担額÷所得は小さくなるだろう. 理由は単純で,高所得者の方が消費性向が低い傾向にあるから. ここでも混乱のもとになるいい加減な議論があって,「高額所得者の方が消費"額"が多いから税負担"額"も多い,だから累進的だ」という議論だ. 率と額を混同するとこうなる.

最後に,平均的には所得に対して逆進的だから貧富の差の拡大や貧富の固定化を助長するという議論に少し触れておこう. 平均的に所得に対する税負担の割合が低所得者ほど多いというのは,かなりの部分が,低所得者は金の用途の選択肢が狭い傾向にあるということからきている. 貯蓄や投資(教育や自己投資も含む)に回すという選択肢をとりにくいのである. これは確かによくない面があるものの,「だから消費税増税反対」とうのは本末転倒であり,対策をとるならピンポイントなものがよい. 「貯蓄や投資に回すという選択肢をとりにくい」のは,「消費税率が高いから」ではない. ベーシックインカム,子ども手当て,高校授業料無償化(国立大の贈与型奨学金も充実させろ),食材の消費税額控除(レジが電子化されていれば難しくないはず. 難しければ食材は課税対象外でもよい)の設定, 人頭税(国民年金)の廃止(財源の消費税化)などがよいと思う.

あと,「所得が低いから消費性向が高い」という側面だけにとらわれてはダメで,「収入が高くても有効活用せずに金を捨てるから貧乏になる」という面も忘れないように.

消費税増税に賛成の人に関しても, 消費税増税に反対の人に関しても, 法人税増税に賛成の人に関しても, 法人税増税に反対の人に関しても, 所得税増税に賛成の人に関しても, 所得税増税に反対の人に関しても, どれに関しても,やっぱり,色んなところで貧富の固定化を目指している人がまじってますね. 共産主義とか,努力や挑戦が酬われない社会を目指すとか,富の効率的な分配が許せないとか,親の貧富で子供の人生がほぼ確定する社会を目指すとか. 個別の税制への賛否よりも,このあたりに着目して他人の話を聞いた方がいいんだろうな.

ichonan at 00:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 時事・ニュース | as 民主主義社会の市民

2010年06月21日

興味と意欲

興味と意欲につして少し考えてみる. まず一般論.

興味というのは内的なもので,知ること,理解すること,体験することが,興味を抱く人にとっての報酬になる. 金銭,地位,評価,安全,見栄といったもの抜きでも,多くの人,とくに子供や頭の良い人は興味に従って行動する. 興味が強い動機になる. 概ね本能的なもの. 結果を無視したプロセス自体が快楽になっている. 言動の方向として見ると,善悪という基準とは,興味からくる直接の快楽以外においては,無関係である.

意欲というのは,金銭,見栄,評価,到達などの,プロセスではなく結果を目指す動機のこと. 人間に特有の動機だろう. 成功しなければ意味はなく,途中のプロセスが苦痛の場合も当たり前のようにある. 言動の方向と善悪との関係は,目指すものが何かでほぼ決まる.

興味に従った場合,通常は,注ぎ込まれるエネルギーはとんでもない. モラルハザードっぽい雰囲気の,知的誠実さの欠如とも無縁でいられる. だけど,他者や社会への影響を直接は意識したものではないので,役に立つかどうかなんて普通は直接は無視である.

意欲に従った場合には大抵はものすごく近視眼的になる. 周りからの評価とか,短期の利益とか,責任や能力の伴わない地位とか,現実逃避をしやすい環境の整備とか,そんなものを目指すのが当たり前となっている. 目指すべきものを正しく選別できたり容易に修正できたりするならば意欲に基づく行動は賞賛されるべきものだろうけど, それができる人なんてほとんどいないのだ.

次に自分のこと.

僕自身は,世間一般と比べて極端なまでに「興味」の方に身を委ねている. 本当は意欲の部分も上手に活用できればよいのだろう. 興味の方に身を委ねれば身につくものは多い. それが他で役立つかどうかや報酬に値するレベルになるかどうかは別だけど. 意欲を軽視していると,社会的評価が持っている能力と比べて極端に低いものになるだろう. トップレベルの評価なら話は別だけど,幹部とか,各種先生とか,平凡な熟練者というレベルでは,ものすごく認められにくいだろう.

正直言うと僕にも強い意欲というのはある. だけど,普通の意欲的な人とはちょっと違うんだ. 「認められて出世する」ではなく「妥当な評価基準によって認められて社会にとって有益な影響力を持つ」という意欲はある. ものすごく高いハードルを設けている. 「金持ちになる」ではなく「相続やレントシーキングや詐欺以外の手段で金持ちになり財の有効活用をする」という意欲はある. 幸いこちらはプロセス自体が面白いので,意欲が興味と合致している. 相続を放棄するとして,レントシーキングや詐欺を自分に禁じているというハンデを負うとしても,意欲だけで金持ちになろうとしている人よりは結果の面でも上をいけているだろう.

興味の方はどうだろうか. 勝手に考えたり勉強したり試したりしている. たぶん,知的好奇心とか野次馬根性とかいうのは極端に高い. 興味に身を委ねた結果,一流の人の足元にも及ばないものの,数学,ソフトウェアよりの技術,プログラミング,経済,投資,経営,技術系のマニュアル作りあたりだと,下手なプロよりは上の水準にあると思う.

興味が主体の僕にとって大きな欠点として挙げるべきことは,第三者から見た自分自身に対する興味がほとんどないことだろう. 別に不潔や本格的にズレているってレベルじゃないけど,身なりには気を使わない. キャリアなんて白い巨塔の里見先生(江口洋介)のように認識している. 誠実な人や学習能力の高い人や見識のある人からの評価は意識するけど,肩書きだけの人や権限だけの人からの評価なんて自分に決定的に大きな損害が及ぶ差し迫った可能性がない限り気にしない. レントシーキングに走れなんて命令には逆らっている. 仕事は真面目にするけど,評価されるためのステップなんて本格的に無視している.

ここまでなら問題なく,見方によっては立派なところもあるんだけど,実はこれだけでは止まらない. 戦略的に計画的に行動するという訓練ができていないのだ. そっちのスキルが低いのだ. 例えば,政策を考えたり分析したりすることはできても,政策を実現するための権力の掌握や根回しや影響の与え方あたりを詳細に考えることができない. 実現のために国会議員になろうとする場合でも,コネクションの作り方とか当選に役立つ肩書きを得る手段とか,そのあたりの戦略が皆無だし,まともに考えようとしてさえいないのだ. 別に国会議員になろうとはしていないけど,なろうとした場合の戦略を一瞬では描けないのだ.

