
画像は別窓で開いとくとわかりやすいかと思います。
たまに(実際のキーの)などと言ってますが
基本的には、SやRなどこの配列上でのキーとして説明してます。
ご注意下さい。
●前置き
配列そのものは割と普通。Km式や和ならべタイプの母音で、子音側の配列がちょっと違うかなという感じ。
母音を筆頭にいくらでも改善の余地あり。
むしろ進化させて下さい。それ使います。
苦心すること数週間、一番実現させたかったのが下記のシステム。
ローマ字打ちなどの交互打鍵
下駄などの同時打鍵
月や花などのプリフィクスシフト
飛鳥などの連続シフト
多少再現できてないところもありますが、基本的にはすべての打ち方で入力することができます。
今回の配列は配列そのものより入力方式がメインですw
●各入力方式毎の主な特徴 <主にSを取って説明しますがRやMなど左手の子音すべてに当てはまります>
・交互打鍵
S押して離す→ア行押して離す = さ
S押して離す→エ行押して離す = せ
・同時打鍵
詳しいことは設定ファイル読んでもらうしかないんですが
仕組み上だいたい同時に押してくれればS→ア行もア行→Sも同じ文字<さ>が出ます。
・プリフィクスシフト
交互打鍵と同じようなもんですが子音→子音での入力が可能に。
イメージは月配列などの中指シフトが左手すべてにある感じ
(Sを例に取るならS→Tで<しょう>、S→Kで<しゅう>。詳しくは下記にて。)
・連続シフト
迷った末自分の場合は半分搭載。簡単に言うと母音側のみ連続シフト可。
さくら配列などで搭載されている押しっぱなしというやつ。
半分搭載というのは子音は一文字目のみ連続シフト可能なので。
連続シフト=押しっぱなしという解釈ということで…矛盾してるけど勘弁して下さい。
ロールオーバー対策も兼ねてます。
(設定を書き換えれば子音側も完全搭載可能。代わりに交互系の入力方式のメリットをいくつか失うことになる。
両立させようとがんばってはいるが現状なかなか出来ないのでとりあえずこれで。だれかやってくれ。)
ア行押しっぱなしでS→K→N→Dの順で押す = さかなだ
ウ行押しっぱなしでY→R→G→Mの順で押す = ゆるぐむ
S押しっぱなし→イ行 = し
S押しっぱなし→イ行押しっぱなし→S離す→T押す = し ち
S押しっぱなし→イ行押しっぱなし = し <一個だけ>
イ行押しっぱなし→S押しっぱなし = ししししし…<しリピート>
<あいうえお>だけ特殊で
ア行→★(セミコロン) = あ
ウ行→★(セミコロン) = う
★(セミコロン)→エ行 = 何もなし。拡張入力にて説明。
という感じでちょっとめんどくなってます。改良の余地有り。
メインはざっとこんな感じ。
上にもちらっと書いてはいますが全方式完全再現は今のとこ自分では出来てません。
色々やっては見た物の、あちらを立てればこちらが…状態。
試行錯誤ののち、自分の中ではこれに落ち着きました。
どっか削ってもよかったんですが普及してくれればいいなというのも正直あるのでw、
中途半端ですが出来る限り各配列の特徴が多くなるように載せてみました。
●拡張入力
・二重母音(連母音)拡張
ア行とイ行押しながら→S = さ い
ア行とイ行押しながら→N = な い
ウ行とオ行押しながら→M = も う
ウ行とオ行押しながら→R = ろ う
組み合わせ一覧
ア→イ、ウ→イ、エ→イ、オ→イ、オ→ウ
二重母音の場合は押す順番は関係なし、すべてこの方向・順番での母音となります。
連打可。
ア行イ行押しっぱ→HSHSHS = ハイサイハイサイハイサイ
超高速ではまだ入力できてないんだけど適当に連打した限りは取りこぼしなども特になし。
結構耐えれる。
個人的には個別最オススメポイント。
かなり直感的に二重母音が打てるのではないかと。
・撥音拡張
上でも説明しましたが
あいうえおだけ特殊でして○行→★で入力されるようになっています。
その不都合の代わりに搭載されたのがこの撥音拡張。
★→ア行 = この状態では何もなし。ここから子音を押して発展。
★→イ行→K = き ん
★→ウ行→P = ぽ ん
★→エ行→Z = ぜ ん
★→オ行→R = ろ ん
連続シフト形式なので★と○行は押し続けている状態で子音を打つ形になります。
ただ、あんいんうんえんおんが打てないという糞仕様。
2010/02/19 : 追記
公開に当たって実際のキーのBに仮搭載。
伴ってテンキー削除。
というか<あいうえお>系列が全体的に糞仕様。
単打で打てればよかったんだけどそれだと色々捨てすぎなのでこういう結果に。
ちなみに<ん>単体も糞仕様。
あとでまた説明すると思うけどセミコロン(★)押しながらNです。
