2012年01月28日

睦月の決意

1a12ee1f.jpg先日、雨に濡れたスタジオの入り口で機材を抱えたまま激しく転倒し、両手を負傷してしまいました。不幸中の幸い、大事には至らなかったのですが、中指の爪が内出血で真っ黒に…。ただ、痛々しい見た目ほど大した事はないので、もし街で見かけた方はお洒落なマニキュアだと思ってくださいね。年の始めに、若き受験生達にとって縁起の悪い部分を、すべて僕が勝手に引き受けたつもりでいます(※参照)。みんな、頑張って!!

※縁起とは…仏教の根幹をなす思想の一つで、世界の一切は直接にも間接にも何らかのかたちでそれぞれ関わり合って生滅変化しているという考え方を指す。ある結果が生じる時には、直接の原因だけではなく、直接の原因を生じさせた原因やそれ以外の様々な間接的な原因も含めて、あらゆる存在が互いに関係しあうことで、それら全ての関係性の結果として、ある結果が生じるという考え方である。(仏教徒ではないですが、一応Wikipediaより抜粋)



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2011年12月04日

どうだっていい話

63feb1e2.jpg雨がやんだ。駅までの道のりを、錆びた自転車で急ぐ。途中、トイプードルらしき子犬を13匹ほど連れた女性三人組が横断歩道を横切っている。その無邪気な愛くるしさに見とれていると、突然鼻の穴に小さな虫らしき物体が風に乗って飛び込んできた。その正体は定かではないが、薄暗い鼻の穴の奥地でたった一度の生涯を終える彼らの事を思うと、少し可哀想な気もする。いいや、立派なお方の鼻の穴で往生出来たのならばむしろ光栄ですッ!と天国で胸を張ってもらえるかどうかは、今後の僕の努力にかかっているようだ。

駅に着く。間に合った。颯爽と改札を抜けたつもりが、濡れたタイルの床でツルリッと滑りかけてしまった。は、恥ずかしい…。しかし、僕は知っている。見知らぬ間抜けな男の失態など、誰も気にしてはいないのだ。女子中学生の集団が同じ車両に乗り込んでくる。そのうちの一人がマスクもせずにゴホゴホゲホゲホホンとひどく咳き込んでいる。咳は風邪の治りかけに出るから本人はあまり気にしなくとも、周りの気弱な人達は非常に気にするのです。そこは自意識を持たなきゃいかんよ、娘さん。

用事の合間を縫って、近くのそば屋に入る。壁に貼ってあるポスターはユニークだ。漢字の成り立ちについて…人を信じる者だけが「儲ける」と。なるほど、うまいなぁと感心していると、そばの席で大声で電話しているソバージュヘアの男性が。耳をそばだてると、明らかにお金でもめている電話でした。きっと人を信じなきゃ解決しませんよ、お兄さん。その時ちょうど店内のBGMで流れていた「あなたとなら死ねる〜♪」という強烈な歌詞の演歌に後ろ髪を引かれつつも、時間が無かったのでそば屋をあとにする。

ほたる日和のワンマンライブを見させてもらった。以前、ひょんなことからベースの吉田さんと知り合ったのです。いやはや、非常に素晴らしい歌と空間でした。僕はどちらかと言うと昆虫のような声なので、もしあんな風に高くて伸びやかな美声だったなら…と夢想しながら、帰りに立ち寄った駅ビルのトイレでふと鏡を見た。雨で湿気を含んだ、微妙に中途半端なくせ毛。もうとっくの昔に諦めてはいるものの、どうも気に入らない。でも、僕は知っている。誰も気にしてなんかいないのだ。世の中の99.9999%以上の人にとっては、きっとどうだっていい話なのだ。僕の右もみ上げが前向きにクルリと、左もみ上げが後ろ向きにクルリと緩やかな曲線を描いている事なんて。


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2011年09月13日

無題

あれからちょうど半年の日
実際に津波の被災地を見ました

何度か訪れたあの町は跡形もなく
まるで広い草原のようだった

全てを飲み込んだ水の力
それをなかったかのように
瓦礫や跡地を覆い尽くす雑草の力
自然の力を目の当たりにして

僕達は自然に生きられるのか
そもそも自然の一部でしかないのか

昨日は夕暮れにたたずむ
荘厳な富士山のシルエットが見えた

反対には浮かびたての白い満月
その真ん中にぼんやりと
東京タワーが鈍く光っていました

人工の光もそれはそれで
何となくあたたかくて好きだ
なぜか泣きそうになった

もっとあたたかい人間になって
もっとあたたかい音を鳴らしたい
今はそれだけなんです



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2011年08月19日

月日は百代の過客にして、行きかふ僕達も又旅人なり

cb24c485.jpg夜のスクランブル交差点を渡る
すれ違う人、人、人

人は好きだけれど
人混みは苦手です

でも
その中にはもしかしたら
顔見知りの一人や二人
いるかもしれない

一生関わらない人もいれば
いつか出会う大切な人が
いるかもしれない

そう思うと
眉間にシワを寄せながら
うつむきがちに急ぐのをやめて

胸を張って颯爽と
ささやかな笑顔で
渡ったほうが良いかもしれない

夜のスクランブル交差点を渡る
すれ違う人、人、人

やっぱり今日も
うつむきがちに早足で


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2011年07月14日

真夏の追憶

559eec36.jpg線路は続くよどこまでも
まるで僕らの日々のよう

快速を待ってもいいし
ゆったり各駅停車でもいい

ときには乗り間違えたり
ときには寝過ごしたり

たまたま隣に座った人がいて
たとえ行き着く先が違えども
同じ道を進んでいるその時は
優しさを忘れずにいたいものです



しかし、最近よく電車遅れるなぁ…


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