興味に身を委ねていると,面白いことや差し迫ったことや必要性を肌で感じることができたものには大きなエネルギーを注げて成長できる. だけど,重要でありながらプロセスが長く,しかもプロセスが面白くない場合には,そちら方向のスキルが欠落してしまうのだ. 別にこれは意欲に身を委ねた場合でも意欲が別の方向を向いていれば同じなんだけど,普段から興味に身を委ねている場合には,方向転換のためには不慣れな「意欲」に従わなければならないんだ. 意欲に従うことは僕にとっては結構な苦痛になる. 興味のおもむくままの行動を抑制するのは苦痛である.

さらにさらに,自分への興味なしで興味に身を委ねていると,今の自分が何に興味を強く抱いて何にエネルギーを使っているかをモニターできないのだ. ここぐらいはモニターする習慣をつけるとか,何らかの外部刺激によって強制的なチェックを行うとか,そんなことをすべきだろう.

興味にしたがってのほほんと熱中していると,ものすごく頭を使い色々と身につくんだけど,他のことがしばらくできないのね. とくに考えることをやっていると納得とか深い理解とかに到達しないと意識を他に回せないのね. 意識を他に回せないと実生活で色々と不都合が生じるのね.

だから,僕みたいに興味の赴くままに生きる傾向のある人間ってのは,
  • 手帳やメモによって近い将来の自分への引き継ぎをきちんとやること
  • 着想を大胆に捨てること
をしないと,けっこう簡単に身動きがとれなくなっちゃうのね.

このブログにしたって,「他人に伝え,説得する」というスタンスにはなっていない.

最後に他とリンクした考察.

鬱病になっても意欲はあまり減退しないらしい. 興味は大きく損なわれるそうだ. と,いうことは,鬱病の症状が表に出やすいのは僕のような興味に身を委ねるタイプの人間や動物的な人であって,意欲に従ってエネルギッシュに動いているタイプの人は鬱病になっても表面的には分かりにくいということだろう. また,鬱病でなくても,僕のようなタイプは一時的な鬱っぽい状態により極端に生産性が落ちるということか.

ふむふむ. 長く続いたりはしないけど疲労を感じてチンタラチンタラしていることは時々ある. こういう時こそ,やるべきことのうち単純で確実なものを意識して,とりあえず動くように心がければ,最低限の生産性を保ちやすいわけだ.

年をとってもエネルギッシュで柔軟な人って結構いる. 身近なところ限定でも,高機能プリンタと携帯電話と原動機付自転車が手放せない80歳,片道5時間以上も電車に乗って日帰り出張をする85歳なんてのが何人もいる. 面識がない人でもすごい老人は多くいる. 地位や肩書きが立派な方がセンサーにひっかかりやすいけど,地位や肩書きは直接は関係ない.

彼ら/彼女らにほぼ共通する特徴は,一つは健康であること. もう一つは「興味」が強い動機になっていること. おそらく若いころからそうだったのだろう. 「意欲」というのはハングリー精神みたいなものだから,老い先短くなると廃れる. 「俗な成功」や「見栄」につながるものがこの先得られないとなると廃れる. こうなったときに「興味」の部分が弱かったら,残るのは惰性と恐怖への抵抗だけだろうか.

ichonan at 00:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 | ちょっとしたノウハウ

2010年06月18日

短絡的すぎるアホへの対処方法

いきなり怒鳴り始めたり殴りかかったりする人が稀にいる. 相手に非があるわけではないのにそうする. 事実に反する被害妄想を熱心に訴える人がいる. たぶん,次のような精神構造というか,安い思考の構造なんだろう. みんなとは言わないけど大抵は. 稀に,たまたますごくイラついていたりするケースや,計算ずくで悪さをしているケースってのもあるだろうけど.
  • 聞いたり,思いついたり,言ったりしたこと以外に頭が回らない. 冷静さや拡散的な思考力に極端に欠ける. 一度入った知識をテストできない,というか,目を向ける精神的な健康さがない. 何かある度に無視の繰返し. だから突発的に短絡的に怒鳴ったり殴ったりして,すぐに忘れる.
  • 基本的にものすごく気が弱い. 暴力や権力や肩書きに簡単に屈服する.
言い換えると,極端なまでに近視眼的ってふうに形容できる.

そんで,どういうふうに対処すればよいかといういと, 殴る(これはこちらにとってマズいことがある), 怒鳴りつける, 権威を騙る, 被害者面をする, 相手を加害者として避難する, 交番に誘う,ってあたりが多くの場合には現実的だろう. 何だか極端にアホな子供の扱い方みたいだ.

相手が立場上強い場合はどうすればよいか. こちらは立場のないアホと比べると叱られる機会が不足しているので重篤な場合が多かろう. その定義から普段から悪事を働いていて立場上それが咎められないだけなので, 情報公開や内部告発の形に持っていけばよい. そうすれば失脚したり身動きがとれなくなったりする. 情報を出した人が誰だかわからない形で,それでいながらインサイダーだとわかる形で,マスコミが容易に裏をとれる形で,情報公開を拒んだときのダメージを説明し,情報を表に出せばよい. ネタとして面白ければなおよい. 編集した形跡のないボイスレコーダーのデータがあればなおよい. ただ,これをやるのは結構大変だろう.

どちらにしても,周囲や現状を認識できないというのが彼ら/彼女らの最大の欠点であって迷惑な点であって,弱点でもあるわけだ. 周囲や現状を認識できないから自分が正しいって思い込みも自分では訂正できないわけだ. そして,なんで周囲や現状を認識できないのが恒常的になっているかというと,大抵は現実を見ることに耐えられないから. 表面だけをつくろったり特定分野に逃げ込んだりしているから.

だから,こういう連中には,相手に現実や現状を認識させるという手段がもっとも効く. ただし,基本的には効く耳がないので,説得や言論は効果がない. 暴力にしろ,言葉にしろ,組織的な対応にしろ,単純なものがよい. 「一緒に交番まで行きましょう.逃げるなよ.」 とか, 「これから社長と相談してきます(これは事前準備をした上で).」 とか, 「侮辱罪や名誉毀損罪ってご存知ですか.」 とか, 「他人を侮辱するだけの正当性がお前にはあるのか.一緒に交番に行くか?」 とかがよかろう. 単語だけでほぼ意味が通じるということが大切.