N2回入力も暫定的に導入中。ローマ字入力なめんな。
なんとかしたい。めんどくさめのプリフィクス付ければ行けそうだけど
ちょっともう頭がしんどいのでとりあえずこれで放置で。すいません。
そのうち何とかする予定。それかだれかやってくれ。
・拗音拡張
ア行ウ行同時押し : y o
ア行エ行同時押し : y u
ア行オ行同時押し : y a
ア行ウ行押しながらG = ぎ ょ
ア行エ行押しながらS = し ゅ
ア行オ行押しながらM = み ゃ
ここは特に問題なしかと。
慣れれば打ちやすい。
・つちくき拡張
M式やKm式に搭載されている拡張。
○つ、○ち、○く、○き
の入力が二重母音拡張や撥音拡張の要領で出来ます。
わかりにくいですが上の画像でいう
左側のつちくき、が<いうえお>用、右側のつちくきが<あ>用です。
だいたい想像できると思いますが
ア行押しながらく(コロンのキーの位置)押し続ける→H = は く
ウ行押しながらく(Nキーの位置)押し続ける→K = く く
イ行押しながらき→T = た き
エ行押しながらち→S = せ ち
オ行押しながらつ→M = も つ
個人的オススメ第3位。
打ちにくいけど。
撥音拡張と同じ制約有り。
母音→<つ・ち・く・き>という順番に押さないと反応なし。
これもあとでちょっと書くと思いますが逆は設定ファイルに何も書いてないので
自分で書けば<つ・ち・く・き>→母音という順番でも可能になります。
・★拡張
(★は押しっぱなしです)
★→左き = を
★→左ち = ~
★→左つ = ー
★→左く = ん
★→B = ゃ
★→W = ゅ
★→◇ = ょ
★→N = っ
★→M = 、
★→右ち =。
ここも適当感が漂う…
RNMより左側は記号をと思ったけど非常に打ちやすいのでもったいない。
あいうえお入れるのも有りかなとは思う。
・◇、◆拡張
◇は今のところテンキーを載せてます。
実際のキーのBを押してるときに
実際のキーの
|U|I|O|→ |7|8|9|
|J|K|L|→ |4|5|6|
|M|、|。|→ |1|2|3|
|N| |0|
2010/02/19 : 追記
公開に当たって
ann、inn、unn、enn、onn搭載のため削除。
◆は定型文を載せる予定だったんですが
もう疲れたのでとりあえず何もせず。
自分は◆押しながらQWEに使っているアドレス3つを登録してます。
定型文でも記号でもお好きな方法で使ってあげて下さい。
・子音拡張
最初のプリフィクスシフトの項目でちょこっと触れてますが
そのキーと同じ段の(おそらく)もっとも打ちやすいキー1個目が<○ょう>、2個目が<○ゅう>です。
Tの場合はK、Nの順で<ちょう>、<ちゅう>が出ます。
Hの場合はR、Yの順で<ひょう>、<ひゅう>が出ます。
Kの場合はN、Tの順で<きょう>、<きゅう>が出ます。
個人的オススメ第2位。超気持ちいい。
この他に
K→R = から
K→G = こと
T→Y = った
T→D = って などの頻出単語がいくつか入ってます。
N→R =ナウシカ
P→W =ポニョ
S→B =シータ など適当に設定して下さい。
一つの子音につき最低15個ほどは確保できてるかと思われます。
・特殊拡張
ア行ウ行オ行同時押ししている状態で
実際のキーの
|W|E|R| → |PgDn| Up |PgUp |
|S|D|F| → |Left|Down|Right|
ア行イ行オ行同時押ししている状態で
実際のキーの
|S|D|F| → |Del|Enter|BS| に代わります。
個人的に別のキーカスタマイズをしてるので適当にしか載っけていません。
同じく必要であればご自分で設定してもらえればなと思います。
●欠点
・とにもかくにも「窓使いの憂鬱」がないとはじまらない。
他のこの手のソフトはほとんど使ったことがないので設定方法がまったくわかりません。
DvorakJというソフトも、大変お世話になりましたがおそらくこれは実装できないと思います。
DvorakJ作者様のページによりますと、3キー同時押しや3ストロークでの入力を今後の予定の所に書かれているので
対応できるようになる可能性も十分あります。DvorakJは設定ファイルを書くのが非常に簡単なのでぜひとも使いたいところです。
・キーボードを結構選ぶ。
これも結構でかいかもしれないです…
このページに来てるような人ならお気づきかと思いますが、画像ファイル含め104キーボード仕様です。
普段は109の日本語配列使ってたんですが母音3つどころか2つ押し→子音ですら反応しないキーがあったので
押し入れでしばらく眠っていたちょっとお高めのキーボードに登場していただきました。
