井田板(イダイタ) ブログ

漫画家・井田ヒロトの近況&お知らせ等 メールは以下まで h.ida072025@gmail.com

自分の好きな何か

バスケだったり
戦国武将だったり
グルメだったり
グンマだったり
プロレスだったり
登山だったり

それを漫画に描いて
しかもそれでお金を稼いで
それだけで糊口を凌いでいきたいという野望。

ただ真正面からその「好きなこと」とやらを描いていたら、まあ打ち切り
というか最初から商業ベースでは大体連載取れない。
私的webでやるなら、逆に商業よりもPV(閲覧数)稼ぎはシビア。しかもマネタイズへの道が遠い。

でも本当にそれで生きていけたら、人類史上これほど幸福なことはなかなかないと思う。
1933年のアドルフ・ヒトラーの耳元で、誰かが「お前がもしお前の好きなテーマで漫画を描いたら、世界がドッカンドッカンやで」と囁く何者かがいたら、第二次大戦は起こってなかったと思う。アメリカも参戦する理由が無くなるし、ハルノートも突きつけられない。日本は大正文化と失われたはずの300万人と共に先へ進んだだろう。

まあそれはどうでもよくて。


漫画の構成やキャラやストーリーや「漫画を描くこと」に対する純粋な欲望や自己実現や金よりも、
まず先に「”自分の好きなテーマ”のプロパガンダをしたい」という願望があるのなら
それを出来るだけ殺さずに、しかも自分以外の出来るだけ大勢に喜ばれる漫画にするならば、
どうすればいいのか


世の中の既存漫画を見ると、「戦略的にその1テーマを選択して漫画を描いている」場合と
「どう考えても作者が病気」な場合が見受けられる。

「戦略的にその1テーマを(ry」漫画。
最初から「売れること」を第一義に置いて作っている感のする、言ってみれば「バランスのいい」漫画。
往々にして作者が最初からそのテーマが好きなわけではなく(連載中に本当にテーマに嵌っていく場合も多々)、ある意味作品世界を冷静に作ることが出来ている。普通に考えてこちらの方が勝率が高いと思う。

「どう考えても作者が病気」漫画。
「このテーマをプロパガンダしたい」気持ちだけが先走って、個人的には非常に好感と共感を持つのだが、作者が作品世界を冷静に見ることが出来ず、戦略的に失敗する率が高い。同じ病気に羅感している人にだけ熱狂的に迎えられる(かもしれない)。

「作者が病気」パターンの時に、共同制作者であるところの担当編集者が「そのテーマに特に関心を持っていない層代表」として戦略を立ててくれるのが商業漫画の理想だが、
担当編集者がそのテーマに「本ッッッ当に興味も知識も1ミリも」無く、「世の大多数も自分と同じくこのテーマに興味が無い」と思う場合、まず連載が始まらない。

実際今ありがたくも連載にこぎつけている「グンマの」漫画も、他のいくつかの編集部に企画は持ち込んだが1ミリも興味を示されなかった。救いあげてくれた新潮社においても、味方は当初担当編集者である折田さん一人きりだったと思う。


こういう、「とにかくプロパガンダしたいんだ!」な漫画を描く時の効果的な方法論というのが上手くまとめられた、それに特化した技術本が欲しいもの。
それに特化した勉強会がしたいものだ。

暖かくて丁度いい日和。
ベランダに出したウサギが、スフィンクスのように日溜まりで動かない。
こんな感じの老後を過ごしたい。
そのためにはねえ…老後資産数千万いるんだろうねえ…。

ヒーロー5人戦隊が、巨大な悪の組織と戦うマンガ。
世界はほとんどその悪の組織に掌握されていて劣勢。
人々は悪の組織に洗脳されて、その片棒を担いでいることに気付かないでいる。

命がけで戦っても金にはならないが、「巨大な敵と戦っている俺たちかっこいい!」
というカタルシスが彼らの原動力。ちなみに全員バイトか無職か劇団員。
本気で活動資金が無くなった時は、色んな名目で「○○フォーラム」「○○を考える市民の会」といった組織を作る。
すると関係利権団体がまとまった金をくれる。

5人を統率する隊長は半世紀ほど前の楽しかった思い出を今も大切に胸に抱いている。
結構身体が弱いので長距離の移動はしんどい。


5人は平和と平等を愛する正義の戦士。
「おろかな人間どもを俺らが指導し正しい道へ導かなければ」という使命感を持っている正義の味方。


この世を牛耳る悪の組織をつぶせば、この世は平和で平等な理想の世界になる。
とにかく悪の組織をつぶすのが大事。
悪の組織をつぶした後、新しい世の中をどう作るかは、今考えることではない。
僕らが生きづらいのは巨大な悪の組織のせい。
この世に金持ちやリア充が跋扈しているのは巨大な悪の組織のせい。
だからとにかくそれをつぶさなければならない。

そのために彼らは今日も闘う!
こちらを個別攻撃はしてこない巨大な悪の組織と!


戦隊の紅一点は、CV小山 茉美さんを希望。











2月9日から、セーブオンと「お前はまだグンマを知らない」コラボが始まりました。

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ポスターや、店内の商品ポップ、販促漫画(店内で無料配布されています)が展開中です。
セーブオンは群馬と新潟を中心に全国600数十店展開しているコンビニチェーンなので、
お近くにありましたらぜひ見ていただけると嬉しいです。

↓セーブオン公式ページ。
ページ内のリンク先で、ここ限定公開の漫画を読むことが出来ます。
企業PR漫画という物を描いたことが無かったので、セーブオンをdisるような内容になっていますが
セーブオンはこれにOKをくれる懐の深い企業でした。
http://www.saveon.co.jp/campaign/campaign.html

恐ろしい事に、これ栃木のセーブオンでも展開されているようです。すごいな…

創業54年になる群馬県利根郡みなかみ町の老舗企業「丸久物産」から、こんなクッキーが出ました。
http://www.marukyu-ishop.com/
お前はまだグンマを知らないプリントクッキー

クッキー一枚一枚にグンマネタが刻印されている心意気の一品です。
開発の際に、刻印するグンマネタの候補一覧が送られてきたのですが、その内容を見るとバブル世代から団塊ジュニアの働き盛りの男たちが頭を突き合わせてこのクッキーの企画を進めている様が浮かんで、なんというか妙なプロジェクトXというか…胸が熱くなるような土下座したいような気分に襲われました。

既に一箱我が家で完食させていただきましたが、クッキー単体としてもおいしかったです。


※当初のグンマネタ候補はその後やり取りして変わっていったので、実際の商品に刻印されているネタはかなり違うものになっています

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