そんで,もし,相手が単純に人を殴りたくてしょうがいないようなタイプだったら,上記のやりかたは多分危険なんだろうな. そういう場合には「できるだけ刺激しない」とか「お巡りさんを呼ぶ」が適当なんだろう.

ichonan at 23:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ちょっとしたノウハウ | <個人用>半端な思考実験

2010年06月16日

井坂信彦(いさかのぶひこ)氏に注目します。とくにネット選挙運動解禁とからんで。

井坂信彦(いさかのぶひこ)という政治家がいる。 現在は3期目の神戸市議会議員で、ここ二期はトップ当選の36歳らしい。 さっき知ったが、全国若手市議会議員の会の会長らしい。

かなり前に彼の話題をどっかで読んだことがあって、興味を持ってウェブを見て感心し、仕事で行った六甲駅(兵庫県神戸市)でビラを受け取り、ビラ配りしていたのが井坂氏本人だと気付いてビックリしたのを強烈に覚えている。 中身の無い美辞麗句のビラでもなく、盲目的で無責任な理想をかかげるビラでもなく、地に足の着いた考えや事実をポイントを押さえて短くまとめた素晴らしいビラだった。 手本になるビラだった。

そんで、その井坂信彦氏が、たぶん2010年7月11日が投開票の参議院議員選挙に、みんなの党から立候補するらしい。 僕は彼に結構注目している。 ウェブで彼が公開している情報や彼の主張が、全部読んだわけではないけど読んだ範囲では、良いからというのもあるし、みんなの党というのが現在の政党の中で最も伸びて然るべきというか、伸びることによって日本がよくなる政党であるというのもある(あくまで個人的な見解)。 そういうのもあるのだけど、それ以上に着目すべきことがある。 藤川優里氏のような「美しすぎる」ならぬ「イケメンすぎる」というわけではない(僕の目には井坂氏はイケメンではない)。

ネット選挙運動が、今回から部分的に解禁されるるという流れがあり、鳩山のせいでポシャっても、一定の注目を集めたかも知れないのである。

僕が口で言ってもまどろっこしいだけだ。 井坂氏のページの「いさか新聞」を読むのが最も手っ取り早かろう。 他の政治家のページと比べてみるとよい。

新聞社よ、彼を見習え。 テレビ局よ、彼を見習え。 共産党や公明党のビラを僕の家のポストに入れている人よ、彼を見習え。 大衆迎合に一生懸命な政治家よ、彼を見習え。 特定の利権や特定の思考停止パターンの代弁者よ、彼を見習え。

読んだ人ならば、ネット選挙が話題になり、彼のページが読まれた場合のインパクトを想像できるだろう。 その辺の凡百の国会議員のページとは大違いなのである。 金をかけなくてもアピールできてしまうかもしれないのである。 選挙期間中の更新なんて実は対して影響はなく、政治家がウェブ経由で情報を発信しているということが知られることが重要なんだ。

問題は、どのぐらいの人が彼(のような人)が発信する情報にたどり着けるかということだ。 選挙管理委員会が候補者のページのインデックスを作るなんてことはないだろう。 民主党も自民党も国民新党も社民党も公明党も共産党も、ネット選挙運動を強調しようとはしていないように見える。 大手マスコミは当面は無視を決め込むだろう。

話は変わるが、井坂信彦氏って、優秀なブレーンをかかえていたりするんだろうか。 一市議ならば本格的にかかえているというのは考えにくいが。 そして、ブレーンをかかえずにここまでできていたのなら、本当に素晴らしいと思う。

ichonan at 00:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) as 民主主義社会の市民 

2010年06月15日

インフレとデフレのしくみを少し考えてみる

インフレのことを少し考えてみる。

国家の財政的な理由によるインフレの仕組みは理解できる. 次第に借り換えのコストが高くなってハイパーインフレになるかデフォルトするかどっちかというあれだ。 インフレターゲットの理由によるインフレの仕組みも、そのために取り得る手段がある場合には、理解できる. 資源が乏しい国の国力低下によるインフレも理解できる. 単純な通貨下落による輸入物価の上昇だ。 国力増強と人件費増加が原因のキャッチアップインフレも理解できる. 算出の仕組みの問題点によるインフレ的現象も理解できる.

でも,最も本質的な恒常的な弱いインフレ傾向についてはちゃんとした説明が見当たらないのだ.

土地や鉱物資源のような有限な資源を増加する人口が奪い合う場合にインフレが生じるというのは簡単な仕組みだし、 一人当たりの生産量が上がって品目も充実したときに,元々あった品の生産に割り当てられる労働力が絶対量として少なくなるために品薄になってインフレ傾向が生じるというのもわかる. でも,経済学の本にそんな説明さえも載っていないということは,経済学者の間でコンセンサスがとれていないということなんだろうか.

土地や鉱物資源の不足というのは非常に単純な話. だけど,日本のような人口減少社会においては土地不足は当てはまらない. 経験としては未知の領域である. この側面からみたインフレというのは人口の増加や資源の枯渇とともに論じることができなければ破綻する。 日本の土地に関しては表面的な経験則からのインフレ予測は的外れとなる。

生産要素が新しく出てきたものに割り当てられるから元々あった品が不足するというのが、定常的なインフレのしっくりくる説明の一つだ. この視点で少し考えてみよう.

まず、事実として、信用収縮や将来への不安がなくったってデフレは生じうるんだけど、この手のデフレの理由は,新製品や新産業への生産要素の投入(つまり旧来の産業の生産要素不足)よりも旧来の産業の生産効率の向上の方がドミナントだったということで説明できる. 効率化というのは自ずと限界があるので、生産性の向上を理由とするデフレには限度がある。 長期的に見れば生産性の向上によるデフレは一時的なものなんだ。 だから、長期の恒常的なインフレの原因を追究するときには短期の生産性の向上によるデフレは無視してよい。 むしろ、効率化によって余った生産要素や効率化によって生まれた利益がどこに向かったか考えるのがよい。

生産要素のうち原材料は、日本の場合には外から買う量を減らせばよく、仕入れ値が下がることを意味するだけである。 原材料の値下がりによるデフレの直接の悪影響は、原材料を生産する業者側にのみある。 そして、このことは、日本には直接の悪影響はないと近似できる。 各種の中間製品や最終製品に関しては生産性の向上の影響がモロに出るが,こちらは生産要素の話ではない.