エ行オ行→子音という拡張がないのはそのためです。
始めてNキーロールオーバー対応キーボードが欲しいと思いました。いままで自分には必要ないと思ってたのに…
http://voice-net.org/6tensupport/down.htm
こちらのKeyCheckというソフトでどのぐらい同時押しに対応しているか調べることが出来ます。
同じ3つのキーでも
ア行とイ行と子音なら行けるけど、ウ行とエ行と子音だとダメ、とか
ア行とイ行押しながらSならできたけど、ア行とイ行押しながらRだとダメ、
ってことがあるので、この配列をしようするにあたって余裕があれば調べておくのをオススメいたします。
・外来語系はいっさい載っけてません。
そのうち載せるかも知れませんが今のとこ個人的にほとんど使わないし出たら出たで一つずつで打てばいいやと思っているので。
・設定ファイルが完全じゃないのでたまに変な挙動に走る。
これは煮詰めていけば消えるとは思っているんですが公開に当たり一応書いておこうと思います。
つくちき拡張が出ないとか、ア行が押しっぱなしの状態になってるとか、たまーになるのでご注意下さいませ。
おそらくロックキーを大量に使ってるせいでその状況が起こるんですが、バックスペースとデリートキーに
ロックオール解除の役割を持たせているので、なんかおかしいと思ったらどちらかを押して下さい。多分直ります。
他にも忘れてるのとかミスとか結構あると思うのである程度は目をつぶって下さいw
●最後に(感想なんで読まなくても全然おk)
これで一通り説明し終わったかなぁ…
全体的に説明なんだか感想なんだか、ごっちゃになっててわかりにくくてすいません。
画像ももうちょっとあった方がよかったかな…
とりあえず、子音すべてに拡張を載せたとしても、<つちくき×2>や◆、実際のキーのPや括弧、はてなのところなど
まだまだだいぶ拡張できるスペースがあると思うので、ぜひぜひ進化させて下さい。
多分この記事の説明じゃわかりにくいでしょうからw、
分かんないとこあればどんどん質問してもらえればと思います。
本来の意味での”配列”という物に関しては自分は完全にひよっこなので、確実に他の方のがよい物が作れることでしょう。
その面では踏み台にすらなれなさそうなので、自分なりの配列へのアプローチとしてこういう小細工に頼ってみましたw
結果的に自分の描いた理想の入力方式にだいぶ近い物が出来たんじゃないかと思います。
AZICやチーズタイピングなどのQwertyを基本にした拡張配列なんかにも適用出来るはずなので、
というかおそらくあらゆる配列にちょっとは取り入れることが出来るはずなので、
とりあえずこの配列を煮詰めていくと同時に、まずはQwertyローマ字完全互換配列を目指しつつ、
再度配列そのもののお勉強も深めていこうと思ってます。
最後に、これを作るに当たってネットで公開されていてる配列は全部見たんじゃないかというぐらい
かなりの数の配列を参考にさせていただきました。
自分のに思いっきり使ってるのもありますし、取り入れられなかったのももちろんありますが、
それぞれどうしてそういう配列になったのかなどの理念みたいなものは非常に勉強になり、何度も読み込ませてもらいました。
当然自分一人じゃ何も作れなかったことでしょう。
配列を作ったことがある、という方、自分と思って構いませんw
文章上で申し訳ありませんが、ここで深くお礼を申し上げます。
プラスして、こんなページみるかわかんないんですが、窓使いの憂鬱の作者様、素晴らしいソフトありがとうございました。
このソフトなくしては片鱗すら見せなかったでしょう。同じくお礼申し上げます。
見直してみればえらい長くなってますが、ここまで見ていただきありがとうございました。
よかったら感想やアドバイスなどもらえるとうれしいです。
せっかくこのためにわざわざブログ作ったので、w
ぼちぼち自分なりに更新していこうと思います。
他のことも書くと思いますが、キーボードや配列関係も書いていくつもりなので、
よかったらたまに思い出したように見てもらえると本望ですw
そもそも続けられるかわかりませんが。
ひさびさにながーい文章書いて非常に疲れたのでとりあえずこの辺で。
追伸。
本文でさんざん公開するとか言ってるんですが窓使いのファイルをブログにあげるやり方がわかりません…誰か助けてー
ホームページは持ってないし…ブログってファイルスペース的なのないのかな?
差し当たってどっかのアップローダーに置いとこうかとも思いましたが場合によってはすぐ消えそうだしな…
近日中には方法探して公開します。
なんかいい案がある人は教えて下さい。