辞書

2011年01月20日

保守、保守的

保守的。保守的な○○。保守。
  1. 伝統を重んじる行為や思想。そうする人。 その思想や行為に対する肯定や否定とは無関係に使われる。
  2. 安全策を好む様子。 「保守的だ」とは言うが、「あの人は保守だ」とは言わない。
  3. 危険性や損害の見積りが難しい行為・変化や、危険性や損害の大きさに多くの人が気付いていない行為・変化に対して、警鐘を鳴らし、安全策を提案し、その変化を抑制しようとする様子、行為、思想、そうする人。 軽蔑の意味では使われることは稀であり、相手の見識を認める文脈で使われることが多い。
  4. 物事や変化を、新しい、学習したくない、信じている・盲信している経典の内容と異なるなどの理由により、拒否したり攻撃したりする様子や行為。 「あの人は保守的だ」という使い方はするが、「あの人は保守だ」とは言わない。 主に軽蔑の感情の表現として使われる。
  5. 攻撃によってではなく、主に関心の喪失によって消滅しそうだったり忘れられそうだったりするもののが消え失せないように、努力する様子。 そのための行動や思想。 その行動をとること。 「保守する」とは言うが、「保守的だ」「あの人は保守だ」とは言わない。 これは稀な表現である。


ichonan at 00:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年01月17日

美人すぎる○○

美人すぎる○○

「美人すぎる市議」 「美人すぎる海女」 「美人すぎる小説家」 「美人すぎるスパイ」 など。 ○○には、通例では、美人という印象と無縁な職業や肩書きが入る。 そのため、「美人すぎる女優」「美人すぎるアイドル」 などとは言わない。 また、対象となる人が多い場合には使わない。 例えば、「美人すぎるOL」「美人すぎる高校生」「美人すぎる教師」などとは通常は言わない。
  1. 世間一般的な美的感覚に照らし合わせて際立った美人である場合。 本来の用例。 「美人すぎる市議」 など。
  2. 世間一般的な美的感覚に照らし合わせると確かに美人であるものの、肩書きのイメージとリンクさせずに表現するときには「すぎる」をつけないもの。 「美人すぎる海女」 「美人すぎる小説家」 など。
  3. ブスか美人かと言えば美人だけど、別に特筆すべきほどではないもの。 注目を集めるために強調した表現。 「美人すぎるスパイ」 など。
  4. 珍しい肩書きの女性。 マスメディアやネットメディアによる誤用。 「美人すぎる国会議員」「美人すぎる医者」「美人すぎる大学教授」など、用例多数。


ichonan at 00:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年12月07日

期待, expectation

expectationやexpectedが「期待」と直訳されている. expectationを「推測」や「推定」と置き換えるのは大抵は問題ないが, 「願望」や「希望」と置き換えると元の意味と違ってしまう. 日本語でいう「期待」というのは「願望」や「希望」に近い意味なので,expectationの翻訳として「期待」を使うのは色々とconfusingだろう. たぶん,expectationを「推定」や「予想」に近くて主観性を排除した表現にできればよいのだろうけど,手頃なものを思いつかない. 「推測平均」とかはまだマシだろうけど市民権を得ていない.

ichonan at 00:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年06月21日

権力の影響と人の器の大きさ

権力というのは他人に影響を及ぼす力. 他人に強制する力. とくに制度の上で成立しているもの. とくに守る力ではなく攻撃する力.

その危なさの本質は,金銭や怠慢を得るという自分の利益のために,他人を害することができることにある. 自分が10円得するために100人に100円の損をさせることができることにある. こういう意味において,通常は権力者とよばれていなくても,規模は小さいながらも権力の暴走と同類の効果を世に及ぼしている人は多い.

株主や顧客や従業員を犠牲にする経営者. 部下を犠牲にする上司. 生徒を犠牲にする教師. 子供を犠牲にする親.

器の大きな人というのは,規模が小さくてもここで述べたような権力の暴走をやらない人. ただし,「他者」の範囲をどの程度に定義するかは曖昧なまま. こう定義すると,「器の大きさ」という言葉のイメージによく合致する.

ichonan at 09:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年03月23日

selection,選択,淘汰

selection=選択。

natural selectionは素直に訳すと自然選択。 でも、自然淘汰と翻訳されることも多い。 いわゆる適者生存が行われること。 こちらはどちらの訳でも意味が通じる。 どちらも違和感はない。

ミクロ経済学とかで出てくるadverse selectionは逆選択とも逆淘汰とも訳される。 僕の感覚では逆淘汰の方がしっくりくるが、どちらも概念を端的に表した言葉のような気がしない。 「不適者生存」とでも言った方がしっくりくるし、言葉が表す概念をイメージしやすいと思う。

ichonan at 06:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)