では、重要な生産要素である労働力はどうか. 生産性の向上による人員の余剰は時と共に解消される。 だけど、現在では労働力の流動性や再訓練に問題があるので、生産性の向上によって生じた労働力の余剰がなかなか解消されないのだ。 自然に解消するのにかかる時間よりも遥かに長い時間を要しているのだ。 最低賃金,派遣規制,妙に充実した生活保護,親の金,教育制度の間違い,新卒採用での雇用調整,新興企業の排除によって,ものすごい非効率性が生まれている. 最も悪質なのは最低賃金と派遣規制か. これのせいで,低賃金の優良企業が伸びてレガシーコストの大きすぎる大企業と入れ替わるなんてことが少し難しくなっている. 均衡するはずの賃金よりも最低賃金や雇用下の労働者の賃金が高く,妥当な賃金で雇える労働力が不足しており,それと同時に労働力自体は余っている. ものすごい無駄であると同時に,失業問題でもある. 金を確実に使う人に金が回らない. 少しの金で高い効用を得る人に金が回らない. だから、消費が歪な形で押し下げられてしまい、消費不況やデフレの原因となる。 余った時間と金は訓練には回されない。

生産性向上により生まれた利益はどこにあるのか. 会社が内部留保したものは銀行経由で流れるか企業の事業投資に使われるか配当になるか. 法人税が懲罰的に高いので事業投資が海外で行われる比率が高まる. だから,だから国内での雇用や消費には短期的にはつながらない. 配当金はボンボンと高齢者に流れる比率が高い. これらの人が金の使い方を知っていればよいのだけど,それが怪しい. とくに高齢者の場合は箪笥預金にしてしまう恐れもある. もっとも,こちらの影響は微々たるものだろう. やはり日本としての問題は設備投資が海外で行われる傾向のためにデフレ圧力がかかることだろう.

これらの部分の調整、主には最低賃金の引き下げと解雇制限の緩和(とくに幹部に対して)とベーシックインカム(的な制度)と法人税の引き下げによって、失業や富の配分からくるデフレは解決する。

一面的でありながら,金融以外の面からのデフレ圧力についての考察は一応終わった. 一つは、新しい付加価値が生み出され続ける限りインフレ圧力が働き、それに反対の圧力を加える効率化というのは短期的なものだということ。 もう一つは、市場の調整機能を阻害する規制によってデフレ圧力がかかっているので、それを撤廃することにより弱いインフレや好況へのバイアスをかけることが可能だということ。

ハイパーインフレなら簡単に起こせるが,起こすとダメージが大きすぎる. ダメージの大きさを見積もるのが困難なほどに大きい. それで,適度なインフレは世の中にインフレ予想のコンセンサスができれば実現できる. そのコンセンサスは、まともな制度を施行していれば作れる。 全体的には規制緩和. 詐欺やレントシーキングや逆選択の邪魔をするって方向の規制強化もほしいな. 地味だけど効果は確実なプラスの方向だ. 奇策としては消費税を毎年3パーセントずつ5年間にわたって引き上げて最終的には2割にするというもの. 何となく不安が大きいしたぶん政府はやらないだろうけど,当然考えるべき選択肢だと思う.

デフレのダメージを弱めるにはどうするか. 一つは上記のインフレ政策というか、ケインズ的ではない経済活性化策。 あと一つは、こちらは国会で成立するかは知らないけど独裁者にとっては結構簡単で,一人あたり5万円前後のベーシックインカムを整備して,最低賃金を引き下げて,特殊事情がある人以外の生活保護を廃止して,消費税を引き上げればよい. これだけで個人レベルの主要なダメージはほぼ消えると思う. 賃下げも本当はいるのだけど,日本の場合には,フェアではないだろうけど,定期昇給の停止と退職金の税制面の優遇の廃止という形で対応できるだろう.

最後に今の政府は何をやっているか. 菅直人政権は未知の部分が多いので民主党政権とういことになるけど, 大雑把に言うと,
  • 規制強化による市場の調整能力の排除
  • 国力低下による円安
  • 生産性低下によるデフレ脱却
ってところだろう. 多くの場合に有力な選択肢となる円安やデフレ脱却を目的と勘違いしている.

ichonan at 00:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 | as 資本主義社会の市民

2010年06月14日

ドラゴンクエスト9の追加ストーリーが少々廃人仕様なこと

久しぶりにドラゴンクエスト9をやった。ドラクエ9は発売日に買ってさっさとクリアしてちょとだけ追加部分(というか、こっちがメインという話もある)をやってしばらくやっていなかったんだけど、それを久しぶりに。
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いわゆる本編の部分は最近のドラクエと比べるとボリュームが少なく、ストーリーが短く時間面でもすぐに終わってしまう。 本編だけならドラクエ9の発売の後でリメイクが発売されたドラクエ6や、その少し前に二回目のリメイクが発売されたドラクエ5の方がボリュームもストーリーもずっと上である。
アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁
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発売日:2010-03-04
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そんで、ネットで配信されるというか、ネットに接続したらキーが解除される追加ストーリーをやってみたら、これが結構充実してるのね。 「本編では語られなかった真のストーリーが今ここに!」って感じで、なかなか面白い。 ただ、いかんせん、時間がかかりすぎる。 まさゆきの地図も川崎ロッカーの地図も持っていないオッサンにとってはけっこうきついのである。 かなりレベルを上げるとか面倒な作業の繰返しをするとかが要求されてしまう。

しかも、まだストーリーが完結しておらんじゃないか。 現在の段階で解除されているストーリーは全てやってしまった。 なんだか、FF11の途中の時点の廃人仕様化パッチ(僕はこれを期にFF11をやめた。確か2002年の夏だ。)以降この会社ってこんなところがあり、それが合併後にドラクエの方まで感染しているんだろうか。

ichonan at 07:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 時事・ニュース | 極めて個人的なこと

2010年06月13日

日本経済の真実 by 辛坊兄弟

ほぼ毎週日曜日(録画して寝る前,良い回は飛ばさず後日)に見ているほぼ全国ネットの番組(そこまで言って委員会)でマスコミ関係者らしからぬ発言を頻繁にしている辛坊治郎氏の本を初めて買ってみた. 氏は「あんた、本当にテレビ局の人?」って思うほど勉強している。 かなり表面的な気もするけど。

日本経済の真実―ある日、この国は破産します日本経済の真実―ある日、この国は破産します
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お兄さんの存在を初めて知った. 学歴面ではエリートで,現在は民間シンクタンクのお偉いさんらしい.

