2009年05月12日

・間違いだらけの色の認識

こだわる前に知る事が大事

a009色にこだわりたい方は多いかもしれません。こだわる事は決して悪い事ではありません。しかし、こだわる前に色の事をよく知っておく必要があります。色にはインクを混ぜて刷る色と光の混色による色があります。前者は一般的に印刷用語でCMYKと呼ばれ、後者はRGBと言います。光の発色の方が色域が広く、多くの色を表現出来ます。診察券は印刷して作る為、CMYKで表現します。



まずは技術的な問題として

1.一般的に診察券のような印刷物の場合、4色の色で網点を使って色を作ります(プロセス4色とも言います)。特色と呼ばれる色を使うと、印刷代が大きくアップしますので、特殊で高価な印刷物でもない限り、あまり使用しません。(出来ないのではなく費用を無視すれば可能です)プロセス4色の場合は、表現の範囲が限られます。

 

2.使用する紙や素材により、色の印象が変わります。同じ色でもマット系ではにぶい色合い(高級感がある)になり、ラミネート加工などを施したものだと、光沢感があります。素材は多種多様にあるため、そのひとつひとつで印象が違う事になります。

 

3.印刷では色は数値で表しますが、見る人は見た目で判断します。希望の色も目で見たモニターの色や、印刷でも特色と呼ばれる特殊なインクを使った印刷物の色を求める事で誤解が生まれます。印刷の色は数値で表します。この数値を使って指定します。

 

誤解に基づく問題として

同じ色が再現出来ると考えている方がいるかもしれませんが、結論から言えば同じ色は再現出来ません。まずは出来ない事を前提として話しをすすめる事が大事です。色の指定を曖昧な表現で指定する事から、希望の色と受取側の色の認識が変わります。大きさの場合、誰もが知ってるタバコのような箱と比較すれば、大きさの認識が可能ですが、色については比較の対象が困難な為、おおよその色は把握出来てもシビアな色に関しては希望通りに出来ない事態が発生する事になります。

 

a009bモニターで見ると、例えば量販店でテレビを見た場合、同じ番組をながしているにもかかわらず、テレビのモニタで色が全部違う場面に遭遇すると思います。モニタによって特性があり、それぞれに表現が変化します。パソコンのモニターでも同じ事がおきます。つまりは同じ赤色を見ていても微妙に違う色で表現される事態が発生する訳です。互いに違う色を見ながら色について語る事になります。ここに誤解が生じる一因があります。平たく言えば、(色)をCMYK(数字)に翻訳し、お見せする為にJPG(画像)に翻訳し、それをお客様のモニターに(RGB)翻訳している事になります。 

 



ideafactory at 18:15|Permalink診察券情報整理