という記事が目にとまりました。
従業員エンゲージメントとは、
※個人と組織の成長の方向性が連動していて、互いに貢献し合える関係がある従業員数の割合のこと。
これは、社員が会社に貢献し、会社が社員に還元する関係
社員と会社の信頼関係
社員と会社が一緒に会社を良くする関係
とも言えます。
記事には、
「ギャラップ社の2021年の調査によると、
従業員エンゲージメント
(個人と組織の成長の方向性が連動していて、互いに貢献し合える関係がある従業員数の割合)の
世界平均は20%ですが、
日本はわずか5%でした。
米国/カナダが34%、中国が17%、韓国が12%で、日本の低さは突出しています。」
とありました。
5%と世界最低基準と数字に出てきますと、たいへんインパクトがありますが、
数字に表れる前から現場レベルで感じ取れるもので、やはりという感じがします。
私共、ジムカの受講生の一例ですが、
「職場環境を働きやすい環境に変えたい」
との思いが強い方がありましたが、
会社は、「人の代わりは補充すれば良い」との考え。
環境を変えよう
社員を育てよう
離職率を減らそう
などとの考えは毛頭ない。
そこから、
諦めてはダメ!
と職場環境を働きやすい環境に変える
チャレンジをスタートしました。
レッスンは、管理職研修のように、実際の現場に合わせ行いました。
個人を最大限に生かすことから始め、
人を動かすことに着手し、
まずは、小さな単位で結果を出すことにチャレンジしました。
その間、上司とのコーチングコミュニケーション、部下や周囲とのコーチングコミュニケーションを実践的に学び、実施していきました。
提案プランが採用され、
結果的に、
離職率は過去最低になり、
社員・スタッフの定着により、
会社の生産性は向上、次々と目標をクリアしていきました。
会社の利益に繋がったというわけです。
この成功事例、
〔社員・スタッフ〕と会社の双方に大きなメリットをもたらすことになりましたが、
この受講生さんの受講料は、
受講生さんの個人持ちであるということ。
会社の損失回避はざっと数億円、さらにこれから生産性が上積みされますと、数十億規模になります。
これが、現在の従業員エンゲージメントのバランスの悪さを表しています。
これが、
会社が、社員研修を通じて、社員個人のスキルアップと成長のため、そしてそれが職場環境をよくするため(会社の利益に繋がるため)の投資として行うことで、
従業員と会社のエンゲージメントのバランスがよくなります。
今回たまたまジムカの受講生さんは、
「人が辞めないで働きやすい環境になるのなら」
つまり、会社のためになるのなら、個人で払っても問題ありません。
そのような方でしたので、実現が可能でした。
本来これは、
会社が投資として行うべきことです。
日本の企業が、
人材育成、人材教育にもっと投資し、
(もちろん的を得た投資先に投資することが必須です。)
従業員エンゲージメントの割合を高めてほしいものです。
それは、会社の成長を意味します。