民間・大学にかかわらず研究者の能力なんて肩書きや経歴からはわからんのだけど, とりあえず,お兄さんが「ド」がつくほどの経済素人ではないことは確実だろう. 読んだあとの印象では,お兄さんが経済の専門家ではないか,お兄さんが本格的にかんでいるわけではないか,どっちかでしょうな. マクロ経済まわりの初歩的な間違いが多い.

格好悪い間違いが多いのは確かだけど,その間違いは論旨を引っ繰り返すほどのものではありません. 菅・仙石・枝野になった後は知らないけど,小沢・鳩山時代の民主党・国民新党・社民党の連立政権の主張よりはずっとハイレベルです. テレビでよく見るインチキ知識人やネットでよく見かける「小泉・竹中が悪い原理主義者」や陰謀論者のような下賎な主張ではありません. 「小泉純一郎」や「竹中平蔵」という名前と経済政策の関係を知らないのであれば,入門書として本書はおすすめです. 小泉時代の経済政策についてのテレビ限定識者の情報は大部分が嘘っぱちですから. 本書は,竹中氏による入門書よりもずっと簡単です(間違いは竹中氏の本よりずっと多いけど).

テレビは見るけど難しい本は読まないという人や,偏ったサイトのネット情報を信じちゃう人にとっては,バランスをとるための題材としては最高級のものでしょう. 読みやすさが素晴らしいので,本当に誰でも読める感じ.

僕のように細かな間違いが気になる人ならイライラするでしょう. えーと,論旨には同意しながらも,かなりイライラしました. 全部読んだけど.

大学(とくに文系学部)を出たにもかかわらず,アドルフ・ヒトラーの人気の秘密を漠然とでさえ知らないような人にとっては難しいでしょうな. そういう人は活字から入るよりも映像と音から入るほうがよい. 幸い,ど真ん中といえる超有名な映画がある.

独裁者 [DVD]独裁者 [DVD]
出演:チャールズ・チャップリン
販売元:パイオニアLDC
発売日:2000-03-24
おすすめ度:5.0
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それにしてもこの本、Amazonでの評判が非常に悪いのが興味深い。 褒めている人、一長一短と評している人、貶している人のレビュー履歴を眺めてみると明確な違いがあって、なおさら興味深い。

僕もこの本に対しては一つだけ強い文句がある。 経済学関係の間違いのことではない。 書き方の方針だ。

「知識が無い人にわかり易く伝える」という点では良くかけている。 だけど、著者の狙いは「頭の悪い人の狂信を解く」ことなのではなかろうか。 そうであるならば、本書の書き方はダメである。 不安を煽ったら狂信的な人は意固地になってますます思考を拒絶する。 論理や事実なんて通じない。 センチメンタリズムに訴えるとか、チャップリンのような見せ方をするとか、見栄や世間体に訴えないと。

ichonan at 00:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 時事・ニュース | 他人向け・読者用

2010年06月11日

藤末健三参議院議員から手紙が届いた

民主党の藤末健三参議院議員から手紙が届いた。 どうしようもない無知と理解の浅さを曝け出す内容を熱弁して一時期話題になった藤末議員である。 ちょっと検索すれば方々で決定的に論破されてアホ扱いされていることを確認できる。 分かりやすい解説は例えば株主至上主義って?とか笑いごとではなくなってしまった都市伝説みっつを論破するとかかな。

何万人もいる僕と藤末氏に共通の属性をもつ人に対してアピールのビラと応援要請を送っているようだ。 まあ、送っているのは氏というより傘下の政治団体とか支援者団体だろうが。

氏も少しはいいこと言ってるよ。 新貸金業法の問題点とかネット選挙とか。 でもさ、こんなこと主張する人が何言っても説得力ないんです。理解して発言しているか怪しいと思ってしまうのです。 また、ビラには色々書いてあるんだが、やったことや言ったこと全てを実績としてアピールする人なんて政治家としてはダメダメです。 「実績」をマイナス評価するという発想はないのか? 経済産業省ではそうだったのか? 学者の世界(氏は元東京大学助教授らしい)はそうだろうけどな。

僕はあなたのことを信用に値する人だとは思っていません。 そんなわけなので支援の輪を広げようとはしません。 依頼されようとも知人の個人情報をあなたの事務所に送るなんてこともしません。 国会議員として色々晒される立場で行動していることには一目おくけど。

苦手なことはもっと謙虚に。 目立つなら得意なことで。

ichonan at 00:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 極めて個人的なこと | as 民主主義社会の市民

2010年06月10日

ベーシックインカムの副次的効果を考えてみる

ベーシックインカムという仕組みがある. 国民としての定額の給与を与えるというもの. 例えば毎月一人当たり5万円とか. 僕の安易な見積りでは,今なら一人月3万円ぐらいが妥当か. 色々詳細をつめて工夫すれば7万円なんて額でも不自然じゃない. 子ども手当ても,民主党の動機はどうか知らないけど,仕組みとしては親戚のようなものである. 大雑把な説明としては山崎元氏の 「ベーシック・インカム」を支持します ベーシックインカムに関する補足 , ベーシックインカム7つの長所 あたりや, ホリエモンの ベーシックインカムの話 あたりがよいと思う.

少なくとも先進諸国においては,詳細を詰めた上での導入により世の中があからさまによくなる制度だと思う. ただ,二つだけ重要でありながら受ける影響に関する説明を読んだことのない事項があるのでちょっと考えてみた. 治安と防衛だ.

治安に関しては,たぶん,パシリのヤバい犯罪や暴力団に走る人は減るだろう. ホームレスが雇われてヤバいことをやるとか,頭の悪い若者が暴力団に取り込まれるとか,そういうやつ. ベーシックインカム月5万円とすると,労働意欲は少なくスキルも低くても共同生活ならば不自由なく暮らせるだろう. 別に3万円でも本質は同じ. だから,生活のために一線を越えるというケースは減る. 他人に危害を加えるのが大好きな連中や幼稚なプライドの高い人への影響はないけど,生活苦からの犯罪は減る. 捨て駒として使われる犯罪者は減る.

頭の悪い若者も,ベーシックインカムがあれば,暴力団に所属することによってベーシックインカムが吸い上げられるということを意識するんじゃないだろうか. 意識しないなら警察がマスコミと組んでキャンペーンをやればよい. これってものすごく効果が高いかも.

