10日の日記を読んで、ある読者の方が書いてくださったメールが今転送されてきました。
文章引用するのもなんなので、自分の基本的なスタンスを少しだけ語らせていただきたいと思います


自分は、漫画というものは基本的に原稿に載っている情報が全てではなく、それを読者一人ひとりが自分の想像力で補完して初めて完成品として成り立つものだと思っているところがあります。
絵描きとしてのこちらは、あくまでも原稿という素材のみを提供しているに過ぎないと思っているので、送り出して版下にした後の原稿用紙についてはあまり価値を置いていないのかもしれません。しかしそれは、その作品をないがしろにしているのとイコールではないのです。
その漫画の作品世界は、読者の数だけ存在すると思っているし、もちろん書き手であると同時に読者でもある井田の中にも存在するのです。
キャラクターたちも、原稿用紙上にいるのではなく、世界のどこかに存在するものとして自分の中では認識されているように思います。

それとは別に、自分が描いた原稿用紙単独で見ると、アシスタントさんが描いてくれたところ以外のほぼ全てにおいて何らかの失敗点が目に付いてしまうので、あまりそんなに何回も見返したい物体ではなく、むしろ「今からでも出来ることなら全部描き直してしまいたいが、当時から比べてそんなに画力が上がっているわけでもないからやったところで多分無意味」と絶望を新たにするシロモノであるのです。

前の日記で、原稿をないがしろにしているようなことを描いて、製作者の一人なのに作品をないがしろにしているのかと思われた方もいらっしゃったかもしれませんが、上記のような感覚でいるゆえですので、これからも作品自体はその時々での最高のものを目指したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。






それにしても、MADやOP映像を観てまた良さを再認識している最中なのですが、ガンスリ第一期いいなあ。トリエラ可愛い。