次に防衛. 防衛というのは大変なお仕事. 普通なら使命感がなければやっていけない. 使命感のある人が不足していないならばいいんだけど,「稼ぎ口がないから軍(自衛隊)に入ろう」なんて人がけっこうな割合でいるとしたら,ベーシックインカムは軍隊(自衛隊)に致命的なダメージを与えるんじゃなかろうか. それとも徴兵制でもしく? 北欧の高福祉国家って徴兵制が基本になってたっけ?

ちゃんと設計されたベーシックインカムは素晴らしい制度だと思うんだけど,防衛に関しては詰めや設計が結構面倒な気がする.

ichonan at 00:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 | as 民主主義社会の市民

2010年06月09日

マイケル・ムーアの「キャピタリズム」がひどい件

マイケル・ムーア監督の「キャピタリズム」を見た。

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マイケル・ムーアの作品は好きなものが多いんだけど、キャピタリズムは酷いな。はっきり言って。 重要な視点の提示やらマスコミ関係では滅多に流れないであろう事実(といってもカンブリア宮殿やWBSを見ている人にとって新鮮味はない)もあるものの、主張の根本が完全に破綻してしまっている。 マイケル・ムーアはいったいどうしちゃったんだ? ボケるような年じゃなかろう。 若くしてボケるような生き方をしてきた人じゃなかろう。 ただの手抜きか?

作品の主張は、要するにこういうこと。 資本主義を標榜する社会において、裁判官や政治家を含めた公務員のひどい汚職や怠慢があった。 大手金融機関をはじめとする様々な企業による賄賂攻勢や詐欺や債務不履行があった。 だから資本主義はダメだ、と。

極端な例えも出してみようか。 「電話口で孫を名乗る人に金を騙し取られた。じゃから、ワシの孫は詐欺師じゃ。許せん。」と。

長年暮らしてきた家を担保に金借りてギャンブルして負けた人を被害者扱いするなんてことまでしてるし。

まるで日本の民主党と同じレベルじゃないか。 問題なのは汚職や詐欺や教育水準の低さの方であって資本主義じゃない。 社会主義にしたら汚職や詐欺が減るとでも思っているんだろうか。 増えるだろうに。

ichonan at 00:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0) as 資本主義社会の市民 | 時事・ニュース

2010年06月08日

逝っちゃってる人に遭遇した。一日に二人も。

かなり逝っちゃってる人に遭遇した。 一日に二人も。 こんなの初めてだ。

一人目。 昼間。 ロン毛でラフな格好のオッサン(爺さん?)。 奇声が聞こえた。 見ると20代前半ぐらいの兄ちゃん二人がベンチに座っていて、その前に立ち去ろうとしているロンゲのオッサン。 兄ちゃん二人はキョトンとしている。

この奇声を聞くの前に兄ちゃん二人とロンゲのオッサンの姿は確認していた。 当然注目するわけはなく、目を離していたら奇声が聞こえてきた。 はっきりと聞き取れない奇声。 突然の怒鳴り声だというのはわかる。 その後で立ち去るオッサン。

喧嘩やはっきりしたトラブルがあったような雰囲気はなくキョトンとしている兄ちゃん。 オッサンが立ち去った後で二人で顔を合わせて笑いながら「キチガイだ」「あいつキチガイだったんだ」 と笑いながら話す兄ちゃん。 自然と兄ちゃん二人の話に神経を集中してしまう。 ふむふむ。 なるほど。 名前は知らないものの、ちょくちょく見かけるオッサンらしい。 どうやら、兄ちゃん二人の臭いが許せなかったらしい。 僕の見た目には、そのオッサンは身なりには全く気を使っていない感じで、兄ちゃん二人は清潔な今時の若者って感じ。 兄ちゃんの体臭を嗅げなかったことが不満だったのか?

大学のときの数学の先生二人を思い出してしまった。 その二人も何の前触れも無く、周りからわかる何のきっかけもなく、一人は突然不機嫌になり怒り出し、一人は突然奇声をあげて友人を怒鳴りつけた。 この二人の先生、僕の目には一人目は態度の大きい天然ボケで基本はヨボヨボの爺さん、もう一人は爺さんだけどヨボヨボではなく授業も別に酷くはないんだけど精神的にどっか逝っちゃってる人。


二人目。 夜。 メガネでスーツのオッサン。 たぶん年は僕と同じぐらい。 本を読みながらバスを待っていると怒鳴り声が聞こえる。 僕に対して言っているのに気付くまで10秒ほどかかる。 最初は「やばいのか?」 と思い、すぐに「めんどくさそー」に変わる。

こういうときにまず確認するのは相手がイキナリ刃物で刺してくるようなレベルMAXの奴なのか、ただの酔っ払いなのか、ただのアホなのかということ。 そして、警察官を呼ぶ手段は何か、近くに助けがいるか。 暫くはそれに集中する。

どうやら彼は、
バス停の列に自分以外の人が並んでいること
が許せないらしい。 そして、
たまたま僕が先頭に並んでいたから
という理由で僕に怒鳴っていたらしい。

本当に大怪我をする蓋然性があったら別の態度をとったかもしれないけど、相手の見た目からとりあえず冷静に対処。 まあ、色々と暴言を浴びせてくるわけだが、僕が言うのは、 「ご用件は?」 「嫌です。」 「そうですか。」 を中心とした言葉。 短い間だけど現状はつかめてくる。

まず、見える位置に交番がある。 信号を渡る必要もなく、人によっては息を止めたままでもいけそうな距離だ。 と、いうことは、最もヤバイタイプの粗暴犯ではない。 普通の粗暴犯はこういうところでは手を出したりしない。

次に至近距離に10人以上いる。 中にはどうしようもない人もいそうだけど、本当にやばそうならば複数人が交番に駆け込むのは確実だろう。

観察は続く。 顔つきやロレツからは泥酔という感じはしない。 足元も別にふらついてはいない。 酒臭い匂いもしない。

そんで、何故かしらないけど相手は、怒鳴りながら
僕 か ら 少 し ず つ 離 れ て い く。 後 ず さ り で。
こういうシーン、コントで見たことあるな。

まだ相手がブスっとやってくる可能性は否定できないから一応は警戒はしている。 相変わらず暴言は続いている。

そして、次の言葉が決定的だった。
ワ シ は ○ ○ と 知 り 合 い な ん や ぞ !
定番では○○には暴力団とかが入るんだろうけど、
○ ○ = 某 公 務 員 系 中 間 管 理 職
これが彼がすがりたかった権威。 一瞬だけどガマンできずに噴き出しそうになる。 列の後ろが笑いをこらえているのがわかる。 この時点で絡んできたオッサンがアホであること決定。 残る問題は、めんどくさいことと、切れて暴走に歯止めが利かなくなるタイプである可能性だけだ。 手を出してきたら、僕は手加減しながら捕獲できるほど強くないんで、相手に怪我させて捕まえて警察に突き出して後で民事訴訟起こして賠償金をとろうかとか考えていた。

バスが来た。 ヤツは立ち去る。 僕は乗る。 気になりはする。

乗ってきた。 めんどくせー。 気になる。

ヤツはすぐ次のバス停で「降りまーす」と大声で叫ぶ。 バスの最後尾付近から。 声を出してアピールしなきゃいけないほど混んでないのに。 その間に当然僕の横も通るわけだけど絡んではこない。

からんでくれた方が簡単だったかも。
泣 い て い る じ ゃ あ り ま せ ん か
ヤツはバス停では僕を始めとするする多くの人に多大な迷惑をかけていて、僕に10万円、他の人に1万円ぐらいは払ってほしいところだが、
運 転 手 さ ん に 泣 き な が ら 謝 っ て い る
財布が見つからないらしい。 面倒だし大した金額でもないんで出してやろうかとも思ったけど、それほど間をおかず(といっても2分ぐらいはかかっているか?)見つかったようだ。

侍魂の中にある ヒットマン事件簿 にはほど遠いが、恐怖と迷惑とコントが混ざった経験としては結構貴重なものだろう。

ichonan at 00:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 極めて個人的なこと 

2010年06月06日

カンブリア宮殿「次のリーダーたちに聞く! 政治は変われるか? 」に出ていた枝野幸男に突っ込んでみる

録画していたカンブリア宮殿を見る。 放送は2010/05/31。 鳩山がやめる前。 タイトルは「次のリーダーたちに聞く! 政治は変われるか? 」である。 ゲストは河野太郎、渡辺喜美、枝野幸男。 ゲストは興味深いのだけど番組の作りが断片的というか細切れだったのは非常に残念だ。 三人とも好きか嫌いかといえば明確に好きな方に入る政治家なのに。 過去のVTRの使いまわし部分が長すぎる。 もったいない。

河野氏と渡辺氏は基本的にはオーソドックスな内容を語る。 その内容は民主党の政策的にはオーソドックスではないけど、このことに関しては枝野氏も同様だ。 渡辺氏は少し煽り気味の言葉選び。 河野氏は淡々と。 枝野氏は慎重に言葉を選んでいる感じ。 とりあえず二つだけ枝野氏に突っ込んでおこう。

枝野さんは基本的に優秀な人だと思うが、法人税について妙なことを言っていた。 税率を下げても効果はあまりないと思うって旨のこと。

そりゃさ、法人税下げたからといって海外の企業が日本に一気に流れ込むなんてことはないわさ。 他に極端に法人税の低い国があるんだから、後追いでダンピングやってもうまみはほとんどない。 この一面に関しては枝野氏の主張は正しい。 でも、他の大きな効果を無視しておられる。

法人税値下げというのは、海外からの投資を呼び込むというよりは、日本企業が海外に逃げるのを防ぐってのが一番の意義なんだ。 ほっとくと海外に逃げると思うよ。 雇用を生み出している主体を冷遇すると当然雇用は減る。 他には安定的な財源になりにくいから頼るべきではないとか、税率を下げたら起業のインセンティブが上がるってのもある。

あと一つ重要なのは、法人税率が低いと優秀な企業とそうでない企業の成長に大きな差が出て企業の新陳代謝が早まるということだ。 法人税率50%としたときのROEが5%の会社と20%の会社を比べると、ものすごく大雑把に言って、前者は年に5%の成長で後者は年に20%の成長の余力というか原資がある。 年間の差は15%。 これが法人税率0%になった場合、前者は年間10%の成長の原資を稼ぎ、後者は年間40%の成長の原資を稼ぐ。年間の差は30%だ。 良いサービスや良い製品を生み出す会社が有利になるんだ。 これが結構大きいと僕は思う。

二点目は小泉批判だけど、枝野氏の評価は5:5で小泉改革は良いところ悪いところイーブン。 でも、その詳細を聞いていると、実質的には褒めてるな。 批判の部分は「大事なところが部分的に抜けている」という旨の、渡辺氏の指摘と同じ方向のものだから。 そんで、その抜けている部分だけど、枝野氏的にはマーケットというか需要側を考慮していないことらしい。 批判になっていない。 枝野氏は多分わかっているんだと思うけど、会社が利益を増やす方法はコストカットだけじゃない。 付加価値を生み出すことによっても利益は出るんだ。 というか、コストカットよりもこっちが主流だろう。 そして、付加価値を生み出す仕組みをつくるというか、付加価値を生み出すことを阻害する仕組みを排除するのが小泉・竹中路線の大きな狙いと結果なんですよ。 やり方が中途半端で詰めが甘いとは僕も思うけど。

ichonan at 02:19|PermalinkComments(0)TrackBack(1) 時事・ニュース | as 資本主義社会の市民

2010年06月05日

菅直人首相誕生決定

菅直人が両院での首班指名を受けて総理大臣になることが決まった。 以下、殴り書きメモ。

鳩山由紀夫と違って頭が悪いなんてことはない。 というか基本的に頭はよい。 だから鳩山のような形の迷走はしない。 どっちかというと左系の政党出身なんだけど、官房長官に内定したと見られる仙石氏と同じく、無責任で幼稚な夢想家ではなく現実を見て理解する力のある人である。 弁が立つことや喧嘩ができる人であることも大きい。 ここまではよい事だらけ。 ここまでだけなら結構期待できる。

以下不安要素。 下手したら民主党が参院の単独過半数を獲得するかもしれない。 そうすると仮免の政党が暫く好き勝手できるので結構危険。 鳩山をこき下ろして方向転換できるだろうか。 だって副総理だったんだし。 大きな方向転換の時には代議士を全員クビにして国民の判断を仰げばよいのだが、そこまでできるだろうか。 彼ならやりうるが、やらない可能性のほうが高そう。 と、いうことは、小沢・鳩山路線に引きずられる部分が残る可能性が高い。 とくに規制強化路線や社会主義路線を踏襲されると国民は困る。 経済政策や規制緩和政策を提案されて理解する頭はある。 だけど、鳩山を大胆に否定してまでするだろうか。 不安だ。

報道によると郵政再国有化法案や派遣労働者失業者化法案には乗り気のようだ。 思いとどまってくれることを期待するが、無理か? 現段階ではわかっていない可能性も結構あるが、ちゃんと説明すれば理解できるだけの頭はあると思う。 誰か説明してやってくれ。

ichonan at 00:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 時事・ニュース | as 民主主義社会の市民

2010年06月03日

木村剛氏が日本振興銀行の会長を辞任した.ブログの更新も止めた.

木村剛氏が日本振興銀行の会長を辞任し,その後の2010年5月31日をもって週刊木村剛の更新も停止した.

単純に経営責任(とくに担当が誰だか知らんがSFCGまわりのヘマ関係)をとったという部分も当然あるだろうが,現在の政権がまともな構造改革論を,それがマクロ経済や市場の調整機能と関係しているほど嫌う体制であることから,裏で色々あったんだろうと勘繰ってしまう. 他の金融機関と比べて日本振興銀行に問題があったと言えるのだろうか. だいたいさ,10ヶ月にも及ぶ異例の長期検査って何やねん.

色々思うが,少なくとも以下の二つは勘繰っちゃう. 民主党や国民新党や竹中が悪い原理主義者に嫌われている木村剛氏が会長だという理由で狙われたのだろうか. 小泉政権時に木村氏が金融庁の膿を出そうとしたから狙われたのだろうか.

そんな事実があったとしても大抵のマスコミは当然報道せんだろうな. 木村氏はマスコミに対してまともな批判も頻繁に行っていたから.

以前にもゴタゴタがあったそうだから,現在の経営陣に対して言いたいことは色々あるんだろう. 程度の差はあれ僕の邪推に似たようなこともあるんだろう. 会社と顧客を守るために耐えている部分もあるんだろう. みんなの党あたりから次の参議院議員選挙に出る準備だったりして.

それにしてもこの銀行,木村剛氏が本格的に退いてしまってやっていけるのだろうか. そのあたりは詳しく知らないけど. あと,今回の行政処分で誰が困るかと言えば,確実に顧客と株主ですな.現在の政権が目指しているものと整合性が取れていて怖い.

ichonan at 00:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 時事・ニュース | as 民主主義社会の市民

2010年06月02日

精神病と高度な知的活動の間で

精神科医と親しかったり精神病患者の相手をしたり、普通の精神病よりずっと厄介な人格障害者(これって病気っていうの?)の相手をしたりする。 統合失調症や鬱病について素人ながら学ぶ。 ヤブ医者レベルの知識は身につく。 医学部の学生のかなりの部分は同じようなことを考えたり自分の精神疾患を疑ったりするらしい。

脳が外部からの刺激を何でもかんでも拾って意識に上げてしまう。 刺激を無視する力が弱くなって意識上で処理できるキャパを超えてしまう。 そして、睡眠や集中による刺激の断絶や発想の中断も困難になる。 情報の整理や意識に上げることの制限ができなくなる。

ただし、内部刺激と外部刺激の区別、知識の修正などは可能であって、この点において大きく異なる。

ものすごく疲れ、ストレス、不安、恐怖を感じる。 妄想(通常の妄想ではなく事実と信じてしまうレベルの妄想)や幻聴は精神疾患以外の場合でもあるらしい。

妄想に関してはテレビでも目にすることができる。 世間の偏執狂や老害や見栄が動機の人間には広く見られることだ。 だけど、それらの大抵のものは、保身へのバイアスが極端だとか、論理や反証能力や抽象的な思考力や知的誠実さの欠如によるものであって、訂正が難しくても疑問を抱かせることはできる。 解くことはできなくても方向をそらすことはできる。 本当の精神疾患だと疑問を抱かせること自体が困難らしい。

過剰な感度も広く見られるけど、まとまった休息やスポーツやアルコールが助けになる程度であって、生活の技術によりどうにかできる。 陰性症状っぽいものであってもまとまった休みにより回復する。

薬によりどうにかなるかどうか。 化学物質の影響による説明。 放置した場合の悪影響。 大切なのはこれらであって、他の部分は極端に思考が柔軟な人や極端に思考が固い人と変わりないのだ。 精神病ではなくても自分の生活や他者に対して大きな害を与える思考の習慣というのも当り前なのだ。

ichonan at 00:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0) <個人用>半端な思考実験 

2010年06月01日

ノートPC(日立のPrius)にUbuntu10.04LTSを入れてみた

Ubuntuの10.04LTS(Long Term Support)が出たこともあり、入れてみた。 妻のノートPC(日立のPrius)に。 Ubuntuは8.04の頃から使っている。 使い始めの動機は、なんとなく&Vineの放置プレイがどうしようもない&Debianは結構面倒というもの。 今回入れたのは妻の古いWindowsマシン(Prius)がWindowsのパッチを当てる度に挙動が怪しくなっていって、さらに、各種ドライバがまともに動かなくなってしまったから。 妻は自分がWindowsを使っているのかUbuntuを使っているのかわからないようだ。 我が家のPriusの場合は起動時に無事に無線LANにつながっていたらUbuntuである。

で、入れてみたんだけど、Ubuntuで初めて本格的なトラブルに見舞われた。 モニタを認識しないのである。 調べてみると、ここに結構詳しく載っていた。 素人にゃ無理だな。 僕は素人とは言えないだろうけど面倒なんでとりあえず書いてある通りにやってみたがダメだった。 調べるのが面倒なんでとりあえず書いてあるやり方に近い方法は無視。

そんで次はここをやってみる。 説明によるとブラックアウトまで生じうるらしいんだけどLANから救出する準備とかもせずにとりあえず試す。
echo options i915 modeset=1 | sudo tee /etc/modprobe.d/i915-kms.conf
sudo update-initramfs -u
少々のトラブルなら元に戻せるし最悪再インストールでよいと思ったので安易にsudoコマンドなどを実行。 結果、解決。

今週は気が向いたら仕事用のマシンの一台を10.04にアップしてみよう。 LaTeX周りが怪しいという噂は聞くけどどうにかなるだろう。 いざとなればTeXのコンパイルから始めればいいことだ。

ichonan at 01:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 極めて個人的なこと